ゆうこん

祇園囃子のゆうこんのレビュー・感想・評価

祇園囃子(1953年製作の映画)
4.4
思い出深い映画・・この映画を観て若尾文子ファンになった。
何度も観てもこの作品の若尾文子の瑞々しさ、汚れない姿、生意気な感じ、初々しさはどのシーンを切り取ってもたまらない。
同時に世間知らずの栄子を支える木暮実千代演じる美代春の人間としての素晴らしさ、気丈さも魅力だ。
彼女たちに付き纏う男性陣もそれぞれキャラが立っていてそれはそれで魅力がある、皆悪い役所ですが。
若尾文子と木暮実千代の魅力がこれでもかと捉えられた、大好きな映画です。
でも、初めて観た時は余りの展開に頭痛がしました笑。
何回も言いますがこの映画の若尾文子は本当にたまらない。
最後に白粉を塗りたくられる所がアップにされますが、あんなに可愛い顔に私も白粉を塗ってみたい。
美しい木暮実千代の美代春、可愛い若尾文子の栄子、という対比が見所でもあると思います。
若尾さんのことばかり書いてしまいましたが、これがきっかけで溝口健二作品も沢山観ることになりました。
着物の美しさも、うっとり物です。
ゆうこん

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