Morohashiさんの映画レビュー・感想・評価 - 4ページ目

Morohashi

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破戒(2022年製作の映画)

5.0

昔の小説であり、過去に映画化されたことが何度かあるが、すごくテンポが良くて見やすい映画だった。
撮影の仕方、編集の仕方が素晴らしい。
間宮祥太朗の演技が素晴らしい。
映画のテンポがいいから良い映画とか
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スリーパーズ(1996年製作の映画)

3.0

スリーパーズとは、少年院から現代社会に復帰した人のことを指す隠語らしい。
少年たちが悪いことをして少年院に行ったけど、その少年院を管理する大人のほうがもっと悪いやつだったっていう話。

正直、映画につ
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聖なる犯罪者(2019年製作の映画)

4.0

迫真の演技が見ものの映画だが、これが実話に基づく話だと知ってさらに衝撃。
ポーランドのこのような土地では、聖職者には絶対的な尊敬があるそう。しばしば村の意思決定もできちゃうほどなんだとか。

だからこ
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シン・仮面ライダー(2023年製作の映画)

4.7

賛否両論あるようですが、僕は好きでした!
役者さんの演技がどれも振り切っていてすごい!
特に長澤まさみと森山未來の演技が素晴らしかった!

そして総じて言えるのは、エヴァンゲリオンが好きな人はきっとこ
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真夜中のパリでヒャッハー!(2014年製作の映画)

4.6

とにかく笑える。そして最後はほっこり。
そういう落とし所か~と知って、なんだか嬉しくなった。みんななんだかんだ寛大な人ばかりでよかった。

フランスの破天荒なパーティー文化にちょっと羨ましさを感じつつ
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BLUE GIANT(2023年製作の映画)

4.5

とりあえず玉田くんがMVP。
彼の立場的に、雪祈から言われたことも含めて屈辱は相当なもの。引くに引けないところに来てしまったから、っていうのもあるだろうけど、あの絶望からよく這い上がったな~って思う。
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カムバック・トゥ・ハリウッド!!(2020年製作の映画)

4.5

ロバート・デ・ニーロ、トミー・リー・ジョーンズ、モーガン・フリーマンという3人のベテラン俳優の演技がさすが。
多少脚本が甘くってもなんとかなっちゃうすごさを見て、やっぱり映画における俳優の力って大きい
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アリスの恋(1974年製作の映画)

4.0

マフィアものが比較的多いマーティン・スコセッシのほのぼの物語。
どこかで聞いたが、スコセッシ自身が瞬間湯沸かし器のように突然キレるらしく、そのせいか彼の映画の中では衝動的なエネルギーがほとばしるキャラ
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エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス(2022年製作の映画)

5.0

めちゃめちゃ面白かった!!
現実と空想の境目がわからなくなるような演出が画面と音で表現されてて、まさに最先端のカオス!こんな映像体験は初めてで、映画館で見てよかった!
アクション映画、コメディ映画、家
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ナイトメア・アリー(2021年製作の映画)

4.5

とりあえず、めちゃめちゃ面白かった!
もっとホラーっぽい話なのかなと思ったら全然違って、心理ゲームの仕掛け合いみたいな、ヒリヒリとした話だった。
映像がめちゃめちゃきれいで、それだけで見惚れた。

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エンドレス・ラブ 17歳の止められない純愛(2014年製作の映画)

4.0

とりあえずヒロインがヤバい。めちゃくちゃ美人。人形のCG見てるみたい。

時代を通じて様々な恋愛映画が作られる中で、こういう純粋に「好き!だから一緒にいたい!」っていう思いで貫ける、純愛映画って必要だ
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ザ・メニュー(2022年製作の映画)

4.0

正直テーマがよくわからなかったけれど、しばらく考えてみるとこれはおそらく七つの大罪が主題の映画なんだと思った。

七つの大罪とは、傲慢、強欲、暴食、色欲、憤怒、嫉妬、怠惰。

「金払ってるんだから、い
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マチルダ・ザ・ミュージカル(2022年製作の映画)

4.5

話はちょっと子ども向け。
のように思えるけれど、描写からして子ども向けとはあまり思えない。

テーマは「嫌なものにはイヤと言う」だったり、自分が自分に作っている限界を突破するという感じ。

というかそ
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NOPE/ノープ(2022年製作の映画)

5.0

映画の大まかなストーリーはあるものの、テーマがとても曖昧。
簡単に言うと、人食いUFOの撮影を試みる話。あわよくば退治できたらいいな、みたいな。
よくわからないけれど、なんとなく盛り上がる音楽とイケて
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あなたに降る夢(1994年製作の映画)

4.0

ブリジット・フォンダが輝きすぎ。
あんなん誰でもファンになるだろ!!
真のスター女優っていう雰囲気がぷんぷんする。

話はフランク・キャプラのものに似た、正直者が救われるストーリーだけど、ちょっと「ア
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フィラデルフィア(1993年製作の映画)

4.0

ベネット(トム・ハンクス)がどんどん痩せていく役作りが凄まじい。
最初の頃、アザを隠そうとファンデーションを塗りたくる姿が切ない。


この映画は一見するとエイズ患者に対する偏見だと思っていたら、本質
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エゴイスト(2023年製作の映画)

4.5

エゴイストとは、自分勝手な人のことを言うらしい。
「それはお前のエゴだろ」とか言うけれど、そういう場合って概ね相手の持っているものを搾り取って、自分のものにしようとすることを指すように思う。

じゃあ
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デビル(1997年製作の映画)

3.5

映画を見終わって「一体何がデビルなの?」って思っていたら、どうやらこれは誤訳。
そもそも原題のThe Devil's Ownとは「困難な仕事」の意味で、全体的にはトロッコ問題みたいな話だった。

