もとしょんさんの映画レビュー・感想・評価 - 4ページ目

神は見返りを求める(2022年製作の映画)

4.1

すごいラブストーリーだな。
どの登場人物も胸糞悪いし、ムカつくし…
でもそんな中でも本音をぶつけ合う主人公たち。上っ面ばかりの世界で唯一互いを嫌いと言える2人が輝いて見えた。

ハケンアニメ!(2022年製作の映画)

3.7

少しアニメチックな調子はあるものの、やっぱりお仕事ものドラマは熱くて2、3度泣けた。

世界の美しさをテーマにしたサバクは、仕事仲間の素晴らしさに気付いていく斎藤監督のストーリーにも重なってくるし、生
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レイジング・ファイア(2021年製作の映画)

2.5

なんか既視感あるなと思ったら、オビワンとアナキン。

由宇子の天秤(2020年製作の映画)

4.1

贖罪の「正論」と日常を守る「最善」。
由宇子が選んだ「最善」が次第に自分の首を絞めていく様子と心理の運びがすごい自然で、加害者側の心理に入り込みやすい作品だった。

恐らく「最善」は、矢野志帆の告白を
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マイ・ブロークン・マリコ(2022年製作の映画)

3.7

元々映画に向いてそうだなと思ってた作品×今イチオシの永野芽郁だったので、公開初日に駆け込んだ。

壊された私のマリコ。
ネグレクトやDVを自分自身のせいだと思いたい心理にも、忘れたくない思いと何かして
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NOPE/ノープ(2022年製作の映画)

3.4

馬、ゴーディ、Gジャン。
動物と、それを見世物として商売にしようとする人々。
この作品では“目を合わす”って行為を立場が逆転するトリガーにしていた。

相手が本来制御することのできない自然であるという
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沈黙のパレード(2022年製作の映画)

3.5

友達間で「ちんパレ」って略称で盛り上がってたら、後日母親から「略したらちんパレね」と言われ、血は争えないなと感じました。

犯人予想は微妙にズレてしまった〜!けど、物語は二転三転の真相があって楽しめた
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ただ悪より救いたまえ(2019年製作の映画)

3.0

娘を救う。ただそれだけの話なんだけど、その上でタイトル見返すとめちゃくちゃカッコええ…!ってなる。

デジモンアドベンチャー LAST EVOLUTION 絆(2020年製作の映画)

2.5

良いのか悪いのか、いつまでもデジモンってコンテンツに捉われてないで先へ進め!ってケツを叩かれてる気分になった。パートナー解消問題しかりラストに流れない『Butter-Fly』しかり、少しファンを突き放>>続きを読む

ザ・スーサイド・スクワッド "極"悪党、集結(2021年製作の映画)

3.4

小鳥が啄ばむまでのブラックとミスリードが最高だった。
最初の10分間に5.0付けたい。

哭声 コクソン(2016年製作の映画)

3.7

このレビューはネタバレを含みます

ゾンビ化がキノコ、祈祷師が詐欺師、謎の女が土地の守り神とかなら辻褄は合ってきそうだけど、既存の何かに当てはめようってする行為自体が意味ないんだろうなあ。この作品においては。

信じれば神にでも悪魔にで
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キングスマン:ファースト・エージェント(2020年製作の映画)

4.0

WW1やラスプーチンなんかと上手く絡められてよく出来てるし、国王や皇帝が従兄弟同士ってのはちょっとお勉強にもなった。

悪ノリ味が強い過去作はどうも合わなくて、これくらいがちょうど良く楽しめて好きかも
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オープン・ウォーター(2004年製作の映画)

2.5

ひとつ前に観たディープブルーとはホントに正反対。
表現としてのホームビデオ感はややしんどいけど、現実と地続きの怖さを味わえた。最後の静寂も好き。

ディープ・ブルー(1999年製作の映画)

2.5

サメに襲われるというよりサメに殺される感覚で、特に最初の犠牲者なんかは良い意味でかなりショックを受けた。

ジョーズ×エイリアン×ポセイドンアドベンチャー

キングダム2 遥かなる大地へ(2022年製作の映画)

3.0

いよいよ戦が始まり、映画ならではのスケール感がしっかり活きてきて楽しい。ただ原作通りの勢いまかせのアクションは、映像だとより不自然に思えてしまうのが勿体無いなと感じた。

