随所に現れる「赤」「青」「黄」の3色。このうちの2色しか画面に存在しない場合、ほぼ確実に残りの1色が少し遅れて画面内に登場します。パズルの隙間のように、埋まっていないと落ち着かないのですが、埋まるとと>>続きを読む
中学生の頃に劇場で観ましたが、当時は唐突な展開や若返るソフィーの意味が読み取れず、あまり好きな作品ではありませんでした。
しかし大人になってから再度鑑賞し、テーマの深さや心理描写に何度も心を打たれ、>>続きを読む
唐突に起こる爆発や銃撃の緊張感と、何かが蠢く様子を見事に表現したタンジェリン・ドリームのサウンドトラックが至高の名作。
2年前のリマスター上映で初めて観たのですが、未だに強烈な印象が残っていたので>>続きを読む
久々に鑑賞。内容はほとんど覚えてませんでしたが、冒頭からカッコ良いです!
基本的には淡々と進むので地味なんですが、時折前触れもなくドンパチが始まるので面白く、キレ味は抜群。1968年頃が舞台となって>>続きを読む
冒頭の空中からの撮影や、惜しげもない全裸の女性、それに誘惑される男の性など、改めて鑑賞するとミッドサマーはこの作品に相当な影響受けてますね。
それはさておき、
キューブリック印のヌルヌル動くカメラ>>続きを読む
色調やカメラワークはベルトルッチっぽさがあって、良かったです。映像も綺麗で30年以上前の映画とは思えない鮮やかさがあります。歴史は苦手なので正直退屈でしたが、よく撮ったなあと思います。
「戦場のメリー>>続きを読む
名作!!「断絶」「テルマ&ルイーズ」が好きな僕にはたまらない作品。
自動車の騒音と臨場感のあるカメラワークによる<動>、時折訪れる静寂と絶景を収める固定カメラによる<静>は非常に巧みな対比表現で、緩>>続きを読む
前作に比べ、ランボーの怒りの説得力は弱いんですが(とはいえかなり理不尽でこんなに不運でかわいそうな人生は中々ないと思いますが…)、ヒロインが射殺された後は容赦なく敵をボコボコにしていきます。前作では自>>続きを読む
元ネタと言われている「マッドストーン」を先に観ているせいか、インパクトには少々欠ける印象です。ストーリーもいまひとつという感じ。車やバイクの見せ方やカメラアングルなんかは良かったんですけどね。車・バイ>>続きを読む
地上波の連続ドラマ寄りの演出や演技、脚本であることは承知の上でしたが、それを差し引いても微妙でした。しかしその中でも石橋静河は落ち着いた演技で良かったです。岸井ゆきのと光石研、そして峯田もいい味出てま>>続きを読む
序盤はヒッチコック感が漂う雰囲気。中盤は地味で少し退屈でしたが、後半は引きつけられました。死刑制度について色々と考えさせられ、罪を犯した人を殺して何になるのか、と問われたらどんな返答ができるかわかりま>>続きを読む
アメリカの保険制度に迫るドキュメンタリー。無保険者が多い国という認識でしたが、保険加入者に焦点を当てています。本作は日本ではあまり有名ではないみたいなのですが、健康保険が充実している日本在住の人にこそ>>続きを読む
中学生の頃あまりの面白さに何度も観ていましたが、成人してからは全く観なくなり、10数年ぶりに鑑賞。当時とは違う視点で見ることができました。
あらすじの説明のあと、飲食店にスッポンポンのマッチョ。映>>続きを読む
初めて見ましたが、戦争の帰還兵を描いた映画なんですね。
序盤からクライマックス級の盛り上がりで、次から次へと暴走するランボー。静けさを取り戻したかと思えばおもむろににゅっと登場したり、暗闇に佇んでい>>続きを読む
知らない人の1日を見ているような、暇人の好奇心をくすぐられる映画です。知らない人の会話なので、若干の退屈さは否めませんが、とにかく台詞が素敵です。
「恋愛とは孤独でいられない男と女の逃げ道」
そん>>続きを読む
「凶悪」「日本で一番悪い奴ら」で描いたアウトローな白石和彌の現時点での集大成と言える作品です。
キャストに石橋蓮司やピエール瀧を起用していたり、ヤクザの抗争を描いている点や、殺し方の妙など、アウトレ>>続きを読む
北欧の白っぽく彩度の低い陰鬱とした景色と、人気(ひとけ)のない無機質な雰囲気が伝わってくるような映像です。そして漂うキューブリック感。人や物の配置や画角が似ているんでしょうか?よくわかりませんが、時計>>続きを読む
初期作品への愛が強すぎるせいか、正直そこまでハマれませんでした。ビル・マーレイは良かったんですけどね。俳優としても役柄としてもチート過ぎるんでなんかズルいなあなんて感じたり…。
