7子さんの映画レビュー・感想・評価 - 6ページ目

7子

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次の朝は他人(2011年製作の映画)

4.0

あーーーっ、かなり、、かなり好きですね、、ホンサンスの好感度はめちゃくちゃ低いけどかなり好きですね、、メタ視点での「理由なんてない」が効いてて楽しい〜特別な感動感激はないが妙に思い出してニヤニヤするタ>>続きを読む

日常対話(2016年製作の映画)

4.5

すばらしかった!これを逃したらもう見る機会ないのか?と思って行ったけど、今夏劇場公開予定らしい。英題「small story」のとおり極私的な作品だけど、人と人との関係から社会的な問題まで、誰が見ても>>続きを読む

憂鬱な楽園(1996年製作の映画)

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電車でトンネルを抜ける、茶碗と箸持って外出てしゃがんで飯を食う、引きの乱闘からの手錠からの笑えるほどボッコボコな顔、緑の街と赤の街

「南國再見、南國」「憂鬱(でうっすら退屈)な楽園[()内は私が勝手
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悲情城市(1989年製作の映画)

5.0

これまで二度映画館でチケット完売に直面した本作ようやく!観られただけでも感慨深い、、

国の歴史をうつすには切ないタイトル「悲情城市」。直前にニ・ニ八事件について軽く調べておいてよかった。引きの乱闘、
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デカローグ デジタル・リマスター版(1989年製作の映画)

5.0

観た順で随時更新。このかんじをまだ何回も経験できると思うと至福だ、、千円札1枚でペラッと1時間を買う感覚も楽しい。1、5、10が印象的。

5 殺人
画面1/5くらいがモヤッとしてる閉塞感。自分の行為
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二重のまち/交代地のうたを編む(2019年製作の映画)

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いろいろ考えたが書くことまとまらず。ユニットっていいな、私も誰かと何かしらのユニットを自称したい。

夏時間(2019年製作の映画)

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パワフル!今、韓国で(主に若手女性監督が?)家族を描いてパワフルにならないわけがない、って感じだろうか。父、弟、祖父と暮らし、離婚を楽しみにしてる叔母、離婚した母、そして同世代の恋人(男性)と関わりな>>続きを読む

あのこは貴族(2021年製作の映画)

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華子が選択をしたのは、逸子の自立した考え方と生き方を知ってるから、美紀がいろんな人を見ながら自分らしさを磨いたから(里英も大きな存在)、幸一郎が家をだいじに思いつつも無理やり縛りつけようとしなかったか>>続きを読む

ファンタスティック Mr.FOX(2009年製作の映画)

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恋人の家で夕飯食べながら途中まで見て次の日に朝食食べながら最後まで見て、100点満点

バッファロー’66(1998年製作の映画)

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「自分を縛っている(と思い込んでいる)ものは、向き合ってみれば案外しょうもないことだった」って場面に思い当たる節がありすぎるのと、丁寧にグサグサ刺してくる回想とで、楽しかったのに映画館出てから今までめ>>続きを読む

(1974年製作の映画)

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吃音(今日午前中にちょうど考えてた)と、どしゃ降りでずぶ濡れになったのが、今日の私とのシンクロ

春江水暖~しゅんこうすいだん(2019年製作の映画)

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カメラワークがめちゃくちゃ川だった(本当に)!大感動こそしなかったが、思い出すと好きな流れがけっこうある。大家族全員、不自由なのに自由(自由なのに不自由)

少女ムシェット(1967年製作の映画)

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酒を注ぐ・コーヒーとミルクを注ぐ、人前で歌う・ひとりで歌う・人に歌う、空に撃つ銃・人に撃つ銃、狩りで逃がす・狩りで殺す、死んで転がる・死に向かって転がる
涙はいつも既に流れている、水面逆再生

燃ゆる女の肖像(2019年製作の映画)

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美しかった!が、なんであの画家に惹かれたのかいまいちよく分かんなかった。ただでさえ恋愛映画ってストーリーが大方決まってるのに、出来事の偶然性とか人物の無意識の言動とかが読み取れないと、もはや不自然に思>>続きを読む

天国にちがいない(2019年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

パリやNYに渡ったうえで、最終的にパレスチナが「天国にちがいない」のでは?と思えてしまうという皮肉、、と思ったけど、ナザレで車の後ろに目隠しされた女が乗せられていたのを見たときに自分が確かに抱いた最大>>続きを読む

ミツバチのささやき(1973年製作の映画)

5.0

これは昨日、映画館で2回目。こんなにも映画愛に溢れた映画だったか〜。シンプルにアナの可愛さと映像の美しさ、引用じゃないけど効いてるオマージュ、反復、定点で示す時間の経過、言葉なしで語る、虚構/現実の境>>続きを読む

イサドラの子どもたち(2019年製作の映画)

5.0

言葉が少ないのにこんなに分かりやすいのすごいな(もうちょっと謎がほしくもあった)。「誰のものでもない」ダンスだからこそ、こんなにも個人のかけがえのなさを引き出せたのかもしれない。本当に豊かな時間だった

