monaminamiさんの映画レビュー・感想・評価 - 5ページ目

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恋も忘れて(1937年製作の映画)

4.5

桑野通子がらめちゃくちゃ綺麗。ヨコハマのアパートもセットでもとても素敵〜。だけど話は超暗め。シングルマザーで職業でも子どもが虐められてしまう現実と健気な子どもの末路。優しくない世界を生きる大変さ。

イップ・マン 完結(2019年製作の映画)

4.4

葉問師匠inLA!息子の学校探しに行くものの移民のあれこれを目の当たりに。移民して外国人って...とか思っちゃうけど、この後のマルチバースなアレがチラついた。
ハートマンとか出てきて混乱しちゃう。

愛人ジュリエット(1950年製作の映画)

5.0

なんとまぁ、詩的な映画!ジェラール・フィリップの麗しき困り顔からしてたまらんけど、ジュリエット役のスザンヌ・クルーティエもまるでお姫様で良い。扉を開けるとそこは忘却の国。みんながみんな認知症な具合の悪>>続きを読む

イップ・マン 継承(2015年製作の映画)

4.6

今日も葉問師匠。今回はブルース・リー先に出てくる。マイク・タイソン本人もご出演。お迎えパッパしたり子育てにも積極的な葉門師匠。見どころなんだろうけど、戦闘シーン多すぎて眠くなっちゃった...

イップ・マン 葉問(2010年製作の映画)

4.6

観はじめたから続く第二弾のイップ・マン。
新天地香港で新たにはじめる苦難からサモ・ハンと出会ってからのロッキー感。えげつない英国ボクサーとの戦い、ブルース・リーをチラつかせてまだまだ続く!と終わる気配
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愛しのタチアナ(1994年製作の映画)

5.0

いつものメンバーで不器用すぎるロードムーヴィー。エストニアとロシア女子に出会ってもまるで居ないみたいに扱うのとかぶっきらぼうすぎて笑える。物語が動く時にかかる"悲愴"使いでキター!ってなる定番な音楽使>>続きを読む

イップ・マン 序章(2008年製作の映画)

4.7

はじめましてのイップ・マン、"序章"ということで続編が乱立しているのどこまで観たらいいんだろ?穏やかなる師匠、怒るとやばいで。と、最大級に怒らせる日本軍の懐かしすぎる池内博之の演技が破壊的すぎて破れる>>続きを読む

ザ・ベイビー/呪われた密室の恐怖(1972年製作の映画)

4.5

全然展開読めないし、出てくるみんな不穏だし、明らかに怪しい義母様の後ろの斧にプール工事にでたのしくハラハラ。やばい性癖溢れてて楽しい。

まわり道(1974年製作の映画)

4.8

10年ぶりに。唯一麗しいナスターシャ・キンスキーデビュー作!
孤独を背負う男と女たちの旅路。時には一人旅に出たくなるそんな気分を存分に味わえる。やれやれ、とまわり道する俺たちのこの後味はどうしたってヴ
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プロヴァンス物語/マルセルのお城(1990年製作の映画)

5.0

前作が父で、こちらは母の思い出。初めての淡い恋と更なる成長。リセにも行けなかった父を超えてしまいそうな僕の、最高な夏の思い出たちがなんともまぁ美しすぎる。扉を開けてゆく展開、その後の話までどこまで本当>>続きを読む

プロヴァンス物語 マルセルの夏(1990年製作の映画)

4.8

プロヴァンスの山奥で過ごす夏やすみ。息子からみた父親の姿、偉大なる父からちょっとフツーってなってくるところまで含めての成長。町の子と山の子との出会いとか、でっかーーいパン抱えてるのとか、毎朝ママンがタ>>続きを読む

やくざ絶唱(1970年製作の映画)

4.8

勝新版、俺妹!危うすぎる関係にさらに血の繋がらない兄弟イケメン、田村正和が出てきてワクテカ。ムチムチの大谷直子七変化なスタイルどれも可愛いし、あっさり落ちる高校教師・川津祐介、勝新ヤクザはウエストのベ>>続きを読む

