のさんの映画レビュー・感想・評価 - 3ページ目

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オテサーネク 妄想の子供(2000年製作の映画)

4.1

監督の価値観にすごく興味が湧いたよ
母にイライラするくらいには没頭した
息子よ…
U-NEXT守備範囲広すぎるな

世界の終わりから(2023年製作の映画)

3.1

このレビューはネタバレを含みます

エヴァと千と千尋を足してめっちゃ薄めたみたいな感じ。
とにかく生理的に無理だった。
主演の方の演技はきっと良いはずなのに、全部同じような表情で、演技で、段々見てて辛かった。
ツッコミ200個くらい入れ
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白いリボン(2009年製作の映画)

4.3

このレビューはネタバレを含みます

疑うことを描く時、大体こういうラスト。結論は出さずに観た後も考えてねぇ~みたいな。先生の視点なのに声がおじいちゃんだったからそうなるかもとは薄々思ってたけど。
陰口、暴行、嫉妬、恐怖などなど人間の基本
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ザ・スクエア 思いやりの聖域(2017年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

うわぁ胸くそ悪いなぁ。
主人公の責任感の無さとか偽善ぶっかましてるところとかが徐々に露呈していく蛙化ムービー。
盗品、広告、女、3つの出来事が絡み合いつつ、どんどん悪い方向に向かっていく構成の美しさ。
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シャッフル(1981年製作の映画)

3.4

エンドロールでびっくりな名前がたくさんあって面白かった。

肉弾(1968年製作の映画)

4.1

良い声だなぁと思っていたらムスカの声やってたんだ。
うーん、戦争映画観るほどに自分の中でどんどん戦争が美化されていってる。美しいとか羨ましいとか。実際経験したら絶対言えないだろうけど。現実よりもフィク
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隠し砦の三悪人(1958年製作の映画)

4.2

黒澤映画で一番好きかも。
映画が求めるリアルと実際のナチュラルな現実、その間のリアリティ。
じゃあ一杯やろうかぐらいのテンションで始まる一騎討ち。それだけで彼らが忠義とか使命とかを自分の命とか幸せより
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セールスマン(1969年製作の映画)

-

また観る
セールスマンたちのセリフ、アクションが画になりすぎてて、ドキュメンタリーなの忘れがちになる。

グレイ・ガーデンズ(1975年製作の映画)

4.6

日本人じゃこうならんだろうな。
アメリカのコメディってこういう人たちをモデルに書いているんだなと、とても腑に落ちた。
取らなかった選択が魅力的に見える、人間は変わる。
魅力的な人物を写す、過去が見えて
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街のあかり(2006年製作の映画)

4.1

前の2作のような明日食うものにも困るような状況、じゃなくなってる感。社会がちょっと良くなって、より主人公の内面にフォーカスが向いてる感じがした。個人的には前2作の方が好き。
利用されてると分かっていて
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過去のない男(2002年製作の映画)

4.4

エキストラのような大人たちが次々に不幸を運んでくる。まるでこの町の常識かのように。
主人公は前作同様、それに対してなんらリアクションをしない。ただ起きたことを受け入れ、行動する。銀行強盗のシーンとかも
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イルマ・ヴェップ(1996年製作の映画)

3.9

これを映画にしてしまう凄さ、これが映画になってしまう凄さ。

JSA(2000年製作の映画)

4.0

別れる決心観ちゃったからなぁ。
それに比べると…って感じやなぁ。
面白いけども。

別れる決心(2022年製作の映画)

4.3

さすが。しっかり謎解き面白いのに、観終わったあともう一回観たくなる。
最後の言葉さえ言わなければいいと思ってる?ってかまいたちのツッコミが浮かんでくるね。とにかく尊い関係性で胸が締め付けられた。
緑と
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エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス(2022年製作の映画)

