mskirさんの映画レビュー・感想・評価 - 7ページ目

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フォーカス(2015年製作の映画)

3.3

軽快でリズミカルなスリがクールで、舞台のワンシーンさながらの演出が見所。ストーリーはボチボチながら、テンポが良くライトな詐欺ものとして及第点。
その時計、確かにカッコイイ。

ビー・バップ・ハイスクール(1985年製作の映画)

2.7

これはもう、その時代の文化を愛でる作品。
演出、セット、小道具まで中途半端な感じは否めずも、80年代の古き良きは垣間見え、当時の人気も伺える。
電車から突き飛ばされるアクションは秀逸。
オープニングが
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SPY/スパイ(2015年製作の映画)

3.7

斬新なスパイもの。
キャラクターが面白く、セリフもgood◎
笑えるコメディかと思えばアクションも丁寧で、好みな演出。スパイグッズの設定もなかなかで、特にコンタクトレンズはカッコいい。
意外に作り込み
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そらのレストラン(2019年製作の映画)

3.0

好きな役者ばかりなので期待していたが、思いの外に淡白な、あまり響かずな、少し消化不良。
出だしインパクトのある演出で、伏線的な期待が高まるも、一体なんだったんだろう。いろいろと脈絡が分からない。
ロケ
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こんな夜更けにバナナかよ 愛しき実話(2018年製作の映画)

3.8

病気を受け入れるだけでなく、自分の理想や欲望にまで素直に、真っ直ぐ生き抜く。健常者でもなかなか出来ない生き方を、大泉洋が特有のキャラクターで実話世界観を体現。
ボランティアとの関係性が特徴的で、冒頭の
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南瓜とマヨネーズ(2017年製作の映画)

3.3

原作は未読だが、どうなんだろう、感想が表現しにくい。作品のキャッチコピーを見て、あぁなるほど、な感じもあり、それでいて些か打算的で直接的すぎる表現はあるものの、心理状態は汲み取りきれなかった。
演者は
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THE 焼肉 MOVIE プルコギ(2006年製作の映画)

2.8

ストーリーはさておき、腹減る飯テロ作品。キャストは豪華なので、なんだか勿体ない印象。伏線かと思えば関係なかったり、何がしたかったのか分かりにくいポイントがちらほら。
竹内力のインパクトと山田優がやっぱ
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127時間(2010年製作の映画)

3.2

想像していたのとは少し違ったが、こんな現実は想像もつかない。精神世界の描写が多めだったが、出来ればもう少し岩場での工夫や遭難生活の細部が観たかった。
最後どうするのかが気になっていたが、やっぱりそれだ
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ルパン三世 THE FIRST(2019年製作の映画)

4.0

賛否両論だが、個人的にはある意味王道ルパンにも感じる。内容はカリオストロに近しく、構成も予定調和感強めだが、ルパン自体の色を汚すことなく従来の格好良さも見てとれる。
どの時代のルパンが好きだったかで好
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花のあと(2009年製作の映画)

2.8

のめり込むことなく終了するも、甲本雅裕の存在と安定感が光る。若かりし北川景子は、あまり見所なし。一青窈のエンディングにもなんだか違和感。

ルパン三世 イタリアン・ゲーム(2015年製作の映画)

3.3

TVシリーズPART4の総集編のような内容なので、少々ボリュームに欠けるが、イタリアを舞台とした各種設定が良き。
レベッカの存在はアクが強く咀嚼しにくい印象でスタートするも、最終的には絶妙なスパイスへ
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日日是好日(2018年製作の映画)

4.2

あるがままに、ありのままに、普遍的な日常の中で気に留めることのない移ろいを気付き受け入れることもまた、今この時の素晴らしさである。
お茶を通じて日本的叙情を表現。
徹底した日常感が、黒木華と樹木希林の
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マッドマックス 怒りのデス・ロード(2015年製作の映画)

4.0

初めてのマッドマックスだったが、北斗の拳の世界観を映像で楽しめた気分。突き抜け加減が格好良く、世紀末ってイメージはやっぱりコレだなって感じ。
ストーリーの根幹はウォーターワールドとも酷似していて、陸か
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ホース・ソルジャー(2018年製作の映画)

3.2

9.11テロの直後にあった事実という題材にそそられて鑑賞。地上波放送が故にカットシーンも多々あったのだろうが、思っていたよりも臨場感があり、まずまず。現代戦争ものとしてはなかなかにシュールな騎馬兵がフ>>続きを読む

オリエント急行殺人事件(2017年製作の映画)

3.2

テンポが良く、サクサク進む。地上波放送だけに本編も削られているのだろうが、些か犯人探しの時間が軽めな感じで物足りなかった。
ポアロのキャラクターは良き。草刈正雄の吹き替えがより一層イメージを膨らませる
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マダム・フローレンス! 夢見るふたり(2016年製作の映画)

3.2

思っていたよりもコメディ要素は少なく、複雑な、でも温かい愛の物語。現実としてNYの伝説として語り継がれているマダムの公演は、結果として多くの人の心に響いている。音楽への無償の愛を注いだ彼女ならではのま>>続きを読む

