ピンきりさんの映画レビュー・感想・評価 - 10ページ目

ピンきり

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COP CAR コップ・カー(2015年製作の映画)

4.0

子供目線から見る大人、特に悪党。子供も悪党なのだが…。シンプルなストーリーにグイグイ引き込まれた。靴紐でUFOキャッチャーなハラハラ気分の演出もグッドですね。ケビンベーコン扮する保安官がトランクの事を>>続きを読む

ぼくのエリ 200歳の少女(2008年製作の映画)

3.8

12歳のオスカーとエリの甘酸っぱい恋のメロディー。実質は吸血鬼モノ。淡々と進行する美しい雪の街に赤い鮮血が良く映える。根底には両性具有や同性愛も塗してある気がする。

永遠のこどもたち(2007年製作の映画)

4.2

母の揺るぎない大きくも儚い気持ちにいたく感動。ゴシック調の映像も素晴らしかった。先月観た「怪物はささやく」のラストの余韻が自分の中で共振しまくりでした。

フリー・ファイヤー(2016年製作の映画)

3.5

取引、金、裏切り、銃、これだけ揃って終始銃撃戦。面白くないわけないじゃん!まさにB級パラダイス。劇場は爆笑の渦。

ゾンゲリア(1981年製作の映画)

3.1

片田舎の港町ポッターズブラフで起こる奇怪な事件を不審に思うシェリフ。捜査していくうちに自分の妻に突き当たる。海辺、田舎、酒場、一見さんは受け付けない片田舎は危険極まりない。以外にもムーライト・セレナー>>続きを読む

たたら侍(2017年製作の映画)

2.5

山々の描き方は爽快。やたら脇役が凄い。主人公の存在感が無さすぎかも。出雲の鋼で出来た天下無双の名刀の切れ味をもっと見たかった。

トンネル 闇に鎖(とざ)された男(2016年製作の映画)

3.5

日常で起こり得る災害、事故にいかに1人でサバイブして生き抜くかをハ・ジョンウの張り詰める演技が奏効している。見事。残り少ない水を極限で分け合える度量。ペ・ドゥナの哀しみ果ての様な表情は最早、右に出るも>>続きを読む

T2 トレインスポッティング(2017年製作の映画)

3.9

前作から20年後の物語。前作が初期衝動のパンクだったら今回は円熟味を増したポストパンクか…。以外にも家族愛がハマっててクズ野郎が歳を重ねるにつれ守りに入らないといけないサガも随所に。
ベグビーのスパイ
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青いパパイヤの香り(1993年製作の映画)

3.6

格子窓越しの長回し多用のカメラや能楽に影響された様な劇伴。主人公ムイが大人になった時のエロスさも絶妙。

怪物はささやく(2016年製作の映画)

4.8

12時07分になると出てくる怪物。余命間近な母親と1人の少年。4つのストーリーが絡み合うごとに次第に虚構と現実が重なって行く。素晴らしい!エンドロールが終わっても暫く席を立てなかった…。

人生、ここにあり!(2008年製作の映画)

3.8

1983年イタリアミラノが舞台の実話。
精神病を病んでいる人達が個々に自立していく様が素晴らしい。
イタリアには精神病院が無いという事がまた素晴らしい!

ヴィーナス・トーク 官能の法則(2014年製作の映画)

2.8

10分に1回の濡れ場が続くから、これは日活ロマンポルノかと思わせる展開。だからなのか後半イ・ギョンヨンとチョ・ミンスの切ないシーンが生きる。

トレインスポッティング(1996年製作の映画)

3.1

T2の前に10何年ぶり再見。
当時のイギリスはエクスタシー全盛の時代にレイドバックしたヘロインって最高すぎる!
久々に観てもダサいし、クールで最高な映画ですね。

バーニング・オーシャン(2016年製作の映画)

3.0

2010年4月メキシコ湾沖で発生した油田爆発事故の実録映画。
前半の事故までの前置きシーンの説得力が欠けていた気が。事故発生からの展開はザ・米国な展開。
終始主人公のマーク・ウォールバーグが藤波辰巳に
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キングコング:髑髏島の巨神(2017年製作の映画)

