SoEunさんの映画レビュー・感想・評価 - 3ページ目

タチャ 神の手(2014年製作の映画)

3.9

細かな演出が多く拘りを感じた
クァクドウォンやユヘジンが作品に味を出している

カンヒョンチョル監督 「過速スキャンダル」「サニ-」「スウィング・キッズ」
恋愛色も差し込んだ第二作
´タチャ
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モガディシュ 脱出までの14日間(2021年製作の映画)

4.2

内戦の実態と現地の生活を目の当たりにした気持ち
政治に多く触れない南北朝鮮の濃い人間ドラマ
本で覆ったカーアクションの見事さは表現スポーツの団体演技を思い出した
食事シーンは国民性や同じ一人間であ
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ザ・ゲーム(2008年製作の映画)

3.3

賭けの代価の手術

手術が際やかすぎるㅇㅁㅇ
主演ふたりのゾッとする怪演⟡
表紙のほくそ笑む不気味さそのもののストーリー
手術医の思惑と囁き…
どこまで入れ替わったのか、矛盾ともとれそうな結末の解釈が
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ロボット:SORI(音)(2015年製作の映画)

3.6

愛らしさと哀しげな空気を纏ったロボットと陽気なヘグァン(イソンミン)とが共に過ごす時間に心を動かされる
重ね合わさる娘とソリ
車内で外をみるソリも可愛かった,好きなシーンのひとつ

『彼女が危険な
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まわし蹴り(2004年製作の映画)

2.8

テコンドー部の危機と不良少年
仲間! 青春! 熱!
コミック漫画の様なショット

ヒョンビン映画デビュー作
´まわし蹴り´(12+)
-クハハッ! 反則王がお出ましだ-

私たちは兄弟です/ウィ・アー・ブラザー︕(2014年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

別離 色褪せない記憶
弟をおんぶする背中が´お兄ちゃん´だった
ハートフルに織り込まれた宗教要素
寝言は繕えない( * ॑˘ ॑* )

「自分が養子になった事が幸せであり感謝している」

チャン
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春が来れば(2004年製作の映画)

4.4

チェミンシクはやはり韓国の宝✧︎
美景の´寒´とひとの´温´もり 雪吹雪
音楽家の夢,現実
子どもの様なフレッシュな最高の笑顔
音がストーリーを覆い作品の「美」の体積を上げていた
演奏は耳で聞
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オー!ブラザーズ(2004年製作の映画)

3.5

イジョンジェの親しみを感じるソフトな雰囲気
お笑い芸人のすれ違いコントの様なコミカルさ
撮られて良かった写真⭐︎

キムヨンファ監督 代表作「国家代表!?」「神と共に」
´オー! ブラザーズ´(
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マイ・ブラザー(2004年製作の映画)

4.5

このレビューはネタバレを含みます

シンハギュン ウォンビン✧︎
ウォンビンは演技力も素晴らしいが、感動的な場面での伝達力が高く、声だけでも涙が出る
みる度に驚きでいっぱいのチョジヌン

「誰かがどちらかを苦しめていたらふたり
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タチャ ワン・アイド・ジャック(2019年製作の映画)

3.3

軽さと闇あるギャップのリュスンボム
パクジョンミンは控えめな主張の中に際立つオーラを放っていた
心技体で成すポーカー

花札は顔に向けて投げないで下さい。。( °-° )
タチャ連携部
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コンフィデンシャル/共助(2017年製作の映画)

3.7

ヒョンビンのキレキレでバキバキの戦闘力
お古の革ジャンで表裏一体✩ プラスアルファで野生的なヒョンビン
『刑事はみなそういうもんだ』

音楽はファンジョンミンの弟ファンサンジュンが担当
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ユンヒへ(2019年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

止まない雪の様な思い
過去と同時に止まった感情のスイッチ
愛する自由がない社会
想像を掻き立てる構成

友情の先入観があり疑問が絶えなかった。設定を知った上で観ることで、より没入出来るのかもしれない
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この世界の片隅に(2016年製作の映画)

4.8

第二次世界大戦時。人や絵から受けた幸せを胸に笑顔で懸命に生きる姿 前向きな気持ちと知恵で家族を幸せにすること

「しみじみにやにやしとるんじゃ」ー可愛いらしい言葉が沢山

すずのキャラクター性によっ
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ベルリンファイル(2013年製作の映画)

