星屑暴威さんの映画レビュー・感想・評価 - 7ページ目

星屑暴威

星屑暴威

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終戦のエンペラー(2012年製作の映画)

3.9

終戦時の天皇をめぐる話で、シーンに応じて画調や色合いなどを使い分けており、当時の再現も資料写真通りだし、廃墟の東京を始め、皇室の様子や皇居のロケもあり重厚で面白い。洋画なのに日本風の映像も雰囲気があっ>>続きを読む

タワーリング・インフェルノ(1974年製作の映画)

4.5

パニック映画の金字塔で公開当時はあらゆる雑誌媒体等で特集が組まれた程の超話題作。冒頭のポール・ニューマンに始まり出てくる俳優が軒並み名優のオールスターキャストで、40分を過ぎたあたりで満を持してスティ>>続きを読む

ファントム・オブ・パラダイス(1974年製作の映画)

4.1

「ロッキー・ホラー・ショー」「ジーザス・クライスト・スーパースター」等と並ぶ70年代のカルト・ロック・ミュージカルの名作で、ブライアン・デ・パルマが監督なだけあって一番見やすく面白い。マルチ・スクリー>>続きを読む

オペラ座の怪人(2004年製作の映画)

3.8

格調高くゴージャス。たまにはこういう古典的作品もいいものだ。ミュージカルだが普通の会話でもふんだんに歌になるタイプで、劇中劇も多いので油断すると劇中オペラのセリフと本当の会話が混ざって切り替わり知らな>>続きを読む

ガス燈(1944年製作の映画)

4.3

むかし地上波でロードショー番組が全盛の頃、頻繁にオンエアされてた名作モノクロ映画。昔すきだったなぁ、モノクロ映画。今と違ってシンプルなストーリーで、早々に犯人も工作も分かるし、何度も観たけどやっぱり面>>続きを読む

ターミネーター:新起動/ジェニシス(2015年製作の映画)

3.5

ターミネーターは2までで3,4と極端に質を落としていたが、起死回生の出来でなかなか楽しめた。パラレルワールドで昔の場面を再現しつつ微妙に変わっていくのが面白いんだけどそれも最初だけで、中盤以降に未来に>>続きを読む

レベッカ(1940年製作の映画)

4.3

昔ロードショー番組が全盛の頃、モノクロ映画の放送も多くハマっていて、中でも特に好きな作品のひとつ。ヒッチコックの比較的初期のサスペンスで、レンタル店も無くなり機会がなかったところアマゾンプライムで見つ>>続きを読む

パパが遺した物語(2015年製作の映画)

3.5

結局、叔父と叔母が悪いのね。実の親がいるのに親戚の子どもを預かる間に情が深まって養子にしようと強奪するって他にも観たけど(何の映画か思い出せずイライラする)、アメリカでは多いのかな。娘がいるから感情移>>続きを読む

トゥモロー・ウォー(2021年製作の映画)

3.7

B級感満載のパッケージにアマゾンオリジナルというので期待していなかったが、何気に面白かった。現代に戻ってあっさり終わるのかと思いきや、もうひと展開あったのも良かった。続編でビギニングが欲しいなという欲>>続きを読む

アマデウス(1984年製作の映画)

4.5

天才モーツァルトの人生を凡人サリエリの視点で語る。そのため常に負の感情が渦巻き重い映画になっている。だからこそモーツァルトの奇異な笑い声がいい清涼剤になっている。振り返りの語りで進む栄華から没落への重>>続きを読む

ワン チャンス(2013年製作の映画)

3.3

紹介文を読んでの想像の範囲を超えない、予定調和の佳作。肝心のオーディション番組シーンもイマイチ盛り上がりに欠ける。実話と言いながら、イジメや病傷はかなり極端にコメディに振られているのは、そうでもしなけ>>続きを読む

明日に向って撃て!(1969年製作の映画)

4.8

アメリカンニューシネマの名作で大好きな映画。西部劇の終焉を迎える時代が舞台で、軽妙な中にも退廃した雰囲気もある。身も蓋もない原題に比べて邦題の秀逸なこと。二人がカッコいいのはもちろん、キャサリン・ロス>>続きを読む