バルタザールどこへ行く(1964年製作の映画)

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よく分からないところばかりだし不穏だし!見るからに暴力的なものが出てきて「やるのかやるのか?」ってハラハラしたら結局やらないし、かと思いきや突然「やってるやん!」って気づいちゃうし。驚くことって楽しい>>続きを読む

親密さ(2012年製作の映画)

5.0

PASSIONは化学反応!繋がりによる突飛な変化!という印象なのに対し、こっちはグラデーションでの変化・繋がりを丁寧に拾い上げて全瞬間を抱き寄せるよう。どちらも日常。言いたいことがめちゃくちゃあるよう>>続きを読む

PASSION(2008年製作の映画)

5.0

私がこうしたらこうなった×5、奇跡どうしがバチバチしててほんと楽しい〜心がジタバタしまくる

2021/5/7
濱口竜介のトークがびっくりするほど素晴らしくてですね、、

mid90s ミッドナインティーズ(2018年製作の映画)

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自分のつらい思いに対して「下には下がいる」「こっから下はないでしょ」って比較されるの、もっとつらくならないですか?自戒を込めて。私だったら主人公の兄の映画撮るけどな、、

KIDS/キッズ(1995年製作の映画)

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もうどん底まで見ておいでよ、ってなる(無責任でしょうか)。映画観る喜びの一つは他人の気づきの瞬間に立ち会えることなので、終わり方は好き

ハッピーアワー(2015年製作の映画)

5.0

話したい、でも言葉にしたら全部間違えそう、代弁したい、でも私はあなたのことを分かっていない、自分のことも分からない、話すには聞いてくれる人がいないといけない、、めちゃくちゃ人と話したくなる映画だった、>>続きを読む

スパイの妻(2020年製作の映画)

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体感時間10分くらいでこわかった〜!そのわりに?、そのおかげで?、語られていない部分が多く、否が応でも想いを巡らせてしまう。エンドロールで緊張が解けたら妙にぐっときて、いい時間だったんだなと思った。

死刑台のエレベーター(1958年製作の映画)

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おもしろかった!オチで「おやおや、、☺️」ってなる。撮影は「大人は判ってくれない」とおんなじ人だって。

ヴァンダの部屋(2000年製作の映画)

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こちらの存在を無視するかのように騒音が近くでずっと鳴ってるの、心から悲しいよね。ヴァンダの子供の頃の楽しかった思い出話が、私が小さい頃聞いて楽しかった話とそっくりだった、そのことで同情や共感が深まるわ>>続きを読む

(1989年製作の映画)

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ヴィタリナで体力使い果たしてかなり寝たけど、水面の光が顔に反射、霧、船、影のカットを観れただけで満足はしています、、わたしの秘密を話したら'わたしたち'の秘密になる。要再見

ヴィタリナ(2019年製作の映画)

4.5

全ての画がバッチバチに決まっていて最高だった〜良質な映画(館)体験、液晶画面だと反射して2時間くらい自分の顔見ることになりそう。ただ、画面に集中しすぎたのと、カーボ・ヴェルデの知識が皆無だったせいで、>>続きを読む

今晩おひま?(1959年製作の映画)

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出会ってあっさり車に乗せ、あっさり降ろして別れるかんじが、パリの狭さ(「愛し合う者同士にパリは狭い」©︎天井桟敷の人々)を感じさせ、まったくパリって街は!と胸躍る。普通に最低な場面多いのに、全体的にど>>続きを読む

冬の旅(1985年製作の映画)

4.5

どうして彼女は目的なく移動し続けるんだろう?って考えるまでもなく、たぶん時間潰しとか寒いからとか、単純に生きるためって感じさせるのが強い。モナに興味あるのかないのか分からず、結局私もただモナの人生の2>>続きを読む

デッド・ドント・ダイ(2019年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

このクリ〜ピ〜な社会の希望は、たしかに宇宙人と若き少年少女に求めるしかないね!

パターソン(2016年製作の映画)

5.0

日々のルーティーン、双子、ほかの作品の登場人物、詩人たちinパターソン、ミラー越しに見る乗客たち、カーテンに描いたどれひとつ同じでない丸、マーヴィンと2枚の絵、翻訳と原書、waterfallとwate>>続きを読む

天井桟敷の人々(1945年製作の映画)

5.0

全員が各々自分の愛を全うしていて、その結果がこの運命で、幸不幸なんて全然関係ないな

2017/2/15
傑作。今のこの感情を全世界に伝えたいけども何もことばにならないのが苦しすぎる。観てしまった。ま
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青空娘(1957年製作の映画)

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シンデレラスト〜リ〜!古臭い価値観に基づいた女性・男性・家族描写には嫌気が差すのでそろそろ昔の邦画は観づらくなってきたけど、これに関しては若尾文子の魅力には誰も勝てないからしょうがない、ってことにして>>続きを読む