『ミッドサマー』っぽいなあと思ってたら、やっぱり本作を参考にしていたよう。
作中の里山風景は綺麗なんだけど、そこで暮らす人たちは陰湿で人間らしい欲望にまみれている。欲望に振り回される様は悲劇であり、>>続きを読む
天使が出てくるとのことで、『素晴らしき哉、人生!』(1946)みたいなのを予想していたが、全然違って芸術性の高い映画だった。
モノローグが多く、哲学的。
主役はネットでネタ動画を上げられることも多い>>続きを読む
大人向けの映画だった。
本作のおもちゃたちの精神年齢は40歳くらいでは?
『トイ・ストーリー』をリアルタイムで観ていた世代に刺さると思う。
ラストは賛否両論あると思うが、これはこれで良かったのではない>>続きを読む
本能寺の変から山崎の戦いまでを描いたブラック・コメディ。
まさに全員悪役な戦国絵巻だった。
【よかったところ】
・信長の岐阜弁が聞き取れないレベルでどぎつく、実際の信長もこんな感じだったんだろうなと>>続きを読む
前半面白かったけど、やや中だるみは感じた。
支店長や出納主任の冷静な対応に好感が持てた。
人質と犯人のほのぼのしたやり取りは少し笑える。
声を出して笑った。卒業間近のがり勉女子高生2人のハチャメチャな恋愛、友情を描いた青春コメディ映画。結構キツめの下ネタもあります。
トリップのシーンなど、斬新な映像効果も楽しめた。
主役2人以外のクラ>>続きを読む
冷戦下の東ドイツの国家保安省(シュタージ)に勤務する堅物の局員が主人公のドイツ映画。救いのないシーンはあるが、後半30分くらいからラストのセリフまでの展開は素晴らしく、鳥肌が立つ。ラストの本屋のシーン>>続きを読む
現代でもありそうな子どもを巻き込んだ離婚のお話。
前半は仕事一筋だった父親がダスティン・ホフマン演じるテッドが、メリル・ストリープ演じる妻に出ていかれ、不器用ながらも父1人で子育てを始める話。後半は夫>>続きを読む
原作の流れは多少変えつつも、世界観を壊さずに映画化されていた。朝井リョウらしく、観る人の価値観を揺さぶる快作。
見終わったあとは何も考えられないくらいの疲労感に襲われた。
原作未読の方は是非読んで>>続きを読む
まあまあかな。
国内の是枝監督作品で擦られたテーマを韓国映画にしてみました、という感じ。
赤ちゃんポストに捨てられた子をめぐるロードムービーだが、若干ミステリーっぽさもある。
刑事役を演じたペ・ドゥ>>続きを読む
『死ぬまでに観たい映画1001本』およびAFI『アメリカ映画ベスト100』に選出されており、ジョー・ヒューストンがアカデミー賞監督賞を受賞した1948年の名作映画。
メキシコでの採金を通じて大金を掴>>続きを読む
さながら現代の『スタンド・バイ・ミー』。
10代男子の心情を解像度高く描いている。
かつそれを表情で演じる主演のサニー・スリッチくんがすごい!
フィンランドの映画って初めて観たかな。
大人向けの作品だなと感じた。
72分とは思えない満足感。
ハードボイルドだが、どこかハートウォーミングなところのある不思議な映画。
『シン・ゴジラ』が日本のエリートvsゴジラとするならば、『ゴジラ-1.0』は日本の庶民vsゴジラ。
生き残った特攻隊員が主人公というありがちな設定で、前半のドラマパートは正直つまらない。ただ最後は感>>続きを読む
世界のクロサワの処女作。表現技法に古さを感じ、やや退屈になった部分はあったが、一見の価値ありと思う。処女作から既に志村喬さんが出演していたのだな。動と静が組み合わさった作品だと思う。欠落部分があるのが>>続きを読む
ラドンは東宝の三大怪獣としてゴジラ、モスラと並び称されているが、どうも影は薄い気がする。。
本作はそんなラドンがメインの映画。
とはいえ、前半はミステリー色が濃厚で、ラドンはなかなか出てこない。怪獣>>続きを読む
【良かった点】
・3時間と長尺だが、テンポが良く、退屈せずに観られた。
・アイナ・ジ・エンドの歌声を堪能できる。劇中では有名な曲を多くカバーしてくれたので、親近感を持てた。BiSH好きでなくても大丈夫>>続きを読む
朱美が人間らしくて良かった。大河版でも『バガボンド』でもそうだが、重要な役回りだと思う。
もちろんクライマックスの巌流島での決闘は素晴らしい。結末は知っているし、他の映像作品でも観てきた光景だが、痺>>続きを読む
