中さんの映画レビュー・感想・評価 - 7ページ目

アントラム 史上最も呪われた映画(2018年製作の映画)

2.8

こんな事言うのは野暮なんでしょうが…モキュメンタリーとしてレベルが低過ぎるような…。

ドキュメンタリータッチのパートは出来が良い分、本編?部分の70年代っぽく無さが気になっちゃいました。

そんな事
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9人の翻訳家 囚われたベストセラー(2019年製作の映画)

3.8

地下室にて世界的ベストセラーの翻訳を行う9人の翻訳家。
そこで発生した原稿流出を巡るミステリー。

クローズドサークルものに見せかけつつ、広がりのあるストーリー。
アガサっぽい本格トリック。

見事に
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透明人間(2019年製作の映画)

4.0

透明人間という古いテーマに、逃げる女と追う男を加えてここまで面白くなるとは。

緊張と緩和の付け方も素晴らしい。

息を飲むオープニングプロットは必見。
説明やセリフ無しで状況を理解させる監督の能力の
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THE GUILTY/ギルティ(2018年製作の映画)

3.7

‪デンマーク発ワンシチュエーションサスペンス。‬

‪優秀なオペレーターが事件を解決していく話と思いきや、主人公の人生と事件が絡み合う骨太な人間ドラマでした。‬

‪観客の想像力に委ねた設定。‬
‪ラ
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劇場(2020年製作の映画)

4.0

全ての小劇場が好きな人へ。
才能の限界に気付いて夢を諦めた人へ。

胸に突き刺さるけれど、突き放さず優しい物語。

永田はクズだけれど、自意識が強かった頃の自分と重なる部分も多い。
それが余計に苦しく
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オールド・ガード(2020年製作の映画)

3.7

骨太戦争アクションに特殊設定を入れたコミック原作の映画。
予想以上に面白かった。

キャラクターの動機というか行動原理が丁寧に描かれていて、ただの善悪の物語になっていない所が良い。

アクションもタイ
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ターミネーター ニュー・フェイト(2019年製作の映画)

3.5

T2以降を無かったことにして、キャメロン&リンダ・ハミルトン復活で制作された新作。
劇場では今ひとつ見る気がしなかったのでレンタルにて観賞。

最近のターミネーターシリーズでは随一の出来だが、手放しで
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ブラッドショット(2020年製作の映画)

3.5

‪ゴリゴリ脳筋アクションかと思いきや、意外と凝ったプロット。‬
‪ちょっと中盤はダレるけど、なかなか悪くない作品でした。‬
‪アクションも悪くなかったなと。‬

‪ガジェットのダサさがSFとしては辛い
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ヘヴィ・トリップ/俺たち崖っぷち北欧メタル!(2018年製作の映画)

3.6

「終末シンフォニック・トナカイ粉砕・反キリスト・戦争推進メタル」を掲げる主人公のバンド「インペイルド・レクタム(直腸陥没)」のサクセスストーリー。

曲のリフがカッコいいなと思ったら、ストラトヴァリウ
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グリーン・インフェルノ(2013年製作の映画)

3.2

体力使いそうでなんとなく見ていなかったコチラを観賞。

グロ全開ながら、意識高い系への皮肉やブラックジョークのような展開はまさにイーライ・ロス。

こんなにグロくてエグいのに途中でダレるという謎現象は
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コードネーム U.N.C.L.E.(2014年製作の映画)

3.7

‪ガイ・リッチーらしいオシャレでカッコ良いスパイ映画。‬
‪異色のバディものとして楽しめました。‬

‪ストーリーはちょっと古めのスパイ風でシンプル。‬
‪その分細かい所の演出が効いている。‬

‪ヒ
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オッド・トーマス 死神と奇妙な救世主(2013年製作の映画)

3.9

興行収入はいまいちみたいだけれど、これはかなりの秀作。

霊が見えるオッドが彼女のストーミーと共に、街を襲う惨劇を回避しようと奮闘するストーリー。

コメディ・サスペンス・ホラーの要素を合わせつつ、泣
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ライト/オフ(2016年製作の映画)

3.7

これ…久しぶりにめちゃくちゃ恐いホラーでした。
ライトを消した時だけ見えるというシンプルなギミックがこれほど恐いとは。
急に近づいてくる所なんかも、分かっているのにビックリしますし。

ゴア感はほぼゼ
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アップグレード(2018年製作の映画)

3.9

#アップグレード 観賞。

リー・ワネル監督なだけあり、SFアクションサスペンスなのにホラーの文脈も感じられる秀作でした。

とにかくアクションが素晴らしい。
STEMでアップグレードした主人公の、人
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悪女/AKUJO(2017年製作の映画)

