MERCUryuさんの映画レビュー・感想・評価 - 11ページ目

約束のネバーランド(2020年製作の映画)

3.5

話はほぼアニメと同じだから良いとして、絶対実写化は失敗だろうなという雰囲気の割に孤児院のや塀など細かい部分は結構忠実に再現されてたと思う。ただ、エマは11歳だからあのわんぱくさでちょうど良かったけど、>>続きを読む

恋におちたシェイクスピア(1998年製作の映画)

3.1

演劇が好きな人とかシェイクスピアの作品が好きな人には面白いのかもしれないけど、自分はそこまでハマれなかった。当時の町並みとか宮殿の様子、衣装などの美術的な部分は凄かったけど、そこまでロマンチックという>>続きを読む

セント・オブ・ウーマン/夢の香り(1992年製作の映画)

4.3

人間としての誇りや尊厳を教えてもらえるような映画だった。お互いに補い合って、2人とも大切な事に気付いていく過程が良かった。フランクは最初から止めてほしかったのかなと感じた。フランクの姪は初めからこの2>>続きを読む

ペンタゴン・ペーパーズ/最高機密文書(2017年製作の映画)

4.1

最初は色々と理解が追いつかなかったけど、後半になるにつれハラハラする展開と胸熱な人間ドラマに引き込まれた。テンポ良く進み、対立構造も分かりやすい。メリルストリープやトムハンクスを始めとする俳優陣の演技>>続きを読む

ビッグ・リボウスキ(1998年製作の映画)

4.2

多分ハマらない人は全くハマらないんだろうけど、自分はこのシュールな感じがツボに入ってずっと笑ってた。全く噛み合ってないのにテンポ良く進んでいく会話が面白い。みんなどうしようもないひどい人ばっかりなのに>>続きを読む

燃ゆる女の肖像(2019年製作の映画)

3.9

ちょっとハードルを上げすぎたかもしれない。でも、最初から最後まで絵画のような美しさで、映画に入り込むような感覚だった。特にラストにかけては圧巻で、マリアンヌとエロイーズの心のざわめきをこちらまで感じた>>続きを読む

新解釈・三國志(2020年製作の映画)

3.0

まあいつも通りの福田雄一作品。キャストは豪華だけど、みんな登場時間が短い。渡辺直美の出てるシーンだけは笑いを堪えるのに必死だった。

ヱヴァンゲリヲン新劇場版:序(2007年製作の映画)

3.4

迫力はすごいけど、いかんせん何の知識もない状態で観たから理解できない部分があったり、謎が多くてちょっともやもやしたまま終わる。まあこっから観ていけば色々分かっていくのかもしれないけど。それぞれのキャラ>>続きを読む

バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)(2014年製作の映画)

3.9

この作品割と酷評されてるイメージがあったし、なんか難しいって言う人が多かったから全く期待してなかったけど、普通に面白かった。人生は悲劇でもあるし喜劇でもあるっていう両方の側面がこの一本に詰まっている気>>続きを読む

エスター(2009年製作の映画)

4.0

めちゃくちゃ怖いしめっちゃ面白い。エスター役の子普通に可愛い子どもなのに、あそこまで不気味さを出せるなんてすごい。最後の最後までずっとハラハラさせられる。こういう映画って大体母親が信じてもらえず孤立す>>続きを読む

バクラウ 地図から消された村(2019年製作の映画)

3.8

なんか全く意味は分からないんだけど、不思議とそれを面白く感じる映画だった。色んなジャンルのごった煮状態で、カオスを極めてる。物語が一気に動く後半のあるシーンはあまりにも強烈すぎて思わず笑ってしまった。>>続きを読む

her/世界でひとつの彼女(2013年製作の映画)

3.7

正直あらすじを読んだだけだとちょっと気持ち悪い印象を受けたけど、実際観てみると意外と自然で、いつかこういう時代が来るのかななんて思った。会話ベースで静かに進んでいくけど飽きずに観れた。会話してて楽しい>>続きを読む

