バルべさんの映画レビュー・感想・評価 - 5ページ目

コーダ あいのうた(2021年製作の映画)

4.2

泣ける、名作。

映画だからできる表現を見事に駆使している。
実際ろう者の俳優を起用し、言葉は話せなくてもそれぞれの手話でいろんな表現をしている様はリアルを感じずにはいられない。

そして、少女は幸せ
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ブラック・レイン(1989年製作の映画)

3.7

それなりに老けてて子どもがいても、仲間が死ぬまで自分を変えることができないニックには少し引いてしまうが、だからこそニックと松本の間には友情が形成されたのだろう。

「郷に入れば郷に従え」という言葉は必
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ザ・エージェント(1996年製作の映画)

3.3

「ザ・エージェント」という題名から想像した物語とは程遠かった。

スポーツが好きだから、代理人について知りたいからという理由でこの映画を見ることは全くお勧めしない。

正直、「トムも弱いところあるんだ
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バッドボーイズ(1995年製作の映画)

3.4

う、うるせえ笑
いかにも90年代の映画。
5分に1回は何かしらの口喧嘩を挟むので、テンポの良さはないが、終盤まで一貫した目的を持って物語は進むので、わかりやすさと言う意味では良い。

まあウィルスミス
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人生の特等席(2012年製作の映画)

3.5

あのー、GMさん、あなたが1番仕事してないのでは…
と言いたくもなるような終わり方でしたね。
イーストウッド作品らしく、最後の「ざまぁみやがれ」劇は良いのですが、そのスカッとさをちょくちょく邪魔してく
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Mr.ノーバディ(2021年製作の映画)

3.4

殺し方の多彩さと音楽以外では、ハリウッドが大好きな「冴えない父が実は…!」系の他の映画と比べても特筆すべき点はない。

自分はその2点だけでは足りないと感じたからこその、このスコアであるし、むしろその
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THE BATMAN-ザ・バットマンー(2022年製作の映画)

4.3

タイトル通り。ブルース・ウェインの映画ではなく、バットマンの映画である。

映画でしかバットマンを触れてこなかった自分としては、殺人現場などにバットマンが警察と共存していることが違和感ではあったが、徹
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許されざる者(1992年製作の映画)

3.5

難しい映画ですね。
殺しが当たり前の西部劇で、殺しをどこかで嫌っている主人公グループ3人。
けど、若いキッド以外の2人はかつての殺し屋(というか賞金稼ぎ?)。

まあそれほど、妻や子どもの存在が2人に
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キングスマン(2015年製作の映画)

4.4

ポップコーン映画がありふれた現在、そこに何をプラスするかという問いに対して、模範解答を出したと言っても過言ではないかもしれない。

派手な武器、爽快なアクション、そこにサイケデリックな要素が加わったこ
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ライフ・イズ・ビューティフル(1997年製作の映画)

4.3

これはまた辛い映画を見てしまった。
前半は陽気なイタリア語と音楽にのせて、非常に楽しいコメディロマンス。
後半は重い空気と悲しい出来事の数々の上に、楽しい嘘が重ねられていく。
その嘘の苦しさと、それを
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ショート・ターム(2013年製作の映画)

4.1

観てて苦しく悲しくなる映画。
どれだけ辛くとも、どこかに自分を分かって愛情を注いでくれる人がいるはずだと思わせてくれる。とはいっても、辛い時に観る映画としてははおすすめできない笑

この短尺にして数多
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ロード・オブ・ザ・リング/旅の仲間〈スペシャル・エクステンデッド・エディション〉(2001年製作の映画)

4.4

月並みな表現だが、これが20年前に作られたことは俄には信じ難い。
完璧な世界観。これを映像化してくれたことに、もはや感謝を覚える。

細かい設定もある故、前半はRPG的な説明が続き退屈に感じてしまう人
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とっくんでカンペキ(2012年製作の映画)

3.6

あら、小さい子供が夜に映画デートだなんて。
短いため、彼らの生い立ちや背景なんてもちろん分かりやしませんが、それでも心温まる一作です。

一分間タイムマシン(2014年製作の映画)

3.8

5分でこの満足度。
普段忙しくてなかなか2時間近く時間を取ることが難しい人にも、是非見て欲しい。
途中からオチは予想できるものの、予想通りだからこその満足感を感じられる。

あなたを見送る7日間(2014年製作の映画)

