りめんばーみーさんの映画レビュー・感想・評価 - 4ページ目

りめんばーみー

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海辺の映画館―キネマの玉手箱(2019年製作の映画)

5.0

最後の作品が最高傑作というのは、本当にすごい。

【〝魂が宿る作品〟を真に理解できた映画】
絵画、写真、映画など、その作者が亡くなり、その作品に作者の魂が宿るという言い方がある。
たしかに、そのような
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アルプススタンドのはしの方(2020年製作の映画)

4.5

報われない高校生活を送る高校生、送った紳士淑女よ、これを観るべし!!

超オススメです!!

悪人伝(2018年製作の映画)

4.5

韓国映画は最初から最後まで飽きさせない。
特にこの『悪人伝』は最後でニヤッとしちゃう。とっても良い。
(邦画は一点集中のように、良いとこがどこかに偏る。満遍なく面白い韓国映画の方がエンターテイメントと
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冬冬の夏休み(1984年製作の映画)

5.0

一人一人のレビュー、一つ一つのレビューが『冬冬の夏休み』をしてる。
そう、誰にでもある思い出が、そのまま映画になっている。
各レビューも含めて5点。

デッド・ドント・ダイ(2019年製作の映画)

3.0

突き抜ける駄作=面白い(?)

あまり書くとつまらなくなるので、書きません。
A級役者で撮ったB級ゾンビもの。
何が何やらわからないまま空に消えちゃうし、突き抜けたB級。
そうなるとひっくり返っておも
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his(2020年製作の映画)

4.0

LGBTQものに仮託した人を描いた逸品

【コロナから解放】
映画と関係ないけど、やっぱ映画館はイイね!
他者の人生、行ったことのない世界を体験するにはやっぱ映画館だな。

【やっぱ映画は設定と脚本】
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娘は戦場で生まれた(2019年製作の映画)

4.6

なんでもいいから、観るべし。
つべこべ言わず、観るべし。
特に救急に関わる医療者は観るべし。

【医療=彼らの戦い】
彼らは強い、へこたれない、絶対にブレない。
主人公は医者の旦那さんとジャーナリスト
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黒い司法 0%からの奇跡(2019年製作の映画)

4.5

これ、もっと話題になるべき映画!

【原題のMercy】
原題『Just Mercy』
この原題に全てが示される。
「慈悲を」と訳すべきなのか詳しくないのでわからないが、この〝Mercy=慈悲〟のワー
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ミッドサマー(2019年製作の映画)

-

住みたい村ランキング一位の映画
90年に一度の奇祭だから、その後から住めば絶対に良いところだと思う。

さて、本題。

【これはアート作品】
前作『ヘレデタリー』は怖いというより禍々しい邪悪さを醸し出
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スウィング・キッズ(2018年製作の映画)

4.1

FUCKIN IDEOLOGY

【あらすじから】
戦後、日本の最初の好景気の原因は、おとなりの国の朝鮮戦争による。
その朝鮮戦争時、北朝鮮捕虜は巨済(こじゅ)収容所に収容されていた。
その中では、共
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ハスラーズ(2019年製作の映画)

4.2

予告に騙されるな!!

【気高き女神ジェニファー・ロペス】
この映画はコンスタン・ウーことディスティニーが主人公。
しかし、真の主人公はジェニファー・ロペスことラモーナであり、彼女の存在がこの映画の価
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1917 命をかけた伝令(2019年製作の映画)

4.5

画像芸術の1つの到達点


【先に必見!『彼らは生きていた』を観よう】
『彼らは生きていた』は同じ第一次世界大戦のドキュメントです。視点もイギリス側視点です。
ピーター・ジャクソン監督が、モノクロの記
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ナイブズ・アウト/名探偵と刃の館の秘密(2019年製作の映画)

4.0


【外国の方々の反応】
映画は面白かったが、さらに隣の白人さんの反応が面白かった。
白人さん5、6人が隣の席から連なり座っているが、最初の姉弟親族の取り調べシーンからずーっとゲラゲラと笑っている。
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リチャード・ジュエル(2019年製作の映画)

-

フェイクに惑わされるな

見終わったあと、長野県松本のサリン事件の時のことを思い出した。
調べると、松本サリン事件も通報者がマスコミにより犯人に仕立てあげられ、
その誤解はオウム摘発が起こるまで続く。
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9人の翻訳家 囚われたベストセラー(2019年製作の映画)

4.0

Aか〜ら〜の〜B!でもC!とどめにD!!

【二転三転】
こういう最初と終わりが違うテーマになってるのは本当に大好物。
Filmarksではそこそこの評価で、たしかに演技が凄いとか演出が凄いとかはなく
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ジョジョ・ラビット(2019年製作の映画)

4.5

結論から言うと『ジョジョ・ラビット』は今までのナチスもの中で一番好き。

【文法の良い映画】
名作とは映画にあるお約束を踏襲しながら、それでも1つ上の作品になってることだと思っている。
国語的に言うと
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パラサイト 半地下の家族(2019年製作の映画)

5.0

【貧困モノの描き方】
やっぱすげえよ、ポン・ジュノ監督。
貧困を描いてるのに描いてないし、どのジャンルとも言える作品だけども、どのジャンルでもないそんな作品を生み出せるって、やっぱり凄い。
例えば、貧
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エクストリーム・ジョブ(2018年製作の映画)

