たわらさんさんの映画レビュー・感想・評価 - 41ページ目

パディントン 2(2017年製作の映画)

4.3

この作品はクマが捕まって囚人たちとサンドイッチを作る。意味分からないと思うが、前作以上にぶっ飛んでいるがハートフルな描写も描かれている。

幸せなひとりぼっち(2015年製作の映画)

4.2

主人公は一人で生きていく力を持つおじいちゃん。彼の厳格さや不器用さは煙たがれるのだが、その行動は理が叶っており住民を守るための決まり事を作っただけである。周りの住民をそれをわかっている。一人であるが一>>続きを読む

レオン 完全版(1994年製作の映画)

4.9

突如大人にならなければいけなくなったマチルダと人と関わる事を避けて子供のままのレオン、社会から離れ孤独の2人が惹かれ合うのは必然でした。お互いの足りないところを埋めるように。マチルダは愛を、レオンは人>>続きを読む

ローマの休日(1953年製作の映画)

4.5

今更語ることまでもない不朽の名作であり、ここまで表情で物語を魅せる作品もありません。2人は結ばれないものの大切な思い出として心に刻まれていている。そんな儚く短い貴重な時間は誰もが体験しているからこそ多>>続きを読む

パディントン(2014年製作の映画)

4.1

ポップに描かれていて、終始楽しめる内容となっている。現代にそぐわない紳士らしいクマに一周回って惹かれる。説教臭くなく、多様性をテーマにした作品。

ブラック・クランズマン(2018年製作の映画)

4.0

人種差別をエンターテイメントに仕立て上げているが、ラストで挿入された映像によって、エンタメ作品なのか、社会派作品なのかブレた印象がある。

1917 命をかけた伝令(2019年製作の映画)

4.2

今までにない映画というべきか。新しい可能性を見せられた。視聴後には何処と無く疲れて、木に寄っ掛かりたくなった。ワンカット風アングル、演出、音楽の力だろう。

ワンダー 君は太陽(2017年製作の映画)

3.6

素晴らしい家族、理解のある学校、優しい生徒と理想とする世界が全面的に押し出されているため、嘘臭く見えるのが正直な感想である。色眼鏡なしに本質を捉えるというテーマを伝えるために奇態な顔を通すのは、他作品>>続きを読む

SING/シング(2016年製作の映画)

4.1

公演を機に各々悩みを解決し成長する筋書きは予定調和的ではあるが、キャラとコミカルなシーンが楽しい(心理描写が薄いのはあるが)。毎度のことイルミネーションのキャラクターは少し不細工なんですがそれが愛嬌に>>続きを読む

最強のふたり(2011年製作の映画)

4.6

知名度と共に期待値が高くなってしまう今作だが、しっかりとした名作である。まずキャラ立ちが良く、ドリスの行動台詞にはスカッとさせられる。

障害を持つフィリップは気を遣われる。悪いことではないのだが、言
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ウォールフラワー(2012年製作の映画)

4.5

思春期特有のもどかしさの中で煌めく友情や恋心がなんと美しいことか。エマ・ワトソンの圧倒的求心力で物語を引っ張り、アングルやモノローグがチャーリー視点で映るため没入感がある。トラウマの一件は無くても良か>>続きを読む

シークレット・ミッション(2013年製作の映画)

4.2

B級映画感は漂うが面白い作品。北から送り込まれたスパイが南の生活を送っている内、南北の対立に異議を申し立てる物語。リュファンが知り合っていく人々と打ち解けいく感じが堪らない。

街で出会った人たちとの
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イミテーション・ゲーム/エニグマと天才数学者の秘密(2014年製作の映画)

4.2

人との接し方が苦手な天才数学者がエニグマを解析する道中で成長する話。普通じゃないとダメなのか、というテーマを中心に話は進んでいく。全体的に完成度の高く、シンプルに満足度は高い作品だ。

スラムドッグ$ミリオネア(2008年製作の映画)

4.0

主人公がミリオネアに出て運命を力にクリアし、コロコロ変わり展開は視聴者を飽きさせない。ただ、ダイジェストかのように一生を切り取っているようでキャラクターにイマイチ感情移入しにくい。正直、置いてけぼりな>>続きを読む

チェイサー(2008年製作の映画)

4.9

個人的には観てきた映画の中でも一番恐い映画といっても過言ではない。手こずる解錠や意味深なフックの存在、圏外の携帯など張り巡らされた不穏な予感は確信へと変わっていく。

ジュンホには潜在的にある正義感が
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猟奇的な彼女(2001年製作の映画)

4.3

吐瀉物を吐くヒロインなんて前人未到過ぎて、その時点でかなり惹かれた。暴力的なヒロインはあまり好かないが、主人公を愛しているのが伝わってくるためスキンシップの一種と頷ける。ラストの木の描写に加えて、再開>>続きを読む

ミッドナイト・ランナー(2017年製作の映画)

4.3

警察学校に通う二人が事件に遭遇するが解決する話。良いタッグを挙げるなら、ミッドナイトランナーの二人だ。個性、関係性と見ていて気持ちが良い。

コメディタッチで描かれていて素直に面白いが、事件のエグさに
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少女は悪魔を待ちわびて(2016年製作の映画)

3.2

復讐劇。面白くなりそうな雰囲気を出しつつ、エンドロールを迎えた作品。全体的に微妙の評価。逃走劇の演出は好き。

監視者たち(2013年製作の映画)

4.4

刑事ものは情報所持者探しの連続の会話劇だが、本作は秘密裏に当事者を尾行して監視することに焦点を当てているため実写版『メタルギア』のようで緊張感があって楽しい。監視チームのコンビネーションやカリスマ性が>>続きを読む

母なる証明(2009年製作の映画)

4.5

舞台は殺人事件など久しい田舎町。非効率的な警察、殺人事件に群がる町民、やる気のない弁護士、緊張感のない緩い空気が漂うのは『殺人の追憶』を彷彿とさせる。ただ息子が殺人容疑にかかっている母親は気が気ではな>>続きを読む

パラサイト 半地下の家族(2019年製作の映画)

5.0

本作で描かれているのは3つの層による社会であり、それぞれの層は交わることは無い。とある富裕層は他の層を見向きもせず、酷い匂いと揶揄する。また交わるとしたら、ある下位層と ある最下層が富を得ようと争い蹴>>続きを読む

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