ビッグ・フィッシュ(2003年製作の映画)

3.4

毎度ティム・バートンのお伽噺の世界。感動はするけど、彼の世界観は好き嫌いが分かれる。評価が高かったので観たが、相変わらず個人的には苦手な監督。前半の1時間は我慢が強いられ、何度か挫折しかけた。息子ウィ>>続きを読む

コンフィデンスマンJP プリンセス編(2020年製作の映画)

3.4

前作の長澤まさみのキャラは違和感アリアリで安っぽい印象だったけど、慣れたのかな?マシになった気がする。スタイリッシュ感が希薄なのは相変わらず。北大路欣也の種明かしは無理ありすぎだけど。広瀬すず似の娘が>>続きを読む

アベンジャーズ/エンドゲーム(2019年製作の映画)

3.5

アベンジャーズ・シリーズはどんどん長大になってきりがないので早々にリタイアしたけど、あまりに評価が高いので久しぶりに鑑賞。なるほど最近流行りの歴代オールスターキャストの最終作なのね、高評価はわかります>>続きを読む

コンフィデンスマンJP ロマンス編(2019年製作の映画)

3.3

サギ師物は好きなんだけど、安っぽいというかセンスが悪い。こういうのはスタイリッシュさが命なんだけど、単にドタバタなだけ。元ドラマファンには違和感ないんだろうけど、ルパン三世タイプを狙ったのかな?長澤ま>>続きを読む

007/ノー・タイム・トゥ・ダイ(2019年製作の映画)

4.0

ダニエル版007は「カジノ・ロワイヤル」が人間くさく凄く良かったものの次作でがっかりして それ以来の鑑賞だが復活してさすがの面白さ。ボンドガールもいつもながらだし(パロマいいな)、映像も音響も超大作ら>>続きを読む

アキラとあきら(2022年製作の映画)

4.0

原作、ドラマに続けて鑑賞。二人のあきらの関係、最後のエピソード以外は殆ど絡みのない原作、終始仲の良いドラマ、ライバル丸出しの映画、と全然違う。ドラマはいつも質の高いWOWOWだが映画はやっぱりレベルが>>続きを読む

オールド・ボーイ(2013年製作の映画)

3.4

2回目の鑑賞。オリジナルを観て違いが気になったので再観。大筋は同じだけど各エピソードはかなり違う。やっぱり欧米人で英語の方が見やすいし、色々整理されているので分かりやすく、好みは分かれるがアングラ感が>>続きを読む

悪魔を憐れむ歌(1997年製作の映画)

3.5

サスペンスかと思いきやオカルト。それもタイトルそのままのがっつり悪魔物。普通は比喩で使うよね。思ってたのと違ったけど面白かった。しかしホブズ刑事は正体を信じた後の脇が甘すぎ。どれだけ被害者を増やすんだ>>続きを読む

マイ・ボディガード(2004年製作の映画)

3.6

こういうエキスパート物は大好物。いつ心を通わすのか、いつ本気を出すのか、展開は読める予定調和だけど、それを踏まえて面白いのは水戸黄門や必殺仕置人に通じるテンプレートで全然OK。この頃のダコタ・ファニン>>続きを読む

スマホを落としただけなのに 囚われの殺人鬼(2020年製作の映画)

3.0

前作があまりにご都合主義な馬鹿げた行動に辟易したが、手軽さに本作を観たがなかなか良かった。セキュリティへのリテラシーの低さはなくなりイライラすることはなく、安易なミスリードの伏線はミエミエで犯人はすぐ>>続きを読む

エール!(2014年製作の映画)

3.5

「コーダ」のオリジナルで職業や彼氏との距離感を除くと細かいエピソードまでほぼ同じ。違いを出そうとしてとかく劣化しがちなリメイクの中にあって、足りない部分を補足したり ここぞと思えば掘り下げたり エピソ>>続きを読む

ベスト・キッド(2010年製作の映画)

3.7

オリジナル版の鑑賞を機に二度目の鑑賞。ストーリーは基本線は同じで特に前半はほぼ同じ。舞台が米国から中国に変わり年齢がずっと子どもになったことで大きく印象が違う。80年代の典型的な恋愛青春成長映画だった>>続きを読む

