のこさんの映画レビュー・感想・評価

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哀れなるものたち(2023年製作の映画)

4.3

イギリスの天才外科医・ゴドウィンが、自殺した妊婦の遺体から胎児の脳を抜き取り、母親の脳に移植。体は大人、頭脳は赤ちゃんのベラ・バクスターが誕生した。

歩き方はおぼつかないし、まずかったら吐く。性器へ
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正欲(2023年製作の映画)

3.9

昔、テレビで建造物に恋する人を見たことがある。橋にハグをしたりキスをしたり、「恋人」のように話しかけていた。ほかにも、ペンキなどのヌルヌルしたものを体に塗るつけるのが趣味という人もいた。はじめは変わっ>>続きを読む

落下の解剖学(2023年製作の映画)

4.2

裁判官から裁判の終わりを告げられたとき、思わずこちらも席を立って帰ってしまいそうになった。傍聴人としてその場にいるかのような臨場感があった。

サンドラが言葉に詰まるシーンや声の震えから、とてつもない
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DUNE/デューン 砂の惑星(2020年製作の映画)

4.0

西暦1万190年の遠い未来の宇宙帝国を舞台に、そこに住む人類や大領家の覇権争いなどを描いた壮大なSF作品。

原作はアメリカのSF作家、フランク・ハーバートによる「デューン」シリーズ。1965年から1
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ジョーカー(2019年製作の映画)

4.3

退廃したゴッサムシティで母と暮らすアーサー・フレック(ホアキン・フェニックス)。コメディアンとしてテレビ出演を夢見ながら、体の弱い母を献身的に支える優しい男である。ある日ピエロの格好をして街中に繰り出>>続きを読む

PERFECT DAYS(2023年製作の映画)

4.3

トイレ清掃員の日常に焦点を当てた映画。

主人公の平山(役所広司)は木造の風呂なしアパートに住み、ラジカセや本、観葉植物とともに暮らしている。毎日同じ時間に起きてトイレ清掃の現場に向かい、終わったあと
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ちょっと思い出しただけ(2022年製作の映画)

4.0

ドラマ「バイプレイヤーズ」を手がけた松居大悟監督による恋愛映画。

主人公は佐伯照生(池松壮亮)と野原葉(伊藤沙莉)。照生の誕生日である7月26日を起点に、恋人との出会いや一緒に過ごした日々を1年ずつ
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ジョン・ウィック(2014年製作の映画)

4.0

キアヌ・リーブス主演のアクションスリラー映画。主人公のジョン・ウィックは引退した殺し屋。最愛の妻・ヘレンと暮らしていたが、亡くなってしまう。途方に暮れる中、妻から最後の贈り物として届いたのが子犬・デイ>>続きを読む

(2023年製作の映画)

4.5

2016年に神奈川県の知的障害者施設「津久井やまゆり園」で、元職員の男が入所者や職員40人以上を殺傷した。その事件を題材に、障害者施設で働く人の生身の感情を描いている。

・妊娠して「障害者になったら
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ザ・キラー(2023年製作の映画)

3.6

物語はフランス・パリのとある空きオフィスから始まる。無機質な室内で男は、常に向かいの高級アパートの様子をうかがう。そしてターゲットが来るとライフルを準備して照準を合わせた。ついに暗殺か、と思いきやまさ>>続きを読む

ノーカントリー(2007年製作の映画)

4.0

アメリカ・テキサス州の荒野のシーンから始まった。テンガロンハットをかぶった男・モスが動物を狩る。その後ギャングの抗争現場を発見。死体の近くにあったのは、麻薬と200万ドルだった。

モスは見つけた大金
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福田村事件(2023年製作の映画)

4.5

関東大震災のあとの話。「朝鮮人が井戸に毒を入れた」などデマが広がってしまい罪のない朝鮮の人たちを虐殺。そして地方から福田村を訪れた日本人にまで被害が及んだ。

終盤では村人と四国から来た薬の行商人によ
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キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン(2002年製作の映画)

4.3

捕まえられそうなのに、逃げられる。疾走感が素敵で、面白かったです。