縛虎申は渋川清彦のイメージで
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プロミシング・ヤング・ウーマン(2020年製作の映画)

4.1

(自分の嫌いな)もっと画に物言わせたバイオレンスな復讐劇を想像してたんだけど、ひとつひとつの復讐がそれぞれ意味を持っていて、それがなんとも小気味良い。
なんならキャシーは冒頭の時点で誰ひとり殺してなか
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モービウス(2022年製作の映画)

1.5

このレビューはネタバレを含みます

・マイロの味方だった先生が殺される理由
・最愛の人の死、二連チャン
・あれだけのことをしておいて「悪かった」って…
・二本目の血清は??
どれも合点がいかなくて、とりあえずキャラ付けやドラマ性を持たせ
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ナイル殺人事件(2022年製作の映画)

2.5

この作品自体が初見ということもあってミステリー部分を大いに楽しめた。
何より犯人のラストが美しい。

事情聴取のシーンはやや退屈だったかな。その段階でのホワイダニットは大方犯人には結びつかないこじ付け
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バズ・ライトイヤー(2022年製作の映画)

3.7

失敗に責任を感じて身をひいたり、挽回に固執したり、チャラに出来たらと思ったり…。
失敗を恐れ、回避しようとするのは誰しもあることだと思う。

ただ失敗したからこそ生まれる可能性や関係性があること。
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レイニーデイ・イン・ニューヨーク(2019年製作の映画)

4.0

ロマンチックだけど、その実かなりリアリズムというか。
見てて妙にグサグサ来た。

「急いでくれる?雨が降ってきたわ」ってセリフが決定的すぎて好き。

目先のロマンって人を盲目にさせるなって思う。

BLUE/ブルー(2021年製作の映画)

4.1

万年青コーナー(挑戦者側)の主人公だからタイトルが『BLUE』か。いいな。

自分自身も負けっぱなしの生き方をしてるなって思ってるので、小川の成功が瓜田の存在を否定してくることも、親友に「お前が負けれ
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トップガン マーヴェリック(2022年製作の映画)

4.1

ピークを超えてなお、見せ場をガンガンガンと積み上げてくる用意周到さに歓喜。
恐らく前作みてたら重なる部分なんかも見えてきて、もう少し点数あげてたかもしれない。

たしかに「考える」って行為は、先のこと
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ベイビー・ブローカー(2022年製作の映画)

4.0

「捨てるなら産むなよ」って正論だと思うけど、事が起こった後に投げる言葉としてはすごく無責任で矛盾してるんだよな。そうせざるを得なかった事情や、すでにある命の存在を完全に無視しているような。

そうした
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ラストナイト・イン・ソーホー(2021年製作の映画)

3.8

サイコアート的映画はあまり得意ではないけど、しっかりラストに展開が収束していって良かった。
主人公の決断と歩み寄りを賞賛したい。

エドガーライト版「お嬢さん」って意見にすごい納得。

サマーフィルムにのって(2020年製作の映画)

3.8

「刀で斬る」=「縁を切る」ことだってわっかりやすいくらいに見せてくる。
そして繋ぐために切るっていうメッセージ。哀しいけど関係性を断つ行為って往々にして望む未来に繋げるためなんだよな。

恋愛描写が一
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空白(2021年製作の映画)

4.1

「誰なんだお前は」ってセリフがめちゃくちゃ印象的。関係のない人が振りかざす正義感って、本当にこの一言に集約されるんだろうな。
草加部はメディアやネット上の第三者を見事に体現したキャラだった。

娘との
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護られなかった者たちへ(2021年製作の映画)

3.7

このレビューはネタバレを含みます

護ることの限界。
もしも何かの事情や感情が邪魔をして護ることができなかったとき、その人間は悪なのか。殺された三雲や城之内は決して悪人としては描かれてなくて、そうせざるを得なかった背景や悪と割り切れない
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あなたの番です 劇場版(2021年製作の映画)

2.5

最初の事件で、またお前か!!って不覚にも笑っちゃった。
ただの別世界線のもしもストーリーじゃなく、登場人物たちが独自に調べた情報によって、ドラマの結末よりも一個先の展開で話が進んでくのは良かった。そし
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