4.5

ヤバイっす、ヤバイっす、ヤバイっす、ヤバイっす。
ずっと笑ってられます。最高です。
こんなに映画館が笑いに包まれる作品は、なかなかないです。

新宿シネマートが『パラサイト』を上映しない、できないのは
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フォードvsフェラーリ(2019年製作の映画)

4.5

【これから観る方へ】
この作品はIMAX案件です。
この作品を家の小さな画面で見るなんて魅力半減、スマホ画面なんてこの映画を殺しちゃうようなもんです。
絶対に映画館で観るべきです。
さらに、お近くの映
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家族を想うとき(2019年製作の映画)

5.0

別の映画だが、ジョーカーはラストに「俺が路上で死んでも、お前たちは踏みつけるだろ」というセリフを吐いた。自分が底辺であることを認識し、踏みつけられる前に立ち上がれた。
だからジョーカーはまだいい。
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スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け(2019年製作の映画)

-

このレビューはネタバレを含みます

どーしても、どーしても観てる最中から『アベンジャーズ エンドゲーム 』がどれだけ凄かったんだろうか?という思いが、頭をかすめる。
悪かった訳ではないんですよ。でも、上映中から別の作品が脳裏に浮かんでし
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幸福路のチー(2017年製作の映画)

4.5

これ、なんで話題になってないんですか!?
けっしてアニメに詳しいわけではないが、相当いい。

『この世界の片隅に』に通じる傑作です。
観てほしい!!

前田建設ファンタジー営業部(2020年製作の映画)

-

フィルマークス試写会にて鑑賞。
ありがたや。

【のれる? のれない?】
のれるかどうかだ。本当にのれるか、のれないかで、評価が変わる映画であり、好みの問題が大きく反映するため点数はややつけにくい。
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魔法少年☆ワイルドバージン(2018年製作の映画)

1.0

3.7のスコアはステマとしか思えない。
はっきり言おう。
今年、ワースト1確定。

メジャーじゃないけど邦画が好きには知られている名脇役達が連なるのに、なんじゃこの煮え切れない映画は。
俳優達がかわい
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シティーハンター THE MOVIE 史上最香のミッション(2018年製作の映画)

5.0

【僕と冴羽獠の思い出】
なぜか実家にコミック全巻が揃っていた。
少年の教育にはあまりよくないとは思うが、たぶん購入したのは両親のどちらかだ。
なので、人よりも細部のストーリーまで思い出すことができる。
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グレタ GRETA(2018年製作の映画)

4.0

イザベル・ユペールを観に映画館へ。

おい、フィルマークス。
めちゃくちゃ怖えじゃねえかよ!
評価そこそこだから、大したことねえと思ったけど、
ラストは「ぁぁ、もうダメ、絶対死んだ」って心臓バクバクし
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レオン 完全版(1994年製作の映画)

-

このレビューはネタバレを含みます

午前10時の映画祭にて鑑賞。
ド派手なシーンは無いけど
『LEON』は家のテレビで観るよりも、
映画館の大画面がやはり合う。

もう何度めの鑑賞だろう。
何度も観てるのに、
どうかハッピーエンドで終わ
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T-34 レジェンド・オブ・ウォー(2018年製作の映画)

4.5

なんの工夫もない映画
けど、めちゃくちゃ、おもしろい

【これでもか! という王道】
オープニングは物凄くカッコよく、斬新さを思わせるが、その後はもうコテコテの連発。
こいつとはまた会うんだな
絶対に
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アップグレード(2018年製作の映画)

4.0

面白い! That’s B級entertainment!!
まず、アイディアがありそうでなかった。
それを、ちゃんと納得できる映像にし。
かつ、ストーリーもしっかりしてる。
最後の、犯人はぜって
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スペシャルアクターズ(2019年製作の映画)

-

【着実なるステップ】
パンフレットに〝サザンオールスターズは「勝手にシンドバッド」から次の「愛しのエリー」のヒットまでの間に、ヒットしなかった一作「気分しだいで責めないで」を挟む。この二曲目は「愛しの
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ジョン・ウィック:パラベラム(2019年製作の映画)

4.5

やばい、くそ面白い!
そして、キレイ!

今回はガンフーだけでなく
馬フー(まーふー)
刀フー(とうふー)
ナイフー(knifeです)
犬フー(どっくふー)
まで駆使し勝つ!
特に犬フーのシーンは1の
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THE GUILTY/ギルティ(2018年製作の映画)

-

代官山にこれからオープンするシアターギルドで、Filmarks試写会。
すでに最初の上映が終わっている作品だが、この試写会の音響は全てヘッドフォンを通して聞く上映と知り、〝こんなオモロイ企画があるのか
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蜜蜂と遠雷(2019年製作の映画)

5.0

【原作を読んだ方へ】

わかるんですよ。頭の中に思い描いた作品と映像化された作品が全然、違って落胆するの。

すごい良くわかるんです。

私も座右の小説『聖の青春』が映像化された時に落胆したことを覚え
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フリーソロ(2018年製作の映画)

5.0

言語化できない感動がある。
どのジャンル、どの映画でも観たことのない、ラストの数十分。

圧倒的な自然、圧倒的な画像、そしてそれを凌駕する主人公。

ちょっと言語化できない。

ホテル・ムンバイ(2018年製作の映画)

4.5

『ホテル・ムンバイ』鑑賞

【感服です】
傑作。実話テロを映画にした作品は名作が近年多い(テロが増えたという悲しい背景があるのだろうか)。『15時17分 パリ行き』や少し前なら『アルゴ』が代表作で
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