Toshiさんの映画レビュー・感想・評価 - 5ページ目

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ブルーバレンタイン(2010年製作の映画)

3.5

ビターで大人向けの恋愛映画。
見る側の性別や年齢によって、抱く感想が大きく変わりそう。
男女間の分かり合えなさが根底に流れているテーマだと思う。

13日の金曜日(1980年製作の映画)

3.0

スラッシャー映画の古典。
王道な展開には様式美すら感じる。

チワワちゃん(2018年製作の映画)

2.5

冒頭はなかなか惹きつけられた。
音楽や光の加減が、邦画らしからぬスタイリッシュさを醸し出していた。
スタイリッシュなんだけど、退廃的で、『トレインスポッティング』『スプリング・ブレイカーズ』を思い出し
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猿楽町で会いましょう(2019年製作の映画)

5.0

いやー、めちゃくちゃ良かった!!
U-NEXTで観たけど、映画館で観たかったな。
思っていた以上に感情を動かされた映画。

勝手に石川瑠華さん主演の『うみべの女の子』の続編だと思って観てました。どこと
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アボカドの固さ(2019年製作の映画)

4.5

U-NEXTで鑑賞。100分もない映画なので、サクッと観られます。
どこにでもいそうな役者志望の24歳男性が振られたところから、物語ははじまります。
男性が観ると共感できるけど、女性が観るとイライラし
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君たちはどう生きるか(2023年製作の映画)

3.0

うーん、難解。戦時中の話かと思ってましたが、普通にファンタジーでした。劇場鑑賞でしたが、後半2~3分程度、寝落ちしてしまった箇所もありました。。

これまでのジブリ作品の総決算といった感じの作品。ただ
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サッドティー(2013年製作の映画)

3.0

『愛がなんだ』『街の上で』の今泉監督の初期の作品。
登場人物が多く、関係性がわかりづらいので最初は理解に苦労した。
リアルな男女の恋愛模様が淡々と描かれている。
BGMがほぼなく、淡々とし過ぎて淡々と
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の・ようなもの のようなもの(2015年製作の映画)

4.0

前作よりも評価を高くしました。恋愛描写が少なくなった分、物語が落語にフォーカスされており、楽しめました。前作を観ていなくても楽しめますが、観ていた方がいいでしょう。

谷中の人々の暮らしが克明に描かれ
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の・ようなもの(1981年製作の映画)

3.5

81年の作品ということもあってか、のんびりしたペースで進む映画。
登場人物が結構多く、説明があるわけでもないので、「この人誰だ?」となるかもしれない。私はwikipediaで補完しながら、鑑賞した。
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クワイエット・プレイス(2018年製作の映画)

4.0

よくあるB級ホラーかと思っていたが、家族愛を描いた人間ドラマだった。社会が崩壊し、絶望的な状況になっても、巧みな技術でサバイブする1つの家族。

なぜ生きるのか?
家族とは何か?

そんなことを考えさ
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アメリカン・サイコ(2000年製作の映画)

2.5

うーん、いろいろ詰め込み過ぎて中途半端な作品になっている気がしました。考察がいろいろとできるのは面白いとは思いますが。。クリスチャン・ベールとウィレム・デフォーが出ているのだから、もっと傑作になる可能>>続きを読む

君の名前で僕を呼んで(2017年製作の映画)

3.0

60年代の名画ような趣が漂う映画です。
北イタリアの自然がただただ美しい。
とても芸術性が高い。

映画はよく「動」や「静」といった表現がなされます。例えば黒澤明は「動」で、小津安二郎は「静」。本作は
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エスター ファースト・キル(2022年製作の映画)

4.0

Amazonプライムで鑑賞しました。配信早くてありがたいっす。

傑作サイコスリラー『エスター』の前日譚。
「あー前作と同じような感じね」と思って観ていたら、途中から想像していなかった展開になり、テン
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シェフ 三ツ星フードトラック始めました(2014年製作の映画)

3.0

仕事映画であり、親子の絆を描いた映画であり、ロードムービーであり、何よりおいしそうな料理がたくさん出てくる映画でした。本作ではSNSがキーとなっており、その功罪も描かれ、現代的な映画でもありました。い>>続きを読む

大怪獣空中戦 ガメラ対ギャオス(1967年製作の映画)

3.0

1967年の特撮映画です。CG全盛の現代では絶対に撮られることのない映画ですね。もはや伝統芸能なのだなあと思わされます。

ストーリーはあってないようなものですが、登場するギャオスは平成ガメラでもリブ
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(1985年製作の映画)

4.5

シェイクスピアの『リア王』を下敷きにしている。人間の業を描いた作品といえる。戦国時代を舞台にしているが、中小のオーナー企業でも普通にありそうな話。

合戦シーンはさすがの迫力。1985年に公開された映
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THE FIRST SLAM DUNK(2022年製作の映画)

4.0

今更ながら映画館で鑑賞。

10年以上前に原作漫画を一度読んだだけですが、楽しめました(TVアニメは未見)。夢中になって読んだ当時の記憶がありありと蘇ってきました。

音楽も素晴らしいし、試合のクライ
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野獣死すべし(1980年製作の映画)

3.0

銀行強盗や列車内でのロシアンルーレットのシーンは圧巻で迫力がありました。特に刑事相手に『リップ・ヴァン・ウィンクル』のあらすじを語り、
「ラムにコアントロー、それにレモンジュースを少々。 シェークする
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大怪獣ガメラ(1965年製作の映画)