ベスト・キッド(1984年製作の映画)

3.3

先にリメイク版を観ていたが、大筋は同じなんだけど随分印象は異なる。本作は白人青年と より大人で、恋愛要素のあるヒット曲満載の80年代作品ということもあって、あの時代の青春映画色が強いがストーリーがしっ>>続きを読む

ジュラシック・ワールド/新たなる支配者(2021年製作の映画)

4.1

3D-IMAXで鑑賞。立体超大画面に重低音でこの手の映画には高いけど値打ちある。映画は、「ゴースト・バスターズ」「スパイダーマン」に続きオールスターキャストで最近やたら多いけど楽しいものは楽しい。スト>>続きを読む

私の中のあなた(2009年製作の映画)

3.9

いや、甘い邦題でナメてたけどなかなか良かった。泣きはしないけど込み上げるものはあった。最初は説明調でハズレ感満載だったけど、挿入歌の使い方も良かったし、感動した。結局は母親なんだけど、母親とはああいう>>続きを読む

ザ・ハント(2020年製作の映画)

3.9

ブタのジャケットで二の足を踏んでいたけど面白いな、これ。最初は金持ちの振る舞いに胸くそ悪かったけど、ヒロインが登場したあたりから痛快そのもの。金持ちにも同情する部分はあるけど、性根が腐った奴は因果報応>>続きを読む

クロール ー凶暴領域ー(2019年製作の映画)

2.8

自分事だけど、なぜか「観たい」にクリップしていたので観たが何故クリップしたんだろう?。娘に危険を強いる父親も珍しい。2-3回ずつ咬まれて瀕死だったのに次のシーンでは元気に動き回っていたり、ワニより泳ぐ>>続きを読む

INTERCEPTOR/インターセプター(2022年製作の映画)

2.7

最初は面白そうと思ったけど、あまりに安易な展開に徐々に興醒め。危機の規模と展開とに差があり過ぎる。国防の最重要拠点が3対1の最少対決になる設定が理解できない。ヒロインも魅力無いし、悪役もサイコパスとい>>続きを読む

コーダ あいのうた(2021年製作の映画)

4.0

凄く良かった。音楽物は良作が多いけど、これも良かった。親は泣く。発表会で音が消える演出は、目玉曲のハイライトなのに何故?と思った間もなくお父さんの目線を表現してのことと気づき感動。喉の振動で歌を感じる>>続きを読む

オールド・ボーイ(2003年製作の映画)

3.3

リメイク版は観たことあるけど全然覚えていないのでオリジナルを鑑賞。大筋は思い出した通りだけど細かいところはこんなのだったっけ?印象がかなり違う。面白いとは思うけど、こんな壮大な復讐をするほどのエピソー>>続きを読む

グレイマン(2022年製作の映画)

4.0

こういう影の暗殺者や元特殊部隊などのエキスパートが己の技を駆使して組織と戦う映画が大好きで、本作も凄く面白い。いつもあともう一歩な配信映画の中で久しぶりのヒットだった。拷問好きの変質者やCIAの権力者>>続きを読む

ムーンフォール(2021年製作の映画)

2.9

ローランド・エメリッヒのディザスター映画ということで期待が高かったんだけど、なんと言うか…。配信ということで、そこはやっぱり映像の質やスケールは圧倒的に劣って、テレビドラマの特撮レベルなのは仕方ないけ>>続きを読む

クリミナル 2人の記憶を持つ男(2015年製作の映画)

3.6

マイナーな映画だけど何げに豪華なキャスト。記憶を移植というトンデモだけどありがちなストーリーで、逆ではあるが東野圭吾の「変身」を思い出した。出だしこそ善悪が分からず混乱したが、家族の愛で感情が芽生えて>>続きを読む

バイオハザード:ウェルカム・トゥ・ラクーンシティ(2021年製作の映画)

1.1

完結したはずだけどと思ったら別物だった。名前や用語は知ったものが出てくるが、説明不足も甚だしく何が起こっているかさっぱりわからないし、登場人物自身さえも分かっていないんだからどうしょうもない。ゲームに>>続きを読む