ネギトロさんの映画レビュー・感想・評価 - 7ページ目

ネギトロ

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ガラスの城の約束(2017年製作の映画)

4.0


実話を引っ張ってくるエンディングに、逆に戸惑ってしまう。彼らをどう見るべき?

さよなら、退屈なレオニー(2018年製作の映画)

4.1


スモールタウンの苛立ち。
自分がわからなくてふらふら歩く、そして立ち止まる。
音楽が鳴る屋内に対して、静かで寂しげな町。

行き先を見ずにバスに飛び乗ろう。

旅のおわり世界のはじまり(2019年製作の映画)

3.3


前田敦子ドキュメンタリー…?

異世界に放り出されたあっちゃんが途方に暮れながらふらふら歩く。
ふらふらしながら湧き上がった感情はラストで現れる。じっと観客を見つめる動かざるサウンドオブミュージック
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ヘレディタリー/継承(2018年製作の映画)

4.3


不快がずっと続く。恐怖はじわじわと、やってきそうでやってこない。

母が狂いはじめてやっと、増していく恐怖と引き換えに不快から救い出されていくように感じる。

ガルヴェストン(2018年製作の映画)

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グロッキーな状態で観ると、エル・ファニングの断片が残ります。

孤独なふりした世界で(2018年製作の映画)

4.1


世界にエル・ファニングと二人きりだったら…
妄想を形にしたと思いきや…

来る(2018年製作の映画)

4.0


確かにエンターテイメントなJホラー。
しかし恐ろしい。


人間の魂の奥底に潜んでいる恐ろしい何か。その何かが怪奇現象となって現れる。
一人死んだくらいじゃ勢いの衰えない恐ろしさが物語をスペクタクル
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スケート・キッチン(2018年製作の映画)

3.8


ニューヨーク。スケボー。女子。

スケボーのノリと女子グループのノリを知る。

たいしたストーリーが無くたって、スケボーで滑走し、トリックを決める様子にただただ見入ってしまう。見ている側がこうならや
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海獣の子供(2018年製作の映画)

3.6


丁寧に描きこまれた画と神秘的な音によって、哲学的非言語世界へと連れていかれる。

生命の深淵を覗き込む長い長い夏休み。

アラジン(2019年製作の映画)

4.3


ジャスミンの女性的主張やウィル・スミス演じるジーニー像と、原作アニメーションに現代社会的な意味合いが加えられている。

ディズニーが実写化で目指すのは、おとぎ話の再構築なのだと、これまでの実写化作品
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アナと世界の終わり(2017年製作の映画)

4.0


青春ゾンビミュージカル

ハイスクールミュージカルばりに歌って踊って弾けてるところに、ゾンビがふらふらやってくる。

前半、思春期の苛立ちとゾンビハザードの不安感が絶妙な化学反応を起こす。

ミュー
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アメリカン・アニマルズ(2018年製作の映画)

3.7


素人の無様っぷりが、これはこれで面白いと思わせてくれる。

しかし決行後の映画後半、ドキュメンタリー色がさらに滲み出し、トラウマ的過去を捉えようとする。最終的には、価値あるひっかかりが残る。

名探偵ピカチュウ(2019年製作の映画)

4.3


ポケモンと一緒に暮らしていたら……
そんな心踊る夢の景色が画面いっぱいに。

一見気持ち悪い3Dポケモンたちが生き生きと動き回る姿に、結局ビリビリ刺激され、ポケモン愛やワクワクが爆発してしまう。

12か月の未来図(2017年製作の映画)

4.0


どうやって教えようかと奮闘する先生と、気になるあの子のハートをつかもうと奮闘する生徒と、みんなかったるいし少ししょっぱいけどなんだか清々しい学校に行くんだ。

リアム16歳、はじめての学校(2017年製作の映画)

4.0


ばかばかしく
ツッコミどころ満載で
恋愛あり下ネタありドラッグありの青春映画なのだが、

親友は母親。
リアムは母親と一緒になってパブリックスクールという思春期に飛び込んでいく。

希望の灯り(2018年製作の映画)

3.4


彼にとっては、スーパーマーケットの通路こそが家であり、仕事仲間が家族なのだろう。
普通の家が未知の場所のようにカメラに映る。リビングもキッチンも寝室も得体の知れない不気味な場所のようである。

水槽
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百円の恋(2014年製作の映画)

4.0


価値があるけど価値がないような百円。あげたり、募金したり、落としたり、取り戻したりされる百円たち。

ある少年の告白(2018年製作の映画)

4.2


同性愛矯正施設を告発しようとする映画。矯正施設の隠された実態をじわじわ描く。

親と自己との板挟みに思い悩むルーカス・ヘッジスの演技が物語に奥行きをつくっていく。悩みを抱えた少年をやらせたら、彼に並
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ビューティフル・ボーイ(2018年製作の映画)

3.5


シャラメくん映画

ドラッグ依存と再発をひたすら繰り返すシャラメくん。お父さんは終始萎えてる。

ブラック・クランズマン(2018年製作の映画)

4.0


激しさを増す両団体の切り返し。
黒人団体もKKKも同じ排他主義なのだと言っているような。

バンブルビー(2018年製作の映画)

4.2


トランスフォーマーとヘイリー・スタインフェルドのいる青春。

80年代のきらめきが詰め込まれている

ROMA/ローマ(2018年製作の映画)

4.8


映画の核心はやはり写真が動くことなのだ。動きの美しさと動く喜びがある。

その核心をがっしりと掴んだ上で人間の生き様を描けば、説明要らずで、説明不可能な何かが生まれてくる。

なんでもないようなシー
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運び屋(2018年製作の映画)

4.0


良いモヤモヤとやるせない気持ち。
観た人を自らの人生に向き合わせるような映画。

自分のためか、お金のためか、家族のためか、
わからない。
自分も周りも、わからない。

携帯をへし折り、ばかばか捨て
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バジュランギおじさんと、小さな迷子(2015年製作の映画)

4.1


インドの列車は、迷子生産力がかなり高いようだ。


踊りまくるかと思いきや、中盤以降はてきぱきと物語が展開していく。長尺なので、起承転承転承転承転結くらいの感覚。
そして最後は数の暴力で感動増幅エン
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グリーンブック(2018年製作の映画)

4.0


思っていたより軽快で爽やかな映画だった。

エンディングのシンプルな感情表現に心動かされるが、
振り返ると、人種というものの捉え方が複雑に行き来するようなロードムービーである。

誰でもないような彼
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スパイダーマン:スパイダーバース(2018年製作の映画)

4.8


無重力のアニメーション宇宙を3Dキャラクターが縦横無尽に跳び回る。
コミックも越えた、映画も越えた、そしてこれまでのアニメーションも越えた新時代のアニメーションだ!
いや…、時間は相対的だから…
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