ゆうこんさんの映画レビュー・感想・評価

ゆうこん

ゆうこん

映画(18)
ドラマ(0)
アニメ(0)
  • List view
  • Grid view

熱波(2012年製作の映画)

4.2

観たいと思った当時、後になって大好きなペドロ・コスタも評価していたと知って嬉しかった。
映画館で観て印象深かったのがフィルムの色合いで、白黒だったり、セピアだったりと、滲んだ中にとても色鮮やかなのだ。
>>続きを読む

奇跡(1954年製作の映画)

4.8

ペドロ・コスタのインタビューを読んで知った異色の映画監督、カール・ドライヤー・・。
初めて観たこの作品で、その才能の特異さ、そしていかにカメラワークなどの点でも抜きん出ていたか、もの凄い監督だと思い知
>>続きを読む

祇園囃子(1953年製作の映画)

4.4

思い出深い映画・・この映画を観て若尾文子ファンになった。
何度も観てもこの作品の若尾文子の瑞々しさ、汚れない姿、生意気な感じ、初々しさはどのシーンを切り取ってもたまらない。
同時に世間知らずの栄子を支
>>続きを読む

雨月物語(1953年製作の映画)

3.5

なかなかに、怖い作品です。
それも、深く怖い。
京マチ子さんはやっぱり物凄い個性を持った方で、彼女が演じているからこのお姫様も更に深みを増し、独特の美しさと恐ろしさを帯びていると思います。
源十郎役の
>>続きを読む

何も変えてはならない(2009年製作の映画)

4.5

かっこいい映画。
初めて観たペドロ・コスタ作品で、理解というよりとにかく目撃した感覚だった。
説明出来ないけど、これは凄い監督だぞ、と当時思い、それからコスタを追っかけた。
ジャンヌ・バリバールもこの
>>続きを読む

赤線地帯(1956年製作の映画)

4.7

若尾ちゃん・・!!!
名女優の豪華過ぎる共演ですが、観終わって一言、若尾ちゃん可愛かったなぁ。。
若尾文子と溝口健二のタッグはこちらと祇園囃子の2作のみなのですが、どちらも甲乙つけ難いくらい若尾文子フ
>>続きを読む

抵抗(レジスタンス)-死刑囚の手記より-(1956年製作の映画)

4.2

静かな映画です。
当時ブレッソンのことも知らず、映画館で鑑賞しましたが、今でも幾つものシーンが頭に浮かびます。
余計な装飾をしないどころか、とことん削ぎ落とす、そして殆ど主人公1人ばかりをクローズアッ
>>続きを読む

ジャンヌ・ダルク裁判(1962年製作の映画)

4.8

もしかすると、1番好きなブレッソン作品、いや、1番好きな映画とも言えちゃうかも知れない。。
溜め息ものの完璧な映像、演出。
出演者は全て素人というのが信じられない。
ストイックなブレッソンの息づかいが
>>続きを読む

アデュー・フィリピーヌ(1962年製作の映画)

4.8

稀有な映画!
出会えてラッキーと思いました。
ヒロイン2人がとにかく可愛い、映画館で観ていて度々笑い声が起きる。
名作ですが、嫌な所のない、爽やかな、甘酸っぱい映画。
只、かなり昔の作品なので、テンポ
>>続きを読む

ウォレスとグルミット/ベーカリー街の悪夢(2008年製作の映画)

3.5

家族と観ました!
イギリスの国民的アニメだけあって、誰と一緒に観ても楽しめると思います。
監督のニック・パークさんは宮崎駿監督とも仲良しだそうです。
CGのアニメが主流になっても、クレイアニメの魅力を
>>続きを読む

サガン -悲しみよ こんにちは-(2008年製作の映画)

3.7

テンポが早く、目まぐるしい編集が逆にサガンの人生を反映してるのかなと感じます。
サガンを読んだことのない人も、入り口になると思います。
『サガン 疾走する生』など、サガンの伝記も一緒に読むと、ますます
>>続きを読む

イントゥ・ザ・ワイルド(2007年製作の映画)

4.5

10代に観た映画で、1番影響を受けた映画でした。
今の年齢になると、クリスのご家族の気持ちも考えますが、当時は只々クリスに共感していた。
抱えている問題が違くても、思春期、青年時代の葛藤を葛藤のままに
>>続きを読む

アメリ(2001年製作の映画)

3.9

私は大好き!
そして、このページでも画像に設定されている、アメリのジャケ写?が、クリスマスカラーだと思い、アメリカ人の友達にアメリのポストカードでクリスマスの挨拶を送った。
彼女からの返事、アメリはい
>>続きを読む