3.0

おおまかなプロットは『ゴジラ』(1954)の二番煎じ感が否めない。
特撮は時代を考えると、よくできているのではないか。

子供を助けるシーンがあるが、後のガメラ=子供の味方、という設定につながったのだ
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赤線地帯(1956年製作の映画)

4.5

やっぱり溝口健二はいいですね。
戦後の吉原を舞台に、時代や男に振り回されながらも、たくましく生き抜く女性たちの映画。誤解を恐れずにひと言で表すと、「昭和版明日カノ」。

溝口映画は『雨月物語』『西鶴一
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怪物(2023年製作の映画)

3.5

いい意味で予想を裏切られた映画。

本作は黒澤明の名作『羅生門』との構造上の類似性が指摘されている。その通りだと思う。ゆえにメッセージに新規性をそこまで感じなかった。それもあってか、個人的には是枝監督
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愛のコリーダ(1976年製作の映画)

3.0

世界的に評価されている映画ということで観てみました。
戦前の東京の描写が素晴らしく、こんな風景だったんだろうなと思わされました。また三味線がいい味を出していました。

有名な「阿部定事件」をモチーフに
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マネーボール(2011年製作の映画)

3.0

野球に詳しくないので、そこまで乗れませんでした。データを利活用するということは、この映画が撮られた時代以上に当たり前になっているので、そこまで新しさは感じないかもしれませんね。

もっと統計の話しが出
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死刑にいたる病(2022年製作の映画)

2.5

ややグロめです。苦手な方はご注意を。

小菅駅を映してからの拘置所での面会手続き・待合室のシーンはリアルでした。行ったことないですが、たぶんこういう事務的な感じで進むんだろうなって思わされました。拘置
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秋刀魚の味(1962年製作の映画)

3.5

Netflixで配信されていたニューデジタルリマスター版にて鑑賞。古き良き昭和の日本が色鮮やかに撮られており、とにかく美しい。
若き日の岩下志麻さんが出演されています。

ストーリーについてですが、あ
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極道の妻たち(1986年製作の映画)

3.0

80年代の任侠映画なので、ツッコミどころはありますが、岩下志麻の演技がとても良かった。若かりし頃のかたせ梨乃も身体を張っていました。

MOTHER マザー(2020年製作の映画)

3.0

いや、しんどかった。休憩を入れながら見たので、計3時間くらいかけて鑑賞。重すぎるので、エンターテインメントとして鑑賞できる作品ではない。

でもこの映画は実話をベースにした作品。同じような境遇にいる親
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花束みたいな恋をした(2021年製作の映画)

5.0

2度目の鑑賞。2度目なので、初見では気づけなかった細かいディテールや2人の関係性の変化に気づくことができた。

京王線の明大前駅で終電を逃した大学生の男女が出会い、好きなカルチャーを通じて関係性を深め
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騙し絵の牙(2021年製作の映画)

4.0

「お仕事映画」としてよく出来ている。予告見ていると、サスペンスなのかなという気もさせられたが、純然たるお仕事映画だった。大泉洋と松岡茉優の相性がこんなにいいとは思わなかった。佐藤浩市の社長役もかっこい>>続きを読む

あの頃。(2021年製作の映画)

4.0

ハロヲタの男どもがひたすらバカやる青春映画。
面白かったです。
『くれなずめ』『佐々木、イン、マイマイン』あたりが好きな人には刺さるかと。私自身はAKBグループが好きで、ハロプロそこまで詳しくないです
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ハンニバル(2001年製作の映画)

3.0

『羊たちの沈黙』『レッドドラゴン』『ハンニバル・ライジング』と観て、そういえば『ハンニバル』はまだだったなと鑑賞しました。
アンソニー・ホプキンスはもちろんですが、ゲイリー・オールドマンの怪演が光りま
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“隠れビッチ”やってました。(2019年製作の映画)

2.0

20代の不安定な女性が恋愛を通して少しだけ成長するストーリー。
前半はコメディタッチでまあまあ面白かったです。
後半に入って、ヒロインがヒステリックになるシーンが連発で、観ていて疲れました。(それだけ
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ちひろさん(2023年製作の映画)

1.0

原作は未読です。
有村架純さんが、元風俗嬢には見えないのと、冒頭でホームレスの男性に話しかけて弁当をあげ、さらには家にあげてお風呂に入れるのがさすがに非現実的で入り込めませんでした。他にも上げるとキリ
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浅草キッド(2021年製作の映画)

4.0

芸能にスポットを当てた映画はたくさんありますね。古くは『イブの総て』『サンセット大通り』、最近だと『ラ・ラ・ランド』でしょうか。

本作はそれらの系譜に連なる傑作でしょう。これを観ると浅草に行きたくな
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うみべの女の子(2021年製作の映画)

5.0

昔、同い年のはずなのになぜか大人びて見えた同級生いませんでしたか?この映画ではそんな中学生男女の性と恋愛を描いています。

結論、めちゃくちゃ良かった!!
感情を大きくかき乱されました。ツッコミどころ
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成れの果て(2021年製作の映画)

3.5

なかなか評価の難しい映画。
駄作ではない、かといって傑作とも言い難い、という感想。

既に多くの方が書かれている通り、小夜を演じた萩原みのりさんの演技が素晴らしい。地方にいる美人だけど闇を抱えた女性を
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