青蝉さんの映画レビュー・感想・評価 - 8ページ目

青蝉

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ダークナイト(2008年製作の映画)

4.2

善悪という価値観はどれほど脆いものなのか、常識に張り付いた倫理観そのものを揺さぶって刺激して人間はどう動くのかを試すジョーカーは悪魔的で恐ろしくも、その自由な姿が強烈に魅力的
ハービーツーフェイスの善
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ミスト(2007年製作の映画)

-

最後めっちゃ辛かった記憶ある。子供の頃みたからきつかったけど見返したいな

僕のワンダフル・ライフ(2017年製作の映画)

1.0

金の為に作られた感動ポルノの典型。
この映画好きな人はさ、「好きな映画は『犬×死ぬ』『恋人×病気』!」ってカテゴライズしたり、「やっぱり犬が死ぬと泣くよね〜ww」って開き直ってくれ

動物に真っ当な倫
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グランド・ブダペスト・ホテル(2014年製作の映画)

4.5

これは凄すぎる。好きすぎる。
世界観めっちゃかわいい。意外と人が死んでるけど、バイオレンスは全く怖さがないコメディチックな描き方で常に心地良い。
テンポも早くて見やすいし誰が見ても楽しいだろうなと思う
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東京物語(1953年製作の映画)

3.9

大人になった家族のリアルな心情が描かれていて結構きつい。喪服持ってく話とかムカつくけど、合理的だし誰もその行動を間違いだなんて指摘できないよな。
大人になったら仕方がない事なのよ なんて言うけれど、そ
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聖なる鹿殺し キリング・オブ・ア・セイクリッド・ディア(2017年製作の映画)

4.2

このレビューはネタバレを含みます

映画終わった時、奥さん、或いはお姉ちゃんが死ねば良かったのに…って思うまでが映画。みんな大切!なんて言わせない詭弁を許さない残酷映画。

ゼイリブ(1988年製作の映画)

3.9

最近のアルフォートの広告が
『Don't look at the past. Don't look at the future.』
『僕が見るべきは、今だけだ。甘くない世の中に、たまには甘えろ。』
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ファントム・スレッド(2017年製作の映画)

4.5

ひたすらに美しい洋服とバッチバチの構図。雰囲気も音楽もすごい良い。
めちゃくちゃ美しく作られてるけど内容はすげえ頭おかしい
ネオフィルムノワールってやつやね

ナイトクローラー(2014年製作の映画)

4.1

資本主義社会にうまれたサイコパスの恐ろしい映画。自分の利のためならどんな事だってしてのける。金の為であればどんなに悲惨でも放送し、倫理観はなんの役にも立たない。
なんだか現実世界に既視感がありまくり。
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アーロと少年(2015年製作の映画)

3.1

かなりありがちなテーマだけどつまらなくはない、かな?少年かわいい。

ウォーリー(2008年製作の映画)

4.1

自我が出来上がったAIと加速した資本主義の人間との対比で人間性を問うてる映画。このまま世界が発展していけばこんなことにも成りかねないっていうメッセージは考え直さずには居られないはず。
全然映画の意図と
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カールじいさんの空飛ぶ家(2009年製作の映画)

3.9

人との触れ合いを忘れて拒絶してきた老人が子供達と出会い愛情を思い出す。
悪役爺さんは過去のカールの投影かあ。
グっときたよ

もののけ姫(1997年製作の映画)

3.8

まぁたしかに説教くさいかもしれないけど…自分はすきだなぁもののけ
世界が神聖で、崇高な獅子神様もかっこいい。野蛮と文明、どっちが淘汰されていいと言うわけではないよね。

千と千尋の神隠し(2001年製作の映画)

4.4

労働をテーマに子供が大人の世界でどれだけ無力か思い知らされ、そして成長していく物語。
カオナシは権力と金を得て、それを無くした訳で、誰を投影してるんですかねぇ…笑
一瞬も飽きさせない程完成度高くて難解
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冷たい熱帯魚(2010年製作の映画)

3.6

このレビューはネタバレを含みます

残酷の限りを尽くしてるのにめっちゃ笑える。笑どころとグロテスクのオンパレード。最後の主人公死んだ時の娘のセリフがまさかの「やっと死んだかくそじじい!」でさすが園子温。笑

ナイトメアー・ビフォア・クリスマス(1993年製作の映画)

