mireiさんの映画レビュー・感想・評価 - 2ページ目

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暗くなるまで待って(1967年製作の映画)

4.2

「暗くなるまで待って」テレンス・ヤング監督 1967

「シャレード」を好む私としては満点の作品であった。この作品は必ず最後まで観るべきだ、そうする事でタイトルの意味を知る事が出来る。
どうして暗くな
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クワイエットルームにようこそ(2007年製作の映画)

3.8

松尾スズキ監督作品 「クワイエットルームにようこそ」2007

最近私は韓国の精神学的なエッセイを読んでいる、心理的描写が多かったり最近読んだ「死にたいけどトッポキが食べたい」という韓国のベストセラー
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旅猫リポート(2018年製作の映画)

3.5

三木康一郎監督作品「旅猫レポート」2018

私には猫が二匹いるチャトラのハクと黒猫のジジだ。
二人とも保護した猫である、ハクはお転婆でジジは怖がり。
全く性格が違うふたり、でも共に遊び共に毛繕いをす
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ミッドナイト・ランナー(2017年製作の映画)

3.8

キム・ジュファン監督作品 「ミッドナイトランナー」2018

キム・ジュファン監督、私がこれから先、有名になるだろうと確信している監督だ。まだ作品はこの「ミッドナイトランナー」と今年公開の「ディヴィン
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(1948年製作の映画)

4.0


木下惠介監督作品 「女」 1948


「でも愛されてるからって愛せるもんじゃないわ。
ましてや悪い人間なんかどんな事情にしろ徹底的に憎まなきゃ世の中の良いことと悪いことのけじめがつかなくなってしま
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シャレード(1963年製作の映画)

4.2

スタンリー・ドーマン監督作品 「シャレード」1963

ヒッチコック作品を鑑賞中に関連映画として出てきたのがこの作品、シャレード。私の中でオードリーヘップバーンというのは、「ティファニーで朝食」をだっ
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五瓣の椿(1964年製作の映画)

4.3

野村芳太郎監督作品 「五瓣の椿」1964
岩下志麻出演作品、野村芳太郎監督全作品鑑賞目標

今回は野村芳太郎監督による岩下志麻の復讐劇を選択。
彼はよく岩下志麻を起用する、あまり知られた作品ではないが
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その木戸を通って(1993年製作の映画)

3.5

市川崑監督作品 「その木戸を通って」1993
(市川崑監督作品全作品観賞目標 現在21/81)

静かな空間に江戸時代の屋敷が映る。そこに盆栽を丁寧に整える男が現れる、中井貴一。「行きやがれ行きやがれ
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アニー・ホール(1977年製作の映画)

3.9

どれぐらい愛しくても意気投合しても好きだと思っても、
ずっとその人といれば嫌なところが垣間見えるのは当たり前のことだ。
結婚生活だってそう言ったものだ。
私は父と母を見ていて、必ずしもこの二人は百パー
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カイロの紫のバラ(1985年製作の映画)

4.0

映画好きにはたまらない、映画好きなら1度は考えたであろう、願ったであろう、そういった作品だった。私は映画を見ると自分をその世界に投げ込むことがある、自分がその世界に投げ込まれた時、自分は何を言うだろう>>続きを読む

ミッドナイト・イン・パリ(2011年製作の映画)

4.1

2011年にパリで撮影されたスペインが制作したアメリカの映画とかなり色々な国が関わっている映画。

私のこの映画の第一の印象とすれば、ポスターのデザイン性だ。これはゴッホの名作「星月夜」を使用している
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フル・モンティ(1997年製作の映画)

3.5

フルモンティ

監督はピーターカッタネオ 、初めて聞く監督だった。
このフルモンティーは、彼の初めての長編映画だった、ヨーロッパ映画祭で、彼はこの映画で新人監督賞を受賞、彼の他の作品も調べてみたが、特
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愛の渇き(1967年製作の映画)

3.6

愛の渇き

またもや三島由紀夫が原作。
ちょっと気になってしまって鑑賞することにした。五社英雄監督の作品を全て観ていたため、他に女性のエロスを美しく描いてる作品はないんだろうかと思いこの作品を選んだ。
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潮騒(1964年製作の映画)

3.8

潮騒

吉永小百合と浜田光夫この2人のカップリングの映画は全て見たと思っていた。「愛と死を見つめて」が最後だと思っていたら、まさかのまだ観ていない作品があった、それがこの潮騒だ。
潮騒は三島由紀夫の本
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カレンダー・ガールズ(2003年製作の映画)

4.3

カレンダーガールズ

イギリスとアメリカの合作映画、実際にあった話が元となっている。
ヨークシャーの田舎町に住むアニーとクリスは親友だった。
2人はほぼ参加がその田舎町に住んでいる女性の義務のような婦
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ブラッド・ダイヤモンド(2006年製作の映画)

4.2

ブラッド・ダイヤモンド

※ネタバレ後半ありますのでお気をつけください。

内戦が続く西アフリカでの話、反政府武装勢力に村を襲われた漁師のソロモンは家族を逃がすことはできたが自分は捕まってしまう(後に
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スライディング・ドア(1997年製作の映画)

4.0

スライディングドア

「何事も宗教裁判よりかはマシ 」

とある日の出来事、ある女性が会社にに出社したらクビを宣告された、落ち込みながら家に帰ろうと彼女は地下鉄に向かう。そこで不穏な音楽が流れる、なん
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北北西に進路を取れ(1959年製作の映画)

4.1

ヒッチコック 北北西に進路をとれ

キネティック・タイポグラフィーというアニメーション効果(文字を動かしてアニメーションにする効果)を本格的に扱ったのが初めてと言われている作品。この映画のポスターもか
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白い恐怖(1945年製作の映画)

