生きる意味を求めるオンナと
納屋を焼くことに囚われたオトコ
そして誰からも必要とされない納屋に固執するオトコ
いずれも儚く、悲しい。
久しぶりに見ました。
教授の音楽が素晴らしい。
冒頭の換気扇から日差しが差し込むシーンが何ともいえず、すきです。
楽しく絵も素晴らしいけど、既視感があるのが、少し残念。
もっと異分野の素晴らしい作品から取り入れて、新しい表現にチャレンジしてほしい!
この映画の東京がすき。
さらっとしていて、かっこいい。
スカーレット・ヨハンソンにビル・マーレイ。
センスがいい。
前半の描写は冷徹非情でえぐい。
首を吊る。手を潰す。突き落とす。
肉片を食べさせる、犯す。
ニワトリ手摑み、ウナギ手摑み。
助けた猫も惹かれる。
後半はガラッとストーリーと男の立ち位置が変わるが、三>>続きを読む
過去に見た中で、一番衝撃を受けた作品。
ピナバウシュの作品に始まり、ピナバウシュの作品に終わる。
一人の男は無表情。一人の男は涙するシーンはピナバウシュ作品性を端的に物語っている。
コンテンポラリーダ>>続きを読む
このレビューはネタバレを含みます
長江の流れのようにゆっくり流れるストーリーは、妻子を探す男と夫を探す女の悲しい話。
劇中に香港映画の男たちの挽歌が出てくるがこの作品以前の作品かと疑うくらいその生活は貧しい。
男の住む地域と女の住む地>>続きを読む
詩を書く上で難しいことは、詩を書く決心をすること。
ラストは抑制された感情と病気その他の演出により解釈がわかれるように作られているが、彼女が告発したと考えるのが自然だと思う。
でなければ、あの詩にたど>>続きを読む
信仰の皮肉をこれでもかと突きつけてくる。
最初は悪役かと思ったソンガンホは愚直なまでに真っ直ぐで、温かく、鈍感で、うさんくさい。
その鈍感さが時として物語が暗くなり過ぎないように、時として彼女をより追>>続きを読む
長回しセリフの少なさ、その効果的な被写体の撮り方によって、男とストラスブールの街を通して、人生の断片の集まりを感じる不思議な映画です。
内容は恐ろしいほどないある種実験的な映画。
誰もやったことがある>>続きを読む
最後の嘘は優しいんだか、優しくないんだか。
アランドロンはやはりかっこいい。絵になります。
家族の話として受け取りました。
先祖のちょっとした思いやりや父親、母親のふとした経験が今に繋がり、そして私たちの想いや経験も未来につながっていく。
ありきたりですが、核家族化が進み縦のつながりが薄らい>>続きを読む
君の名はが好きな人は間違いないと思います。
大体、成功すると次は違う方向でとなりますが、ど直球。
今回も新宿などの実際にある街並みが美しく、音楽の入り方が素晴らしいので、映画館がおすすめです。
音楽と映像が重厚。
いくつかの寓話のようなエピソードと美しい映像。
ゆっくりと物事を捉えるその眼差しはその意味と感情を深く考えらせられる。
特に手のモニュメントが運ばれていくシーンは印象に残った。
ライティングがとにかくかっこいい。
赤や黄色、緑に染まる雪景色は美しく、カメラワークも凝っている。トンネルを抜けたらそこは雪国であった的なシーンは、トンネルから季節がかわり、横転している人影、2004>>続きを読む
不思議な映画。どれが現実でどれが夢かの境目が曖昧になる。
人間の根源的な欲や曖昧さが見事に描かれています。
2001年宇宙の旅のようなはじまりに、夏場のゴキブリのような恐ろしさ。
当時見たときは、ローズが船に乗っていれば、ジャックはあの端切れで助かったんじゃない?と思ってましたが、野暮。
今見ても面白い!
カット割が本当に素晴らしい。
演出の意図がしっかり伝わってくる。
階段で>>続きを読む
安室透=アムロ・レイ!
ごどもには、少し話がわかりにくいのでは?
質問ぜめにあいました。。
老人と歩くシーンは秀逸。
美しいカットとドアの話は切なく素晴らしい!
学校のドアから始まり、ドアを通して色々なことに気づかせ、色々な感情を引き出してくれる。
最後の一輪の花は少年の慎ましい優しさと相ま>>続きを読む
そんなばかな展開ですが、子供が楽しんで見ていました。
シンガポールがーっ!!
主要部分が崩壊しますが、最後の観光映像はやっぱシンガポールっていいなってなります。
信仰より金が物を言い、慈悲が不幸を招くストーリーはかなりの皮肉、ブラックユーモア。
そのストーリーの鋭さで、本国スペインで映画禁止となったのもうなづける。
野糞のシーンがある映画を初めて見たかも。
野暮かもしれないけど、カラーでもみたかった。