じゅんさんの映画レビュー・感想・評価 - 3ページ目

マイリトルゴート(2018年製作の映画)

4.3

画もプロットも、かわい美しグロい世界観も素晴らしい。まさにヨーロッパ系の映画動画アニメコンテストで高評価待ったなしのテイスト。
同監督のPUI PUIモルカー大好きだが、良いエンタメを創れるひとはブラ
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盗聴者(2016年製作の映画)

3.2

主演と雰囲気がいい。
それ以上は難しいかなぁ。

バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)(2014年製作の映画)

4.4

主演のマイケル・キートンが、単に落ち込んで苦悩するだけではない、表現にもつながる狂気や「ぬるっとした芸」も醸し出す落ち目の俳優を演じていて巧い。
主人公がかつてスーパーヒーロー映画「バードマン」で脚光
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ザ・コンサルタント(2016年製作の映画)

4.1

高機能自閉症、サヴァン寄りの天才会計士かつ裏家業殺し屋。プロットも画もなかなかの一本。ベン・アフレックが、逆に?好演。

ターミネーター ニュー・フェイト(2019年製作の映画)

3.7

過去のストーリーはあまり気にしないことにして面白く後日譚を作るとこうできるのね、という一本。老齢に差し掛かったサラ・コナーとT800がふたたび活躍。未来からの女兵士も健気でかっこいい。
とはいえT2の
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すばらしき世界(2021年製作の映画)

4.1

役者さんみんないい。配給もぐっと広がって良かった。いい映画。特にラストシーンの切って落としが今作でも良い… 感情をぐっと掴んで余韻残して終わる、いつもの良さ。すこし「蛇イチゴ」へのセルフオマージュも感>>続きを読む

search/サーチ(2018年製作の映画)

4.3

面白かった!
行方不明の娘を追うパパの、言うなればパソコンアクション映画。でもすべてが自然で細やか、わざとらしい超人ハッカーみたいなものは出てこない。安易な「パソコン・ネット=悪」みたいな構図にも落っ
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ROOM237(2012年製作の映画)

2.9

シャイニングのめり込みオタクさんたちの思い込み語り103分。
こういうのは嫌いではない。
僕自身がシャイニングにはそんなに思い込みがないので、基本的な知識はいちおうあるものの、話の輪?にいまいち入れな
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パラサイト 半地下の家族(2019年製作の映画)

4.1

韓国映画や韓国ドラマはあまり見たことがなかったけど、評判になっているものは、ストーリーにぐいぐい引き込んでいく力があるな! と。
画がきれいだし、話や演出は、グロすぎもせず、しつこすぎもせず、あっさり
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ロストブレット 窮地のカーチェイス(2020年製作の映画)

3.2

TAXiとマッドマックスを足して4で割ったようなフランス映画。
撮影も役者も渋いというか地味です。

主人公は屈強実直、仁義に堅くて強い。でもって改造や溶接に強いクルマの整備士。
敵役の、裏で麻薬商売
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スクランブル(2017年製作の映画)

2.9

主人公はクリント・イーストウッドの息子さんなのね。
登場人物やプロットはがちゃがちゃしていてイマイチ。
そのかわり、南仏の風景、そしてクラシックカー群はとてもキレイ。
わーい、ブガッティ・アトランティ
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ピエロがお前を嘲笑う(2014年製作の映画)

4.0

タイトルや導入部あたりまではあまり期待していなかったが、結構まとまりよく楽しめた。予算てんこもりのハリウッドのブロックバスター映画みたいな派手さはなく、画も役者たちも若干地味だが、これはこれでドイツ映>>続きを読む

ゾディアック(2006年製作の映画)

3.9

デヴィッド・フィンチャー感高くて良い。
ロバート・ダウニー・Jrはじめ出演者もみんな良い。
デヴィッド・シャイアーのスコアも良い。
ちょっと長めだけどなかなか良かった。

1917 命をかけた伝令(2019年製作の映画)

4.3

美しい風景と画。
そりゃ加工してつないではいるだろうけど、「トゥモロー・ワールド」(children of men)を超える、ものすごい長回し。
「アポカリプス」に迫る一本道進行。
やっぱり、これは映
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ようこそ映画音響の世界へ(2019年製作の映画)

4.2

丁寧な解説。明快な流れ。豪華なインタビュイー。豊富な音と画。あふれる映画愛。映画ずき、もと映画業界、もとCG業界、音創り好きな僕には大満足。
テーマと内容から、映画館で観ることをお勧めする。できれば音
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東京オリンピック(1965年製作の映画)

3.6

淡々と品のある映像で、汗臭くなく、なかなか良かった。

ゼロ・ダーク・サーティ(2012年製作の映画)

3.2

キャスリン・ビグローは好きな監督。画も役者も良いけど、本作はちょっと淡々さが強くて退屈。
もしかしたらこの人は、異性である男たちの映画を手掛けるときのほうが、より客観できてよりエンタメ作品を作れるのか
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OSIRIS オシリス(2016年製作の映画)

2.0

画や役者は悪くないのだが、淡々と脚本を消化するだけの、金のかかった学芸会。かといってB級映画の味があるわけでもない。25分めぐらいでギブアップ。これを見るのに1時間半使うのは、さすがに時間がもったいな>>続きを読む

ザ・セイント(2017年製作の映画)

3.6

Saintモノの最新作? まぁまぁ普通。
お約束のひとつ、「主人公のクルマはボルボのクーペ」がなかった。

MEMORIES(1995年製作の映画)

3.3

オムニバスとして1本に収められた3作品、どれも素晴らしい。
1995年にリアルタイムで劇場でこれを見ていたら、すばらしさに打ちのめされていたかもしれない。

シンクロナイズドモンスター(2016年製作の映画)

3.1

想像どおり、ポスターのイメージとは全く違う一本。勧善懲悪でも、明るいコメディでも、凝ったSF設定を愉しめる作品でもない。
大人のにがおかしいペーソスの映画。
ダメ男だちと、アメリカの中途半端な田舎のつ
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アイ・フィール・プリティ! 人生最高のハプニング(2018年製作の映画)

3.9

自信と誇りを取り戻すという感動の王道。ベタの勝利。美人に見える自分を、下手にCGや特殊メイクで演出せず、主演の演技で乗り切ったのもいい。

ダークナイト ライジング(2012年製作の映画)

4.0

イントロの飛行機襲撃シーンの凄さ素晴らしさ。ノーランはC-130好きだなぁ。
本作に出てくる「悪」は、前編ダークナイトのジョーカーに比べると、まだまっとうな悪なので、あの悪と狂気のめくるめく多彩さに比
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バットマン ビギンズ(2005年製作の映画)

3.4

ダークナイトが素晴らしすぎるので、どうしてもダークナイトの前編を消化という姿勢で観てしまう。

ダークナイト(2008年製作の映画)

4.8

何回観ても飽きない。
イントロの黒みたっぷりのビル、そこからの銀行強盗シーンの映像とセリフと動きと画と音の美しさと無駄のなさ。ヒース・レジャーの神がかったサイコな悪役ぶり。クリスチャン・ベイルの芯の詰
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TENET テネット(2020年製作の映画)

4.1

これはややこしい!
時間の流れというものを、メメント、インセプション、ダンケルクと、お話と映画でどう扱うか追っかけてきたノーラン監督の最新作。

時間の逆行がテーマなのは周知だと思うので、ネタバレまで
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