青蝉さんの映画レビュー・感想・評価 - 9ページ目

青蝉

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ツリー・オブ・ライフ(2011年製作の映画)

4.3

かなり実験的でアヴァンギャルド。
一家庭の話、成長物語を超絶スケールで描いた作品。
説明しろと言われても自分の理解力と語彙力では無理です。
わけわからんで思考遮断するには勿体無さすぎる完成度。
あのス
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ディオールと私(2014年製作の映画)

2.8

ラフシモンズにめちゃくちゃ腹がたつ映画。ラフシモンズ自体は名前しか知らない程度だったが、人としてはとても嫌いになった。
頑張ってるのは作る側でデザイナーは観客の前を歩くのが怖くて泣きだす。そんな情けな
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We Margiela マルジェラと私たち(2017年製作の映画)

3.8

服好きじゃなくても面白いんじゃないかな。
これはファッションデザイナーのみならず、芸術家の人生を撮った映画。観るのはなかなか辛いものがある。
これを観て、マルジェラの物を買う事、マルジェラの良さをちゃ
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都市とモードのビデオノート(1989年製作の映画)

3.5

山本耀司がただお洒落の為に服を作っている訳ではないのがちゃんとわかる。
しかしながらどうでしょう。今の大学生の間ではヨウジヤマモトの服が「流行っている」。
ヨウジヤマモト は好きだけど、ヨウジヤマモト
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マックイーン:モードの反逆児(2018年製作の映画)

4.5

洋服とは常に、社会の流れによって流行が決定し、利益が生まれる。
「ファッション」という流動的で利益主義的世界であれほどアートを表現させたのはマックイーンが一番だと思う。
現代の訳の分からない物ばかり作
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ダージリン急行(2007年製作の映画)

4.6

すごい好き。ずっと見ていたくなる。見たこともない景色の連続に何故こんなにもノスタルジーがあるのか。

父母という存在になんとか繋ぎとめられていた形骸的で希薄な兄弟の絆が心の旅をする事ではっきりと形作ら
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インターステラー(2014年製作の映画)

3.5

ご都合主義だなぁ
愛が!っていう展開は無理がある。大衆が喜びそうな事しなければもっと良かったんだけどなぁ…
2001年に挑戦するって姿勢は良いと思うんだけれどこれはナシ
ただ映像はやっぱり素晴らしい。
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天空の城ラピュタ(1986年製作の映画)

4.1

このレビューはネタバレを含みます

大人になってから観るとグッとくる。夢への希望。大人の障壁。夢(ラピュタ)に到達したかと思えば幻想的世界の裏には私利私欲と実利的な現実がある。
ラピュタのデザインでこんなに物語らせるのはすごいなぁ。ラス
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風の谷のナウシカ(1984年製作の映画)

3.9

昔観て、面白かったなーとか思ってたが、大人になってから観たら、こんなに複雑な事になってたのかと驚いた。
邪悪ものなのは分かっているんだけれど、あるいはだからこそ崇高で強大な巨神兵に浪漫を感じてしまう。

ハウルの動く城(2004年製作の映画)

3.7

難解すぎて分かりません…
オススメの解説教えてほしい…
城のヴィジュアルめっちゃ好き

風立ちぬ(2013年製作の映画)

4.2

純愛?主人公はかなりのエゴイストに感じたけれど…
昔から根底に偽善があり、ポージングで「良い事とされる事」をする人間。どんなに悪い事になると分かっていても何かをしたいと言う感情を詭弁で飾り立てたり。
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スタンド・バイ・ミー(1986年製作の映画)

4.6

思い返してみると、子供の頃はただ遊んでて楽しかったら友達になってた。今みたいに人との関わりに下心も嘘も一切なかった。
映画が終わった時、現実に引き戻されるとノスタルジーと現状の味気なさに心が潰されそう
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マイ・フレンド・フォーエバー(1995年製作の映画)

3.7

きっと2人は友達と遊びたかっただけなんだろう。最初はホモだとかそんなチープな周りからの言葉に抵抗できなかったけれど、抵抗できる様になったエリックの感情はきっと同情じゃなくて友情のそれ。
病気やいじめに
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桐島、部活やめるってよ(2012年製作の映画)

4.7

このレビューはネタバレを含みます

ゾンビシーンのカタルシスとラストの東出と神木のシーンに泣かされる。
いつの時代もきっと人気のあるのは東出の方だろうけれど、どちらが魅力的で価値ある時間を過ごしていたと言えるだろう...
神木の様な青春
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パンズ・ラビリンス(2006年製作の映画)