3.0

ベトコンムービー ミーツ 怪獣ゴリラ映画‼️カーツ大佐ばりのサミュエル・L・ジャクソンの含みが良かった。湿度感高いし熱帯雨林と臓物の臭い感も高かった。エンドロール長かったが見ましたよ。夏が楽しみ。

かけはし(2017年製作の映画)

3.4

2001年1月26日 JR 新大久保駅で酔って線路に転落した人を助けようとカメラマンの関根史郎さんと韓国人留学生 イ・スヒョンさん。結果3人は帰らぬ人となったが、その後イ・スヒョンの勇気ある行動にイン>>続きを読む

ハッピーログイン(2016年製作の映画)

3.0

男女6人のSNSを通しての恋愛模様。だが、たいしてSNSは関係ない感じで物語は進行する。
脚本は面白いんだけど、これって連ドラ16話完結位でやった方が良かったかも。

人生タクシー(2015年製作の映画)

4.2

ジャファル・パナヒ監督は反体制的な活動をしたとして監督禁止期間が10〜20年だそうである。
撮影はタクシーの中の固定カメラだけ。これがドキュメンタリー風味を出してるが鑑賞者もイランの街並み走って居るよ
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おみおくりの作法(2013年製作の映画)

4.8

生と死を題材に紡ぎながら物語はゆるいテンポで進む。
主人公の朴訥な佇まい、表情、笑顔、どれを取っても素晴らしい。
久々に心を打たれた作品でした。

チェイス 夜明けまで走れ(2016年製作の映画)

2.5

韓国警察の描き方ってほとんどがマヌケに描かれますよね。
この映画では拳銃を高校生に奪われるは散々な目にあわされる。
後半徐々に加速していくパディーらが愛おしくも可笑しい。続編も観てみたいです。

(2005年製作の映画)

2.0

流麗なヘグムの旋律は目一杯張っていないと美しい音色は出ない事なんだと…。
全編を通してのヘグムの音色は壮大なヒーリング映画かとも思わせる。
ギドク作品にしては良い意味でのミュージックPV的な作品。
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リバイバル 妻は二度殺される(2015年製作の映画)

3.3

時間軸がずれる題材の韓国ドラマや韓国映画は多く辟易する傾向にあるが、この作品はコンパクトに纏まっていている。大概こう言う題材の脚本は伏線回収の妙が快感なので…。
ソン・ヒョンジュさんは劇中、韓ドラの名
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セッション(2014年製作の映画)

3.2

色々賛否あった映画のようで。
普通に佳作。ブラックミュージックとしてのジャズとは?深くDIGりつつ考えさせられる程の駄作とも言えない。

哭声 コクソン(2016年製作の映画)

3.5

横溝正史ミーツマイク・オールドフィールドのあの音色が聴こえてくる感じ。善か悪か?天使か悪魔か?そんな事はどうでも良い。クァク・ドウォンの怖気の演技、國村隼のどっちとも憑かない演技、ファン・ジョンミンは>>続きを読む

お嬢さん(2016年製作の映画)

3.6

全編を通しての乱歩世界にサド伯爵とマゾヒスト達の如何わしい倒錯感満載の作品だった。美術は一見の価値あり。演者達の片言のイルボン語も一見の(一聴の)価値あり!w ラストはパクチャヌク監督色が濃厚にスクリ>>続きを読む

アシュラ(2016年製作の映画)

5.0

心持ち加減が程よい湿気帯びた、アジアの片隅の架空の都市で展開される
歯車が狂った人たちの挽歌。
全体を占める割合は湿度感があるが欲を出し過ぎると、美味なユッケジャンを食わされる羽目に…。
闇か光に(光
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ミュージアム(2016年製作の映画)

2.6

全編通してグロまみれ何だけど、何か今一足りない。俳優さんの演技は素晴らしかったし、ストーリーも良いのだが…。韓国映画のお家芸サイコスリラーものと比較しちゃうのも何だけど、「ミュージアム」のハラハラヒリ>>続きを読む