3.7

超絶アクション×ニキータ×韓国映画的愛憎劇。

アクションはとにかく凄まじい。
酔いそうなカメラワークなど気になる所はあるが、挑戦的で見ていて飽きない。

ニキータ的な女暗殺者ストーリーもわりと好き。
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落下の王国(2006年製作の映画)

3.8

ターセム・シンの目眩く映像美で描かれる落下した2人の救済のストーリー。

ロイが適当に話していた物語が、いつの間にかロイ自身の物語になり、そして2人の物語になっていく。
そしてロイにとっての絶望の物語
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ドクター・ドリトル(2020年製作の映画)

3.1

ユニバーサルの子供向け感全開で、苦手な自分には笑えないシーンが多々。

ダウニー・Jrの厭世的なキャラクターもいつも通りで新鮮味無し。
豪華な声優陣もエマ・トンプソン以外は誰が誰だか…コティヤールもト
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T-34 レジェンド・オブ・ウォー(2018年製作の映画)

3.9

熱い!とにかく熱い戦車戦!

狭い密室の中で命を預け合う軍人たちの友情。緊迫の展開と見たこともないVFX。

一部を除いてめちゃくちゃシンプルなプロットなのに、全く飽きずにのめり込める。

これは…な
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ハーレイ・クインの華麗なる覚醒 BIRDS OF PREY(2020年製作の映画)

3.6

前作より全然面白かった。
群像劇的な脚本も正解だったし、マーゴットもめちゃくちゃキュート。

ただあまりにもハーレイのキャラクターが仕上がりすぎて、ゴッサムシティのハーレイのところにNYの一般人が混ざ
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CLIMAX クライマックス(2018年製作の映画)

3.6

ダンサーたちが集まったパーティ。
そのサングリアにLSDが混入し、狂乱の夜が始まる。

これぞギャスパー・ノエと言える攻めに攻めた映像、演出とプロット。

どうやって撮っているの?という長回しや、特徴
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サマー・オブ・84(2017年製作の映画)

3.6

シリアルキラーを追う少年たちのジュブナイルホラー。

少年4人組と憧れの美女。理解してくれない親。一夏の冒険。
定番のメンバーと定番のストーリーで油断させて、信じがたい方向から突き刺してくるかなり捻く
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Curve(原題)(2016年製作の映画)

3.7

噂に違わず面白かった。

カーブしか存在しないミニマルな世界観も素晴らしいし、シチュエーションスリラーとして今まで無かったけれど自分の感覚で体感できる絶妙の設定が凄い。

タイトルの出方やカット割りに
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スケアリーストーリーズ 怖い本(2019年製作の映画)

3.6

ルールに基づいて恐怖が襲ってくるというストーリーはめちゃくちゃ好み。
解決策を探して行く謎解きパートもあって、ジュブナイルホラーとしては王道な構成。

クリーチャーデザインも若干良し悪しはあるものの、
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EXIT(2019年製作の映画)

3.7

こんなのも出来るんですね、韓国映画は懐が深い…。

韓国の家族観とかが分からないので序盤は戸惑いますが、途中からのサバイバルパニック展開になってからは良くできている。

屋上から脱出となるとパルクール
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イエスタデイ(2019年製作の映画)

3.7

ダニー・ボイル監督で「なろう」を作った感じの作品。

設定はかなりトリッキーだけど、ストーリーはめちゃくちゃ正統派。

ビートルズがいない世界でビートルズを演奏する事は罪なのか、それとも記憶している人
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ボーダー 二つの世界(2018年製作の映画)

3.7

主人公の葛藤を前面に出したダークファンタジーかと思いきや、北欧らしい骨太サスペンスやダークロマンスの側面もあり、簡単に括れない複雑なジャンルの作品。

伏線の張り方と回収も見事。
なかなかハードなシー
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天気の子(2019年製作の映画)

3.7

東京の繊細かつ正確な描写。
雨と晴れの美しいコントラスト。
新海誠らしい映像とピッタリのテーマだったなと思いました。

ストーリーもいわゆるボーイミーツガールものとしては正統派。
セカイ系も最近観てい
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プロメア(2019年製作の映画)

3.9

かなり楽しめました!

カラフルな色彩とぬるぬる動く作画。
これでもかと展開が続く中島かずきらしい脚本。

グレンラガンっぽさ全開ですが、それをシネマサイズで見事に作り込んでいるなと。

堺雅人の声だ
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ザ・ベビーシッター(2016年製作の映画)

3.3

ザ・B級ホラー。

ベビーシッターのビーはめちゃくちゃ魅力的で、正直それだけで持っている気も…。

登場人物の行動は一貫性が無く、凄い適当に死んでいく。
ポイント、ポイントでは良いシーンもあるんですが
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