3.8

ヒッチコック 白い恐怖

過ちを招くのは運命ではない、我々自身だーシェイクスピア

近代科学は人の精神の解明をも試みる
これは精神分析の物語である
精神分析とは心の奥に潜む問題を
患者との対話で探し問
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ヒッチコックのゆすり(1929年製作の映画)

3.8

ヒッチコック 恐喝 (ゆすり)

イギリストーキー映画第1作目、公開年は1929年とかなり古い。
おそらく私が見てきた映画で一番古いものかもしれない、古い物にはなるが映像が鮮明で綺麗に残っている、
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(1963年製作の映画)

4.0

ヒッチコック監督 鳥

女優の圧倒的美貌に常に惹かれた。スタイルも着ている服もいい。
ヒッチコックは白人のブロンド女優を必ず起用する、彼なりにそういう美学があったのだろうか。それとも、映画の主役は白人
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サイコ(1960年製作の映画)

3.9



自粛期間中にホラーやスリラーに耐性をつけておこうと思い、ヒッチコックの最後を鑑賞した。友人の家に避難していたため、友人と鑑賞していたのだが私が鑑賞中に後ろから、「ヒッチコックのサイコってカラーだっ
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裏窓(1954年製作の映画)

4.0

ヒッチコック監督 裏窓

ヒッチコック作品を見る度に思うが、普通に映画の内容よりもヒッチコックのシルエットの方がなぜか怖い。いつか夢に出てきそうな気がする。

裏窓
アメリカ映画ベストテンでは42位に
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めまい(1958年製作の映画)

3.9

ヒッチコック監督めまい


幼い頃に ヒッチコックとヒッチハイクがごっちゃになって居たせいで今でもヒッチハイクと検索してしまう事がある。

終わり方が最高に好きだった。
ヒッチコックに溺れてしまっ
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白と黒のナイフ(1985年製作の映画)

3.6

どの広告にも、「ラストがどんでん返し!」
と書いてあったが、特にそう思うことはなかった。
犯人が誰か作中で何度も伏線があったため、
おそらくこの人だろうなぁと思っていたら、
やっぱり。という感想。
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パッセンジャーズ(2008年製作の映画)

4.3

凄い好きな作品。
思いっきり騙された、
でもよく見たらフラグが沢山あるのよね...。
全然気づけなかった。

ずっと何かがおかしいような不穏な空気が
流れる感じ、取り残されないように
主人公の感情の
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ラブ・アクチュアリー(2003年製作の映画)

3.8


2回目の鑑賞

「ラブ・アクチュアリー」

自粛期間中にノッティングヒルの恋人を鑑賞した後にヒューグランドが出演しているこの映画を鑑賞した。
監督はリチャードカーティス「ラブ・アクチュアリー」が監督
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スラムドッグ$ミリオネア(2008年製作の映画)

3.7



「スラムドッグミリオネア」

公開当時、インドだけでなく世界中を話題沸騰にさせた映画。
アカデミー賞英国アカデミー賞ゴールデングローブ賞など多数の賞を受賞。製作国はインドではなくイギリスで監督はダ
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私のオオカミ少年(2012年製作の映画)

3.8

「私のオオカミ少年」

主演がパク ボヨン、彼女は「国民の彼女」と言われるほど韓国では有名で人気の女優だ。彼女とパク ヒョンシク、という俳優(元アイドル)がやっていたドラマ「力強い女、トボンスン」を有
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キツツキと雨(2011年製作の映画)

4.0

「キツツキと雨」

「雨でもきっと晴れるさ」がキャッチコピーのコメディ映画。
ドバイ国際映画祭では、最優秀脚本賞と最優秀編集賞を受賞、さらに俳優の役所広司は、最優秀男優賞を受賞。

女優が出てくる映画
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あん(2015年製作の映画)

4.3

「あん」

「私達も陽の当たる社会で生きたい」

樹木希林といえばこの「あん」という映画にたどり着く、そんな気がする。彼女はもちろん若いうちも女優としての才能があると思うが、年老いてからの方が何だろう
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トラック野郎 突撃一番星(1978年製作の映画)

3.4

「トラック野郎突撃一番星」

「僕は地球の一番星星桃次郎です。」

トラック野郎はまだどのシリーズも見たことがない、だが今回は樹木希林が出ているシリーズとして突撃一番星を見てみようと思った。
雰囲気的
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美しい暦(1963年製作の映画)

4.0

「美しい歴」

「私ね今が一番楽しいの。なんだかどんどん楽しくなくなっちゃう気がして。若いが一番いいのよ」

その言葉を聞いた時、胸がキュンと痛くなった。図星だと思う。今が一番楽しいのだと思う。生きて
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続・拝啓天皇陛下様(1964年製作の映画)

3.9

「続 拝啓天皇陛下様」

「兵隊さんは可哀そうだねーまた寝て泣くのかよー」

前回「拝啓天皇陛下様」では最後に主人公の山田正助がトラックに轢かれて亡くなるという場面で終わってしまった。
何かの手伝いだ
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拝啓天皇陛下様(1963年製作の映画)

3.9

「拝啓天皇陛下様」

この映画は芝居を見るというより日本の時代、つまり戦争時代の勉強のために見るようなものだ。漢字もろくに読めない男が兵隊に入り、そして長い間戦友たちと共に暮らしていく、この日々を映画
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命みじかし、恋せよ乙女(2019年製作の映画)

2.8

「命みじかし、恋せよ乙女」

ドイツの映画で監督はドーリス デリエ、映画作品や文学作品として多数受賞している。普段なら全く見ることのない作品だが、樹木希林の遺作だと知ったため観賞する事にした、この作品
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