4.1

子供の頃から好きなんだよね。
世界が何から何までかわいくて甘すぎないダーク感。
みんなを喜ばせるために頑張ってもうまくいかないジャックの空回りなキャラクターは人外的人間のそれを表現されてて、実は意外と
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ダーク・シャドウ(2012年製作の映画)

2.9

ストーリーは面白くない。
世界観デザインだけ。スウィニートッドのがいいよ絶対。

スウィーニー・トッド フリート街の悪魔の理髪師(2007年製作の映画)

3.9

ゴシック世界に浸れて凄いよかった。
めっちゃ残虐なのにカラクリの椅子とかそりゃ笑うわ
ティムバートンの世界観は大好きなんだよなぁ。人肉パイ美味しそう。

パラノイドパーク(2007年製作の映画)

3.9

感情入っちゃって結構好きだったな。
思春期の孤独を描く、どうにもならない感覚が共感した。『普通の人々』みたいな感じ。
最初から最後まで抑揚のないテンポだけど自分はそれがよかった。

チャーリーとチョコレート工場(2005年製作の映画)

3.6

ティムバートンの世界観がやっぱ凄い。
ひたすらチョコ食いたくなる。

ソナチネ(1993年製作の映画)

4.5

監督の死生観が感覚的に美しく恐ろしく表現されてる。
死に誘われる。とても好き。

Dolls ドールズ(2002年製作の映画)

3.1

ヨウジの衣装がかっこよすぎるけど映画としてみたらノイズに成りかねないシルエットの服もあり。赤のニットの紅葉のシーンは美しすぎる。

天気の子(2019年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

新海誠がこんな映画作れるとは思わなかったなぁ。
今までは童貞の妄想映画って感じだったのに今回はめっちゃいい。あからさまなキャッチャーインザライ出したりして来たけど、インチキから逃れ、世界の平和やなんか
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君の名は。(2016年製作の映画)

3.0

キモいなぁとは思いつつもつまらないとは突き放しきれない。かなりキモいし妄想見せられてる感じあるんだがなぁ

サルバドールの朝(2006年製作の映画)

1.2

途中まで期待してたのに感動ポルノでがっかりです。

千年女優(2001年製作の映画)

4.1

ものすごいスピード感で時代を走り抜ける。パプリカと同じく焦点当ててるのは「夢」について。
この人の作品は飽きさせる瞬間が一瞬もなくてアイディアからアイディアへの橋がめちゃくちゃスムーズで心地いい。
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青い春(2001年製作の映画)

4.6

ぐぁあぁぁぁぁぁって感じ。
大人に近づくにつれて天国みたいな場所から好きなもの、人が全部なくなっていく、或いは変わってしまう。
ライ麦好きな人にはぐっとくるよこれは…
売店の名前サボールはまんますぎて
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ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド(2019年製作の映画)

3.8

ちょっと感傷的になるラスト。ブラピが遠くなっていくのはタランティーノの結婚した事と監督辞める事と繋げてみちゃったけどどうなんだろ。
あんまり思った事ないけどアメリカの男かっけぇわあ

ブルー・マインド(2017年製作の映画)

2.8

孤独な人が普通になろうともがく話。
どうやったって何かがおかしくて大人になるに連れてどんどんそれがはっきり分かってしまう。文字に起こしてみたらテーマは良いんだけどなとは思ったが…
ちょっと中途半端な気
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普通の人々(1980年製作の映画)

4.6

超良作。孤独な人間の生きる姿を描いた素晴らしい作品。DVDジャケットのなってるペンダントの3人の表情と目線にキャラクターの性格が表されてる気がする。おかんの行動一つ一つがインチキで、最後の父の決断はす>>続きを読む

ウォールフラワー(2012年製作の映画)

3.7

『普通の人々』にちょっと似てるかも。
あの立ち位置の主人公ならあそこまでうまくいかないかも知れんけど、それでも良い映画だったと思う。パトリックがいいキャラすぎる。

ムーンライズ・キングダム(2012年製作の映画)

4.2

このレビューはネタバレを含みます

世界観完成度高すぎる。一歩間違えたらめっちゃダサくなりそうなのに最初から最後までずっと良い。
大人と子供。一般人と異端者。ムーンライズキングダムが地図から消えて絵になって再現されるのはきっと芸術家の人
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天才マックスの世界(1998年製作の映画)

3.8

かわいらしく構成された映画なのに結構テーマは辛い。
見てる時はウェスアンダーソンのかわいい世界に浸っているのに終わってからじわじわと切ないフラッシュバックがある。
最後の先生との会話に芸術家の生き方を
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