レジェンド呼子さんの映画レビュー・感想・評価 - 3ページ目

ガンズ・アキンボ(2019年製作の映画)

4.1

荒らし行為はダメ、ゼッタイ。

現実世界でダメダメな"ネットイキリ野郎"が、ヤバい奴らにクソリプを送ってしまったことを発端に、猛者が殺し合うデスゲーム《スキズム》に強制参加させられてしまう話。

ダニ
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ムカデ人間2(2011年製作の映画)

4.2

サイコホラーとサイコAVの境界線。

『ムカデ人間』を観て感動したサイコ男が、実際にやってみて夢を叶えちゃう話。前作を観た人が影響されてやっちゃう…っていう脚本を書いた人間が一番イカれてる。前作があく
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ムカデ人間(2009年製作の映画)

3.8

久々にちゃんと恐怖を覚えたサイコホラー。

"ムカデ人間"を造りたいサイコ医師が、日本ヤクザと二人の美女を攫って夢を叶える話。色々なスプラッター映画を観てきて血肉には多少慣れてきたけど、やはり💩はキツ
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劇場版ポケットモンスター/ダイヤモンド・パール ディアルガVSパルキアVSダークライ(2007年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

『パルキアの馬鹿野郎!』

…というサトシの名ゼリフが生まれた07年のポケモン映画。ディアルガとパルキアの痴話喧嘩に巻き込まれた無関係な人間たちと、人間を守ろうとして止めにかかるダークライ。そして人々
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震える舌(1980年製作の映画)

3.8

幽霊より人間より怖いヤツ。

ほかのホラー映画と"恐怖"のベクトルが全く違いながらも、自分の中ではトップクラスに怖い映画だった。「幽霊より人間が怖い」とよく言われるように、恐怖対象が身近であればあるほ
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コンジアム(2018年製作の映画)

3.8

久々に薄目で観た。

心霊スポットに訪れた撮影クルーが様々なトラブルに巻き込まれてしまうPOVホラー。シンプルな話でありながらなぜか妙に怖かった。「うわっ!」っていう感じじゃなくて「こわっ!」っていう
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透明人間(1933年製作の映画)

3.3

元祖"透明人間"映画。

90年前の映画だからどのように透明感を出している(誤魔化してる)のか気になって観てみたけど、意外にもしっかり消えてるのがシンプルに驚いた。この頃からこういう技術は存在してたん
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海底47m(2017年製作の映画)

3.5

海底系マジで怖い。

檻に入ってサメを鑑賞するアトラクションを体験中の若い女性2人が、あるアクシデントにより海底47mに落とされてしまうパニックホラー。ピンチの状態に持っていくのが上手く、しかも不自然
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サイレン FORBIDDEN SIREN(2006年製作の映画)

3.5

サイレンが鳴ったら外に出てはならない。

名作ホラゲー『SIREN』の実写版映画。原作ファン層からの評判はすこぶる悪かったらしいが、個人的には良く出来たホラー映画だったと思う。ちなみにゲームは未プレイ
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ダウンレンジ(2017年製作の映画)

3.5

芋スナはダメ、ゼッタイ。

6人の大学生が山道を横断中、突然マジキチスナイパーの標的にされてしまう……という、日本人監督がアメリカで制作したことで話題になったスリラー映画。少しでも身体を出せばすぐに殺
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アーノルド・シュワルツェネッガーのSF超人ヘラクレス/アーノルド・シュワルツェネッガーのヘラクレス/アドヴェンチャー・オブ・ヒーロー(1970年製作の映画)

3.5

ほのぼのムキムキコメディ映画。

シュワちゃんの筋肉と(ダイコン?)演技を堪能するためのゆるゆるコメディ映画。カオスな設定やチープな衣装などがどうでもよくなるほどシュワちゃんが可愛い。ニューヨークが舞
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イエスタデイ(2019年製作の映画)

