せきさんの映画レビュー・感想・評価

せき

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水平線(2023年製作の映画)

3.7

他者を知ろうとすることは尊いことかもしれないけど、完全に理解することは決してできない

SNSで他人の思考に気軽に触れられる分、自己と他者の境界があいまいになりがちな世の中
その悲しみも怒りも苦しみも
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オッペンハイマー(2023年製作の映画)

4.5

知能を集結し、仲間と成し遂げる歴史的発明
それ単体で見れば賞賛される、素晴らしいことかもしれない
それでも、実験のシーンを見たら何故これを人に使おうと思えるのか、やるせなさと悲しみと怒りと、色んな感情
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金の国 水の国(2023年製作の映画)

4.5

は〜…本当に素敵なお話、だいすき
心優しい2人が出会って、真っ当に、誠実に対立する国をつないでいく
お互いが自分よりも相手のための最善を考え行動する清らかさがまぶしい

最後にのこったビスケットの話、
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十二人の怒れる男(1957年製作の映画)

5.0

「人の命を奪うことは死刑に値する」という倫理観を持ちながら、談笑混じりに電気イス送りでいいだろうと主張する歪さ
SNSで簡単に赤の他人をジャッジしがちな今の時代にも通ずるものを感じてしまった

生まれ
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1秒先の彼(2023年製作の映画)

3.8

ゆるファンタジー!
悪意のないきれいな世界というわけでもないし登場人物には重い過去もあるのに、どこか軽やかでのほほんとした世界観がすき

天橋立いつか行ってみたい

ドライブ・マイ・カー(2021年製作の映画)

3.7

このレビューはネタバレを含みます

冒頭から苦手なタイプの性的ワードや描写が続いて残り2時間半耐えられるか不安だったけど、舞台が広島に移ってからは入り込めた

広島のどこかに連れて行って、で向かう先がごみ焼却場なのセンスよすぎ

みさき
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すずめの戸締まり(2022年製作の映画)

4.3

このレビューはネタバレを含みます

おもしろかったー!!
こんなにおもしろいなら言ってよ映画館で見たかったよ
世界の命運を託されたボーイミーツガール、大好物

物怖じしない意思強めの主人公に物分かりのいいサブキャラ、SNSも機能してサク
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恋する惑星(1994年製作の映画)

4.3

女々しくてままならなくてぐるぐるしてかわいらしい

テッド(2012年製作の映画)

3.7

テッドが昇格するたびになんでだよ!って言っちゃう

アリスとテレスのまぼろし工場(2023年製作の映画)

3.4

さよ朝で嗚咽するほどべしゃべしゃ泣いて、こりゃ次作は怖くて劇場では見れないなと思っての今

岡田監督はどうしても男女の描き方が個人的好みに合わないのと、台詞回しがう〜んと思う箇所も多いんだけど、終盤に
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正欲(2023年製作の映画)

4.3

こんなにあっさり擬態相手に出会えるのずるいずるいずるい

その他大勢と違うことは正しくないのか
その正誤を決めるのは誰なのか
ありのままでいいって言えるのは、ありのままで許される側の人間だからじゃない
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マイ・プライベート・アイダホ(1991年製作の映画)

3.7

ただ道の上を走るだけなら親友でいられるのに、隔たるものが多すぎる現実
マイクを安全な場所まで抱えてくれる人が側にいてほしい

サマーゴースト(2021年製作の映画)

3.5

loundrawさんと乙一さん、好きな2人が関わっていてずっと気になってたやつ!
配信終わる前に見れてよかった

夏が舞台だけどパキッとした青空!じゃなく、淡くて白んだ色味が儚いひと夏の思い出って感じ
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ジョン・F・ドノヴァンの死と生(2018年製作の映画)

4.7

子どもの頃、家で過ごす時間が嫌いだった
顔を合わせれば毎日のように喧嘩をする両親
誕生日も家族での外出も、その様子を強制的に目の当たりにしなければならない時間でただ辛かった

でも仕事をしてご飯を食べ
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ソウルメイト/七月と安生(2016年製作の映画)

4.2

少年の君は定期的に見返すぐらい好き
こちらも主演チョウ・ドンユイで嬉しくなった

お互いへの憧憬、思慕、嫉妬
心の距離が近いからこそ入り交じる感情と選択
展開だけ見れば俗っぽくなりそうな話だけど、空気
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そばかす(2022年製作の映画)

