のさんの映画レビュー・感想・評価 - 5ページ目

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ちょっと思い出しただけ(2022年製作の映画)

3.5

きゅんきゅんと、小っ恥ずかしさの狭間で揺れ動いた二時間。この差はなんなんだろうか。

さよなら歌舞伎町(2015年製作の映画)

4.0

良い!
サウダージの歌舞伎町版って感じ。
どちらもその町に住む人の実存を描こうとしているんだけれど、こっちの方がエンタメに寄せてる分、無理やり観客が飽きないようなストーリーを作ってる感がぷんぷん。その
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ワイルドバンチ/オリジナル・ディレクターズ・カット(1969年製作の映画)

4.0

やっと観れたぜ。
有機的な世界だからこそ無機質な銃や金が際立って見えた。だから西部劇は面白いのかな。
とにかく死ぬ、ひたすら。それがタランティーノみたいに快感なわけではなく、凄惨できつい。
役者のガチ
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恋する惑星 4Kレストア版(1994年製作の映画)

3.8

そんな風に恋って描けるんだ。圧倒的センス感がたまらんな。
左脳的世界への以降。

永遠に君を愛す(2009年製作の映画)

3.6

あんま面白いとは思わなかったけど、濱口哲学はびっしりで楽しめた。

PASSION(2008年製作の映画)

4.5

いやぁちょっと面白すぎるな。
ハッピーアワーと扱ってる内容は似てるけど、こっちの方が救いがある。若いから。
例のごとく、人と人の関係性の中で曖昧にしている部分を無理やりはっきりさせようとすることで起き
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堕落のススメ(2018年製作の映画)

4.3

良いではないか。かなり好みな作品。
就活、ドッペルゲンガー、からの逃避だからもっとアイデンティティーの話だと思ってたけど、若干違ったように感じた。
堕落というより解脱って感じたな。
就活、安定の生活、
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サッド ヴァケイション(2007年製作の映画)

4.2

怖すぎる。
救いのない、答えのない現実が我が身に迫り過ぎて、本当に怖かった。

神は見返りを求める(2022年製作の映画)

2.8

いやぁ。ちょっと。
YouTubeと既存のメディア、平成と昭和、人情と結果。なんか色んな対立の中でストーリーが動いているのは分かるし、良いと思うけれど、根底に流れるYouTuberとか「浅い若者」に対
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美しき冒険旅行(1971年製作の映画)

4.5

観たい映像を全て観せてくれた。また観たい。
分かりやすい二項対立だけど、全然陳腐じゃない。
内容とは関係ないけど、男の子の日焼けのシーンを観ていて、人は幼少期の傷を思い出さないため、経験しないためだけ
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ベイビー・ブローカー(2022年製作の映画)

3.8

良作。ありがとうございます。
映えるカットが多かったので、飽きずに観れたけれど、その分万引き家族ほどの生々しさは感じなかった。まぁそれはそれとして。

そうして私たちはプールに金魚を、(2016年製作の映画)

3.6

パソコンとかスマホて観られる前提で作ってるのか分からんけど、飽きがこなくて良かった。爽やかな園子温的な?
諦めて開き直る時の解放感。

PLAN 75(2022年製作の映画)

4.3

暗い。暗すぎる、あまりにも。光を背にする逆光と光に向かっていく逆光。ラストシーン素晴らしかった。
分断、関係性のなさ、故にストーリーの無さ、これこそ日本のリアル。
交通整備の服の光、ウルトラマンのカラ
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多十郎殉愛記(2019年製作の映画)

3.5

当然古い建物は壊されていくから、どんどん時代劇を撮るのは難しくなるだろうな。小道具もセットも良かったけれど、ロケ撮影はどうしても違和感を感じちゃうなぁ。
ただ、良く知りもしないで「こんなもん江戸時代に
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犬王(2021年製作の映画)