4.2

徹マ明けのレイトショーなのに眠気が吹き飛ぶくらいワクワクした、特に前半。久々に味わえたありがとう。
映画の文法で新しい文脈を作ろうとしてる感あって良かった。
ただ、終盤の展開の平凡さ故に、手放しで大喜
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軽蔑(1963年製作の映画)

4.0

キャラクターではなく人物がそこにいるから簡単な感情移入を許してくれない。
2時間の映画で主人公が色んな経験をして最初の状態から何か変化するのをストーリーだと思いがちだけど、もっと些細なきっかけで人は変
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エゴイスト(2023年製作の映画)

3.0

役者陣の体をはった演技は最大限リスペクトを送りたいけど、この映画は嫌いです。
他者性とキャラの破綻の差異はどこにあるんだろう。周りの人物のリアクションだろうか。

マグノリア(1999年製作の映画)

3.7

いまいちハマらず
ただこの人の映画は一方向の時間でストーリーが進むのではなく、右いって、左いって、過去いって、ふらふらして、みたいに感じる。重厚感がある。

ケイコ 目を澄ませて(2022年製作の映画)

4.0

母親の気持ちはあの写真達がいれば存分に伝わる。あの踏切のシーンいらないと思った。
彼女の生活の中でボクシングや人や社会に対する気持ちの移ろいを感じた。勝手に。映画の中で流れている時間と自分が観て体感し
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RAW〜少女のめざめ〜(2016年製作の映画)

4.3

このレビューはネタバレを含みます

チタンよりこっちの方が全然好きかも。
少女がまじで少女過ぎて良い。魅力的。
ボディホラーふんだんで人間の根元的なところに揺さぶりをかけてくる。
姉の目線に立つとなかなか切ない。普通だと思っていた妹も自
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フレンチ・ディスパッチ ザ・リバティ、カンザス・イヴニング・サン別冊(2021年製作の映画)

3.7

この監督がモノクロ使うってすごいな。挑戦的な気概を感じた。他の作品でもやってるのかな?でも映画の豊かさは失われてない。モノクロも表現の一つとしてさらっと受け入れられた。
とにかく世界観に浸れて癒されま
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スワロウテイル(1996年製作の映画)

3.9

楽して作ってない。多分やり方次第でごまかせることもちゃんと手間を惜しまずやってる。その非効率さが良い。というか作品を作るという行為がそもそも非効率的なものなんだから、非効率的であればあるほど良いのでは>>続きを読む

リリイ・シュシュのすべて(2001年製作の映画)

-

なんで最近こんなに鬱映画ばかり観てるんだ。でもこういう映画は健全な時観ても刺さんないから、今多分鬱なんだろうな。
映像作家なら自分のイメージだけで画面を埋め尽くせと言うリンチの言葉を思い出す。素敵です
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浮き雲(1996年製作の映画)

4.1

なんだろう北欧のこの雰囲気。やっぱり好きだな。冷たくて無表情で、何が起きてもおかしくないような不安定さが漂ってるんだけど、何が起きても動じなさそうで。色んなことを諦めてるんだけど一応生きてますみたいな>>続きを読む

リコリス・ピザ(2021年製作の映画)

3.9

起きている出来事は派手なんだけど、動いている感情はすごく繊細で、出来事を楽しんで見ているうちに、二人の関係に惹き込まれてしまう。
彼は結局なにも学んでいないし成長もしてない、クーパーみたいなクソ野郎に
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憂鬱な楽園(1996年製作の映画)

3.9

映画によって映画の中に現実と異なるリアルを作るのではなく、ナチュラルに存在する世界を映画にしてるだけって感じ。
誰が話しているのかも分からんし、登場人物の名前と顔すら一致しない。誰が何してるのかよく分
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水の中のつぼみ(2007年製作の映画)

4.0

見事としか言い様ない。
ほんと小さなものを取り上げて神話にしてしまうなこの監督は。

マンダレイ(2005年製作の映画)

4.1

ドッグヴィルさえ観ていなければあるいはもっと楽しめたかもしれない。
あまりにも展望が見え透いてて、物語上の情報にばかり目がいった。