708さんの映画レビュー・感想・評価 - 2ページ目

セックス・アンド・ザ・シティ(2008年製作の映画)

3.6

タイトルは知ってたけどドラマのこともよく知らず鑑賞。良い感じにくだらなくて面白かった。歳取ってもこんな感じの同性の友達がいたら最高だな。

愛がなんだ(2018年製作の映画)

3.6

仲原くんが良い映画でした。

愛に答えは出そうもないけど、結局当事者どうしが良ければそれで良いのだろうか。それでも納得いかないのは、「追われる側」のほうが選択肢が多い気がするからかな。幸せになれないの
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県庁の星(2006年製作の映画)

3.3

出世志向の強すぎる公務員、極端すぎる民間と公務員、やたらと責任感のあるパートなどなど、ツッコミどころは多いが、ある意味そこに気付きがある。ちょっと冗長なのに加えて、恋愛要素いらないなという感じもするけ>>続きを読む

はじまりのうた(2013年製作の映画)

3.8

爽やかで健全でありながら、サクセスしすぎないのが好み。
いろんな音楽があるけれど、グレタは等身大で自分のスタイルを大事にしてるのが良い。街角での録音シーンの、音楽はいつでも、どこでも、誰とでもやれると
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劇場版 おいしい給食 Final Battle(2020年製作の映画)

3.4

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ドラマも良かったけど映画も楽しんで観れた。確かにみんなで同じものを食べるのは楽しいと思う。給食って個食の対極かも。
割と救いのない終わりでちょっと悲しい。ドラマよりもドラマ性(?)がある分、落差がデカ
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恋妻家宮本(2017年製作の映画)

3.2

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キャストは良かった。阿部寛の説得力のある話し方とそうでないときの演じ分け?がすごいなと思う。一方で、キャラクターは微妙かなと思うところがある、メイミという女子生徒はやたら高圧的な印象で鼻につく。ストー>>続きを読む

フルメタル・ジャケット(1987年製作の映画)

3.0

ジョーカーとその他の人物とで、理性/狂気、人間/兵器、平和/戦争という二面性や二律背反を描いたものと解釈できそう?

ゴーン・ガール(2014年製作の映画)

3.6

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どういう展開に転ぶのかドキドキしながら引きこまれっぱなしで鑑賞。結局オチず生殺し。

エイミーはずっと復讐に生きていくのだろうか。

ニックとマーゴの間に近親相姦は多分なかったのだろうけど、身内を超え
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キャロル(2015年製作の映画)

4.2

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冒頭は優柔不断なテレーズとある意味対照的なキャロルという印象だったけど、ストーリーの進行に伴う心情の変化が良かった。

マイノリティーの夜明けを待つ、現代社会における落とし所を探っていく、というやや現
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グリーンブック(2018年製作の映画)

3.8

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主演の2人が、それぞれの考え方や振る舞いに触れて少しずつ変わり良き友になる、という一連のストーリーが分かりやすく、楽しめる作品だった。

トニーが黒人を一口に語ったときにドクが「視野が狭いな」と言った
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愛を読むひと(2008年製作の映画)

4.3

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良い映画だと思った。音楽や映像が美しい作品。込められたメッセージや細かい設定を読み解くのはなかなか難しそう。

2人は愛し合っていただろうけど、ハンナは身分や階級の違いも分かっていて、マイケルを想って
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ホリデイ(2006年製作の映画)

3.2

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アイリスの物語として見れば、自分の人生を「ガッツ」のある「主人公」として生き方ができるようになって、周囲の人の変化もあって、良い話。
でもアマンダ側はなんだかなぁという感想。娘を家に残して、他人の家で
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ビューティフル・マインド(2001年製作の映画)

3.0

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ゲーム理論における功績は「全てを支配する真理」たる本質であることには疑いがないし、統合失調症の苦悩についてもホラーかと思うほどの恐ろしさを持って伝わったけれど、伝記というには少々脚色しすぎ感がある。か>>続きを読む

カメラを止めるな!(2017年製作の映画)

3.0

前知識があったわけではないけど、特に驚かない展開で、まあぼちぼち楽しめるかなという感想。たしかにあまり観たことのないタイプの作品ではあったし、小劇場っぽさは良い。この手の映画でどんどん真新しさのある作>>続きを読む

イノセンス(2004年製作の映画)

3.0

前作に引き続き、話についていけない感じ。
映像は前作の方が好き。

神(永遠の意識を持つ)か人形(意識を持たない)が完璧な存在で、ヒト以外の動物に関しても無意識の喜びに満ちた存在と言えるなら、その中途
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海辺のポーリーヌ(1983年製作の映画)

2.4

Amazonプライムで配信終了間近だったので観てみた。フランス映画はほとんど経験なし。

80年代フランス映画って思いの外チープ。全体的に他愛もない男女の惚れた腫れたで登場人物もしょーもない感じなのだ
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それでも夜は明ける(2013年製作の映画)