3.3

このレビューはネタバレを含みます

デザインはちょっとやりすぎ感あるけど、この世界観ならぎり許せるかな?
戦争とおとぎ話をミックスさせて盛りだくさんな内容を描ききったのはすごい。
ラストで女の子の妄想なのかとなるけど、妄想にしては矛盾点
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エル・スール(1982年製作の映画)

3.7

みつばちのささやきみて好きすぎたので観賞。みつばちには及ばないなあ

ミツバチのささやき(1973年製作の映画)

4.6

全てがひたすらに美しい。主人公の少女はほんとに愛くるしく尊い。
こういう美を精神が求めてる時は満たされてしまうね。

惡の華(2019年製作の映画)

3.6

このレビューはネタバレを含みます

監督が違ったらかなり面白かっただろうなあという残念感。主人公の演技も酷い。玉城ティナは悪くはなかった。
演出がまんま漫画通りでもう少し映画だからできることもあったのでは…と思う。
でも、教室に忍び込ん
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スーサイド・スクワッド(2016年製作の映画)

1.5

本当に面白くない。ジョーカーもダサい。タトゥーにHAHAHAHAとか書いてるけどかっこいいと思ったのかあれまじだせぇ…
そうとうつまらない。薄っぺらいご都合主義のクソ映画。
ウィルスミスはうざい。本当
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シザーハンズ(1990年製作の映画)

3.8

シザーハンズいいよね〜。
人と上手く関わることが出来ない事を手を鋏にしちゃうことで具現化って発想が飛んでるよね
ポップなゴシック的ビジュアルも相まって孤独な男の不器用さの表現が切なくて好き。

アメリカン・スナイパー(2014年製作の映画)

3.7

映画館で観たけど、いつのまにか心臓がバクバク。戦争映画あんまり観てないのもあるかもだけど緊張感とスリルと凄かった。

ファイト・クラブ(1999年製作の映画)

4.0

LALALANDと似たテーマ。理想や自由の獲得には痛みを受け入れなければ

セブン(1995年製作の映画)

2.5

期待しすぎたせいか、別段面白くもなかったけれど…感情特に揺さぶられず、ふーんって感じでしたかね…

ウルフ・オブ・ウォールストリート(2013年製作の映画)

3.8

テンポ良すぎて観客に語りかける事にも全く違和感ないのは巨匠の手腕だろうなぁ
完全に狂ってるけどここまで突き抜けた倫理観なら物売るのって楽なのになぁ。

ヱヴァンゲリヲン新劇場版:序(2007年製作の映画)

4.0

ただただエヴァと使徒がかっこいい。まあまあ贔屓のスコアしました。破とQあわせてエヴァなので!

ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破(2009年製作の映画)

4.3

「翼をください」の歌詞を始めて理解した。抑圧された中でどうしても遂げたい思いを脇目も振らず爆発させるラストはやっぱり好き。しかしわざとだろうけれど、序盤のグダリはちょっとあれです。

ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q(2012年製作の映画)

4.6

度を越した世界観。カラーリング、デザイン、スケールがアニメーションだからこその完成度でもはや映像だけでも満足なレベル。
そして内容はというと、今までの全てが無駄或いは逆効果だとわかり絶望し、優しくされ
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新世紀エヴァンゲリオン劇場版 Air/まごころを、君に(1997年製作の映画)

5.0

相当個人的な事に焦点を当てている映画だけれど、共感した人間にはシンジくんと一体化するほど共感する。これほど共感できた作品は自分にはない。

自分の為に作ったオナニー映画をオナニーシーンから始めるという
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カメラを止めるな!(2017年製作の映画)

3.6

映画に詳しい人ほど面白いと思うだろう撮り方してると思う。
素人の自分でも面白かった。ゾンビ映画詳しくなってから出直します。

イノセンス(2004年製作の映画)

4.6

ゴーストインザシェルをまた深掘りしていったらそこに人形という存在が現れ、更に個としての証明の難しさ、或いはそれ自体本当にあるのかさえ疑わしくさせていく。

個とは情報の複合体であり、その情報を取捨選択
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GHOST IN THE SHELL 攻殻機動隊(1995年製作の映画)

4.2

何回も見るべき作品だと思う。

脳は電脳、肉体は義体。
脳は考えてる事を瞬時に他者と共有できる理想的なスピード感で話し合える。
肉体はそもそも自分の形と同じである必要はない為いくらでも理想に近づけられ
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