7子さんの映画レビュー・感想・評価 - 2ページ目

7子

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故郷の便り/家からの手紙(1977年製作の映画)

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確かに母親の手紙の内容・頻度に嫌気がさす感じは分かるが、後半で手紙の読み上げを雑音で掻き消していくのには心が泣いちゃった、、はたから見ると記録映像だけど、アケルマンにとっては景色と共に思いを巡らせた記>>続きを読む

街をぶっ飛ばせ(1968年製作の映画)

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歌いながらふと鏡に映った自分を見て綴った言葉は何だったんだろう。卒業制作らしい勢いというか野心というか荒々しさだけど、アケルマンの最期を思うと、なんだか、、

一晩中(1982年製作の映画)

4.0

構えて観始めて、これはそういうやつじゃないと気付くのが遅かった!リズム・フレーム・身振りが楽しい、お気に入りシークエンスがたくさんあり、トークで言われていた「映像でのミュージカル映画」というのも頷ける

イルマ・ヴェップ(1996年製作の映画)

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マギー・チャンが何を考えているのかよく分からず、彼女が異邦人であり孤独であり、でもその立ち位置だからこそナチュラルに振る舞っているようにも見える、最後は目からビーム出してなんだか清々しい気持ちに。ブチ>>続きを読む

毒薬/我慢ならない女(1951年製作の映画)

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裁判始まってからのリズム感、子供たちと共にラストまで駆け抜けるのがあまりに不思議で可笑しく、これまた何だったんだろうという気持ちに、、

デジレ(1937年製作の映画)

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ギトリ(止まらぬ捲し立て):ジャクリーヌ・ドリュバック(ヘラヘラ笑って一言挟むだけ)=9:1みたいな時間が割と長くあるの、何を見せられてるんだろうと思えて可笑しい。お気に入りは「踊ってる場合か」、可愛>>続きを読む

骨噛み(2021年製作の映画)

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記憶は眩く光っているようにも暗く影を落としているようにも見える、その朧げなさまが点描で表現されていて感動。魚眼レンズで撮ったように世界が伸び縮みするカメラワークもアニメーションならではで、子供(物理的>>続きを読む

月の寵児たち(1985年製作の映画)

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「素敵な歌と〜」にも通ずる、流れるように連鎖していくさま、受け継がれて使用される壊れた装飾皿、どんどん小さくなってゆく絵画、銅像は破壊され、金は拾われて誰の手に渡ろうが同じ価値

素敵な歌と舟はゆく(1999年製作の映画)

5.0

自分の仕事のうまくいかなさは同じく仕事がうまくいっていない他人の解雇へ、浮気相手の平手打ちは彼女の平手打ちへ、外壁クライミングは山クライミングへ、父の気晴らしの鉄砲は息子の犯罪へ、息子が家を出て川を渡>>続きを読む

ちょっと思い出しただけ(2022年製作の映画)

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ジム・ジャームッシュのアクセント位置は本当にそれが正解なんですか?

柳川(2021年製作の映画)

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自分だけが忘れていないでいるのはちょっと寂しい。ドンも踊れるんじゃん、となる。踊らないからひとりなのか、ひとりだから踊らないのか。そのまま行ったほうがいい、行ったほうがいいよ、行ってくれ、の気持ちにな>>続きを読む

親愛なる日記 レストア版(1993年製作の映画)

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よく寝て、おかしいな、こんなはずでは、と思い見たらイタリア映画だった。やっぱり私(の睡魔)とイタリア映画の相性は抜群

女はコワイです/恋する男(1962年製作の映画)

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ステラの歌フル尺で流すのが笑えちゃった、最後の表情が何なのってくらいかわいい

破局(1961年製作の映画)

4.5

何やっても上手くいかないさまを見るのってなんでこんなに楽しいのか、、

健康でさえあれば(1966年製作の映画)

