モエシャンドンさんの映画レビュー・感想・評価 - 3ページ目

モエシャンドン

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アップグレード(2018年製作の映画)

3.6

虫型AIを使って四肢付随になった身体が動かせるようになる、というアイデアがおもしろかった。近い将来に実現するかもしれないリアリティがある。
それ以外のストーリー部分がなんだか薄くて説明的。手術に成功す
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シェイプ・オブ・ウォーター(2017年製作の映画)

3.8

失語症の女性と人型の人魚のような生き物が心を通わせていく中で、周囲のさまざまな障害を乗り越えていく物語。どのような恋愛にも似たような要素があって、それを「人魚との恋」という特異点を使って象徴的に表現し>>続きを読む

グッド・ウィル・ハンティング/旅立ち(1997年製作の映画)

4.2

マットデイモンの不安的な瑞々しさと、程よい距離感で温かくみまもるベンアフレックの人間関係が見どころ。脚本自体にひとつひとつのセリフを積み上げていくような繊細さがあって、それがとても丁寧に表現されている>>続きを読む

スーサイド・スクワッド(2016年製作の映画)

3.7

マーゴットロビーがかなり魅力的なクレイジーガールで素敵。ウィルスミスはいいキャラすぎるので、もうちょっとアウトロー感があるほうがよかった。
ストーリはあってないようなものなので、細かいことを考えずにみ
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ワールド・ウォーZ(2013年製作の映画)

3.6

はじめから終わりが予想できるような展開で少しもったいなかった。
こういう時主人公はだいたい無事だし、だいたいヒーローになるし、だいたい認められるよね、というお決まりのルールみたいなのを知っている人には
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わが母の記(2011年製作の映画)

3.8

樹木希林さんと南果歩さんがとってもすてきでした。なんか、女性の魅力に溢れた映画でその間をチョロチョロしている役所広司さんという感じ。
でも単純に時代だからだと思いますが、女性の描き方がやっぱり少し抵抗
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ストーリー・オブ・マイライフ/わたしの若草物語(2019年製作の映画)

4.0

原作を知らなくても楽しめる。
見所は姉妹の絆や恋愛未満のふたりの空気感、貧しさの中の優しさなど、とても微妙な感情の表現が生き生きしていてわかりやすい点。
人間関係がしっかり構築されていて、力のある役者
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アメリ(2001年製作の映画)

3.8

たくさんの人の人生にちょっかいを出して、幸せにさせたり反省させたりしながらも自分の恋愛にはとても臆病で遠回りばかりしているのがすごくもどかしく、不器用で、イライラするけど気持ちはよくわかる。臆病さがか>>続きを読む

メメント(2000年製作の映画)

3.9

テディ目線で観るとめちゃくちゃわかりやすい話を、レニーの視点にしたことでよくここまで練ったなぁという感動がひとつ。ガイピアースの絶妙な表情の演技の感動がもうひとつ。
クリストファーノーラン作品大好きで
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イミテーション・ゲーム/エニグマと天才数学者の秘密(2014年製作の映画)

3.8

キーラナイトレイは、いつ見ても生き生きしていて素敵な女優さんだと思う。
戦時中のエニグマ解読に奮闘する数学者達の試行錯誤を主軸にした内容ではあるものの、時代ならではの差別や偏見を描いていて苦しみがとて
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インターステラー(2014年製作の映画)

4.0

複雑な次元構造について、物理学の知識がなくても楽しめる、体感できるところが最大の面白さ。主人公をはじめとして、現代の人々が体験したことのない世界で、体験したことのない感情を生き生きと演じる俳優さん達の>>続きを読む

日日是好日(2018年製作の映画)

4.1

同じ大森立嗣監督作品の「光」が苦手だったこともありなんとなく避けていましたが、もっと早く観ればよかったと思いました。黒木華さんの役が自分を少しずつ受け入れて成長してゆく姿を見守り続けるような、受け入れ>>続きを読む

アナイアレイション -全滅領域-(2017年製作の映画)

