星屑暴威さんの映画レビュー・感想・評価 - 10ページ目

星屑暴威

星屑暴威

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ドント・ルック・アップ(2021年製作の映画)

3.6

情報過多の今ならではのシニカルな映画。溢れる情報に右往左往、自分に都合のいい情報を妄信して、過剰反応したりそんな人を嘲笑したり、真剣に取り合わなかったり、権力者は私利私欲を優先したり、考えを異にする人>>続きを読む

メカニック ワールドミッション(2016年製作の映画)

3.3

安定のジェイソン・ステイサム。こういうのを演らせるとさすがというか、こういうのばっかりだけど(笑)。ストーリーは変わり映えしないけど、キャストは何げに豪華。ジェシカ・アルバは久しぶりに見た。さすがに齢>>続きを読む

ゴジラvsコング(2021年製作の映画)

3.5

物理的にあり得ないツッコミどころは満載だし(船上での戦いとか)、あまりにも突飛だし、色々詰め込みすぎなきらいはあるけど単純に楽しめる。映像が全編凄いし、重低音もアトモス音声も上から後ろから響きまくりで>>続きを読む

ラスト・ワルツ(1978年製作の映画)

4.4

ザ・バンドの解散ライブの映画。公開時に映画館で観たけど、齢をとった今のほうが滲みる。単にステージを淡々と映す単調な作品が多い中、カット割や画角、露出などさすがスコセッシでライヴ映像の名作。最後とはいえ>>続きを読む

レッド・ノーティス(2021年製作の映画)

3.6

犯罪エキスパートの騙し合いで好きなタイプの映画。インディー他オマージュも多く適度にコメディタッチで気楽に楽しめるのだが、肝心の犯罪がハードルが低く緊張感もなく簡単に進みすぎて、緻密な計画や技の見せ場が>>続きを読む

レザボア・ドッグス(1992年製作の映画)

3.3

いきなり昔の画角の映像で思わずクレジットを見返すと92年、意図を感じる。何より長いので苦手なタランティーノだが珍しく短かったのと名作との評価が多いので観たが、初作にしてすでにタランティーノ節満開。それ>>続きを読む

アオラレ(2020年製作の映画)

3.2

「激突」みたいな映画かと思いきやむしろ「フォーリング・ダウン」のような激キレ男の話。クラクションに怒って危険運転で煽る序盤こそアオラレだがあまり関係ない安易な安っぽいタイトル。既視感だらけのよくあるス>>続きを読む

THE GUILTY/ギルティ(2018年製作の映画)

3.6

このまま素直に進むとは思わなかったが、もうひと展開あるかと思った。音楽も無く暗い密室でのほぼ一人芝居。正義感が強いのか無いのか、主人公の性格 行動に一貫性がない気がする。面白いのは間違いないが繰り返し>>続きを読む

PAN ネバーランド、夢のはじまり(2015年製作の映画)

3.4

またまた新解釈なピーターパン。Blu-rayで観たが映像は超絶に美しくDolbyアトモス音響も凄い。なかなか煮え切らないピーターにイライラしつつ、空を飛べただけであんなに急に戦局が変わるのは驚き。まあ>>続きを読む

マトリックス レボリューションズ(2003年製作の映画)

3.5

機械と人間の戦いという大枠以外は一作目の匂いの欠片もなく、もはや別作品。ターミネーターやエイリアンがそうだったようなシリーズの流れで、世界観が全く変わる。スミスは本作でも序盤まではキーパーソンだったが>>続きを読む

マトリックス リローデッド(2003年製作の映画)

3.6

前作に増してバトルシーンやカーチェイスなど凝った映像満載。にしてもバトルは長すぎでくどく、お互いにダメージが皆無な打撃戦に何の意味があるのだろうかと思ってしまう。とかく難解との評判だが、続編ともなると>>続きを読む

マトリックス(1999年製作の映画)

4.0

当時は革命的な映像ばかりが話題になり、難解なストーリーと独特な世界観がイマイチの印象だったが、今回初めて見直したがそれ程難解でもなく結構面白かった。AIとかむしろ今の方が旬だし今の方が楽しめる。レベル>>続きを読む