4.0

LGBTQ、アセクシャル、アロマンティック、恋人、友達、家族
属性や関係を表す言葉って色々あるように見えて、たぶんそんなに多くない

でも知っている言葉でしか表せないから、言葉にしないと不安だから、な
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パリ、テキサス(1984年製作の映画)

4.4

雨降りの夜にぴったりだった
本来なら母親に感情移入すべき立場なんだろうけど、最後あの選択をするトラヴィスの方に共感してしまう自分も大概臆病者

白か黒しか許容できなかった10代の頃じゃなく、人は弱くて
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セント・オブ・ウーマン/夢の香り(1992年製作の映画)

4.3

へんくつおやじと振り回される気のやさしい青年、この組み合わせでもう展開読めるけどしっかり感動した

心の半分は〜って台詞、相反する気持ちが内在することってあるよなあ
性格が真逆のようでどちらにも共感で
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フライド・グリーン・トマト(1991年製作の映画)

4.0

登場人物がとにかくチャーミング
セリフひとつ、仕草ひとつでこの人好き!ってなる
その分しんどいシーンはとことんしんどい

この人と出会えたから、あの思い出があるから死もこわくないっていうのはあるのかも
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隣人は静かに笑う(1999年製作の映画)

3.8

最後うわ〜って声出た

現実でも理解・解決したと思いたいがために辻褄を合わせていることって山ほどあるんだろうな
ニュースなり噂なり、見聞きしただけで他人や物事を理解した気になることの危うさ、恐ろしさを
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ぱん。(2017年製作の映画)

3.8

途中までACのCMかな?と思ったけどちゃんとおかしくて安心した
主題歌がとても好み!

べー。(2016年製作の映画)

3.8

やりたいことをやっていてよい
阪元監督の作品は非日常をあたかも日常のように見せるところがなんか好き

黄龍の村(2021年製作の映画)

4.3

ほどよいわ〜
お前はやると思ったよ

エンドロール&後日譚好き!

ある用務員(2020年製作の映画)

3.5

べびわる→国岡→これの順で見たから思いのほか真面目でびっくり
世界線は違うけど青春してる国岡さん見てこっちももじもじしちゃった

最強殺し屋伝説国岡 完全版(2021年製作の映画)

4.8

「死亡」のテロップでこんなに笑えることある??ってぐらいゲラゲラ笑った
ノリが完全にギャグ漫画でずーっとコント
殺し屋の話なのに全員のんきで大好き

は〜〜〜おもしろかった

ベイビーわるきゅーれ 2ベイビー(2023年製作の映画)

4.8

花束みたいな恋をした未視聴の方は先に見ておくとより楽しいと思います

3は絶対に映画館でみるんだ!!

ひかりのまち(1999年製作の映画)

4.5

人と関わるのはこんなにも不自由で面倒くさく、人と一緒にいるからこそ感じる孤独もたくさんある

それでも世の中には数えきれないほどの人生と生活があって、結局は日々誰かとすれ違い関わりながら生きている
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ロッキー・ホラー・ショー(1975年製作の映画)

4.3

おっもしろ
唯一無二、創作でしか味わえない世界観に没入できるのたのし〜
最後の方なんか自分もこの中に入って頭からっぽにして歌って踊りたいとすら思えてきた

アートでホラーでコメディでファンタジー
音楽
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ファイト・クラブ(1999年製作の映画)

4.2

超有名だしエドワード・ノートン好きだから見よう見ようと思いつつ、なんとなく手が伸びなかったやつ

は〜まさかこんな展開するとは
殴り合いメインの地下格闘技の話だと思って完全に油断してた、いい意味で裏切
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キング・オブ・コメディ(1983年製作の映画)

3.8

究極の勘違い男として思いっきりコメディにも振れそうなストーリーだけど、垣間見える不遇な過去、積み重なる違和感で狂気に寄せる人物造形がすごい

妄想の中で周囲からの羨望と愛を向けられるほど、それを得られ
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ジャック(1996年製作の映画)

4.2

画面の向こうでいつでもロビン・ウィリアムズに会えるっていうのはなんて素敵なことなんでしょうね

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