ラグナロクの足音さんの映画レビュー・感想・評価 - 5ページ目

ラグナロクの足音

ラグナロクの足音

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不安は魂を食いつくす/不安と魂(1974年製作の映画)

4.3

50年前の作品なのにめちゃくちゃ先行ってるポリコレ映画。加害者も被害者も保護者もそれぞれ舞台装置ではないく一人の人間として描かれてる。単なる差別是正で終わらせない感じとか先見の明がえげつないす。

Pearl パール(2022年製作の映画)

2.0

ミアゴスちゃんの顔面筋。それ以外に見どころがない。

君たちはどう生きるか(2023年製作の映画)

4.1

母を訪ねて三千里歩いてきたが、結局母は見つからなかったか。『もののけ姫』のアシタカにも『天空の城ラピュタ』のパズーにも『風の谷のナウシカ』のアスベルにも『千と千尋の神隠し』のハクにも母親はいないように>>続きを読む

インディ・ジョーンズと運命のダイヤル(2023年製作の映画)

2.9

ハリソンさん有難うございました。お疲れ様でした。あなたに書いていただいたサインもすっかり消えかかり、容赦のない時の流れの早さを感じますが、幼少期の頃にカウボーイ姿のあなたをテレビ画面で見て以来、ずっと>>続きを読む

こわれゆく女(1974年製作の映画)

4.0

奥さん主演に母ちゃんを助演に制作費のために抵当に出してる自分の家をロケーションに撮影したカサヴェテスの覚悟。それに見合う骨太な物語に感動しっぱなしだった。これが社会性を信望しすぎてるアメリカの姿。ロジ>>続きを読む

スパイダーマン:アクロス・ザ・スパイダーバース(2023年製作の映画)

1.0

視覚から胃もたれはしてしまうのは初めて。フラッシュよりはまだこっちのマルチユニバースの方が許せる。なぜなら多様なスタイルの作画デザインに直結してるから。たしかにいろんな場所や時代のスパイダーマンを描く>>続きを読む

ザ・フラッシュ(2023年製作の映画)

1.0

同窓会はもういいって。DCがMARVEL化してしまったことが極めて残念。多元宇宙の物語というのは作家の怠惰に他ならないと思う。1回やるならまだしもここまで何度もやられるとさすがにうんざりする。80年台>>続きを読む

aftersun/アフターサン(2022年製作の映画)

4.4

父親腕折ってるしコッポラのSomewhereの焼き直しじゃんとか思ってたが、完全に別物だった。これは文字通り言葉にならない。。突然自殺してしまった大好きな父親と、カッパドキアで最後に過ごしたひと夏の思>>続きを読む

箪笥<たんす>(2003年製作の映画)

3.1

うーん。まぁ今となってはあるあるの範疇だよなあ。父親と継母の住む不気味な一軒家に越してきた父親の連れ後の姉妹が、悪魔のような継母の虐待に忍ぶ話。しかし、実際は一軒家に訪れたのは父親と長女のスミの二人だ>>続きを読む

ワイルド・スピード/ファイヤーブースト(2023年製作の映画)

1.0

いやあもおキツい。そろそろこのファミリー解散させようや。この回文のような永遠に続くパターンの連続はよ終わらせてやってくれ。さすがに20年間ずっと同じはしんどい。ただレースをやってくれりゃいいんだよ。ス>>続きを読む

あの夏、いちばん静かな海。(1991年製作の映画)

4.2

90年代の雰囲気ってこんな感じかあ。経験してみたっか。邦画で一番しっくりするタイトルかもしれんな。音のない愛。見る、とか、歩くといった素朴な所作を、言語に昇華するセンスがえげつねえ。久石マジックもめっ>>続きを読む

リトル・チルドレン(2006年製作の映画)

3.6

秀逸なタイトルだなあ。とにかくウィンスレットがセクシーすぎる。不気味に響き渡る電車の警笛が、登場人物たちの不安定な精神状態を端的に表現する。どこかから何かを運び、そして運び去って行くそれは彼らの心の奥>>続きを読む

PITY ある不幸な男(2018年製作の映画)

3.2

事故にあって昏睡状態の妻をもつことで周囲から同情されることに悦を覚えてしまったミュンヒハウゼン症候群の男の話。しかし、妻が回復してしまい、同情・親切は儀礼にすぎなかったこと、それが社会と接する唯一の窓>>続きを読む

EO イーオー(2022年製作の映画)

3.4

うーん。特に深追いもせずにキャラクターをぶつ切りしていく感じは、ロバも人間も結局運命は一緒ってか。コメディとしてはまあまあサーカズムが効いてはいるが、直接的すぎるというか、物語の奥行きに欠けるかな。ロ>>続きを読む

ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:VOLUME 3(2023年製作の映画)

3.3

3部作の完結編。ベンジャーズと違って白痴路線に振り切ってるからまだしも多様性ってトピックはいい加減ほんとに気持ち悪いね笑 Netflixの実写版ワンピースは、これを参考にしたらいいよ。いきなりのクリー>>続きを読む

TAR/ター(2022年製作の映画)

4.1

アカデミー賞は彼女が獲るべきだったね。テーマは"関係性からの脱却"、"芸術家という生き方の限界"とでもいおうか。砂漠の女が(キリスト圏)最後に森(動物/東洋/アミニズム圏)に見守られて終わるのがよかっ>>続きを読む

エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス(2022年製作の映画)

1.0

なるほど確かに"エブリシング"系のベーグルは名前に反して真ん中は欠けてるね笑『マトリックス』から始まり『マインドゲーム』『銀河ヒッチハイクガイド』を通って『マグノリア』で終わる。アカデミー賞最多7冠お>>続きを読む

フェイブルマンズ(2022年製作の映画)

3.8

やってることジョンヒューズやん。つまるところ、セスローゲンが天才スピルバーグを生んだということでよろし?大御所がここまで映画を撮ることを賛美せずに呪いとして撮ることの怖さを表現するのも珍しくグッときた>>続きを読む

エリ・エリ・レマ・サバクタニ(2005年製作の映画)

3.3

エブエブではなくエリエリ。イエス様(ケンジ様)の痛みが音の振動が歪みとなって現世まで伝播する。せっかくのシューゲイザーなのだからもっと鼓膜が耐えうるギリギリまで音量を上げてほしかったな映画館。内容は途>>続きを読む

ミナリ(2020年製作の映画)

3.7

聞いてたとおりまじで話もテーマソングも北の国からやんな。監督自身の幼少期の実体験に基づく話。アメリカンドリームを夢見て韓国からアメリカにやってきた移民家族の厳しい生活を描く。韓国生まれながらアメリカに>>続きを読む

ブラック・フォン(2022年製作の映画)

2.2

オチを早めに伝えちゃうパータンね。エンターテイメントとして最後まで期待してたのにあまりにも呆気なかった。脚本のせいだと思うがイーサン・ホークの演技もどっちつかずでヴィランとしての魅力もゼロ。敢えて?夢>>続きを読む

エゴイスト(2023年製作の映画)

2.4

たしかに宮沢氷魚、鈴木亮平の演技は素晴らしい。ちょっとした仕草の細かさがプロ。阿川さんもかなり役柄にはまってた。しかし脚本が多少雑だったかなと。回想シーンやナレーションが不必要なのと、緊迫感がいまいち>>続きを読む