りゅうたろさんの映画レビュー・感想・評価 - 2ページ目

りゅうたろ

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アバウト・レイ 16歳の決断(2015年製作の映画)

4.0

エル・ファニングが素晴らしい、役者はだれもが素晴らしい。でも脚本は無駄な要素を詰め込みすぎた。
レイの物語ではなく母の恋愛の物語と二分されてしまった。
レイ自身の問題にもっと向き合えたのではないか、ト
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海獣の子供(2018年製作の映画)

2.0

このレビューはネタバレを含みます

映像は丁寧、ただし詩情が抜け落ちてしまった。
手が混みすぎてうるさく、観客の想像力を無視してしまっている。
テレンス・マリック作品のような形式で五十嵐大介の作品を映像にしてほしい。
せっかく漫画よりも
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アリスのままで(2014年製作の映画)

4.8

記憶の連続性が個人を規定するならば、記憶を失い続ける人は何者になるのだろう。
僕らの記憶は日々こぼれ落ちている、零れ落ちなければ思い出すものの多さその重さに前に進めなくなるだろう。
痴呆の祖母の孤独を
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ジョイ・ラック・クラブ(1993年製作の映画)

4.0

‪母が娘へ「みんな最高のものを欲しがるけど、貴方は最悪のカニを手にした。貴方は心が最高だから。」って言葉を伝えるんだけど、娘が他人のために最悪のカニを手にした時気づける親でありたいな。
他人の行いだと
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さらば、わが愛 覇王別姫(1993年製作の映画)

4.0

大衆が、世の普通が変化する中で他の価値観に殉じた人間は翻弄される。
近代中国の激動期の価値観の変遷を、美しい物語として立ち上げている。
蝶衣の視点からは下品にうつる菊仙が、京劇の衣装が焼かれた火の前で
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DESTINY 鎌倉ものがたり(2017年製作の映画)

4.0

懐かしい気がする、子供の頃に見たような。でもこれは子供向けではない。狭い世界の物語だが際限なく奥行きがある

バリー・リンドン(1975年製作の映画)

4.0

スキャパレリの孫、マリサ・ベレンスンがとても美しい白塗りの

シェイプ・オブ・ウォーター(2017年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

どちらもが魚人だとバケモノと人間の恋が人間と人間になるという美女と野獣へのアンチにならないのではという悲しみ。

聖杯たちの騎士(2015年製作の映画)

5.0

断片的な映像と語りは、記憶を揺さぶり、投影させる。
この映画にストーリーがないという人は、投影するだけの記憶がなかったか、それに、慣れていないだけだ。
テレンス・マリック作品は作品を頭の中で組み立てる
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プレステージ(2006年製作の映画)

4.0

「オチがわかる」といって低評価にする人もいるが、マジックの視線誘導と物語のミスリードを意識した映像の構造が美しい作品。
キャラクタァの作り込みや感情を求めるのならばそもノーラン作品は見なくても良いのだ
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