ワイルド・スピード SKY MISSION(2015年製作の映画)

4.3

シリーズ最高傑作をしっかりと上書きしてくれたことに感謝。期待を裏切らない製作サイドへありがとう。
スカイミッションのタイトルが気になっていたが、流石の派手演出に脱帽。臨場感もさながら、ローマンがやはり
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沈黙ーサイレンスー(2015年製作の映画)

4.5

古き日本の小説を外国人監督が映画化することに驚きあれど、とてもセンセーショナルな作品であった。
題材である江戸初期のキリスト教弾圧について、日本国外からの視点で描かれる表現が斬新で、酷さと虚無感が織り
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DESTINY 鎌倉ものがたり(2017年製作の映画)

3.3

全く期待していなかったが、何度も地上波放送されるのでついに鑑賞。
鎌倉という土地柄と雰囲気に合った設定が、和物ファンタジーをコミカルに表現している。ストーリーもテンポが良く、全体的に上手くまとまってい
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わたしは、ダニエル・ブレイク(2016年製作の映画)

4.6

言葉では語りつくせないほど胸に迫る。先進国ならではの困窮が切実に描かれており、ストーリーに派手さは無いものの、ただただひたすらにリアルな生活感が切り取られていて、社会派に徹している。
特にヘイリー・ス
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バラ色の選択(1993年製作の映画)

3.8

軽快なテンポで奏でる王道ラブコメ。全体的にスピーディな場面転換と小粋な台詞で飽きずに楽しめる好物系。
ホテルマンとしての立ち回りや同僚との関係性含め、随所で持ち前のコネクションが光るスーパーコンシェル
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摩天楼はバラ色に(1986年製作の映画)

3.8

いつか観ると決めていた作品。
予想外に突き抜けた内容が、80年代ならではのアメリカンコメディとして満足度高い。ストーリーの突っ込みどころを突くような野暮ったいことは必要のない、マイケル・J・フォックス
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ダンス・ウィズ・ウルブズ(1990年製作の映画)

3.7

南北戦争時代のフロンティアを舞台とした正真正銘の西部劇。北軍兵士とアメリカインディアンの友情育む姿が描かれた印象的な作品。序盤こそ退屈なシーンが続くも、交流が始まってからはしっかり入り込めた。
主人公
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L.A.コンフィデンシャル(1997年製作の映画)

4.0

有名作なのになかなか縁のなかった作品だが、全体的に作り込み良く満足度は高い。
ただ単純に眺めていてもキャラクターの心情変化を掴み取るのは難しいが、それぞれの刑事においてストーリー内で各々の正義に対する
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マネーボール(2011年製作の映画)

3.8

現場と管理側の感度の違いなど本質的にあるべき姿では無いものの、感性というモノサシが常套手段であった世界の中で野球×統計学は非常に面白い題材であり、現代野球理論の根幹になっている。
チームを強くするのは
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ぼくらの七日間戦争(1988年製作の映画)

3.3

宗田理が青春を知る前の私に青春を教えてくれた懐かしむ一本。原作とはかけ離れているので細かいことは抜いて、ただただ古き良き。音楽は小室哲哉の色が濃い目だが、なんとも味がある。主題歌も挿入歌もTM NET>>続きを読む

あやしい彼女(2016年製作の映画)

3.3

韓国映画のリメイク版。
ストーリーは突っ込まれ要素たっぷりな設定そっちのけで突き進んでいくことから、そんな細部はもはや求めるものでも無いか、ってなる。
志賀廣太郎の洗濯バサミと多部未華子の歌唱シーンが
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メジャーリーグ2(1994年製作の映画)

4.0

前作に引き続き相変わらずの秀逸キャラ揃い踏みでシンプルに面白い。アメリカンコメディならではの台詞ボキャブラリーは眼を見張る。
野球技術としても、まるで漫画みたいに突き抜けたスーパープレーと珍プレーがフ
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スクール・オブ・ロック(2003年製作の映画)

3.3

観たい観たいと思っていたせいか、ちょっと期待が上回ってしまったかのように感じてしまった。内容も設定も好物なのだが、展開が鉄板すぎてイレギュラー的サプライズは無かった。
ただエンドロールはとてもGOOD
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クイール(2003年製作の映画)

3.1

小林薫の役所がとても良かった。クイールとの絡みもとてもナチュラルで流石の演技。一方で香川照之はちょっと使い方が勿体無いような気がしてならない。特筆すべきシーンもないまま終了。椎名桔平はらしさがあって好>>続きを読む

KUBO/クボ 二本の弦の秘密(2016年製作の映画)

3.3

ストップモーションアニメの凄さを理解した上で観ると、凄まじさが半端ない。CGとの調和も良く映像そのものはとても美しい。
内容は、米国製作にも関わらず舞台は日本文化。それだけでもなかなかにシュールだが、
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ハドソン川の奇跡(2016年製作の映画)

4.0

実話に沿ったドキュメンタリーを映画的演出で見事なエンディングに着地。世界的にも有名な奇跡の感動実話だが、事故調査をメインフォーカスすることで、当事者の苦悩や周囲との温度差が感じ取れて引き込まれた。
調
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