アニエスによるヴァルダ(2019年製作の映画)

4.8

遺作でちゃーんと自身の全てを盛り込むアニエス。時代の空気とツールを乗りこなし、全身全霊アーティストな感性の鬼。そして猫おばさん的ファニーさとパンクスピリットを併せ持つバランス感覚。あんな風に自由におば>>続きを読む

ラスト・シューティスト(1976年製作の映画)

5.0

ジョン・ウェインの遺作にしてガンマンの死と世紀の変わり目とで出来杉。
漢の散り際、終活が渋カッコ良く、ローレン・バコールとの1週間の関係も淡く美しい。周りを固める役者たちもジェームズ・スチュワートなど
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ニュー・エイジ(1994年製作の映画)

4.0

バブルの終わりのLAの金持ちのニューエイジ/スピな自分探しで、お疲れ様だねぇ〜。と氷河期ど真ん中ジャパンなこちらからは何も言えねぇ。

殺し屋(1956年製作の映画)

4.5

ヘミングウェイの話すっかり忘れてるけど、ロシアを舞台に殺されるのを知ってて逃げない男。ヒリヒリとした空気感と短いなかに凝縮されてるのがすでに天才。

若き仕立屋の恋 Long version(2004年製作の映画)

5.0

湿度のある夏に観ると余計に良いWKW。お初に観たこちら。初っ端からエロい!どこまでもフェティッシュ溢れる映像。ちまきをあそこまでエロくできるのはなかなか。で、原題みて納得。

mid90s ミッドナインティーズ(2018年製作の映画)

4.2

ジョナ・ヒル初監督、気になっててようやく。LAのmid90sなスケーター少年はこんな青春なのねぇー。とあまりノレなかったのは千葉育ちだから仕方ない。主演の少年が麗しすぎた。

楢山節考(1983年製作の映画)

5.0

姥捨山話を今村昌平が撮ればそりゃあもう、壮絶。ただ、昔の自然に沿った暮らしは憧れるけどもそことセットな村八分な田舎の因習はなかなか今の感覚だと恐ろしい。でも自由な果てのモラル崩壊しまくりかつ超高齢化な>>続きを読む

さらば青春の光(1979年製作の映画)

4.7

わが青春の。高校生時代にリバイバルでとんでも流行っていたモッズとパンク。もれなく身の回りもこんな格好の奴らばっかだった思い出懐かし補正で観たけど大人になって観ても切ない。けど完全に親目線になってて、群>>続きを読む

肉体の門(1964年製作の映画)

4.8

戦後、力強く生きる女と男。汗かきながら牛肉と同じ金額で売る女たちの強さよ!
舞台みたいなセットも立体感あって素晴らしく、兎にも角にも生命力!生きねばならんのだよ!と強烈。
戦隊ヒーローみたいなカラーリ
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マイ・ブルーベリー・ナイツ(2007年製作の映画)

4.7

WKWがUSAに行き時代が2010年を越すとあの台詞達がソワソワしちゃった。
ノラ・ジョーンズに父に似なくて良かった!とはなかなか。
当時CD屋で働いててサントラがすんごい売れてた記憶。

愚か者 傷だらけの天使(1998年製作の映画)

4.8

多分同じ頃にコミカライズしていたやまだないとの漫画は愛読していたけど、こちらは未鑑賞でした。宝島smartな雰囲気ビンビンの90年代のノリ!真木蔵人が今改めて観るとすごい良いなぁ。

続・激突!/カージャック(1974年製作の映画)

5.0

最初の激突から全然関係ないけど、劇場デビューだというこちらの完成度は流石。
ゴールディ・ホーンの馬鹿ギャル嫁の狂いっぷりが全ての元凶だけど、振り回される男たちの徐々に諦めの表情がなんとも言えないし、止
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セールスマンの死(1951年製作の映画)