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ちょっと怖い、ちょっと不気味、ちょっと怒ってる、ちょっと不安、ちょっとかわいそう、そういうのが混ざってるとよりいっそう味わい深いのね

ブローニュの森の貴婦人たち(1944年製作の映画)

4.5

涙、車の窓に押しつける手紙、車の切り返し、ドレス姿〜〜いいね〜泣

風の中の子供(1937年製作の映画)

4.0

なんだよ なんだよ なんだよ
すごい♪(前転) すごい♪(前転) すごい♪(前転)
お父さん♪ お父さん♪ お父さん♪
ターザンの声で四方八方から駆けつける子供たち、大勢の子供が走ってるのテンション上
>>続きを読む

大恋愛(1969年製作の映画)

4.5

予告やポスターで観てどんな幸せな場面なんだろうと楽しみにしていたベッドカーシーンがまさかの悪夢で笑ってしまった。どうやって動いてるんだろうと思ったら、車のエンジン取り出していろんなベッドに装着したとパ>>続きを読む

幸福な結婚記念日(1962年製作の映画)

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楽しい〜!車のサンルーフから顔覗かせるヒマワリ!センス!

ケイコ 目を澄ませて(2022年製作の映画)

5.0

あらゆる出来事や感情や、目に映るもの、聞こえてくる音や声や音楽の、一つ一つ・その瞬間、自分の受け取れる範囲には限りがあると思うと寂しく感じてしまうときもあるけど、それらを掬い取る作業は他の誰でもなく自>>続きを読む

ダムネーション 天罰(1988年製作の映画)

4.5

「自分のことばっかり」「あんたの臆病は老いのせいじゃない」ド正論!画の強度に興味津々。早稲田松竹に貼ってあった監督インタビューから「映画で世界を変えたいと思っていた。カメラは世界を変えるために有効であ>>続きを読む

ファミリー・ネスト(1977年製作の映画)

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「君は待っていればいい」「家されあれば、、」と言うものの、壊れてしまった心がそれで立ち直れるとも感じられずただただ残酷。ドキュメンタリーぽいけど、ところどころ挟まれる歌謡曲で普遍性が生まれる。「これは>>続きを読む

ハズバンズ(1970年製作の映画)

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映っていることの現実っぷりったらもう、、しかも最後のシークエンスでまたぐいっと違う現実の側面に引きずり込まれる、、酒場のシーンを筆頭に終始心底不快だけどそれはそれとして凄まじい、今年映画館でやってくれ>>続きを読む

グレイ・ガーデンズ(1975年製作の映画)

5.0

最高だ〜これがドキュメンタリーだなんて、、覚えてたいことだらけのメモ
ガチ喧嘩勃発してママの服がずり落ちそうになって「見ませんよ」メイズルスたちが鏡にカメラ向けるとうんざりした顔でまるで仕方なく絵画に
>>続きを読む

セールスマン(1969年製作の映画)

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ヘルプ入ってもらって途中までいい感じだったのに、自分が熱弁しちゃったから(と思えてしまうような編集だった)結局買ってもらえなくて、ヘルプの仲間に「こいつ最近成績悪いから喜ばせたかったんだけどさ」みたい>>続きを読む

街の灯(1931年製作の映画)

4.5

久しぶりに感情が〜あ〜〜となる。これを映画館で観ると、最後に思いっきり泣かされるのにTHE ENDと出てエンドロールなしで明るくなるので、顔ぐしゃぐしゃな状態で席を立たねばならない(ということを予感し>>続きを読む

カンウォンドの恋(1998年製作の映画)

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帰りのバスの中での嗚咽、じゃあねと言ってからさめざめ泣けてきてしまう自分のことなんて誰も知る由もない、でも、ま、それでいいというかそれがいいというか。うだうだしていていいな〜うだうだしたいな
実現され
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人間ピラミッド(1961年製作の映画)

4.5

映画を共に作ることで新たな現実が生まれたというのは本当にそのとおり、だけど、現実って言ってるときの現実って何でしょう?