NeNeさんの映画レビュー・感想・評価 - 15ページ目

マイ・プライベート・アイダホ(1991年製作の映画)

4.3

リヴァー・フェニックスもキアヌもそれぞれの役にそれぞれの良さが200%滲み出ていた。
とりわけリヴァー・フェニックスの美しいのに壊れそうで危うい雰囲気から目が離せなくて、ほんとに素晴らしい役者さんです
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ザ・ギフト(2015年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

セブンやミストに続く、後味最悪映画ですね!

ゴードがサイコパスでぶっちぎるストーリーなのかと思わせといて、徐々にサイモンのイカれっぷりが露わになっていくシナリオが見事〜!

ラストのギフト②で盗聴さ
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カリスマ(1999年製作の映画)

4.6

‪中学か高校か遥か昔に観たんだけど、そのときの記憶が全然無くて、たぶん意味わかんなかったんだろうな。‬33歳で観たけど、やっぱり、ちょっと何言ってるかわからない、強烈なブッ飛び方をしている(褒めてる)>>続きを読む

時をかける少女(1983年製作の映画)

3.8

最高にノスタルジー…今やノスタルジーだけど、当時はどうだったんだろ。

坂道や石段、温室、理科室のフラスコ、手の傷、満点の星空、出てくるモチーフが素敵。でも部屋の日本人形は怖すぎる。

お醤油屋の息子
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悪魔の手毬唄(1977年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

横溝正史を知らないのですが、腹違いネタ大好きかよ〜〜〜
ストーリーは犬神家の一族の村バージョンって感じで、前作よりもスリルや不気味さが減り…村自体は荒廃感がかなり気味悪かったけど。
この金田一耕助の良
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犬神家の一族(1976年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

ラストシーンの3分には満点をつけたい!めちゃくちゃ優しくて愛おしいラスト。宿屋のおはるちゃん、花束を持ったさるぞう、弁護士さんも警察署長さんも最高に愛おしい表情してんの。犬神家の一族以外の人たちめちゃ>>続きを読む

復活の日(1980年製作の映画)

4.0

1980年の映画で世界巻き込んでこれだけの規模やるってすごい!スケールのデカさに感動。製作費25億?!映画に金が回っていた時代に感動。

COVID19蔓延の今でなければ観なかったかもしれない。観て良
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トイ・ストーリー4(2019年製作の映画)

4.0

こどもたちと観賞。
公開当時、賛否分かれてたイメージがあって、良くないのかなぁと思いながら観たけど、めっちゃくちゃおもしろいじゃん!!!

ボーの強くたくましく生きてるのすごく良かったよ。
後半はこど
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TOO YOUNG TO DIE! 若くして死ぬ(2015年製作の映画)

4.8

あんまり期待しないで観たらめちゃくちゃ良かった。
笑いながら泣いたよ。
笑うのも泣くのも免疫力上げるらしいんで
、Stay Homeに最適の映画なのでは!

クドカンは長瀬のこと、大好きなんだろうな〜
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イット・カムズ・アット・ナイト(2017年製作の映画)

2.2

このレビューはネタバレを含みます

よくわからないまま終わった。なんかのパンデミック系ドラマ(そんなのがあるのか?)のアナザーストーリーだったらまぁわかるかな、って感じ。フィアーザウォーキングデッドみたいな。それってどうなのよ。とにかく>>続きを読む

マンチェスター・バイ・ザ・シー(2016年製作の映画)

4.5

このレビューはネタバレを含みます

死を背負うには人生は長すぎるね。
乗り越える、と言う言葉は正しくないのかもしれないね。
リーのように、乗り越えられない、って言っても良いんだ。


ケイシー・アフレックの演技、ほんとに素晴らしい。過去
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タクシードライバー(1976年製作の映画)

2.3

某バンドが配信ライブでトラビスのマネをしていたので数億年ぶりに再観賞。

やっぱりわたしはトラビスの思考にのれないんだよな〜。
うまくいかないことは全部誰かのせい、政治のせい、世の中のせい。そうかもし
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ブラック・クランズマン(2018年製作の映画)

4.1

スパイクリーの、皮肉を込めた描き方が好きです。

わたし個人的には差別なんてくだらない〜と思ってたんけど、すぐ側に無いからなのか、他人事なのか、無関心とか不勉強なのか、そのくだらないと思っちゃう''実
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学校の怪談(1995年製作の映画)

4.0

小学2年生と観賞。
こども向けのホラーとしてとても良いです!!!テレビや映画でこども向けのホラーが無くなってしまっているけど、決してホラーが悪影響だとは思わない。想像力は未来への力!

主人公の女の子
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牯嶺街(クーリンチェ)少年殺人事件 デジタル・リマスター版(1991年製作の映画)

4.0

やっと観た。シンプルに長い。けど、観て良かったと心から思える。


これ話的にはある少年のひと夏の悲劇ってだけで4時間使うこと全くないはずなのに、ムダと思えるカットが一切ない。ワンシーン全部長いんだけ
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ヘレディタリー/継承(2018年製作の映画)

4.2

わたしが子どもの頃に、誰に教えられたでもないのに自然と心の中にあった"怖いもの"のことを思い出した。絵本や大人が脅かすことで得た恐怖(死ぬこととか幽霊とか)とは別の、すぐ近くにあるのに漠然としてるもの>>続きを読む

聖なる鹿殺し キリング・オブ・ア・セイクリッド・ディア(2017年製作の映画)

3.0

「人間の不快な部分だけを集めてテリーヌにしました。因果応報のソース添えです。召し上がれ」って無理矢理食わされた感じ。

じわじわ動くカメラワーク、無駄に主張する効果音、しつこいマーティン(バリーコーガ
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ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド(2019年製作の映画)

