せきさんの映画レビュー・感想・評価 - 2ページ目

せき

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キング・オブ・コメディ(1983年製作の映画)

3.8

究極の勘違い男として思いっきりコメディにも振れそうなストーリーだけど、垣間見える不遇な過去、積み重なる違和感で狂気に寄せる人物造形がすごい

妄想の中で周囲からの羨望と愛を向けられるほど、それを得られ
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ジャック(1996年製作の映画)

4.2

画面の向こうでいつでもロビン・ウィリアムズに会えるっていうのはなんて素敵なことなんでしょうね

gifted/ギフテッド(2017年製作の映画)

4.3

この世のすべての子どもたち、傷ついても間違えても、自分を愛してくれている人がいるって実感しながら生きてほしい

海辺で過ごす2人の何気ない日常が素晴らしく美しかった

あと天才が数式ガリガリ解いていく
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フリー・ガイ(2021年製作の映画)

4.8

良〜〜〜〜
ほんの2時間でこんな幸せな気持ちになれる?すご

我々もひょっとしたら遺伝子に組み込まれたプログラム通りに動いて感じているだけで、このモブたちとそう変わらないのかもな〜なんて思いながら見た
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エンパイア・オブ・ライト(2022年製作の映画)

4.8

すごくよかった
あたたかくなったりハラハラしたり怒ったりつらくなったり感情が忙しかったけど、心が動くのはいい映画だ

やさしいピアノのメロディをバックに、無人の映画館にひとつひとつ光が灯り命が宿ってい
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カラオケ行こ!(2024年製作の映画)

5.0

つい先日、続編「ファミレス行こ。」で情緒を狂わされた身に沁みに沁みた

実写化って原作が好きであればあるほど忠実さを求めてしまうし、その上でテンポや演出の解釈が不一致だと物足りない…となりがち

中で
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わたしを離さないで(2010年製作の映画)

4.5

冒頭から最後までずっと切なくて胸が痛い

自分の、周囲の人たちの終了を感じながら生きることは幸か不幸か
有限を知るからこそできる行動や贖罪もあるだろうけど、少なくとも「受け入れる」しか選択肢がないとい
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ゆりかごを揺らす手(1991年製作の映画)

3.7

日常がじわじわ侵食される系
この手の話にしては主人公一家が聡明でお上品
犯人側も根っからのサイコパスではなく、生い立ちや背景を鑑みると環境さえ違えば良い友人になれたかもね…という切なさもある

それは
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犬ヶ島(2018年製作の映画)

4.7

え〜ん大好き!
犬は人の善き相棒、これは世界共通不変の事実
尊敬と愛情をもって相対すべき存在
なんであんなに人間を慕ってくれるんだろう
ちょっと泣いた

妥協ゼロ、毛並みの細かな動きまで再現したストッ
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ファースト・カウ(2019年製作の映画)

4.3

このレビューはネタバレを含みます

大きくてやさしい瞳の牛、尻尾を振りながら嬉しそうに人間についていくわんこ、もふもふのねこちゃん、大人しくなでられる小鳥
とにかく動物がかわいく魅力的だった

ドーナツって本来は大の大人が大金を払う価値
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ヴィーガンズ・ハム(2021年製作の映画)

3.4

カニバリズムネタ史上1番ポップでカジュアルかも 知らんけど
重すぎず感動ものじゃない映画をサクッと見たいっていう気分にちょうどよかった
わんちゃんお茶目でかしこくてかわいい

PERFECT DAYS(2023年製作の映画)

5.0

このレビューはネタバレを含みます

平山さんが笑えばわたしも嬉しい
平山さんが悲しめばわたしも悲しい
たったの2時間で、それぐらい平山さんのことがだいすきになってしまった

独り身の中高年
トイレの清掃員
無口で真面目
同じ日々の繰り返
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タンジェリン(2015年製作の映画)

3.5

12月だしクリスマス映画でも観てほっこりするか〜!と思ったらそういうのじゃなかったみたい
アッパーな音楽に色彩こってり、どいつもこいつも好き勝手言いたい放題

想像してたクリスマスとはかけ離れていたけ
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悪い子バビー/アブノーマル(1994年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

あれだけの劣悪な環境下で35年生きてきて驚くほど無垢でいられるのも、飛び出した世界で次々に出会う個性的な人たちも、なんだかずっとおとぎ話みたいだった。

よく犯罪者の背景や生い立ちを見て、自分がこの環
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夏へのトンネル、さよならの出口(2022年製作の映画)

3.2

ちょっと合わないな〜と思う部分も多かったけど、夏が舞台の青春映画なんてなんぼあってもいいですからね

この世界に残されて(2019年製作の映画)

4.2

このレビューはネタバレを含みます

大切な人ほど失った時の悲しみも大きいし、一度ついた心の傷は消えることはない。

それを知っていてもなお、クララとの生活を通じて「人間は独りでは生きられない」と話すアルドが印象的だった。

傷をつけるの
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べイビーわるきゅーれ(2021年製作の映画)

5.0

かわい〜〜〜〜〜!!!
好き〜〜〜〜〜!!!
なにこの愛おしい2人組は!!
生活の様子をずっとライブ配信してほしい

ノマドランド(2020年製作の映画)

4.0

これはもう完全にドキュメンタリー
人の人生はその人のものなので、哀しいとか素晴らしいとか第三者の自分が言えることは何もない
ただただ、生きざまを少しだけ覗かせてくれてありがとう

遠く離れた地で生きる
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エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス(2022年製作の映画)

4.0

真面目にふざけていて笑っちゃうのにちゃんと愛の話だった
優しさって強さの上に成り立つものだよな〜
自分が並行世界に呼び出されても何も役に立たなそう
せめて基礎体力だけはつけておこうね

クレイジークルーズ(2023年製作の映画)

3.3

いろんな衣装の宮崎あおいちゃんを見られて大変お得

グリッドマン ユニバース(2023年製作の映画)

4.3

グリッドマンとダイナゼノンがつながって、2次元と3次元がつながって…
クロスオーバーならではのアツい見せ場が盛りだくさんな上に、2作品の正統続編としてそれぞれしっかり着地してくれて最高だった

ローア
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