おそ
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西部戦線異状なし(2022年製作の映画)

4.5

古典的であり、普遍的な反戦映画。
イヤな音楽、すごく直接的な人体欠損や破壊行為の描写。
ものすごく恐ろしいことのはずなのに、怖いものを怖いと感じなくなっていく恐怖。
戦争の恐怖と孤独と絶望。
こういう
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バグジー(1991年製作の映画)

4.0

およそ何もない、砂漠のど真ん中に突如としてカジノができる巨大ホテルを作り、それを中心に町を作ろうとしたギャングの男、通称バグジーの生涯を描いた話。
その町はその後ラスベガスとして知られるようになる。
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少年の君(2019年製作の映画)

5.0

やっと見れた!という感想。

この映画、とにかくいろいろとすごい。
冒頭の数分で「あれ? なんかこの映画、スゴそうだぞ…」と思わせるカメラワークや音声や演出。
俳優陣の演技力の高さ。それらを引き立てる
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ハイウェイ(1964年製作の映画)

3.5

めちゃめちゃ暗い映画。

なぜタイトルがハイウェイ? 全然高速道路なんて出て来ないじゃん。って思ったら、最後の逃げる道がハイウェイなんですね


主人公のヘンリー(スティーブ・マックイーン)はアマチュ
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ディクテーター 身元不明でニューヨーク(2012年製作の映画)

2.5

この映画を見て、腹抱えるほど笑った人もいるんだろうと思うし、理解できる。

でも、共感はできない。笑

ハッキリ言って、私にとっては時間のムダだった。
ポリコレで「やってはいけない」と言われていること
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ミザリー(1990年製作の映画)

5.0

アニー(キャシー・ベイツ)の演技が圧巻!

なんかもう、ポール・シェルダン(ジェームズ・カーン)に完全に感情移入!
薬にワインを入れたシーンでの、その後の展開に「あーっ……」って顔、多分自分も同じ顔し
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マグノリア(1999年製作の映画)

5.0

さすがPTA。
こんなにも長く冗長なのに、飽きない。
どんどん先が見たくなる。
音楽がとてもいい。
あのカエルのシーンは圧巻!!どうやって撮ったんだろう…??

最後の笑顔に、なぜがとても救われた気分
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めぐり逢い(1994年製作の映画)

5.0

とことん大人の恋愛っていう感じ。
ベタベタとすることなく(いや本当はしてるかもしれないけれど)キスシーンしか描かなかったりとか。上品。気品にあふれている。

ああいうふうに、がっつかないのが大人の恋愛
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飢えたライオン(2017年製作の映画)

4.0

すごくいやな気持ちになるけれど、この高校生たちと同じようなことを全くやったことがない人なんて、いるんだろうか?って思う。
興味本位で噂の流布に関与したことはないか?
そのネタで、たとえ冗談でも誰かをか
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聖なる証(2022年製作の映画)

4.0

音楽が不気味…。
っていうかこれ、音楽なのかな…。

人が作っていて、すごく味があるはずの家屋なのに、どこか絵画を見ているような、とても無機質なものにも思える不思議。



大きなテーマは「宗教」や「
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気狂いピエロ(1965年製作の映画)

4.5

基本的に難解な映画。
これだけ難解なのに、どうしても先が見たくなる不思議。

何かをすごく考えているふうでいて、実は何も考えていないのかもしれない。

一応、全体を通じたストーリーはあるので、それにつ
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ヒズ・ガール・フライデー(1940年製作の映画)

3.5

セリフも展開も、テンポがとにかく速い。1.2倍速で見ているかのよう。
新喜劇みたい。


そしてブルース、ちょっとかわいそうすぎないか?
何も悪いことしてないのに。
雨が降りそうもないのに傘を持ち歩く
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ウィークエンド・アウェイ(2022年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

短めのミステリー映画。
なにせ本人にちゃんとした記憶がないものだから、観客からしてみれば主人公が「ハッ」としたのも見てもそれがどこまで根拠に基づくものなのか不明という。

そして最後まで大事な情報を隠
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死霊館 エンフィールド事件(2016年製作の映画)

4.5

明らかに前作の「死霊館」よりも怖がるポイントが増えている。しかも頻度がすごい!笑

実際にあった事件を題材に、ここまで怖がらせるポイントをふんだんに盛り込む脚色を加えたのは見事。

特にすごいのはカメ
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THE FIRST SLAM DUNK(2022年製作の映画)

4.9

どんな物事にも「絶対」はない。
どんなに力がなくても、無名でも、番狂わせは起こせる。
問題は挑戦するのか、しないのか。
立ち向かうのか、諦めるのか。
そんな決意に満ちた映画だった。


SLAM DU
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マイ・ブロークン・マリコ(2022年製作の映画)

4.5

ちょっと椎野さん(永野芽郁)が喋りすぎに思えたところもあった。
もう少し、無言のところがあったほうが想像の余地があってよかったと思う。

だから、最後手紙を朗読しなかったのはマジでグッジョブ。
あそこ
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思いやりのススメ(2016年製作の映画)

4.5

学問のすゝめみたいなタイトルだけれど、あながち悪くない邦題。

というのも、そもそもなぜ介護をする必要があるのか、っていうのをわからせてくれるから。

大きな話に聞こえるかもしれないけれど、障がい者っ
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多数から一つへ: 私が米国に来た理由(2018年製作の映画)

4.5

様々な理由でアメリカに移民としてやってきて、新たに永住権を得ようとする人たちを追ったドキュメンタリー映画。
「アメリカってすばらしい国」っていう潜在的なメッセージ性がすごい。編集がとってもうまくて、引
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