浅田家!(2020年製作の映画)

3.1

どこまでが実話なのかわからないが、かなり都合よくトントンと話が進み、突飛さも半端なくあまりに非現実的。前半と後半とでは違う映画かのようで、前半は単に写真家になるまでの歴史にすぎないのかな?。これが最後>>続きを読む

6デイズ/7ナイツ(1998年製作の映画)

3.7

斜め見でもわかる気軽に楽しめるわかりやすい映画で、何度も観たけど飽きない。短いのも良い。放映されるたびに観ている気がする。ゆるい海賊だったり、無人島なのに食物にも困らずずっと元気だったり、突っ込みどこ>>続きを読む

ブラックパンサー(2018年製作の映画)

4.2

マーベルの中でも随分マイナーで軽めの雰囲気とそんなパッケージで敬遠してきたけどようやく鑑賞。序盤は特異な世界観と慣れない黒人だらけで見分けがつかない人物に心が折れそうになり やめようと思ったけど、30>>続きを読む

ノマドランド(2020年製作の映画)

4.0

ストーリーというストーリーはなく事件も何もない。大きなうねりとしてのストーリーはあるけど、刺激的な展開は一切ない。ほぼドキュメンタリーに近いけど、逆にいえばマクドーマンドの演技がそれだけ凄い。自然の映>>続きを読む

ドクター・ストレンジ(2016年製作の映画)

4.1

マーベルもアベンジャーズも食傷気味でマイナー色濃厚なので避けていたけど漸く鑑賞。修行物はもともと好きな上 細かいギャグも散らばっていて面白かった。暗黒面とか、ジェダイとシスの関係とか、ヨーダとルークの>>続きを読む

リメンバー・ミー(2017年製作の映画)

2.5

賞はたくさん取ってるし評判もやたら良く、誰もが絶対に泣くというので期待して観たが…どこが良くてどこで泣くのかさっぱりわからなかった。ストーリーは単純だし、込み上げることも無くあっさり終わった。決して期>>続きを読む

フリー・ガイ(2021年製作の映画)

4.2

前向きなエンタメ映画でパロディもあり気軽に楽しめるし、ちょと考えさせられもする。主人公がほんとに明るく素直で「トゥルーマン・ショー」や「LIFE!」みたいな雰囲気がある。ゲームしてる時は何も考えずに楽>>続きを読む

ジャングル・クルーズ(2020年製作の映画)

3.7

ディズニー版インディー・ジョーンズといったところか。アドベンチャーの例に漏れず長生きだったり復活したり、定番の映画。さすがに刺激は控え目だし悪役もそれ程ひどくなく、謎解きや冒険もあっさりシンプルだが、>>続きを読む

クルエラ(2021年製作の映画)

3.8

子ども向けかと思いきや大人の映画。ダルメシアンがちょっと出る以外は101匹わんちゃんは関係ないしクルエラである必要も全く無く悪役でもない。ファッション界のオシャレな映画で、酷い上司といい「プラダを着た>>続きを読む

ブラック・ウィドウ(2021年製作の映画)

3.9

アベンジャー色がほぼなく単作で楽しめるのがいい。スカーレット・ヨハンソンは少々歳をとったが相変わらずの美しさ。オープニングはかなり説明不足で置いてきぼりをくって不安になった。観ていくうちに理解できたが>>続きを読む

ハッピー・デス・デイ 2U(2019年製作の映画)

3.7

前作の続きで登場人物も同じ。本編内で雑なあらすじ説明はあるが登場人物の性格や相関がわからないし、前作でのエピソードもわからないので観ておいた方がいい。前作が超常現象のホラーに対し、本作はその原因が判明>>続きを読む

ジョン・ウィック:パラベラム(2019年製作の映画)

3.1

今回はストーリーらしいストーリーがなく組織から狙われるのに対抗するだけで、単に延々と繰り返される格闘を楽しむだけの作品といっても過言ではない。組織から狙われる理由やほとんどの登場人物との関係、世界観な>>続きを読む