チェンジリング(2008年製作の映画)

4.0

随分前に観た事があったけどほぼ覚えていなかったので再鑑賞。クリントイーストウッドらしい実話ベースの重厚な作品だった。時間を感じず引き込まれた。でも心して観ないと辛いシーンが多々あった。登場人物のほとん>>続きを読む

マイ・プライベート・アイダホ(1991年製作の映画)

3.8

一つの映画で色んなテーマをはらんでいるけど、何より主演の2人を観る為の映画だと感じた。親友だけど、元から何もかも対照的でだんだんそれが浮き彫りになっていくのが切なかった。映像の良い感じの古っぽさとか街>>続きを読む

浮き草たち(2016年製作の映画)

3.6

まあ可もなく不可もなくって感じだったけど、終始爽やかな感じで良かった。ネトフリっぽくて、暇な時に観るにはいいかも。

羅小黒戦記 ぼくが選ぶ未来(2019年製作の映画)

4.2

何となく絵が可愛いな〜ぐらいな感じで観たんだけど、良い意味で予想を裏切られた。これはめちゃくちゃ面白い。テーマとしてはジブリっぽいんだけどジブリのような分かりづらさは一切無く、派手なアクションシーンも>>続きを読む

愛してるって言っておくね(2020年製作の映画)

3.9

12分という短さでセリフも無いにも関わらず、十分に伝わってくるものがある作品。こういう事件は当人の悲痛さや無念さはもちろんだけど、残された家族の喪失感は計り知れないと感じた。

ドゥ・ザ・ライト・シング(1989年製作の映画)

3.1

スパイクリーってすごく黒人差別を訴えかける監督ってイメージだけど、これを見て黒人に感情移入したり可哀想だと思える人ってどれぐらい居るんだろう。個人的には自業自得だと感じた。映画としても、緩急が無くだら>>続きを読む

E.T.(1982年製作の映画)

4.2

小さい時にUSJの乗り物に大泣きしながら乗ったのは何となく覚えているけど、映画を観たのは多分初。若干大味な部分もあるけど普通に面白いし、良い話で最後ウルウルした。ETの、ギリギリのラインで可愛いと思え>>続きを読む

ハッピーエンドが書けるまで(2012年製作の映画)

4.0

あまり評価は高くないみたいだけど個人的には好きな作品だった。小説家一家という設定だからか本当に本を読んでいるような感じで、急展開があるような話では無いけど世界観が心地よかった。全員不器用で、傷つきたく>>続きを読む

メイジーの瞳(2012年製作の映画)

4.0

親ってなんなんだろうって考えさせられた。両親に愛情が無いわけではないけど、リンカーンとマーゴといる時の方がよっぽどメイジーが活き活きしていると感じた。両親のしょうもない痴話喧嘩や、周りの大人の表情をメ>>続きを読む

あしたは最高のはじまり(2016年製作の映画)

4.1

ずっと観たかった作品。設定とかはありがちな話だけど、音楽や映像など基本的にポップで楽しく観れた。あの赤ちゃんの顔見たら自分が守っていかなきゃって思う気持ちは分かる。それだけに後半にかけては意外な展開だ>>続きを読む

ハリー・ポッターと賢者の石(2001年製作の映画)

3.9

何故かずっと観る機会が無く初鑑賞。名前だけ知ってたキャラクターがどんな人なのか分かったり、USJに行ってもあんまり分からなかった世界観がようやく理解できた。ワクワクするし、予想を裏切る展開もあるし楽し>>続きを読む

朝が来る(2020年製作の映画)

3.9

撮り方がドキュメンタリーのようで、一人一人の表情にフォーカスが当てられていて、その表情から台詞で表現されていない色んな心情が伝わってきた。出てる人全員の演技が素晴らしく、わざとらしさや違和感がほぼ無か>>続きを読む