3.5

主人公が元軍人という設定に説得力がない。銃が重そうで動きがふらふらしているので無理に軍人にしなくてもよかったのでは。
SF的なストーリーではあるものの、なぜそうなるのか、という説明が少なくて展開が唐突
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僕のワンダフル・ライフ(2017年製作の映画)

3.7

輪廻転生を繰り返しながら様々な人間と出会ってく犬の話。
いい人も悪い人に対しても善悪の区別をしない犬の視点がとてもかわいらしい。

世界にひとつのプレイブック(2012年製作の映画)

3.8

不器用なふたりが不安や恐怖と向き合い成長していく様子を、イタリア系のパワフルな家族が支えていて、もうみんなエネルギッシュでユーモラス。

LUCY/ルーシー(2014年製作の映画)

3.8

リュックベッソン健在でワクワクさせる展開が素晴らしかった。
スカヨハとてもいい女優さん。
ゴージャスで目力すごいです。
たらればの話なので、深く考えず楽しむ映画。

探偵はBARにいる3(2017年製作の映画)

3.7

北川景子さんがとっても美人なんだけど、ミスキャスト感がすごい。
前田敦子さんも少し物足りない。
主演2人がとってもハマっているだけに、もったいない感じがした。
志尊淳さんが良かった。

コンテイジョン(2011年製作の映画)

3.8

豪華なキャストと、世界にウイルスが感染していく様子を淡々と描いてある。
想像させる終わり方で、すごくいい。
主人公はウイルスと民衆。
たぶん、相当カットしたシーンがあったのではないかと思うくらい、それ
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翔んで埼玉(2018年製作の映画)

3.7

予告を超えないというか予告のほうが面白いというか、、、
もっと弾けているかと思いきや、意外とストレートだった。コテコテなお芝居でもよかった気がする。
コンセプト、キャラクターがおもしろい。
中尾彬さん
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ブレードランナー 2049(2017年製作の映画)

3.8

前作を観ずに視聴。
芝居部分で無駄な音楽が少ないので、抑えめな演技で分かりにくい感情が少し明確になるような気がした。
たっぷり芝居というか、丁寧というか、、、
近未来のヒューマンドラマ。

ナイブズ・アウト/名探偵と刃の館の秘密(2019年製作の映画)

3.8

キャラクターがみんな個性的で、大人数でワイワイするシーンが多く芸達者な役者さんの集まり、という感じで見応えがある。
屋敷やインテリアが、いかにもという感じでちょっとコテコテ感があるけど、それもまた探偵
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初恋(2020年製作の映画)

3.8

ベッキーがとても良い。役作りのようなものはなく、ただただ「キレたベッキー」なのだけど、それが良い。
後半のアクションシーンが長く、途中で早く終わらないかなと思うくらいたっぷりアクション。話の流れから結
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パラサイト 半地下の家族(2019年製作の映画)

4.1

役者さんがみんな素晴らしい。
セリフがないシーンでもしっかりキャラクターが伝わってくる。
そしてカメラワークがとても好き。たぶん日本映画との違いのひとつだと思うけど、効果的で無駄がない。奥行きを感じる
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記憶にございません!(2019年製作の映画)

3.7

ドタバタ映画ですが、役者さんが魅力的なので飽きない。小池栄子さんが特に素晴らしい。ストーリーは先が見える展開で目新しさはないですが、まとまっている印象。逆に小さくまとまってしまって10年くらい前の古い>>続きを読む

野性の呼び声(2020年製作の映画)

3.8

ハリソンフォードの世捨て人具合が絶妙。
主人公の犬バックをはじめ、動物の表情や考え方をあまりにもわかりやすくしすぎていて観ているこちらが想像する余地がない。映画館で観なくて良かったかもしれない。人間の
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子どもたちをよろしく(2019年製作の映画)

3.6

思春期の子供たちの鬱屈と葛藤、潔癖さがとても感覚的に描かれていて心に刺さる。
包容力がない大人ばかり出てくるため、全体的にどの役もどこか足りなくて渇いた人たちな印象。
比較的まともなはずのお姉ちゃんが
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