ゆきむしさんの映画レビュー・感想・評価 - 6ページ目

ゆきむし

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英国ロイヤル・オペラ・ハウス シネマシーズン 2016/17 ロイヤル・バレエ「眠れる森の美女」(2017年製作の映画)

4.5

舞台芸術は刹那性、現場性が全てとはいえ、渡英の予定も金もないし…笑笑
CG、3D時代に古典、肉体表現の圧倒的な力強さを満喫、最高の3時間♪( ´θ`)ありがとうございました😊
(出来ればアップやアング
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はじまりへの旅(2016年製作の映画)

4.3

破茶滅茶コメディと思って外していた。大後悔!
自分でいること、自分らしくあり続けることの困難とかけがえなさ。
(マーロウ風に)「タフでなければ生きられない。自分らしくなければ生きている意味がない」

哭声 コクソン(2016年製作の映画)

3.7

赤目と翼の跡(悪魔の徴)と神の子の聖痕を併せ持つStranger。
誰が聖でも悪でもなく、その時その時他者/村人によって聖と見られたり悪とされる(或いは悪霊は次々宿主を変えて生き続ける)。
ただ、(韓
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美女と野獣(2017年製作の映画)

3.7

時々It's a small worldやらDisney Showが出てくるけど(笑)豪華絢爛、大人も楽しめるお伽噺

牯嶺街(クーリンチェ)少年殺人事件 デジタル・リマスター版(1991年製作の映画)

3.8

3h56m 「ドクトル・ジバゴ」より長い!? 全編に漂う時代の空気が少年達の行動を支配していくが、この長さの意味を消化するには、もう少し時間が必要。
小津ーゴッドファーザーというよりWestside
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世界でいちばん美しい村(2016年製作の映画)

4.3

土と、家族と、先祖と、そして神とともに生きるラプラック村。
決して豊かではない。おそらく最貧村の一つに生きる人々の顔は労働と生活の深い皺が刻まれ、でもどの顔も命の力に満ちている。
大地震の後も村で生き
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永い言い訳(2016年製作の映画)

3.1

このレビューはネタバレを含みます

よくまとまっている映画だと思います。
でも主人公がなぜ作家でなければいけないのか等々..諸々しっくりこない。本当に観客に向かい合っているのかな?
映画祭のために作られた、男性版「いつか読書する日」

怒り(2016年製作の映画)

3.9

"誰か"の怒りでなく、"怒り"が人の姿を借りて怖ろしい事件を起こす。その時、知っていた筈のあの人が見知らぬ他人に変わる。

スウィート17モンスター(2016年製作の映画)

3.9

大人でも子供でもない危うい狭間をサバイブするThe Edge of 17.の"Girl meets Boy"
ダサくてカッコ悪くて全てが上手くいかなくて思い出す度"ギャッ"と死にたくなる17歳だった
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LION ライオン 25年目のただいま(2015年製作の映画)

4.0

Googleの宣伝はしたくけどMoonlight よりずっといい。幼年期のサルーが最高。
実話(に基づく物語)ゆえに語られない事もあるのだろうけど、エンドロールの「ダドゥ〜」が切ない。

パージ(2013年製作の映画)

1.0

狂気を描いてもいい。
でもキチンと描いてくれないと恐れも反発も魅せられすらしない。
浅薄な批判は、対象を強化するだけ👎

隣人のゆくえ あの夏の歌声(2016年製作の映画)

4.1

奇跡の映画、映画の奇跡
自主映画の極致!ぎこちない演技を凌駕する、圧倒的な真実が観客を打ちのめす。
映画の虚構と無力を自覚する監督が、だからこそ、たった1人の観客、1人の演者を変える映画の力を誰よりも
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ウソトホント(2022年製作の映画)

3.5

真実など何処にもない、或いは真実はいくつもある、と嘯く現代にあって、それでも1つの真実が確かにあること。
そして映画には人を救う力が、少なくとも人を救おうともがく力があるのだと信じさせてくれる。
素人
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わたしは、ダニエル・ブレイク(2016年製作の映画)

