時代背景、調度品など細部まで1940年代後半を再現している。
ゴジラシリーズの中では最もオリジナルゴジラに近い作品。
過去のゴジラシリーズのオマージュも見られる。
ラストシーンはG細胞のオマージュなん>>続きを読む
この作品はロマンス映画ですが、少し違う視点から見てみると、「労働とは何か」「余暇とは何か」を考えさせられます。
学生時代の文学・サブカル趣味全開の麦と絹が、(とくに麦が)就職後はそれに全力投資出来なく>>続きを読む
昭和「仮面ライダー」を色濃く残しながら現代風にアレンジした作品。
❓に思ったところはショッカーの目的・緑川博士の目的が初代ライダーと異なり導入では詳しく述べられていないところ(のちに説明はあるが)。世>>続きを読む
ゲームをモチーフにした作品。
アクションは魅力的ですが過度にグロテスクな描写があります。
エピソード自体は広げた風呂敷を畳む途中で終わったような、もしくは次回作に続くような形でのエンディングを迎えます>>続きを読む
図書館は「人」によって成り立っている。
作中に登場する、印象的なフレーズです。
さて、舞台となるニューヨーク公共図書館は、普段我々が接するような図書館とは異なり、「知」にまつわるあらゆる事柄に携わっ>>続きを読む
評判を聞き、アニメおよび外伝を全て観た上で本作を鑑賞しました。
結果から言えば、本作だけでも十分に楽しめるようになっています。
しかしながら、アニメを通して、物語を添えるサブストーリーを知った上で観>>続きを読む
本作において、光の国の使者であるウルトラマンは元々、善悪の二元論で単純に区分けできない存在である。しかしながら、人類と関わることで変わっていく。
これ以上のネタバレは厳禁。
ひとつ言えるのは全てにおい>>続きを読む
キューブリックの異彩を放つ構成とジャック・ニコルソンの怪演が際立つ。
赤白2色のトイレ、子どもから見た画角など見たことのないような映像。そしてあの名シーン、“Here's Johnny(お客さまだよ>>続きを読む
久しぶりにドラえもんを観ました。
印象に残ったのは、近年の生活の変化や技術の向上を踏まえた上でのアレンジが随所に見られた反面、ジェンダー意識の欠如(対しずかのスカート捲り)やのび太に対する人権保護の>>続きを読む
映像表現を変えた名作。
冒頭、主人公がバイク事故により亡くなるという衝撃のシーンで始まります。そしてロレンスの過去が描かれるのです。
ロレンスはアラブの独立(反乱)運動を率いた実在の人物です。>>続きを読む
母国(東ヨーロッパの架空の国)で革命が起き、アメリカに入国できなくなった主人公。
国際線ターミナルで生活しながらニューヨークで目的を果たせる日を待ち続ける。
言語がわからないなか奮闘しながら、国際線タ>>続きを読む
対照的な2人の友情を描いたヒューマンドラマ。
ある日、下半身が不自由なフランス人フィリップとスラムで暮らすアフリカ系移民ドリスは、雇用者と被雇用者の関係で出会うことになる。
人種も性格も文化も、育っ>>続きを読む
このレビューはネタバレを含みます
原作は松本清張の小説であり、ドラマ等で何回もリメイクされている作品。
個人的には、この映画は原作を超えていると考えています。というのもこの作品はハンセン病を正面から描いた作品だからです。ハンセン病の症>>続きを読む
ショーン・ペンの演技が出色。さながら「レインマン」のダスティン・ホフマンを彷彿とさせる演技です。
しかし、それ以上に幼少期のダコタ・ファニングの演技が凄すぎます。まさに天才。現在に至るまで活躍している>>続きを読む
ハンニバル・レクターが登場するシリーズの最初にして最高の作品。
アンソニー・ホプキンスの狂気とジョディ・フォスターの美が対照的に示される。
さまざまな伏線が散りばめられており、劇場公開用のポスターの「>>続きを読む
シリーズを締めくくる最終作。
本シリーズにおいて、オマージュ・パロディはPART3まで幾度となく登場しますが、個人的には本作でマーティが鏡の前で”You talkin' to me?”と格好つけるシー>>続きを読む
トランプが退任し、バイデンが大統領になり早10ヶ月を迎えます。
そのバイデン政権の労働長官として白羽の矢が立ったのは前ボストン市長のマーティン・ウォルシュでした。
本作は当時ボストン市長であったウォ>>続きを読む
2001年9月11日、アメリカ同時多発テロの瞬間を捉えた貴重なドキュメンタリーフィルム。
ノルデ兄弟は消防士のドキュメンタリーを制作しようとしていた。しかし、偶然にも「9.11」すなわち、アルカイダ>>続きを読む
このレビューはネタバレを含みます
同時期に日本で公開された「ブラック・クランズマン」と重ねて観ると何故スパイク・リーがアカデミー賞受賞式で怒りを表したかが認識できます。
以下の批評は部分的に内容に踏み込みますのでご注意ください。>>続きを読む
このレビューはネタバレを含みます
作品名である「アンテベラム」とは、南北戦争前という意味を持ちます。
第一部の冒頭の長尺シーンからもわかるように、奴隷を用いたプランテーションの様子から、奴隷制時代のアメリカ南部が舞台の作品ではないか>>続きを読む
単なる黒人差別の話と思いきや...散りばめられたピースが最後にぴたりとハマります。ただ、根底にあるのは「本質主義」。「差別はしない」というリベラルな考えの奥底にも「黒人はみんな〜だ」という認識がどこか>>続きを読む
トトとアルフレードの序盤の会話が美しいクライマックスへの布石になります。
「お前は俺より盲目だ」とアルフレードがトトにかたるシーンは心に刺さりました。
インターナショナル版とディレクターズカット版の両>>続きを読む