前作では又八を演じていたのは三國連太郎だったが、今作では変わっており、やや違和感。また祇園藤次は完全にコメディリリーフだった。
ラストの一乗寺の決闘はやはり迫力があった。佐々木小次郎も出てきます。
吉川英治を原作とした三部作の第一作であり、アカデミー外国語作品賞を受賞した作品。三船敏郎さんが宮本武蔵、三國連太郎さんが本位田又八、八千草薫さんがお通を演じる。八千草薫さんは本当にお美しいです。
古>>続きを読む
とても上質な映画で満足感は高い。
上映時間100分と短めだが、テンポ良くストーリーは進んでいく。
コメディ、ミステリー、ラブロマンスに加えて、後半は007ばりのスパイアクションへ発展していく。ジュード>>続きを読む
あんまり好きなジャンルの映画ではないかなと思っていたけど、信頼できる方がおすすめしており、評価も高いようなので鑑賞。
やっぱり面白かった。不条理コントを観ているみたいだった。
『女子―ズ』っぽさがあっ>>続きを読む
『用心棒』の続編。『用心棒』では宿場町のやくざ同士のいざこざでしたが、今作は武家社会でのいざこざです。前作に続き、笑えるシーンもあり、娯楽性は高いです。若かりし頃の加山雄三さんと田中邦衛さんが出ていま>>続きを読む
110分と黒澤監督にしては短く、人物関係図もシンプルで爽快なくらいの勧善懲悪もの。初めて黒澤映画を観る方におすすめしたい。
冒頭から一気に惹きつけられ、日本映画史に残るクライマックスの殺陣は圧巻のひ>>続きを読む
ジョン・フォード監督の西部劇といえば『駅馬車』と『荒野の決闘』だと思いますが、個人的には『荒野の決闘』の方が断然面白い!この時代の西部劇を完全に舐めてました。
前半は濃厚な人間ドラマ、クライマックス>>続きを読む
原題は『The sixth sense』。うん、邦題の方が収まりはいいですね(笑)。
オチは知った上で観たのですが、知っているが故に細かいところも楽しみながら鑑賞できました。知らないで観た方が絶対に>>続きを読む
ジョン・フォード監督作品。黒澤明監督はジョン・フォードに大きく影響を受けたそうですが、それも頷ける作品。
時代と共に廃れていく炭鉱労働者の町を舞台に、翻弄される家族と労働者たちとの人間ドラマを描いた>>続きを読む
クライマックスのUFOとの邂逅が一番の見どころだとは思うが、そこに至る過程が長く、退屈。
スピルバーグ作品の中では凡作ではと感じます。
当時としては傑作で、数多くのSF作品に影響を与えたであろうこと>>続きを読む
いやー、さすがに長い。かつ恐らく初見より二度目の方が楽しめるタイプの映画。青年編に突入するまでの30分強は完全に観客を置いてけぼり。
音楽が無駄に荘厳で、やり過ぎ感はあった。
でもNHK大河ドラマ>>続きを読む
迫力はあった。映画館で観たかった。
『マッドマックス』へのオマージュはもちろん、『駅馬車』っぽさもあったなあ。
でも予習はなくても楽しめると思う。
仕事で疲れていたので、新しい映画を観る気が起きず、何度も観た『ゴッド・ファーザー』をスコッチ飲みながら鑑賞。
初めて観たのは高校生のときだったか。数年おきに見返しているけど、常に新たな発見がある。間>>続きを読む
ブラスターとの戦闘シーンは割と好き。
カーチェイスシーンも良かった。『駅馬車』感があったね。
でも逆に見どころはそこだけ。
予告編を見て想像していたほど、娯楽性の高い映画ではない。もちろん楽しめる部分はあるのだが、人種差別やKKKを扱っているだけに社会派な作品である。特にラストのメッセージ性は強く、人種差別問題は現代のアメ>>続きを読む
2ではあるが、前作とのつながりは薄く、世界観は大きく変わっているので、2からの鑑賞も可能。逆によくここまで変えたなと思える。
『北斗の拳』はじめ多くのエンタメに影響を与えた作品。
あんまり深く考えずに>>続きを読む
全体的に暗い雰囲気の漂う作品。
低予算感は痛いほどに伝わってくる。
『SAW』のラストの元ネタは『マッドマックス』だったのかというのが、一番の衝撃。
予告を見ていればわかると思うが、爽快感はなく、9割くらい喧嘩のシーンだった感覚の残る映画。正直ちょっと疲れた。
本作に出てくる男たちは、藤原季節を筆頭にイケメンでお洒落だが、総じてクズ。女も女なところ>>続きを読む