4.6

このレビューはネタバレを含みます

タランティーノの映画、わたしは好きな作品と嫌いな作品極端なんだけど、これはものすごく好き!!!
タランティーノにしたら控えめというか丁寧というか、毒がないというか、ちょっと途中タランティーノ映画を観て
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アンカット・ダイヤモンド(2019年製作の映画)

2.5

このレビューはネタバレを含みます

怒鳴り声がビシバシ飛び交って疲れてしまった。普段映画はあまり一時停止はしないで観るんだけど、もう無理、休憩!を繰り返して観終えるのにすごく時間がかかった。
あんまり好きな話じゃないし、誰が誰だかわから
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母なる証明(2009年製作の映画)

4.2

このレビューはネタバレを含みます

タイトルとプロットを見て、これはかなり辛いやつかもしれないと、何年何年も後回しにしてしまった作品。

全然思った通りの映画ではなかった!さすがポン・ジュノ監督。すごいを通り越してもうなんか全部怖い。良
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アナイアレイション -全滅領域-(2017年製作の映画)

3.5

世界観が夢の中のようで素晴らしかった。
花の胞子が爆発したみたいな死体壁面アートが息を呑むほど美しかった。

お話は?!の連発で、?!のまま世界観に呑み込まれてグイグイ進む。ラストは、信じるか信じない
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ジャックは一体何をした?(2017年製作の映画)

2.8

もうちょっと炸裂したやつが観たかった、というのは勝手な願望ですよね。
新作が見られることに感謝!

セデック・バレ 第二部 虹の橋(2011年製作の映画)

3.9

後編はほぼ銃撃戦と殺戮シーン。
身体能力高すぎのくせに銃も使いこなす最強の部族怖すぎる。
こどもたちが戦い、親の手で自決の道連れにされたり、辛いシーンも多かった。戦争になれば明日は我が身。

安藤政信
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セデック・バレ 第一部 太陽旗(2011年製作の映画)

3.9

史実に基づくってマジかよ、となりました。

セデック族の身体能力凄すぎるし、演技とはいえほぼ密林を裸足で全力疾走する役者さんもすごい。

日本軍が結構嫌な感じで描かれていて、俳優さんがあまり見かけない
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マイヤーウィッツ家の人々(改訂版)(2017年製作の映画)

4.0

マイヤーウィッツ家の人々(改訂版)
すごく良かった!マイヤーウィッツ家愛おしい!みんなクセのある変わり者なのに誰一人嫌いになれない。
設定がおとぎ話的だけど、毒と笑いと涙の匙加減がわたしにはすごく心地
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ウインド・リバー(2017年製作の映画)

4.1

雪山の閉ざされた厳しい環境、貧困、種族の問題がこの映画の背景にあるけれど、決して遠い地のお話ではなく、すぐわたしの隣にある問題でした。
ジェレミーレナー父ちゃんから至言がバンバン出てきて涙が止まらなか
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マリッジ・ストーリー(2019年製作の映画)

3.7

もう夫婦でいられない人たちの映画って色々観たけど、これはそのどれよりも優しかったな。むしろ離婚への説得力が弱い気すらしてしまった。そう思ってしまうくらいに結婚生活の苦しみにすっかり毒されてる全妻側への>>続きを読む

カメラを止めるな!(2017年製作の映画)

4.3

や………っと観た!!!

脚本すごい。どこから考えてこうなったんだろう。お話の筋が何重にも交差して、それぞの思惑が絡まっていく気持ち良さ!
最後までぬかりなく、まんまと泣いてしまいました。

低予算!
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ドクター・スリープ(2019年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

キューブリックの『シャイニング』の異質さや狂気は味わえないけれど、ファンアートと思えばひとつの映画としてとても楽しめた。

終盤どんどん『シャイニング』にリンクしていくところが上手かったなぁ。そっくり
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アナと雪の女王2(2019年製作の映画)

4.5

‪6歳と8歳と一緒に鑑賞。

前作よりはるかに良かった。
落ち込んでもうダメだと思った時とかに観返したい。強さ優しさ過ちと正しさ等のメッセージと、エルサのルーツの設定がもりっもりに詰め込まれてるのに全
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ブライトバーン/恐怖の拡散者(2019年製作の映画)

3.3

残酷描写すごく良かったんだけど、登場人物たちどれにも3割くらいしか感情移入出来なくて、途中から"無"になってしまった。
子育て世代には何の希望もなくて観てるのキツくないっすか?ボーダーでも感じたんだけ
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ホテル・ムンバイ(2018年製作の映画)

4.1

悲劇をエンタメとして消費して良いものか戸惑う。そのくらい、すごくおもしろい。
恐怖と臨場感がこちらにも伝わりすぎて、息も出来ないほど、観入ってしまった。

テログループの少年たちも、ホテルマンたちも、
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ボーダー 二つの世界(2018年製作の映画)

4.4

面白いか面白くないかでいったらめちゃくちゃ面白い!なのにマジでなんとも言えない気分になる。
ほんと、人の幸せが何か、なんて誰にもわからないし決めつけることなんて出来ないのよね。

特殊メイクやトロルの
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散歩する侵略者(2017年製作の映画)

4.2

あ〜黒沢清の映画観てんな〜〜ってしみじみしちゃう撮り方。
女が女っぽくて、そこはちょっと個人的に嫌。でも俳優みんな良かったですよね。2時間があっという間。

最後の方はしんちゃんの無垢な言葉にいちいち
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スプリット(2017年製作の映画)

3.0

後半まであまりスピード感が無かったからちょっと期待がはずれたけど、マカヴォイさんの変化をよく観察出来て良かったのか。

おばあさんがだんだん追い詰めていくってのは新鮮でよかった。

女の子の過去が悲し
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