3.5

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映画としては実話ベースなので楽しく観れるわけではなく、難しいところ。自由黒人であるソロモンだからできたことで、多くの黒人には救いがなかっただろう。助けてくれたブラピの人も「自分がかわいい」と言っていた>>続きを読む

天使のくれた時間(2000年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

選択というのは、あり得た他の可能性を捨てることで、それは誰にとっても同じことかなと思った。精神的豊かさと経済的豊かさは映画ほど二律背反ではないので、中庸を選ぶということもできるだろうけど。ただ現実では>>続きを読む

ドロステのはてで僕ら(2019年製作の映画)

3.3

多少とっ散らかったまま終わるけど、「サマータイムマシンブルース」と同じく小規模SF感が良い。ただ、70分と短い上映時間のなかで、基本的に同じシーンが2回出てくるのは少々くどい。時間がもったいない気もし>>続きを読む

東京タワー オカンとボクと、時々、オトン(2007年製作の映画)

3.7

「僕」やオトンは確かに破天荒かもしれないけど、根っこの人柄の良さ、優しさがあってのものだというのがよく分かる。オカンの強さ、健気さは言わずもがな。
ストーリーやメッセージ性が秀逸と思ったわけではないの
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ミッドサマー(2019年製作の映画)

2.0

このレビューはネタバレを含みます

ダニーは村の「共感」に安堵していったという旨の解説は納得。全体的にはよく分からない。あまり面白いとは思えなかった。

・下半身モザイクがシュール
・賢者ほとんど出番なし
・90年に一度の祝祭って経験者
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岬の兄妹(2018年製作の映画)

3.2

実際には然るべき社会保障もあるだろうし、周りの対応も含めてツッコミどころが多い。しかし「真理子」という役によって、障がい者の性や出産といったことについての示唆があり、その点は考えさせられる。救いのない>>続きを読む

(2020年製作の映画)

3.3

このレビューはネタバレを含みます

誰しもなかなか思うようにはいかないので、「なるべくしてなる」という考え方も良いなぁと思っていたら、なんだかんだ1番好きだった人と結ばれた。それはちょっと出来過ぎだ。最後で会えないくらいでちょうどいい気>>続きを読む

ザ・マジックアワー(2008年製作の映画)

2.4

コメディだから仕方ないかもしれないけど、どういう展開になってもご都合でなんとでもなるという感じがしてあまり引き込まれない。
「ステキな金縛り」のほうが良かったかな。

セブン(1995年製作の映画)

4.2

かねてから観たいと思っていた作品。

これはきつい。「こんな世の中〜」に尽きる。

前半はやや冗長に感じていたけど後半は完全に持っていかれたなという感じです。

きみの鳥はうたえる(2018年製作の映画)

2.8

主役3人とも中途半端でテキトーだけどちょっとずつ違っていて絶妙なグラデーション。登場人物にはあまり共感できない。ラストを見る限りでは、どうやっても幸せにはなれないし、考えうる最悪の結末になるかもなぁと>>続きを読む

プライベート・ライアン(1998年製作の映画)

3.7

戦争描写がリアルかどうかは分からないけど、戦闘シーンは常時絶望感がある。特に上陸作戦はこんなにも丸腰なのかと。

テーマとしては、命の重みは時として平等ではないという葛藤を描いた作品だと思った。

ゲット・アウト(2017年製作の映画)

4.1

このレビューはネタバレを含みます

人種差別が起こる根本的な感情の部分に焦点を当てたサイコスリラー。「憧れ」って怖い。異質なものを排除しようという感情も、自分にないものを持っている他者に対する憧れや畏怖も確かに表裏一体というか、本質的に>>続きを読む

アナと雪の女王2(2019年製作の映画)

2.5

なんか退屈で集中して観れず。何がダメだったのか。オラフの一人芝居のところは良かった。

天使のいる図書館(2017年製作の映画)

2.6

司書とレファレンスサービスという題材は素敵なのに、設定のツッコミどころが…
司書=専門職=カタブツで変人というステレオタイプな表現が好きではない。上司も曖昧な指示ばかりの典型的なダメ上司に見えて、あれ
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GHOST IN THE SHELL 攻殻機動隊(1995年製作の映画)

3.5

1回観ただけではよく分からないのでまた観たい。名作感はある。映像はカッコいい。

義体化や電脳化といった技術の発展から、人間とは何かを考える、意欲的作品だと思う。制作当時は、AIが認知されだした時期と
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歩いても 歩いても(2007年製作の映画)

2.8

他の是枝作品では血だけではない家族のつながりが描かれることが多い(「そして父になる」「万引き家族」等)が、本作品はより複雑に感じた。血のつながり、そうでないつながり、どちらかだけが家族の形を担保してい>>続きを読む

サバイバルファミリー(2017年製作の映画)

2.5

矢口史靖監督作品が好きで観てみたが、登場人物が好きになれないし共感できないので辛かった。