3.3

うーん。新しいようなそうでもないような。

ヒメアノ〜ル(2016年製作の映画)

4.1

なぜか藁の犬思い出した。
ホラーとコメディ、犯罪者物と童貞恋愛物、すごい二項対立をひとつの映画にしてて面白かった。
ちゃんとコメディ面白い。セリフの機微。
あいちゃんとか象徴的だけど、全てのキャラクタ
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TOKYO TRIBE(2014年製作の映画)

3.0

悪名高き園子温映画の中身のないカオスコメディを期待して鑑賞。
序盤までは楽しめたけど、段々きつくなってくる。大して笑えず残念。
ただ、ノリだけで中身もなくつまらない、ような映画に金をかけて撮ることが難
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SR サイタマノラッパー(2008年製作の映画)

3.6

ラストシーンいいね。
ただやっぱりサウダージと比べてしまうなぁ。
やっぱりHIP-HOPって日本人がやるとダサいんだな、本来。それを本気でやってるからかっこいいんだな。

Helpless(1996年製作の映画)

3.7

救いようのない、閉塞感ただよう世界。異世界というよりアレゴリーって感じかな
父親
全く良く分からんのに集中途切れなかった。

わたしは光をにぎっている(2019年製作の映画)

3.5

カネコアヤノ素敵
覚悟は人を巻き込むってこと。刺さったぜ。
走れ~より人の実存が描かれてたので好きでした。

走れ、絶望に追いつかれない速さで(2015年製作の映画)

2.5

うぉぉ、圧倒的苦手なやつだ。
画になる瞬間詰め合わせのような演出、耳が熱くなるセリフ、アクション。って感じた。
ご飯食べてたら涙が溢れちゃうみたいなのが象徴している気がする。
監督にとって大事な映画な
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トップガン マーヴェリック(2022年製作の映画)

4.1

難しいことなんか何も考えず、ハラハラして興奮して、でっかい画面に釘付けの2時間。ありがとう。
それでいてどこまでも自己投影型でもあるのがすごい。

サウダーヂ デジタルリマスター版(2011年製作の映画)

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ニ度目の鑑賞。初めて観た時ほどの衝撃はなく、ただ純粋画面上で起きている出来事を楽しんで観てた。
一回目に感じた衝撃のカラクリを解くべく、自分のなかでゆっくり答え合わせしながら観ていたら、実に周到にラス
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さらば愛しき大地(1982年製作の映画)

4.7

なんかこの映画のことは忘れずにいたいな。
邦画まじで面白い。普遍的な部分ももちろんあるんだけど、やっぱり日本人じゃないと分からないだろうことが多すぎて、情報の深度が洋画とはまるで違う。
社会の目、男と
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マディソン郡の橋(1995年製作の映画)

4.0

演出良いぃ~。雨の中の別れのシーン真似したくなる。
白い犬、黄色い犬の細かい演出も彼女の孤独を想像出来て良かった。
"田舎の"母親のリアリティからの女への回帰、演技も良かった。
そもそも手紙で振り返る
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TIME/タイム(2011年製作の映画)

2.6

これは相当やらかし映画じゃないですかね笑
本当に致命的な脚本上の欠点が多すぎて、これでプロデューサーがGOを出したのがすごい。
まぁ誰もが一度は考える時間の話と資本主義とを融合させたトライは良かったの
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ONODA 一万夜を越えて(2021年製作の映画)

3.6

このレビューはネタバレを含みます

津田さんの役者魂を楽しむ映画。天晴れ。
ただ映画に関してはあまり好きではない。
冒頭の方の説明がだるすぎてすぐに眠くなったし、回想も説明以上の意味はないように感じた。セリフもプロットも正直微妙。出来事
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ゆきゆきて、神軍(1987年製作の映画)

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彼もまた生産を離れて、何かのために生きた人だ。
奥﨑さん、マンガの世界のキャラクターみたいにめちゃくちゃで笑った。