4.7

やさしいせかい。

交通事故をきっかけにビートルズを誰も知らない世界に転生してしまった売れないミュージシャンがチート無双する異世界転生モノ。『ボヘミアン(略)』『ロケットマン』とはひと味違う音楽エンタ
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スラムドッグ$ミリオネア(2008年製作の映画)

3.8

みのもんたに観てほしい映画No.1

「クイズ$ミリオネア」に出演したスラム街出身の青年が、今までの経験を元に次々と問題に正解していく話。胸糞悪いシーンもあるけど、展開はベタで王道なので抵抗なく結構サ
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チキン・リトル(2005年製作の映画)

3.3

ディズニー初の3DCG作品。

正直CGアニメとしては微妙。当時ピクサーが作ってた作品は『Mr.インクレディブル』で、こうして見るとどれだけピクサーの技術が進んでいたのかがよく分かる。ストーリーはイギ
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イット・フォローズ(2014年製作の映画)

3.8

性病爆弾ゲーム。

じわじわ追いかけてくる"それ"からひたすら逃げるパニックホラー。さらに「身体を交えるとその相手に『それ』をバトンパスできる」という性病ライクなオプションつき。グイグイ襲ってこないか
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エル ELLE(2016年製作の映画)

3.4

サイコスリラーかサスペンスか、
イカれた変態たちの恋愛ドラマか。

サイコスリラーだと思って見始めて、中盤で「あれ?狂った恋愛映画?」と思ったけどやっぱりサイコスリラーだったフランス映画。途中何を見せ
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血を吸う粘土(2017年製作の映画)

3.5

📐(・__・)

売れない芸術家の怨念がこもった人喰い粘土によるパニックホラー映画。昔風のアナログな撮影手法や特殊造形など、昭和の特撮ホラーのような手作り感がなんだかいい感じ。人喰い粘土のデザインも初
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アングスト/不安(1983年製作の映画)

3.8

封印されし極悪問題作が日本解禁。
玄人向け。

「シリアルキラーを目の当たりにして生き延びたければこの映画を観ろ」という批評家のコメントに惹かれて鑑賞。シリアルキラーの心情と行動を限界まで正確に描こう
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殺人者の記憶法(2017年製作の映画)

3.8

アルツハイマの元殺人鬼vs殺人鬼。

消えていく記憶と戦いながら、殺人鬼の勘と経験で追い詰めていく様子にハラハラしながら楽しめる映画。認知症というハンデを利用して、相手の記憶を書き換えようとしたり、巧
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アナと雪の女王2(2019年製作の映画)

4.0

社会現象になった『アナ雪』続編。

雪の女王"エルサ"に魔法が使えるようになった理由を見つける旅に出る話。前作同じく演劇のような壮大なミュージカルシーンは健在で、相変わらず大音量で鑑賞させていただきま
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バトル・ロワイアル(2000年製作の映画)

3.8

日本を代表する問題作。

議会にかけられるまで社会問題になった、日本のデスゲーム映画のパイオニア。腐ってしまった日本国を再建するべく、子どもたちを殺し合わせることで間伐していくお話。フィルムのような映
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パラサイト 半地下の家族(2019年製作の映画)

4.6

半地下の家族が"パラサイト"していく話。

話題になったためテレビ等でよく紹介された映画だが、完全にクリーンな状態で観たかったので全ての情報を遮断したまま鑑賞。結果これが吉と出た。ストーリーが全く分か
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9人の翻訳家 囚われたベストセラー(2019年製作の映画)

3.8

翻訳家版『オリエント急行殺人事件』。

しかし今回殺されるのは人間ではなく、未発表の小説。世界中から集められた9人の翻訳家たちのうちの誰かが小説をネットで無断公開し、その犯人を暴き出す…という仏ミステ
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タッカーとデイル 史上最悪にツイてないヤツら(2010年製作の映画)

4.0

絶妙なバランスのホラーコメディ。

山奥に訪れた大学生たちに殺人鬼だと勘違いされて色々なトラブルに巻き込まれてしまうおっさん2人の話。ホラーコメディというジャンルだと思うけど、ホラーとコメディのバラン
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キョンシー/リゴル・モルティス 死後硬直(2013年製作の映画)

