みやびさんの映画レビュー・感想・評価

みやび

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レッドクリフ Part I(2008年製作の映画)

3.5

規模大きくてお金かかってるアクション、さすがジョン・ウー。見応えあり。

ウィッシュ(2023年製作の映画)

1.6

ジャンル 国家転覆系

王も国民もテロリストも、みんな自分勝手。
産まれたその瞬間から死ぬ瞬間まで欲望に囚われ続ける人間が、どんなものよりも怖い。

ハンニバル(2001年製作の映画)

2.8

3、4年ぶりに観た。

前作がクラリスの物語だとするならば、本作はレクターの残酷さを重点的に描いた物語になる。
淡々と進んでいく時間、その裏にある異常性。

人物やロケーションの移り変わり、大量の台詞
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プレデター(1987年製作の映画)

2.6

シュワちゃん映画
理不尽な敵に挑む漢のシュワちゃんがかっこいい。

前半の間延びがひどすぎて退屈な分後半のアクションには盛り上がるが、うーん。

ブエノスアイレス(1997年製作の映画)

4.4

愛の依存
愛による出会い、衝突と別れ

一方は前へと進み、もう一方は動くことができない。
近いようで遠いあなたとわたし
遠く遠く離れてしまった地球のあちら側とこちら側。
今まで辿ってきたのは2人の物語
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天使の涙(1995年製作の映画)

4.6

すれ違う、あなたとわたし。

惑星から舞い堕ちた天使たち

光と音の調和、カラーとモノクロ、極端な広角レンズや、コマ落とし/コマ伸ばしによるアクションの躍動感といった、斬新ながらも退廃的な映像が作りだ
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劇場版イナズマイレブン 最強軍団オーガ襲来(2010年製作の映画)

3.0

久しぶりに観た
当時、この映画を映画館で2、3回観るくらいイナイレが好きだった。
今じゃ考えられない、だってそんなに面白くなかったから。
楽しめはした。懐かしかった。

沈まぬ太陽(2009年製作の映画)

3.5

原作も一応読んだことがある。

最近の社会や政治の腐敗を見ていると、本作は現代社会を鋭く描いた作品として再評価されるべき映画の一つだと思う。

序盤のシーンが素晴らしい。
でも正直長すぎる上に、後半に
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カラオケ行こ!(2024年製作の映画)

3.6

反社の綾野剛が面白かった

細かいところ気にしちゃうと、エピソードひとつひとつの重みをあまり感じることができなかった。

名探偵コナン 100万ドルの五稜星(みちしるべ)(2024年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

今回も花火ボール頼っちゃってよお、コナンくんさあ、、、

ファーストフード・ネイション(2006年製作の映画)

2.2

アヴリルが出てるから観た。

職と食、現代社会における生活の要を様々な視点から描いている作品。
社会の発展とともに、労働は欲望に支配されてしまった。
もっと多く、だけれどもっと安く、もっと簡単に。
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あこがれ(1958年製作の映画)

4.4

少年時代の無益な苛立ち。

恋を知り、死を知らず。
憧れの女性を失うことを阻止しようと奮闘する少年たちの言動から見えてくるものは、純粋さ故の残酷さ。
映画の真似事かのように軽々しく死を扱ってしまう未熟
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とっととくたばれ(2018年製作の映画)

3.7

交錯する憎悪と殺意、あとマヌケ

シーンひとつひとつの見せ方がおもしろい。
アップやスローモーションなどが多用されていながらも、テンポの良いスタイリッシュな映像にまとめられていた。

ナイン・マンス(1976年製作の映画)

4.7

求め、すがり、繋がる。

私とあなたを繋ぎ止める、なにか。
人は自らが名付けた形の無いなにかに翻弄されながら生きている。
私たちはどうすれば実体のないものに深い信頼を置くことができるのだろうか、形の無
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dot the i ドット・ジ・アイ(2003年製作の映画)

4.3

キスから始まる刺激的で衝撃的な物語。

トリッキーながらも洗練された新感覚の映像で描かれる、二転三転とする圧巻のストーリー展開に目が離せない。

映るものがすべてだと信じた人物が映らないものに支配され
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ソラニン(2010年製作の映画)

2.9

行き場のない苦しさに閉じ込められる。
青春はあいつらが言ってるほど爽やかなもんじゃない、これは私が青春とやらを経験してきて思ったこと。
叫んでかき消してしまいたいほどの苦しみや悲しみと、いつかは向き合
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零落(2023年製作の映画)

