takamaruさんの映画レビュー・感想・評価 - 20ページ目

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映画(710)
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悲しみは空の彼方に(1959年製作の映画)

3.8

未亡人で野心家のローラ(ラナ・ターナー)は、女優として成功のチャンスを手に入れると、仕事に没頭して娘スージーの世話は家政婦のアニーにまかせっきりに。一方、そのアニー(ジュアニタ・ムーア)は、白人との間>>続きを読む

「女の小箱」より 夫が見た(1964年製作の映画)

4.0

ナイトクラブ経営者の石塚(田宮二郎)は会社の乗っ取りを企む男。石塚に対向して、乗っ取りを阻みたい重役陣からの命を受けた株式課長の川代(川崎敬三)は、石塚の秘書(江波杏子)をスパイに仕立てるなど仕事に必>>続きを読む

勝手にふるえてろ(2017年製作の映画)

3.8

恋は人を、異常巻きの日常にひきずりこむ。自分勝手にも、妄想狂にも、饒舌にも、自意識過剰にも、傍若無人にも、支離滅裂にも、自暴自棄にも、大胆不敵にもする。恋は表情を豊かにする。ヨシカ(松岡茉優)のいろん>>続きを読む

レスラー(2008年製作の映画)

4.4

再見。見ている間もそうだけど、見終わってからのほうがもっとくる映画。かつてはプロレス界のスターだったランディ(ミッキー・ローク)。20年以上におよぶレスラー生活で肉体は酷使されきって、試合が終わればい>>続きを読む

オープニング・ナイト(1978年製作の映画)

4.5

スター女優として観客の喝采を浴びてきたマートル(ジーナ・ローランズ)。次の作品のテーマは「老いと向き合う女」なのだが、彼女はどうしてもそれを受け入れて演じることができない。そんなマートルには最近、幻影>>続きを読む

ラヴ・ストリームス(1983年製作の映画)

4.9

愛と愛の喪失を描くことにしか興味がないと公言してたカサヴェテスの集大成の映画であるのと同時に、ここから先に一体どんな世界が描かれるはずだったのだろうと妄想せずにいられない永遠に心残りがしてしまう映画。>>続きを読む

絶対の愛(2006年製作の映画)

4.0

2年つきあって関係が安定してしまい、顔が同じだと彼に飽きられてしまうと勝手に思いこんだ女が、整形して彼の前から姿を消し、違う人間となって再び彼の前に現れる…。ああ、これは恐い。すごく恐い。整形前に彼に>>続きを読む

メッセージ(2016年製作の映画)

4.5

地球の各地に飛来してきた謎の浮遊物体。なぜ彼らは世界各地に同時に出現したのか? その謎を探るため言語学者ルイーズ(エイミー・アダムス)と数学者のイアン(ジェレミー・レナー)は軍の依頼を受け、浮遊物体の>>続きを読む

赤い天使(1966年製作の映画)

4.7

うわあ、やっぱり凄いなあ。この映画を見ると、戦争がどうしようもなくイヤなものに思える(戦争映画として大事なこと!)。岡部軍医(芦田伸介)は、病院前にずらりと並べられた負傷者を、摘出、切断、死亡の3つで>>続きを読む

しとやかな獣(1962年製作の映画)

4.7

せっせと部屋の模様替えをする老夫婦。家族が貧乏暮らしをしているという建前上、来客に対して豪勢な暮らしぶりを隠さないといけないのだとわかるオープニングから、芸能プロの金の使い込みを巡るドタバタと、女に翻>>続きを読む

ブギーナイツ(1997年製作の映画)

5.0

天から授けられたオレの一物!を武器に、ポルノ映画界のスターにのぼりつめていくダーク・ディグラーことエディ(マーク・ウォルバーグ)。そして、彼をポルノの世界に引き入れ、映画スタッフ一家をまとめる父親のよ>>続きを読む

こわれゆく女(1974年製作の映画)

5.0

年齢を重ねるにつれてカサヴェテスの映画の受け止め方が大きく変わっていくのを痛感する。特に家庭を持って、子供を育てる立場になってこの映画に接すると、20代の頃、はじめてこの映画を見たときとは決定的に感じ>>続きを読む

愛のむきだし(2008年製作の映画)

5.0

素晴らしい。237分の至福な映画体験。親と子との絶望的な断絶だったり、キリスト教や新興宗教に帰依するということについてだったり、男子のおバカな自己鍛錬だったり、暴走する恋愛感情だったり、ヒーローの意外>>続きを読む

セールスマン(2016年製作の映画)

4.0

道路工事の影響で住居が破壊され、新しい部屋を探さざるをなくなる夫婦。教師として働くエマッドと妻のラナは、所属する劇団の友人に紹介された部屋に住み始めるが、前の住人がしていたことが原因となり、ある日、思>>続きを読む

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