3.8

末っ子のアダムドライバーがたまらない。

凄まじく濃いメンツの4兄弟が、父の死をきっかけに再集結するお話。

着目すべきは、死んだことで7日間も息子娘を束縛できる彼らの父の偉大さである。ほとんどその姿
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パラサイト 半地下の家族(2019年製作の映画)

4.2

初めての韓国映画。
他の人もおっしゃっているが、ジャンル分けが非常に難しい作品。コメディ、ホラー、エロティック、グロ…ただそれらを詰め込んだというだけではない。それぞれのいい所を掻い摘んで、程よく混ぜ
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シャレード(1963年製作の映画)

4.0

洒落た(コメディ)スパイサスペンスとでも言いましょうか。

主人公の2人以外は平等にキャラが掘り下げられていて、最後まで何が起こるかわからない。

素晴らしい緊張と緩和。

間違いなく、サスペンス古典
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チョコレートドーナツ(2012年製作の映画)

4.2

きつい、ただひたすら辛い。
マルコにとって2人がチョコレートドーナツであったのは間違いないが、2人にとってのマルコも同じくそうだったのだ。

だからこそ、時代に抗う3人をただひたすらに応援している映画
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家へ帰ろう(2017年製作の映画)

4.1

傑作だ。
「ホロコースト」が題材ではあるものの、直接的な描写なく、その残酷さ・過酷さを描くことに挑戦し、見事に成功している。

ハングオーバー! 消えた花ムコと史上最悪の二日酔い(2009年製作の映画)

3.7

クサイ音楽に乗せて、おじさん達がおじさんを探すアドベンチャー型のストーリー()

犯罪の宝庫のような映画ですが、まったりとした休日に少し刺激をもたらしてくれるかもしれません。

ゴーストバスターズ(1984年製作の映画)

3.2

改めて見ると、B級の要素盛りだくさん。

チープな恋愛、最大の敵は大して描かれない、よく分からない理由での物語進行…

まあ幽霊退治というテーマの前衛性でここまで有名になったと言っても過言ではない気が
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スパイダーマン:スパイダーバース(2018年製作の映画)

4.4

「漫画」ではなく、「アメコミ」をアニメ化したもの。この表現の豊かさは、今後のアニメ映画界に大きな影響を与えるに違いない。

内容に関しては、至って普通のヒーロー映画ではあるが、やはり「大いなる力には大
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ギリーは幸せになる/ギリー・ホプキンズの不機嫌な日常(2016年製作の映画)

3.9

ギリーは幸せだった。

1人を除き大人はみんなギリーの味方であり、ギリーは常に誰かの愛に触れていた。

そして、ギリー本人も徐々に周りに愛を与えることを覚え、家族がなんたるかを理解していく。

転が少
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スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム(2021年製作の映画)

4.4

一言で表すなら、「感慨」

自分は大学生でトムホ版以外は後追いだが、それでもこの感情になる。
ましてや、リアルタイムでスパイダーマンの映画と共に成長してきた人は後半ずっと泣いていたのではないだろうか。
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グラン・トリノ(2008年製作の映画)

4.2

序盤のウォルトとタオの行動からして、何となく結末を思い描ける人は多いと思いますが、それでもラストは哀しくなります。

ウォルトは最後警官に腰抜けと言われていましたが、死についてあれだけ語っていたウォル
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エルフ 〜サンタの国からやってきた〜(2003年製作の映画)

3.9

子供から大人まで間違いなく楽しめるクリスマス映画の傑作です。
タイトルとポスターで子供向け映画っぽく見られがちですが、ウォルターの心理の変化、大人をも魅了するクリスマスの力等、楽しめるポイントが盛りだ
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地球最後の日(1951年製作の映画)

3.3

科学面ではツッコミどころ満載だし、人間ドラマも雑なので感情移入もできないが、70年前にこれを撮ったという所が評価すべき点。SF映画や特撮映画の古典と言ってもいいかもしれない。(流石に今見ても心躍る!っ>>続きを読む

マネー・ピット(1986年製作の映画)

3.8

凄まじいドタバタ感とハプニングの多さに苛ついてしまう人は多いかもしれませんが、さすがスピルバーグ(製作総指揮)、トムハンクス(主演)、楽しめる作品です。

もし自分がこんな欠陥住宅をつかまされたら、と
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