バルべさんの映画レビュー・感想・評価 - 4ページ目

ヘルプ 〜心がつなぐストーリー〜(2011年製作の映画)

4.2

同調圧力や醜い女性の争いなんてのは、どの時代でもどこの国でもある物なんだなと思わされる。大きなテーマは黒人差別であることは言うまでもないが、上記の2つは黒人差別を助長した大きな要素なのだろう。

泣く
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トイ・ストーリー4(2019年製作の映画)

4.0

天下のピクサーにこんなこと言うのももはや失礼な気はするが、私はトイストーリー4完全肯定派人間だ。

展開の面白さやアニメーションの綺麗さは言うまでもないが、「内なる声」をテーマとし、まるで1〜3を否定
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最後の決闘裁判(2021年製作の映画)

4.0

この時代にこの映画がディズニー+で配信されていることが信じられないほどにキツイ映画。

最初はカルージュに同情する映画なんだろうとも思ったが、そうでもなく、ラストの決闘ではどちらも応援できないという稀
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ソウルフル・ワールド(2020年製作の映画)

4.3

生きる意味や目的なんてものは後回しで良くて、生きること自体がきらめきなんだと教えてくれる最高の映画。

バディものとしても素晴らしい。

言葉が凶器であることも十二分に教えてくれる。

メッセージ性が
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キングスマン:ファースト・エージェント(2020年製作の映画)

4.0

こういう歴史の裏で実はみたいなのが好きで、かつオリジンフェチの自分にはたまらない一作だった。

ラストバトル、歴史のフィルムの上で暗躍する2人の影が映るのはこの作品を最も象徴しているシーンであり、興奮
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キングスマン:ゴールデン・サークル(2017年製作の映画)

3.4

相変わらず飽きさせない狂ったアクションは健在だが、前作を越えることはできていない。

敵もそれほど魅力がなければ、ステイツマンもあまり深掘りされていない。

スパイ映画たるもの裏切ってなんぼみたいな所
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フリー・ガイ(2021年製作の映画)

4.1

SF、アクション、コメディのバランスが素晴らしい。全く飽きがこない映画。

映画の中で、ガイとともに科学も進化していく様は見ていて本当にワクワクさせられる。

タイカワイティティの徹底的悪役もハマって
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サウンド・オブ・ミュージック(1964年製作の映画)

4.0

美しい映画。ちょっと長いけど。

歌の力強さだけでなく、無力さも同時に教えてくれます。

バズ・ライトイヤー(2022年製作の映画)

3.3

「面白くなくはない」を表現したような映画。

設定自体は面白く、アニメーションもさすがピクサーという感じで期待はされるがいかんせんそれを超えてこない。悪い意味で期待通り、予想通り。

バズを特別かっこ
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クルエラ(2021年製作の映画)

3.8

クルエラ:オリジン

エステラがバロネスの性格に近づいていく恐怖と周りの不信の表現は見事。

対な様で似つかわしい2人の悪役が、カリスマなのかそうでないかを観客に惑わせる描き方がされており、まさしく正
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オデッセイ(2015年製作の映画)

3.3

意外と軽い。サラッとしている。

絶望的な状況。1人の男のために地球の叡智が結成されるという、なんともワクワクが止まらない設定だが、その設定から想像されるほど重くは描かれていない。

陽気な音楽で火星
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トップガン マーヴェリック(2022年製作の映画)

4.8

映画史に残るに違いない作品。

ストーリーは至ってシンプル。前作を見ていない人にも配慮されている。

演出という点においては歴代最高峰と言っても差し支えない。撮影方法、BGMの使い方、演技、どれをとっ
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フォードvsフェラーリ(2019年製作の映画)

3.6

「vsフォード」じゃね?って思ってしまった。

このタイトルなら、もっとフェラーリとやり合って、フェラーリのマシンにも触れてほしかったというのが率直な感想。

人によっては、フォードを掘り下げてくれた
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ノマドランド(2020年製作の映画)

3.6

心が空っぽになった主人公の心を少しずつ埋めていく作品。もちろんこの作品で埋まりきったわけではないし、むしろ心を削ってくる出来事だってある。

家を持つ人とは違うノマドの生活でしか、彼女の過去を薄めるこ
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ウエスト・サイド・ストーリー(2021年製作の映画)