グラン・トリノ(2008年製作の映画)

4.3

良い映画だった。クリントイーストウッドの映画は何個か観てきたけど、これが1番良かったかも。この人は偏屈なじいさんの役がよく合うなと思った。こういう堅物な老人と周囲の人との触れ合いを描く映画は多いけど、>>続きを読む

プリズナーズ(2013年製作の映画)

4.1

重たくやるせない気持ちの残る映画。ハッピーなのかバッドなのか分からない終わり方。でもとても引き込まれた。割と長い作品だけど時間は感じなかった。最後までどう転ぶか分からないストーリー展開で楽しめた。それ>>続きを読む

クレイマー、クレイマー(1979年製作の映画)

4.3

個人的にはとても良かった。母と子の話は多くても、ここまで父性を前面に押し出した作品はあまり観たことがないのでより涙腺にきた。夫婦の事に関しては旦那の方が悪い部分もあると思う。でも、父にも息子にも一緒に>>続きを読む

ミッドナイトスワン(2020年製作の映画)

4.0

正直思っていた話とは違くて、涙は全く出なかったけど、それでもすごい熱量の作品だと感じた。何だか語るべき部分が多すぎて感想が言えない。この作品の主人公は凪沙ではなく一果なのではないかと感じた。出演者全員>>続きを読む

インポッシブル(2012年製作の映画)

3.9

リアルで生々しい描写が続くため、観るのが辛い時が多々あった。これが実話だと思うとより辛かった。実際言葉もあまり通じない旅行先で、津波に襲われて家族の安否が分からないというのは、子供はもちろん大人も相当>>続きを読む

チャーリーズ・エンジェル(2000年製作の映画)

3.9

幼少期の頃これの続編のフルスロットルが大好きだった。公開当時内容が分かるような歳でも無かったのに何故あんなに好きだったのか疑問だったけど、配信終了になるから久しぶりに観てみた。今回久しぶりに観て何とな>>続きを読む

さよなら、ぼくのモンスター(2015年製作の映画)

3.6

面白くない訳ではなくて普通に楽しめたけど、話の軸がよく分からなかった。シリアスで辛いシーンも多いけど、ハムスターが喋るからチグハグな印象を受けた。後半になるにつれ父親への嫌悪感が増してく。

はじめてのおもてなし(2016年製作の映画)

3.8

難民というテーマが難しい割に、コメディタッチで描いている事もありサラッと観れた。話自体はステレオタイプのよくある話だけど、難民問題についても知る事が出来て面白かった。結婚観など、お互いの国の価値観が垣>>続きを読む

はじまりへの旅(2016年製作の映画)

4.0

ロードムービーとして楽しめるけど、意外と考えさせられる作品だった。人間にとって本質的に大事なことは何なのか。頭の良さと体力だけでは生きていけない。文明社会に触れることでそれぞれが成長していく所が良かっ>>続きを読む

ジェーン・ドウの解剖(2016年製作の映画)

3.7

結構しっかり怖いし先も読めなくて面白かった。グロいし胸糞悪いけど、自分が観た洋物ホラーの中では割と上位。パッケージ写真がめっちゃB級感出ててつまらなそうなのがもったいない。

フェアウェル(2019年製作の映画)

3.9

テーマとしては明るい話ではなくて死生観について考えさせられる内容だけど、クスッとできるシーンもあって観終わった後に暖かい気持ちになる映画だった。アメリカと中国の死生観の違いなども分かって面白かった。オ>>続きを読む

ボーイズ・イン・ザ・バンド(2020年製作の映画)

3.8

元が舞台劇だから舞台を見ている感じだった。ほぼ会話劇だけどそこまで退屈しなかったかも。会話のテンポが良くて笑えるシーンもあるけど、友人たちが集まってるはずなのに終始不穏な空気が漂ってる。それぞれの関係>>続きを読む