4.2

テーマが強く主張されるとイヤだな、と思っていたらそんな心配は要らず。貧困と困難の中で個人の尊厳を描いたいい映画でした。

ムーンライト(2016年製作の映画)

3.4

いい映画だとは思うけど....
特に人生変わらないし、映画を見る意味でもないなぁ。
アフリカンアメリカンやゲイに対する意識がよくわからないせいもあるけど、やっぱりトランプ効果かなぁ。

愛と哀しみの果て(1985年製作の映画)

4.0

いい映画だなぁ。
でも昔の配給ってどうしてこんなに、意味もなく湿っぽい邦題なんだろ。
普通に「アフリカの日々」でいいじゃん!

そこのみにて光輝く(2013年製作の映画)

4.8

行き場のない絶望とドン底の闇の中で、だからこそ見える微かな微かな希望とも言えない微かなひかり。

愛しかない、愛だけが残されたふたり。

「いやぁ、映画って本当に凄いですね」(水野晴夫調)

君の名は。(2016年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

新海監督は監督よりプロデューサーの才能見事。
赤い糸伝説に忘却を入れることで、思春期という名の発情期の人恋しさを普遍に見せるマジック!

シン・ゴジラ(2016年製作の映画)

3.6

バック・ヤードのリアルさwe
出色の怪獣映画パロディ

ボヤージュ・オブ・タイム(2016年製作の映画)

1.0

このレビューはネタバレを含みます

中学校の理科の教材フィルム?
映像も、既に50年も前の"2001 space odyssey "が先取りしてる。
巨匠に「王様は裸だ!」って言ってやるスタッフはいないの?

雪女(2016年製作の映画)

2.2

雪女の新しい解釈って、未知との遭遇みたいのが(古い‼️)??

ラ・ラ・ランド(2016年製作の映画)

3.8

往年のハリウッドミュージカルへのオマージュ。
観終わって何も残らないけど、ただただ2時間の夢をみさせてくれる。
いい意味でハリウッド映画らしい作品^_^

彼らが本気で編むときは、(2017年製作の映画)

4.2

母性とは何か?
おっぱいがあれば母性があるのか?
おっぱいが母性なのか?
じんわり優しくなる映画🎬

たかが世界の終わり(2016年製作の映画)

4.1

スクリーン全体に張りつめた緊張。
ラストの小さな小さな奇蹟(を期待させながら)さえ拒否する潔良さ。
あぁ、この監督が50歳を過ぎて枯れた作風になったとき、どんな作品を撮るのだろう(幾つになっても決して
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マリアンヌ(2016年製作の映画)

1.7

あぁ、カサブランカを撮りたかったんだ。
でも、観客を酔わせずに、製作者が酔ってちゃ、観客は白けるばかり。

王様のためのホログラム(2016年製作の映画)

1.1

このレビューはネタバレを含みます

米国が未だ911を引き摺ってるのはわかったけど、相変わらず米の一方的な視点。
この映画見てアラブ人が喜ぶ?怒るでしょ💢
大体なぜ米男とアラブ女で逆じゃないの?なぜアラブ女が簡単に米男と寝るの?
そもそ
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沈黙ーサイレンスー(2015年製作の映画)

3.1

原作と映画は違う作品なのは分かる。

しかし、遠藤(原作者)が一生もがいた日本におけるGodとその"大いなる沈黙"のスタート地点にすらたどり着いていない。

(かつてのATG作品でも、「神は沈黙してい
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初恋のきた道(1999年製作の映画)

4.3

ディ(チャン)が暮らす小さな村には村外れの道を通って知識が、マレビトがやって来る。
誰の心の中にもあって、でも何処にもない村。村には村の時間が流れている。だからディは決して村から出ない(吹雪に阻まれる
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この世界の片隅に(2016年製作の映画)

4.9

生きること
生きていること
生きていくこと

右手に握っていたもの
右手が喪ったもの
そして、左手で掴んだもの

劇場で10回以上鑑賞して、なお、
「あぁ、いい映画だなぁ」
としみじみ思います。