グラビティボルトさんの映画レビュー・感想・評価 - 37ページ目

グラビティボルト

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ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー(2016年製作の映画)

2.7


正直前半、市街地戦はブラッドダイヤモンドのブラスター版のようでだいぶ弛緩しているが、デス・スターが本格始動してからはそれなりに面白い。
只、作戦の連動感が薄いのはかなりがっかり。全員死に場所が違うの
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ファミリー・ツリー(2011年製作の映画)

4.0

兎に角ハワイで右往左往するクルーニーをダサく、コミカルに映しきったのが凄い。冒頭の海で楽しそうに遊ぶ奥さんの姿が染みるんだよなぁ。奥さんが一番海を愛してたのが解る。緩いウクレレのテーマに乗せて重い話を>>続きを読む

モールス(2010年製作の映画)

3.2

「ぼくのエリ」よりもジャンル映画に寄った作りは嫌いじゃない。特に後半の刑事殺害シーンでモロにホラーな演出で勝負するのは偉い。主人公の少年がドアを閉めるタイミングもオリジナルより「目を背ける」感じになっ>>続きを読む

小悪魔はなぜモテる?!(2010年製作の映画)

3.8

エマ・ストーンの揺れ動く表情筋を観てるだけで充分愉しいが彼女が演じるボンクラ美女が狭量かつ横暴な体制に戦いを挑む姿は痛快かつ王道。
「ユーモアで立ち向かうのよ」って台詞にはグッときたな。

ぼくのエリ 200歳の少女(2008年製作の映画)

4.0

吸血鬼ラブストーリーの要点をおさえて的確なキャスト、演出、ロケを活かしきった結果「人間関係」についての映画になっているのが白眉。
オスカーとエリの関係性が視覚的に示されていく。
ファーストコンタクトは
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マッチスティック・メン(2003年製作の映画)

3.0

リドスコも初めはMV監督だったんだよなぁと思うほど今のタッチからは想像出来ないジャンプカットでテンポをアゲて話を盛り上げて行く。
アリソン・ローマンの可愛らしさ、ニコラス・ケイジの神経質演技など見所は
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スーパーバッド 童貞ウォーズ(2007年製作の映画)

4.0

笑えて、笑えて、痛々しくて、最後には切なさと嬉しさが溢れてくる。
ラストのエスカレーターに切なさを託した作り手は人生をしっかり生きてるんだなと真摯さが伝わってきた。
今のバカ話はいつかの幸せに埋められ
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キャロル(2015年製作の映画)

3.9

これも今年観た。
汚物にまみれた下水からカメラが上がって美しい世界が広がっていくOPから映画の描写の中でも結構難しい「一目惚れ」を成立させた点。
同性愛のカップルが結ばれたその先を描く寓話。面白い。

リリーのすべて(2015年製作の映画)

1.1

そういえば今年観たんだよな。
二時間掛けてチンチン切る映画。
凄くつまらなかったです。

22ジャンプストリート(2014年製作の映画)

4.4

「続編を早く!」なんて思いながら観た俺はとてもバチ当たりだ。
エンドロールのクラブ感にヨガり狂うこと間違いなし‼

シークレット・オブ・モンスター(2015年製作の映画)

3.2

小生意気な子供の癇癪にマーチ風のサントラを入れ込むだけであら不思議!不穏な映画に様変わり。ハッタリの効いた結構面白い映画。
淡々と撮していたカメラが最後に「混乱」する辺りが愉しい。

ラッシュ/プライドと友情(2013年製作の映画)

4.0

風のように駆けていく良い映画。
F1シーンの編集はキレッキレで大興奮だし、二人の対象的なライバルをメインに展開していくドラマは落とし所含めて最高。ハンス・ジマーは神なり。

アズミ・ハルコは行方不明(2016年製作の映画)

2.4

個人的な印象は和製パルプ・フィクション+ウォーリアーズあるいはシン・シティといった所。時系列をバラバラにする事でシンボル的な存在になったハルコと群がる人々、ハルコの冴えない日常と狂気寸前のストレスを効>>続きを読む