3.7

尊大な羞恥心と臆病な自尊心によって0まで落ちていく。

すごい、ちゃんと零落だ。
原作の世界観がいい具合に再現されていたので実写映画としてそれなりに満足。
思うことはあるけれど。

ペトラ・フォン・カントの苦い涙(1972年製作の映画)

4.8

ある症例について 愛の不可能

密室に共存する人間の美醜。
巧緻な作劇、舞台のような照明と装飾的な衣装、絵画のような色彩設計、緻密に計算されたカメラワーク、これらによって作り出される煌びやかながらも退
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シン・タイタニック(2022年製作の映画)

2.1

やっつけ感満載のタイトルに惹かれた。

一生に一度の旅、ホントにそーなっちゃったに。
再生始めた途端にアサイラム映画って出てきて頭抱えた。
アサイラム製作の割にはセットとか小道具めちゃくちゃ凝ってるの
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ウルフ・オブ・ウォールストリート(2013年製作の映画)

4.0

金と欲望に溺れる狼

セックスにドラッグと、快楽に支配されるがままのイカれ役ですらピッタリと似合ってしまう、ディカプリオの演技の振り幅に脱帽。
何より、かなりの長尺ながらも飽きさせないテンポが素晴らし
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すずめの戸締まり(2022年製作の映画)

1.0

新海誠の映画は娯楽作品として面白い。
テンポの良さはエンタメとして素晴らしいが、相変わらずイタいセリフや余計な恋愛描写が目立つ。

過去作から引き続き背景はリアルよりも描き込まれていて綺麗だが、キャラ
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ラブ・アゲイン(2011年製作の映画)

3.4

ソウルメイト

ストーリーはベタながらも本作にしかない複雑な人物関係や魅力あふれるキャストが揃っていたこともあって良かった。
クセのあるゴズリングがクセのある役やると濃いな。

遊星からの物体X(1982年製作の映画)

4.0

超絶久しぶりに観た。
小学生の頃観た時は怖くてまともに画面見れなかったな。

やっぱビジュアルが良い、これに尽きる。
クリーチャーの気持ちの悪い造形や動きが本当に素晴らしい。
最新のCG、モーションキ
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ハイ・ライフ(2018年製作の映画)

4.3

究極の密室、目覚める欲望

近未来。太陽系外に広がる漆黒の宇宙を突き進む宇宙船7に乗るモンテと赤ん坊のウィロー。
本作が描くのは終わりなき旅と生まれてしまった「タブー」についての物語。

私が本作を観
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ザ・ギフト(2015年製作の映画)

3.5

キャラクターの設定が弱くオチも捻りのないものだったからスリラーにしては物足りなさが残る。
スリラーにしては。
メッセージ性はかなり面白かった。
過去が引き起こすこと、過ぎ去ったからといって無かったこと
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ブレインストーム(1983年製作の映画)

3.7

記憶の泡

人間の体験した記憶や感覚を、そのまま他人に追体験させることのできる装置"ブレイン・スキャン"を巡って巻き起る事件を描いたサイエンス・スリラー。

本作の見どころはやはり画面にある。

物語
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ワンス・アポン・ア・スタジオ 100年の思い出(2023年製作の映画)

3.5

星に願いを

私は本当に小さい頃からたくさんの映画を観てきた。
その中にはディズニー作品も多くあったと思う。
特別思い入れがあるわけではないけれど、久しぶりにホッとした。
あの頃に近づいたというか。
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ヴィーガンズ・ハム(2021年製作の映画)

3.4

肉を殺すという感覚。
人だろうと、牛、豚だろうとそんなの関係なしに「美味しいから殺す」という感覚。
人間の傲慢さが恐ろしい。

オッペンハイマー(2023年製作の映画)

4.5

慧眼と盲目

赤狩りの嵐が吹き荒れる戦後アメリカ。
反水爆や軍縮を訴えたことで、ソ連のスパイ疑惑をかけられたオッペンハイマーは聴聞会で追及を受けていた。

歴史の目撃者は何を語るのか。
万雷の拍手の中
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プロメテウス(2012年製作の映画)

2.7

探究心の行き着くところ

エイリアンの前日譚に位置する本作はエイリアンの誕生が描かれるのだが、誕生を描くことがメインとなってしまっているため、内容はかなり説明的で面白味に欠ける。

創造主と被造物、生
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