真相を理解したあとに>>続きを読む
黒人(アフリカ系アメリカ人)が合法的に差別されていたことをわかりやすく描いていて、それを知るきっかけになる良い映画だと思いました。
しかし作品としては微妙です。何も考えずに見れるという意味では見やすい>>続きを読む
北野映画の超傑作バイオレンスコメディ。邦画では最も好きな作品です。
BGMがなく、台詞による説明が最小限。そして意味深なショットが随所に登場します。
これを「意味がわからない」と捉えるか、「説明がな>>続きを読む
元々の顔の作りがそうなんですが、クリント・イーストウッドは哀愁が漂いつつもどこか芯のある爺さんがぴったりです。やさしそうにも気難しそうにも見える謎の存在感。背が高いのもそれに拍車をかける要因でしょう。>>続きを読む
鏡やガラスを通して人物を映すシーンや、外の様子を光と影で表現するシーンが多く、どこか不思議で幻想的な映像でした。特に擦りガラス(曇りガラス)越しに映る人の姿は印象派の絵画のようで見惚れてしまいました。>>続きを読む
爆笑問題の太田さんが絶賛していたので観てみました。
銃撃音がショボい点は目を瞑りますが、映像は中々キレがあってよかったです。
松田優作がかっこ良すぎて付いていけない部分があったりはしましたが、全体的>>続きを読む
ストーリーの組み立て方が斬新、という点が最大にして唯一のポイント。解説を見るか2回見ないと多くの人が理解できない内容で、理解できても「よく考えついたなあ」としか思えないのが正直なところ。モノクロは時系>>続きを読む
映像は綺麗なんですが、あんまりはまらず。良い映画なのか、と言われたら個人的には「う〜ん」って感じです。桃のシーンなんかは印象に残るんですけどね。まあ好みの問題だと思います!
もう2度見たくない、と思うほどキツい印象のある映画でしたが2回目は意外とさらっと見れました。
長尺であることを感じさせない現実的かつファンタジーなストーリー展開は見事です。結婚式に出席したあとの別れが>>続きを読む
序盤はテンポ感が良く、キジを投げるシーンなんかはクスッとしました。普通こんな日本的な鳥が50年代のフランスに唐突に出て来ないでしょう!
後半は心変わりの目まぐるしさに追いつけず、きっかけも微妙。最終>>続きを読む
江口のりこのプロモーションビデオみたいな映画。2時間を捧げて彼女の魅力を思い知る価値があります。最高でした。
言葉で説明できない男女の関係はサッドティーなど他の今泉監督の作品でも描かれていますが、そ>>続きを読む
序盤からクライマックス級にド派手な銃撃戦。問答無用で引き込む強引さが炸裂する映像。まさに映画だなあなんて思いました。カット割のキレも抜群で圧倒されました。編集が見事!
そして兎にも角にも「良く撮った>>続きを読む
発達心理学では幼少期の愛着形成が不充分だと人間不信になるとされていますが、おそらくそれが裏テーマになっている映画。
YOUNG DAISは好意を込めて「もっと俺らを信じろよ」と投げかけますが、それは>>続きを読む
何度も見ていますが、前半の緊張感には毎度感服。何かが起きそうで中々起きなくて、何か起きたと思ったら意外と笑えてしまうシーンだったり。ダウンタウンの笑ってはいけないシリーズはこれと同じシステムですね。ク>>続きを読む
正直、よくわからなかったです。
これを不条理と捉えるか、意味不明と捉えるかで評価が変わってくると思います。
ジェフベックが折ったネックに客が群がってましたが、それがライブハウスから路上に移動しただ>>続きを読む
みうらじゅんと伊集院光が童貞について語る本で「童貞映画」として紹介されていました。まさにその通りで、サイモン&ガーファンクルがブリーフ&トランクスに聴こえてきて笑ってしまいました。
ところが、中盤か>>続きを読む
2年ぶり2度目の鑑賞。
台詞や演技は硬さがありますが、見せ方と撮り方がとても良かったです。カメラワークほぼなしの映像が落ち着いていて好きでした。
子どもって、親の「親じゃない部分」を知りたいと思う>>続きを読む
5年前の夏に見て以来、2度目の鑑賞。
当時はあまりに退屈で2回も寝落ちして、お昼に見始めたのに見終わる頃には夕方になっていました。
映像は綺麗だったけどあまりに退屈だったので、「いい映画だけど、自分>>続きを読む
もう何回も観た気がしていたのですが、初めて観ました。
中盤までは観た記憶が鮮明だったので、今まで途中で寝てしまっていたんだと思います。そんなわけで個人的にも不思議な映画になってしまいました。
彩度>>続きを読む