3.9

安直な感想だが、やっぱりスピルバーグはすごい。

冒頭のシーンはたまらないし、歌って踊るシーンも人を高揚させる方法を熟知してるかのように表現してくれる。

それだけでなく人種問題や、「第三次世界大戦」
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ジョジョ・ラビット(2019年製作の映画)

4.4

ここまで人の感情をあちこちに動かす映画はなかなかない。

ネイサンを通してしか愛を伝えられないジョジョ。あの場で嘘をつくことが一緒に入れる策だと考えたジョジョ。意図せずも信仰が薄れていくことにショック
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ソー:ラブ&サンダー(2022年製作の映画)

3.8

ここにきて王道ヒーロー映画。
最強チーム、恋、敵の改心、次世代のオリジン。いかにもヒーロー映画な要素が詰まっている。新キャラも多くなく、風呂敷を広げない最近のmcuではむしろ珍しい作品。

そしてこう
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ドクター・ストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネス(2022年製作の映画)

4.0

触手!絶叫!サムライミ!

ストレンジの映画にサムライミを持ってくるmcuの手腕は見事と言わざるを得ない。また新たな扉を開いた。かと言って、ホラー全開というわけではないので、それ目的の人には少々物足り
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エターナルズ(2021年製作の映画)

3.7

mcuが既存キャラを出さず、内容も挑戦的な映画を作ってくれたことにまず感謝したい。

長さの割に物足りなさは確かに感じざるを得ないが、凄まじくスケールの大きい話。ドラマ「ロキ」で広げた風呂敷をまた別の
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スター・ウォーズ エピソード2/クローンの攻撃(2002年製作の映画)

3.5

アナキンの成長とダークサイドへの傾きを感じずにはいられない作品。
エピソード1の頃より明らかにアナキンを主役とし、明らかにダースベイダーに一歩ずつ近づいていく様をしっかり描いている。

内容自体は面白
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キャプテン・マーベル(2019年製作の映画)

3.6

最強女性ヒーロー。にも関わらず、自身のアイデンティティがなく、それを探す映画と言ってもいい。

女性ヒーローと聞くと、どうせ女性差別を裏の問題として取り上げている映画なのだろうと思われがちだが、それは
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アントマン&ワスプ(2018年製作の映画)

3.3

この一風変わったカーチェイス、カーアクションだけでも十分にみる価値はあるし、エンドゲームに繋がっていくという点でも外せない作品ではある。

ただ、果たしてこれがヒーロー作品なのかと言われると疑問符はつ
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マイティ・ソー バトルロイヤル(2017年製作の映画)

4.0

これまでのソー2作はなんだったのか。
バトルの中のコメディ、コメディの中のバトルどちらとも言えるがとにかくそのバランスが素晴らしい。

ラストの覚醒のシーンなんかはいかにも漫画(コミック)らしいが、理
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幸せのちから(2006年製作の映画)

3.9

彼は神が出した船に乗れたからこそ、映画になったお話。

もちろん辛い貧乏話やそれを乗り越える親子愛も、この映画を語る上には欠かせないですが、1番のテーマは主人公がアメリカンドリームをいかにして掴んだか
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インセプション(2010年製作の映画)

4.4

凄まじい。

最後のシーンは言うまでもないが、他のどのアクションシーンを取っても脳が混乱するほど現実離れしている。

「夢が現実か」簡単ではないテーマだが、それを万人に伝わるように、かつ程よく難解に作
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デイズ・オブ・サンダー(1990年製作の映画)

3.3

「トニースコット+トムクルーズ」
そらまあこうなる笑

男の友情、酸っぱい恋、逆転勝利。
この三言で片付けることも可能ではあるが、やはり見て熱くなる場面はある。

勝った後、無駄なエピローグ無くサクッ
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ヴェノム:レット・ゼア・ビー・カーネイジ(2021年製作の映画)

3.4

ストーリーは良いし、非常に見やすい映画にはなっている。

だが、短時間ということもあってか、どうしてもストーリーが浅いと感じてしまう。
エディがトップ記者になる過程も、エディとヴェノムの喧嘩も描かれ方
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