ねぎおSTOPWARさんの映画レビュー・感想・評価 - 13ページ目

キルソドム(1985年製作の映画)

4.0

1936年生まれイム・グォンテク監督の83作目!!
「豆満江よさらば」1作目
「風の丘を越えて」93作目
の次に観たのがこれ。

これはシカゴ国際映画祭他でいくつも賞をもらった映画です。
かなり重いス
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20世紀のキミ(2022年製作の映画)

3.9

なんだか「猟奇的な彼女」か「花より男子」か。w
Netflixにあったので情報なしで鑑賞。
20数年前の懐かしい時間です。
舞台の全州(チョンジュ:半島の南西部)では携帯機器が出始めで、ポケベルや公衆
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バビロン(2021年製作の映画)

4.0

《今年もアカデミー授賞式に備えましょう!》
美術賞 / 作曲賞 / 衣裳デザイン賞かあ・・・。

本来的にはこうした『映画大好き映画』って賞取って来たもんだけどね。w
いやあ長かったーー。さすがにトイ
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アイ・キャン・スピーク(2017年製作の映画)

4.0

あらすじは・・
『20年間で8000件の苦情を区役所に届けている「妖怪ばあさん」ことオクプン。生真面目な公務員・ミンジェは、そんな彼女の対応に頭を悩ませていた。ある日オクプンが、ミンジェに英語を教えて
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寵愛 ‐ちょうあい‐(2000年製作の映画)

3.0

文筆業の男と、彼の愛に甘えていつも逃げ込んでくる女の話です。
歪んだ愛情を描いてきた映画は過去多くありますが、今作の場合特に精神に疾患を抱えているようには見えないのです。
ただただ静かな思いが力をたく
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われらの歪んだ英雄(1992年製作の映画)

3.5

製作は民主主義奪還から5年後の1992年。
で、主に描かれるのは1959年から1960年。ちょうど大韓民国として初の大統領イ・スンマンの頃。
「大統領の理髪師」にも少し出てきますけど、既にこの頃から政
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スマホを落としただけなのに(2023年製作の映画)

4.5

「ほら!だから言ったでしょ!『これ韓国が作ったら相当面白くなるよ!』って。覚えてないの!?」
・・うん、娘よ、覚えていない・・。

久しぶりに遊びに来た娘とこれを観たわけです。わたしはこの日午前中に一
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バルド、偽りの記録と一握りの真実(2022年製作の映画)

4.0

《今年もアカデミー授賞式に備えましょう!》 
2023撮影賞ノミネート作品。

とんでもなく攻撃的というか挑戦的な映像にドキドキしながら、いろんなこと考えながら観ましたが、やっぱりこの”シルベリオ”っ
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エンパイア・オブ・ライト(2022年製作の映画)

4.0

《今年もアカデミー授賞式に備えましょう!》
撮影賞のノミネート、ロジャー・ディーキンス!
監督は・・いつものサム・メンデスってことでちょい不安な気持ちでしたがw、いやいや見応え充分!「そう来たか!」で
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イニシェリン島の精霊(2022年製作の映画)

4.0

《今年もアカデミー授賞式に備えましょう!》
ノミネート数2位の9部門!
作品、監督、主演男優、助演女優、助演男優(×2)、脚本、作曲、編集

アイルランドの西側にあるアラン諸島のうち、一番近いイニシア
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ホワイト・バレンタイン(1999年製作の映画)

3.5

フォロワーさんのレビューで知った《チョン・ジヒョン》デビュー作。
百想で新人女優賞貰っていますね。髪をかき上げる”いつもの”演技でね、初々しいですね。

この作品で見事だなあと思ったのはプロダクション
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#マンホール(2023年製作の映画)

3.6

おそらくはコロナ禍の中、『いかに映画を作って行くかという困難を乗り越えた一作』と言えるのではないでしょうか。

これ低予算で頑張ったのはとても評価できると思います。そしてキャストの部分でもこれはよくや
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無頼漢 渇いた罪(2015年製作の映画)

4.0

タイトルは原題も『無頼漢』。
ごろつき?
・・って無頼漢もごろつきも最近使わない言葉か。w

ここに出てくる主要な人物みんなを指していると思われます。

逃げる殺人犯パク・チュンギル(パク・ソンウン)
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カウントダウン(2011年製作の映画)

4.0

この映画は、まず主役二人チョン・ジェヨンさんとチョン・ドヨン姐さんに心を寄せる映画です。
毎度似たこと書いちゃいますが、この二人、特に姐さんは怪物ですね。演技モンスター。

****

ストーリーにつ
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許されざるもの(2005年製作の映画)

3.5

ハ・ジョンウ出演作ということで観たのですが、結構な低予算映画だったようです。
描かれるのは韓国の場合基本全員に義務付けられている2年間の徴兵義務。
かなり理不尽なルールで成り立っているのか・・アメリカ
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ライターをつけろ(2002年製作の映画)

3.6

まあ作りや間延びする編集やらはさすがにかつての韓国映画の典型ですが、この映画はどこか潔くてw、なかなか楽しく観られますよ‼️

《おはなし》
とある間抜けな男ボング(キム・スンウ)が、金もなく職もなく
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メモリーズ 追憶の剣(2015年製作の映画)

4.0

これ面白かったです。

****
李氏朝鮮が出来る前の高麗(コリョ)の時代の話。
「風塵三侠」・・ある剣の師匠(イ・ギョンヨン!)に教えを受けた3人。それはトッキ(イ・ビョンホン)、ソルラン(チョン・
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笛を吹く男(2015年製作の映画)

4.3

これ、めちゃくちゃ面白いじゃないですか!!
ネズミ最高。

小気味いい撮影と編集で展開されるホラーのような演出。
◎リュ・スンリョンが良い!
得意の笑かす部分とシリアスのバランスがGOODで後半を絶賛
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京義線(キョンイセン)(2006年製作の映画)

