表現は安定の山田監督で抜群なんだけど、んーーー、“おさななじみ”がよくわからなかっなぁ。完全に2者の物語しか読み取れなかったんだよなぁ。
河合優実の芝居はスゴい。そしてそれをどこまでも自然に見せる監督の演出力もスゴい。
で、それがどうだったか。
めちゃめちゃ人工的に極めた創作の“自然な庭”をお金払って眺めて、や、だったらその辺の庭見れ>>続きを読む
青春バンドもの、という括りで本作を簡単に語ることだけはしたくない。
山田監督はずっと言葉に出来ない“ささい”なものをすくいあげることにこだわってきた監督で、本作も本質はそうした所にこそある。
自分が>>続きを読む
テレビシリーズから大好きだったのでそれがスケールアップして劇場のスクリーンで観れるのが本当に楽しみだった。やっと、無事に公開してくれてありがとう、の気持ち。
本作の売りは何より独特なビジュアルだが、>>続きを読む
車をガンガンにかっ飛ばしてる映画かと思いきや、めちゃめちゃ淡々と愛憎を見せるっていう、そっちかぁっていうそれはそれである意味M•マンぽい無骨な映画。
ってそこは良いんだけど1番気になったのは、何かが起>>続きを読む
まぁそんなこったろうとは思ってたけど情緒はあっても余韻も遊びも無いんよ31分じゃ、、、せめて50分やろ、なんでこの尺でこんな映画つくった。。
描いてるものは悪くないんだよなぁ、だからこそもっとゆった>>続きを読む
「君の名前で僕を呼んで」の監督が直後に「サスペリア」リメイクを手掛けると知り、どゆこと?と思って興味本位で観に行ったらこれが傑作で、ルカ•グァダニーノ監督は何を撮るか得体が知れない面白さがあるとそこか>>続きを読む
本作は前作の前日譚なわけで、そこに話を繋げなければならない、その縛りがある中では、まぁやりたい放題やれたんじゃないのかなぁ(笑)。
ただ、前回以上の壮絶なカーバトルを期待してると少し肩透かしを喰らう>>続きを読む
アカデミー賞まで取ってしまったクリストファー・ノーラン監督の新作が、あのアクション系ばかり撮ってきた監督の人間劇が、果たしていかほどのものなのか、とかなり疑心暗鬼に観に行ったが、納得の出来だった。>>続きを読む
ただただ、素晴らしい。
ヴィルヌーブ監督は1作目の出来による観客の更なる期待(と不安)に最高の形で応えてくれた。
前作以上のスケールを見せながらここまで繊細に物語を紡いでくれるのか、なにより全てのシ>>続きを読む
「ハイキュー」はTVアニメから夢中で観ていて正直原作のマンガよりもアニメの動画表現の方が好きだったのでその延長線として劇場へ。
久しぶりに観る動くキャラクターたちを眺めるだけでワクワクするヲタクだった>>続きを読む
「マルメロの陽光」公開時に劇場に足を運ばなかったことを後悔し続けていた自分にビクトル•エリセ監督作品の新作を劇場で観る機会が再び訪れてくれた、それがまず何より嬉しかった。
そして、そんな30年越しの期>>続きを読む
まずは、これだけの歳月を経てもたち消えず完成して良かったね、ではある。
けど、本作の物語の展開自体には改めて制作する価値と意味があったのかは甚だ疑問。
や、そりゃファンは嬉しいよね、キャラたちのその>>続きを読む
カウリスマキが好きな人のためのカウリスマキによるカウリスマキな作品。
作品を撮る度に洗練されてどんどんとシンプルになってくカウリスマキ作品、正直おいらは「真夜中の虹」の頃の狙ってるのか狙ってないのか分>>続きを読む
料理がテーマ、ということぐらいは当然タイトルから承知して足を運んだのだが、開始早々にひたすら続く調理シーンに「一体何を見せられてるんだろう」という思いを抱え続けながらただただ身を任せるしかなかった。だ>>続きを読む
役者、演出、情景、音楽、すごくバランスの良い、気持ち良いしっかりとした“映画”だった。
メインキャストの芝居がみんな良くて、間違いなくその中で1番拙いのは主演のMOROHAアフロなんだけど、でもこの映>>続きを読む
このレビューはネタバレを含みます
「ローグ・ワン」を観た時、この作品はSWのその後に続く物語を考えるならば主要人物を生き残らせるわけにはいかないもんな、と飲み込んだ。
けど今回は訳が違う。それでもこういう展開をするということはやはりそ>>続きを読む
公開当時まだ幼くて観たいけどお金無くて観に行けなかった記憶。
でも、え?主演 植草なの?で、ガンダム出て来ないんだよね?だったらまぁ良いか、って思って別にそこまで観れないのを悔しくも思わなかった記憶。>>続きを読む
まさかこのシリーズの完結を観れる日が来るとは思わなかった。前2作と同じ構成、あのOP、あの叫び、20年以上経った続編である事を巧妙に取り込んで過去作の記憶の甘いとこを案外優しく補完してくれるとこまで、>>続きを読む
んーーーー、今までの色んな作品があってその先にこの作品が出来上がったのはスゴくよく分かるんだけど、でも結果としてスゴく中途半端なものを見せられた気がする。
「千と千尋」のラスト、現実世界に帰ってきた>>続きを読む
これを「映画」と称すのは何かやっぱ違うと思うけど、作品としてはよく出来てたなぁ。この尺で構成が実によくまとまってる。もうちょっと観たいとこちらが思う絶妙な匙加減で次作もまた観たいと思わせてくるその加減>>続きを読む
大好きな超歌手がコメント寄せてた作品だから観てみた、という極めてシンプルな動機で映画館に足を運んだのでA24作品であるということ以外全く予備知識ゼロ、タイ•ウェスト監督作品も初だった。
なので始まって>>続きを読む
過去の3作が好きすぎるし「最後の聖戦」は同級生と劇場で続けて3回観たとかそういう思い出込み込みで大好きすぎるから本作にはもうそこまで期待はしてなくて、というメンタルで観賞する分には実に楽しめた。少なく>>続きを読む
基本的に予備知識をなるべく持たずF・オゾンの新作だからという認識だけで観てみたので、途轍もない直球の恋愛劇でまず驚いた。
否応もなく過去の自分の息苦しかったあの頃といった恋愛地獄の記憶を呼び起こされ>>続きを読む