3.4

人気キョンシー映画のリブート作品。

『霊幻道士』という映画のリブート作品らしいけど、原作を観たことなかったからか終始「???」な感じで観てた。何度巻き戻したことか。あとで調べてみると、どうやら原作フ
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モアナと伝説の海(2016年製作の映画)

4.8

少女と海の物語。

ディズニープリンセスおなじみの笑って泣けるミュージカルパートに加えて、海や森などの美しい自然風景の描写も見どころの一本。ミュージカルパートは「アナ雪」でも評判の良かった鳥肌の立つよ
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見えない目撃者(2019年製作の映画)

3.5

視力を失った元警官vs猟奇殺人鬼。

韓国映画を日本でリメイクしたミステリーホラー。吉岡里帆が演技している作品は初めて観たけど、まさかこんなに上手いとは思わなかった。盲目という難しい設定ながらも、何の
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フェノミナ(1985年製作の映画)

3.2

「美」と「醜」のコントラスト。

「美少女」「蟲」「メタルロック」「チンパンジー」で構成された奇抜なサイコホラー。ジェニファー・コネリー演じる《絵に描いたような美少女》と、ハエや蛆虫といった《グロテス
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神さまの言うとおり(2014年製作の映画)

2.8

🔴🔴🔴🔴🔴

デスゲームという切羽詰まる状況でありながら、悠々と作戦会議してみたり、しょうもない口喧嘩が始まったりと、登場人物たちの突飛なポンコツ行動にストレスを感じるシーンもよくあったが、終わる頃に
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ファミリー☆ウォーズ(2018年製作の映画)

2.5

これぞ名作クソ映画。

子供を轢き殺してきた認知症の爺に餅と蒟蒻ゼリー食わせまくって殺そうとする家族のお話。

こんな映画が存在していいのだから日本は素晴らしい国だ。文化祭みたいなクオリティ、小さすぎ
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スパイ in デンジャー(2019年製作の映画)

4.8

超一流スパイと超変人科学者の凸凹コンビ(とハト)が織りなす、爽快なコメディアクション映画。

アニメとして、コメディとして、そしてスパイアクションとしても優れた作品。007のようなスパイ映画と比べても
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天使にラブ・ソングを…(1992年製作の映画)

4.5

ポップで笑える音楽コメディ。

とにかく明快な映画。変なクセなく、ややこしい設定もない、老若男女問わず楽しめそうな良質なミュージカルコメディ。みんなが笑顔になれるオールタイムベストなファミリー映画だと
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残酷で異常(2014年製作の映画)

3.7

「地獄」を現代的に表現した、サスペンス・ホラー・ファンタジー作品。

俗に言われるような「血の池地獄」「針山地獄」のような身体的な苦痛を伴う"地獄"ではなく、この映画で描かれるのは精神的な苦痛を伴う「
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アス(2019年製作の映画)

4.2

痛烈な社会風刺のメタファーが詰め込まれた、オシャレ不気味系ホラー。

監督前作「ゲット・アウト」に同じくアメリカの現状を皮肉るような作品であるが、より隠喩的な表現のため一発で理解するのはかなり難しい。
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ランボー(1982年製作の映画)

3.8

語らずとも名作アクション映画。

何より想像を凌駕するクレイジーさにビビる。容赦ない復讐、罠、爆破。スタローンが劇中で本物の傷をガチで縫った話は映画史に残る伝説であり、それ含めてのクレイジー映画。
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スーパーサイズ・ミー: ホーリーチキン !(2017年製作の映画)

4.6

FF業界の闇に一石を投じるドキュメンタリー映画。前作以上に面白かった。

こんな残酷な現実を見せられてもなお無性にハンバーガーを食べたくなってしまうのが、この映画の皮肉で怖くて面白いところ。この感覚、
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