monomiyuzanさんの映画レビュー・感想・評価 - 12ページ目

monomiyuzan

monomiyuzan

映画(1609)
ドラマ(0)
アニメ(0)
  • List view
  • Grid view

ライフ・イズ・ビューティフル(1997年製作の映画)

4.0

子供のために命を捧げた美しい嘘

非常に重い内容ではあるがベニーニのコミカルな演出と演技で救われる。想定内の見え見えのストーリーではあるがラストはもれなく号泣するであろう。

モーターサイクル・ダイアリーズ(2004年製作の映画)

3.0

単体では物足りない

ご存知キューバの革命家チェゲバラの若かりし頃の物語。
と言っても後の過激なイメージとは程遠い広大な風景を楽しむ単純なロードムービー。この後にチェ28歳の革命を観れば合わせて楽しめ
>>続きを読む

少年の君(2019年製作の映画)

4.0

否が応でも旭川の事件を思い出す

集団暴行して猥褻動画撮影とどうしても旭川の事件を連想してしまうが。
前半は斬新なカットを取り入れいじめ問題にクローズアップした社会派ドラマであったが後半に行くにつれサ
>>続きを読む

隠し剣 鬼の爪(2004年製作の映画)

4.0

藤沢映画第二章

たそがれ清兵衛に続き下級武士の悲哀を淡々と描く藤沢周平原作映画の第二章。やはり山田洋次の演出は安定感抜群。松たか子もすこぶる美しい。

ハウルの動く城(2004年製作の映画)

3.0

宮崎駿の箱物ワールド

宮崎駿らしいさすがのスケール感とキャラクター設定で安心して鑑賞できる作品ではあるがそれほどワクワク感はないしテーマも絞り込めていない。振り返ればこの頃すでに自分の限界を感じ取っ
>>続きを読む

パリ、テキサス(1984年製作の映画)

4.0

果てしなく続く美しい道

絵葉書をつなぎ合わせたかのような映像美。ヴィムベンダースが描くとにかく奇麗なロードムービーであった。淡々としたストーリーではあるが純粋に映像に酔いしれたい。

スタンド・バイ・ミー(1986年製作の映画)

4.0

無くした童心が甦る

国や環境は違えど幼き日の思い出には共感すべきものが多々ある。皆原点は同じところにあるのだなと妙な安心感が。今は亡きリバーフェニックスがやはりかっこいい。

ヘドウィグ・アンド・アングリーインチ(2001年製作の映画)

4.0

ヅラと怒りの1インチ。

鑑賞後原題の意味に納得した。複雑で独特な内容はさておきやはり音楽が素晴らしい。劇中歌のアニメーションもよかったサントラも楽しみたい。

ダ・ヴィンチ・コード(2006年製作の映画)

3.0

タブーに挑むミステリー

宗教上複雑な背景があるようだが純粋に謎解きものとして楽しめた。もう少しキリスト教の予備知識を身につけてから鑑賞すればもっと違う角度から感じるものもあったのかもしれない。もちろ
>>続きを読む

グッドモーニング、ベトナム(1987年製作の映画)

4.0

もうひとつのベトナム戦争

数多いベトナム戦争物の中でも一際個性的な作品である。故ロビンウイリアムスのマシンガントークは必見。違った角度から戦争をとらえ心に響く1本であった。

凶気の桜(2002年製作の映画)

3.0

美しきヤクザ映画

極道ものと青春ものを合わせたかのような作品である。滅茶苦茶な内容だが確かに映像は綺麗。窪塚洋介のぶっ飛んだ演技ははまり役であったその後ガチでぶっ飛んでしまったが。

ムーラン(1998年製作の映画)

4.0

ディズニーが描く中国伝記

CG全盛期の今素朴なアニメーションがある意味新鮮に映る。壮大なスケールとスピード感はディズニーならではであろう。続編も期待大。

少林サッカー(2001年製作の映画)

4.0

馬鹿馬鹿しいほどおもしろい

しっちゃかめっちゃかくだらなすぎて逆にハマる。何も考えず気楽に鑑賞しできればストレス発散になること間違いなし。

ハイスクール・ミュージカル(2006年製作の映画)

4.0

青春ポップなミュージカル

単純なストーリーであるがとにかく単純に明るい素直に楽しくなれる作品であった。落ち込んだときの憂さ晴らしに最適であろう。

たそがれ清兵衛(2002年製作の映画)

4.0

山田洋次の王道

淡々とした物語ながらしっかり後半見せ場も盛り込んである。主役2人の自然な演技にも魅入られる山田洋次らしい丁寧な演出であった。

壬生義士伝(2002年製作の映画)

4.0

命を懸けて稼ぐ男

浅田次郎の原作と遜色ない出来に仕上がっていた。数ある新撰組物の中でも視点を変えてチャンバラに寄らない人間ドラマとして描いてあるので新鮮に鑑賞できるであろう。三宅裕司がははまり役であ
>>続きを読む

アイス・エイジ(2002年製作の映画)

4.0

アニメで描く自然との共存

キャラクター設定の妙と生物と自然のテーマを内包した大人でも楽しめるアニメである。随所に笑いも散りばめて視聴者を飽きさせない。サーベルタイガーが超かっこいい。

マルコヴィッチの穴(1999年製作の映画)