3.9

地下鉄の運転士役のキム・ガンウさんが良い映画です。
この方2023年から遡ると・・
「君だけが知らない」では献身的な男
「ニューイヤーブルース」ではトップ表記
「死体が消えた夜」で死体女性の夫
「背徳
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追憶に抱かれて(2015年製作の映画)

3.8

(「メモリーズ追憶の剣」「愛を歌う花」などのパク・フンシク監督とは別人です。これFilmaが間違っています)

M3F3層を中心にM2F2層が対象なのかなあ・・という作品と思いました。

主人公は40
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キム・ソンダル 大河を売った詐欺師たち(2016年製作の映画)

4.0

朝鮮王朝 国王が孝宗(ヒョジョン)1619-1659の時代のお話です。

韓国では誰もが知る寓話がベースだそうです。
でもこの通称名キム・ソンダル=キム・イノンは存在していたそうで・・。

当時の中国
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THE FIRST SLAM DUNK(2022年製作の映画)

4.8

いやあ熱い!!!
これは皆さんにおススメしますよ。
(いまさらかよ!って言わないで!ww)

わたしね、「黒子のバスケ」は子供の影響から全て観たんですが、自身やっていたスポーツはサッカーでバスケではな
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アドリブ・ナイト(2006年製作の映画)

3.5

唐突に他人のフリをするように依頼されるポギョン(ハン・ヒョジュ)。
故郷で臨終の男のところに、その娘ミョンウンとして来てくれという話。似ているんだか似ていないんだか・・ミョンウンは若い時に家を出て行っ
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素晴らしい一日(2008年製作の映画)

3.7

これはハ・ジョンウ ✖️チョン・ドヨンの演技力と存在感が強烈な映画です。

お話は・・
女がかつて男に貸した350万ウォンを返してもらいに競馬の場外馬券場にやってきます。持ち合わせも貯蓄もない男は知り
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風の丘を越えて/西便制(ソピョンジェ)(1993年製作の映画)

4.0

1936年生まれでご存命のイム・グォンテク監督の93作目!!
韓国映画の生き証人とも言うべく重要な映画人です。

1994年、韓国の伝統文化パンソリの歌い手の話なんですが、記録映画的な意味合いもあるか
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あなたは遠いところに(2008年製作の映画)

3.5

1971年、ベトナム戦争に出兵した夫の消息を求めて慰問バンドのボーカルとして戦地に向かった女スニ(スエ)が主人公。
しかしそもそもスエの結婚相手は他に恋人がいたサンギル(オム・テウン)で、スエ自身も愛
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愛のゴースト(1999年製作の映画)

3.4

1999年に《ある意味》「神と共に」を作ろうとしてこうなった映画・・と言っていいかな?

霊界と、思い残しと、理不尽と、ルール破り・・
そしておそらくは当時頑張った特撮と合成。

前にもどこかで書いた
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青燕 -あおつばめ-(2005年製作の映画)

3.6

キム・ジュヒョク(1972-2017)出演映画<第6作>

朝鮮半島 日本統治時代の、女性パイロットのお話。実話がベースで脚色されました。

まあまあ各国での大掛かりなロケが行われ、制作費は100億ウ
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チャーミング・ガール(2005年製作の映画)

3.0

主人公のチョンヘを演じたのは、ずっとTVをやってきてこれが映画デビューとなるキム・ジスさん。
劇中その元夫を演じているのはパク・ソンウン!!
観ながら「これパク・ソンウンだよねえ・・違うかなあ・・いや
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呪呪呪/死者をあやつるもの(2020年製作の映画)

4.0

「謗法〜運命を変える方法〜」の劇場版‼️

キャストも設定も続きものなので、せめて第1話だけでも観て映画に向かうことをオススメします‼️
テレビ観ていないと、ところどころ意味不明に思うかもです。

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ジャンルだけロマンス(2021年製作の映画)

4.0

監督のチョ・ウンジさんは2000年から頑張ってきた女優さん。
「私たちの生涯最高の瞬間」
「後宮の秘密」
「殺人の告白」
「ポイントブランク」
「悪女」
他たくさんの映画に出演してきて、2016年に短
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名もなき復讐(2015年製作の映画)

3.5

正直なこと書きます。
これ観終わった後、あまりに気持ち悪くなってトイレで吐きました。

ちょっとあらすじ的なものは敢えて書きません。

いやもうね、作り話であってもね、ここに出てくる男性がどいつもこい
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執行者(2009年製作の映画)

3.5

普段あまり接することのない刑務官が主人公のお話。
冒頭に「鉄格子があるのは動物園と刑務所だ。奴らは猛獣だ」と言う主旨のセリフがあります。そこは死刑囚がいる刑務所です。
12年間執行されることのなかった
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殴打誘発者たち(2006年製作の映画)

3.6

これ、一応の邦題は「殴打誘発者たち」??
「サスペクト哀しき容疑者」「殺人者の記憶法」なんかのウォン・シニョン監督の長編2作目です。
2004年のシナリオコンテストで大賞を受賞して映画化されたようです
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恋の罠(2006年製作の映画)

3.8

おススメのコメディです!!

・・ハン・ソッキュの最後・・もしその時に液体を口に含んでいたら吹く可能性ありますよ!・・「ここかな?」って思ったら、お気をつけて。わたし危なかった。もう少しタイミング間違
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別れる決心(2022年製作の映画)

5.0

たぶん2度3度観ると、違ったところが見えてくると思います。味わい深い作品。パクチャヌク苦手な人も大丈夫だし、得意な人はある種驚きと共に満足出来るはず‼️

試写会で観せていただきました。
とても素
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