5.0

何よりもアーサー・ミラーの脚本が完璧なんだろうけど、先に観たフォルカー・シュレンドルフのとほぼ同じ。壊れてゆく(すでに壊れてるのか)父と、息子とのやりとりと奥さんの愛とで哀しすぎる。

劇場版 RE:cycle of the PENGUINDRUM [後編] 僕は君を愛してる(2022年製作の映画)

5.0

待ってました〜!ようやくの配信。と、楽しみにしていたものの、ほぼダイジェストで少し丁寧に補完ってことでちょっと味付け濃いめかつ、終わりかたもうーーーん。な個人的にTV版の方が断然好きです。頑張れ!イク>>続きを読む

スキャンダル・愛の罠(1985年製作の映画)

4.8

OPから俄然パリの街なか走ってるのに、ズレズレのイタリア語あててきてるところからワクワク。火遊びのつもりが、とんだ痛い仕打ち。トニー・ムサンテとラウラ・アントネッリのお二人の漂うエロスももちろん素敵だ>>続きを読む

春婦傳/春婦伝(1965年製作の映画)

5.0

支那の奥まで来てのギリギリの娼婦、野川由美子とまっつぐな若い兵士川地民夫。生きたい、愛したいな欲が叶わぬ爆発なラストまで塀の中を行ったり来たりするカメラとで見事なキレっぷり。

すべてが狂ってる(1960年製作の映画)

4.8

戦中の親と戦後の子との世代の断層。全てが狂ってると言うしかない混乱と、それでもなんか元気だなぁー、と令和から見ると思っちゃう昭和の新宿。そして葉山の賑わい。ところどころでやっぱり狂ってる清順節。禰津良>>続きを読む

マルケータ・ラザロヴァー(1967年製作の映画)

4.7

お初のチェコヌーヴェル・ヴァーグ。アンドレイ・ルブリョフや七人の侍を引き合いに出されるのもよくわかる沼感。
登場人物多め、台詞多めで時々ついて行けてなかったりもしたけど。俺の羊〜!ゴロンゴロンで泣いた
>>続きを読む

悪太郎(1963年製作の映画)

5.0

女学生二人が出てきて隠れるところからキュンとさせる!悪太郎どころか良い男すぎる山内賢。初めて下宿に雨宿りする風景と雨、京都のシーンも、どれも美しいなぁ。校長先生の餞別のお言葉も沁みる。儚い恋とその終わ>>続きを読む

機動警察パトレイバー THE MOVIE(1989年製作の映画)

5.0

冒頭のビルから飛び降りる図がすでに攻殻の予感。今更ながらにパトレイバーを追ってます!そしてその鬼クオリティにひれ伏すのみ。この劇場版はさらにため息ものな作り込み。物語はもちろん、作画の奥行き、各セット>>続きを読む

白痴(1945年製作の映画)

4.5

ジェラール・フィリップのムイシュキン。どうしたって黒沢と比較してしまうけど...
原作ありきなダイジェストすぎてこれ原作読んでなかったら???ってなりそうな駆け足感。

レニングラード・カウボーイズ、モーゼに会う(1994年製作の映画)

4.5

モーゼとなって帰ってきた独裁マネ。
プール渡るのは笑っちゃうよね。そして故郷を目指すバンド達+CIA。
お土産は自由の女神の"鼻"でゴーゴリのような。前作のキレから若干失速してる気もするけど。

小原庄助さん(1949年製作の映画)

5.0

会津磐梯山の歌の小原庄助さんな戦後没落の物語でどこかヴィスコンティっぽい。どこまでもいい人で、常にアルコール濃度高めでどこか現実逃避。家の中の撮り方や田畑の風景までずーっと日本原風景な景色と梅雨時のし>>続きを読む

ヴェルヴェット・アンダーグラウンド(2021年製作の映画)

5.0

アップルTVで唯一観たかったの!いつだって心のNo1バンド。続々出てくるレジェンドでお腹いっぱい。最初の二枚のエントロピーは納得。黒ずくめでLAに降り立ったメンバーたちの図を思うだけで好きすぎるし、モ>>続きを読む