3.0

遊び心満載の実験的作品

独特の世界観は賛否両論あるであろう。シュールな笑いはアメリカよりもイギリス向きか。面白半分試してみる価値はあるが時間の無駄遣いになる恐れも大いにある。

アイス・エイジ2(2006年製作の映画)

3.0

氷河期動物物語2

前作に引き続きキャラクターも安定しているので導入部から安心して鑑賞できる。映像はリアルでより美しくなったのだが内容は前作に比べるとかなり薄い。

オー・ブラザー!(2000年製作の映画)

3.0

コーエン兄弟が描く異色ミュージカル

緩やかに流れるストーリーと随所に散りばめられたシュールな笑いと音楽が心地い作品。ジョージクルーニーの美声にも注目であるがエンタメというよりアート作品として楽しみた
>>続きを読む

シャーク・テイル(2004年製作の映画)

3.0

海中のファンキーな世界

凝りに凝ったアニメーションはさすがに美しい。とにかくノリのいい作品でそうそうたる声優人とキャラを見比べるだけでも楽しいが内容は少し希薄。

グリーン・デスティニー(2000年製作の映画)

3.0

息をのむ映像美

アンリーの出世作となった壮大なスケールで描く愛の物語。とにかく映像と音楽が素晴らしいしアクションも満載で飽きさせないがストーリーが単純を通り越して大雑把すぎるのが難。

フォーチュン・クッキー(2003年製作の映画)

3.0

リンジーローハン全盛期

ありがちなストーリーであるがテンポよくそれなりに楽しめる音楽もよい。今にして思えばリンジーローハンは今作が最初で最後のピークであった。

世界の中心で、愛をさけぶ(2004年製作の映画)

3.0

社会現象にまで発展した純愛物語

小説を含め大ブームを起こした作品ではあるが今観るとやはりなんか照れくさいような感覚に襲われる。いったいあの頃社会はこの作品に何を求めていたのだろうか。過度の期待はせず
>>続きを読む

オーシャンズ11(2001年製作の映画)

4.0

豪華スター競演

ソダーバーグらしく単純明快なストーリーにテンポもよくキレもあるので見ごたえ抜群であった。ああ映画を観たなとそんな感慨に浸れる作品であった。ギャラが心配ではあるが。

エイミー(1997年製作の映画)

3.0

歌でしか表現できない少女の物語

女性監督らしい柔らかな空気感に満ち足りている。子役の個性が際立ってるが母親ともに自然な演技に魅了されるであろう。ただし耳に残る主題歌は心地良かったのだが他のBGMで違
>>続きを読む

クジラの島の少女(2002年製作の映画)

3.0

ニュージーランドの自然美

美しい風景の中自らの宿命を切り開く少女の物語である。随所に笑いも散りばめ心温まる作品ではあるがラストは少しバタバタした感じになってしまった残念。

リトル・ダンサー(2000年製作の映画)

4.0

ラストに最高の感動が

イギリスの田舎町を舞台にバレエを通じて成長する少年の物語。小気味よいテンポで適度に笑いもあり気楽に楽しめる作品である。少年のラストの成長ぶりは鳥肌もの。

四月物語(1998年製作の映画)

4.0

清々しい初恋の物語

爽やかな美しい映像は岩井俊二ならでは。松たか子の演技も初々しく心にじんわり染み入る。空いてる時間にサクッと観られる時短時代に最適な作品でもある。

スパイダーマン2(2004年製作の映画)

3.0

人気アメコミ映画続編

前作とは違いヒーローであるための葛藤を描いた内向的な作品であった。アクションはもちろん人間ドラマとしても楽しめるが続編への前ふりありきで少し消化不良。

ブラック・レイン(1989年製作の映画)

3.0

生命をかけた迫真の演技

故松田勇作の遺作としても知られる。確かに死を覚悟しながらのパフォーマンスには鬼気迫るものがある。ダークナイトのヒースレジャーにも重なるような神々しさ。ただし外国人から見た日本
>>続きを読む

シザーハンズ(1990年製作の映画)

4.0

心温まるファンタジー

振り返ればこの作品がティムバートン最高傑作であった超早熟すぎるぞ。今のような独特のおどろおどろ感も少ないし爽やかな風が吹きすぎるようなファンタジー作品であった。ジョニーデップは
>>続きを読む

異人たちとの夏(1988年製作の映画)

4.0

心温まる幽霊物語

さすがに山田太一原作。ナチュラルなストーリーでほんわか心が温まるような映画であった。役者としての片岡鶴太郎が開花した作品でもあるラストには爽やかな感動が。

マゴリアムおじさんの不思議なおもちゃ屋(2007年製作の映画)

3.0

きらきらおもちゃ箱に潜入

楽しい仕掛けがいっぱいの作品ではあるが内容はごく浅い。単純に映像と雰囲気を楽しみたい。子供なら純粋に楽しめるかも。若かりし日のナタリーポートマンがすこぶる美しい。

ニュー・シネマ・パラダイス(1989年製作の映画)

4.0

映画を愛する全ての人たちへ

言わずと知れた映画史に残る傑作。映画好きのために作られたかのような1本である。音楽も染み入る。

あの頃ペニー・レインと(2000年製作の映画)

3.0

70年代ロックで青春映画

懐かしい音楽とともに描く淡い恋物語。ストーリー自体は淡々と緩やかに流れるので下手をすれば寝落ちしてしまいそう。ケイトハドソンが美しい。