インクレディブル・ハルク(2008年製作の映画)

3.5

アベンジャーズ色がほぼないので、予備知識がなくても単独で気軽に楽しめるのがいい。ただ、原因の事件がタイトルバックでのみ足早に語られるので、タイトルバックと油断することなかれ。まあ、そんなに難しい話じゃ>>続きを読む

きみに読む物語(2004年製作の映画)

3.0

王道の正統派ラブストーリー。普段は滅多に手を出さないけど、スコアが4.1と高いし すごく泣くというので観たけど、期待値が高すぎたのかな?至って普通だった。いい映画とは思うけど、一体どこで泣くんだろう?>>続きを読む

サブウェイ123 激突(2009年製作の映画)

2.9

サブウェイ・パニックのリメイク。劇場でも観たけど、オリジナルはこんな映画だったっけ?。暴走する地下鉄の記憶があるけど、それは極少で自動で止まるので誰も心配しないし。むしろ人質交渉の話で、犯人の真の目的>>続きを読む

アンストッパブル(2010年製作の映画)

3.3

劇場公開時は肩透かしを食ったが改めてテレビで観るとなかなか緊張感もあり面白かった。ストーリーがシンプルなので集中しなくても気軽に観れるのがよく、途中からでもわかるところがテレビに合っている気がする。昔>>続きを読む

フラットライナーズ(1990年製作の映画)

2.8

なかなか豪華なキャストでみんな若く、ジュリア・ロバーツなんか凄く綺麗。ストーリーは想像した通りに進み、ラストも安っぽい。教訓があるともとれるがあまりに安易ので、単にサスペンスなんだろう。佳作程度には面>>続きを読む

マンマ・ミーア! ヒア・ウィー・ゴー(2018年製作の映画)

3.8

母娘の物語で母親が主役となる前日譚。冒頭でアンディ・ガルシアが出てきて相変わらずの豪華キャストと思いきや、カメオ扱いで完全な無駄使い(笑)。
前作を観なくても群像劇的にそれなりに楽しめるんだろうけど、
>>続きを読む

マンマ・ミーア!(2008年製作の映画)

3.6

アバの再結成ニュース経由で観たけど、なかなかビッグネームが大勢いてビックリ。007やキングスマンと スパイが多いのはさておき(笑)、やっぱり色男が強いが、色男はダントツに歌が上手くないから安心したり。>>続きを読む

TENET テネット(2020年製作の映画)

3.5

最初のうち、舞台説明がなく次から次から人物が登場するので設定がよくわからなかった。難解との評判も聞いていたのでこの段階で構えてしまったが、そのまま見続けると実はストーリー自体はそんなに複雑な話ではなか>>続きを読む

ジュディ 虹の彼方に(2019年製作の映画)

3.5

「ボヘミアン・ラプソディ」のヒットからの音楽系映画の流れの作品。面白いけど、全盛期のエピソードが少ないので、落ちぶれた時期が中心となり対比が感じられないのが残念。ジュディもそうだがライザ・ミネリといい>>続きを読む

バイオハザードV リトリビューション(2012年製作の映画)

3.2

シリーズを通して観た初見。完全に前作からの続きで、タイトルバックでいきなり前作直後の緊迫シーンが逆回しで始まるので必死に観たが、本編冒頭で順回しで始まるので「なんのこっちゃ」。
3作目以降は完全に連続
>>続きを読む

バイオハザード IV アフターライフ(2010年製作の映画)

3.2

映画は東京から始まる。日本が舞台かと思ったが、すぐに展開するし、世界のどこかであればどこでもよかったみたい。劇場公開時は3D全盛期で、本作も3D公開され、映画も飛び出すことを意識した絵作りが多い。
>>続きを読む

バイオハザード III(2007年製作の映画)

3.3

そもそも論の設定を除けば世界観は完全に変わっていて別作品の趣。話こそつながっているけど、もはや「バイオレンス・ジャック」。アリスはスーパーマンだし、世界はアルマゲドンで滅んだその後の文明のない荒れた世>>続きを読む