プリズナーズ(2013年製作の映画)

4.2

再鑑賞。
殺気立った傑作。
囚われてしまった家族の長たるケラーに対しての組織に属するにも関わらず囚われていないロキ。
二人の動かし方にうっとり
映画としても素晴らしいし、しっかり「事件」を演出出来てる
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Mommy/マミー(2014年製作の映画)

1.4

取り敢えずドランは俺の敵。
画面の無駄な綺麗さは単なるアピールにしかなってないし。音楽の使い方はつまらん。挙げ句障害者=エキセントリックって解釈は鼻持ちならない。
イニャリトゥの方がまだ格好良い。
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聖の青春(2016年製作の映画)

3.5

撃ち合い。この映画で将棋は西部劇における撃ち合いだ。

バクマン。(2015年製作の映画)

3.2

再鑑賞。
現代版「キッズリターン」として悪くない。やっぱり青春といえばダッシュだよなぁ。只、アクションシーンで魅せたりアイデア爆裂だけど印象に残る「画面」が少ない。MV的な演出に振り切った作りは中島哲
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トレインスポッティング(1996年製作の映画)

2.7

うーん。
改めて見直したけどやっぱり初期のダニー・ボイルは微妙だよなぁ。
音楽のノセ方が巧いのは事実だけどエピソードがぶつ切り過ぎるというか。
まぁマクレガーの魅せるラストの笑顔で大体許せるけども。

チャイナタウン(1974年製作の映画)

3.8

鼻をケガしても色気漂うニコルソン!
石井隆ファンには堪らん映画。
後、水が不快。兎に角不快。

NY 心霊捜査官(2014年製作の映画)

3.3

夜の街の格好良さ、濡れたアスファルト、相棒とのやり取りなど心霊と言うよりノワール、サスペンス色が強い。悪くない

哀しき獣(2010年製作の映画)

3.1

韓国パルプノワールと言わんばかりの作品。凶器を刃物に限ったバイオレンスなど見所は多いけど話を錯綜させすぎ、長すぎ、展開にタメが無さすぎ。

ミュージアム(2016年製作の映画)

1.1

つまらない。大友啓史は勿論不味いし、小栗旬は話にならない。

悪魔を見た(2010年製作の映画)

3.0

VSモノとしてそこそこ愉しいけど、アンコールが過ぎるし格好付け過ぎ。

シリアル・ママ(1994年製作の映画)

3.5

サイコーにイカれた傑作。
純粋な画面の楽しさに満ちた狂気は日本なら内藤瑛亮監督に近いかも。

この世界の片隅に(2016年製作の映画)

4.0

目が潤んでまともに観れんですけぇ!

只、それでも感想を述べるなら片渕監督がかつて演出した「ブラックラグーン」と根底では同じテーマが流れてるように感じる。
頑なに「己の立ってる場所」に留まろうとするす
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溺れるナイフ(2016年製作の映画)

3.0

光を求めて神に乞う男女の物語。
追いかけっこを繰り返す男女の画は半ば獣のようでシニカルだ。
前半は「誰が夏芽を照らすか」が解らない展開はスリリングだが、その光が鈍る中盤以降はどこか鈍重。わざとか。
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インフェルノ(2016年製作の映画)

3.5

画面の豪華さはラングドンシリーズ中一番。
後半から恋に生きる二人VS恋が終わった二人の対決になるのがロマンチック。
今年の邦画は「不在の中心」がトレンドになっていて、永い言い訳の夏子、「何者」の烏丸ギ
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パンチドランク・ラブ(2002年製作の映画)

4.0

あぁ不安定だ。大好きなのに、どうすれば良いかも解らない‼
家族はガヤガヤ煩く、俺はバカで、
半ぐれにも目を付けられた。もう我慢出来ねぇ‼って話。
アダム・サンドラーの焦燥感溢れるアップが入った後カメ
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M(1931年製作の映画)

4.3

網を張れ!俺達の事業(犯罪)の為に。
ヤツを狩れ!俺達の生活の為に。
ラングの多数派に対する恐怖が前に出てる。