3.7

ベルリンが舞台 南北朝鮮の諜報戦
古風的で色々と味付け多いアクション
北朝鮮特有の様な戦術が見もの
リュスンワン監督の作品から感じる不思議な哀愁

冷戦時代スパイが多く存在しスパイを象徴す
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パーフェクト・バディ 最後の約束(2018年製作の映画)

4.2

対極のNとSで磁石のようなふたり
カチカチしたストーリー予想と違い優しさの詰まった作品
生きる楽しさ、笑いも沢山
ジャンス(ソルギョング)からこぼれた笑顔に胸がいっぱいになる

『煙草の煙で
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容赦はしない(2009年製作の映画)

3.9

鑑賞中はシンプルなストーリーに感じたが、鑑賞後全てを振り返った時に色々な意味での〈仕込み〉が凄いと感じた
解剖が鮮明な理由
様々な意味を持つ’許し’

「死ぬ事より難しい事は何か知っていますか
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悲夢(ヒム)(2008年製作の映画)

4.3

反照される男の幸と女の不幸
夢と夢遊病のリンク
ふたつの生はひとつの印判
犠牲と愛
異様な世界観にある愛は奥深く印象的
’悲夢’

ソウォン 願い(2013年製作の映画)

5.0

このレビューはネタバレを含みます

2008年幼女暴行事件 チョ・ドゥスン事件が元
作品では´愛が包む心の痛み´が描かれていると感じた 実際は目を覆いたくなるような残虐な事件…
皆が抱える消えない自責と後悔
少女の強い心と周りを思
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酔画仙(2002年製作の映画)

3.9

このレビューはネタバレを含みます

李氏朝鮮後期 チャン・スンオプの生涯
王命も拒む何にもとらわれない我が道 クレイジーで魅力溢れる天才画家 酒や女性と共にあり
チャン・スンオプの’全て’の様なラストが秀逸
画人生の情熱と貪
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ラジオスター(2006年製作の映画)

3.7

大切に思う気持ちは言葉の要らない特別な存在
自分に満たされていなくても誰もが誰かの夢や力になっている
放送の概念をふき飛ばす自由さと、人の心を動かす希望の光となるラジオ
【雨とあなた】

イ・ジ
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神弓 KAMIYUMI(2011年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

1637年 丙子の乱を背景
弓を射る音の響きが良い
林で猛追されるスピード感
ダイナミックな大ジャンプの画
登場人物皆が勇敢で尽力する姿にも心打たれる
個人的にオーランドブルーム以来の魅
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ハント(2022年製作の映画)

4.9

全斗煥政権 安企部 ドンリムを探せ
政界,国民,米国etc全斗煥への視線がよく描かれていると感じた

前後半で二作を観たような気持ちになる
疑いの交錯 それぞれの革命
思考フル稼働と感情移入
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サウスバウンド 南へ走れ(2012年製作の映画)

3.7

このレビューはネタバレを含みます

冒頭から沢山笑った
団結力は家族の強み⭐︎
自分を信じ自由を生きる古風で熱い父
現代のIT化、パルリパルリ(早く早く)文化、競争社会とは逆進する日々の幸福感と現実との奮闘に心が熱くなる
ラミランは
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ランサム 非公式作戦(2023年製作の映画)

4.1

このレビューはネタバレを含みます

1986年 レバノン 韓国外交官拉致事件
実話ベースに脚色
〈神と共に〉のふたりが作品と一体となって人間ドラマに厚みを出していた
視る側にはふたりの関係性が、戦地という地獄の中に明るさを差し込
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九尾狐(クミホ)家族(2006年製作の映画)

3.8

外も内も変幻自在のハジョンウ
家族皆、色が濃い⭐︎
ジャンルは問わない楽しむダンス
半分カーレースのバイクもサーカス!
´九尾狐家族´

ポエトリー アグネスの詩(うた)(2010年製作の映画)

4.3

このレビューはネタバレを含みます

美しいものだけでは書けない詩
現実から受ける感情と共に完成していく詩
一般的な子供達と犯罪
命、罪、お金が意味するもの 価値観
加害者家族の言動には疑問も湧く
詩仲間が話す社会や幸せな瞬間ひとつ
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うつせみ(2004年製作の映画)

4.5

このレビューはネタバレを含みます

切なさと至福を表したような体重計
奇怪で夢現なキスシーン
言葉は要らないどこか渇いたふたり
【空き家 気配になる】ストーリーの発想が好き

『私達が生きている世界が夢なのか現実なのか知ることはでき
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麻婆島(2005年製作の映画)

3.0

このレビューはネタバレを含みます

愛らしく威勢もいいおばさん達からパワーと笑いをもらった
島のホッコリ+島のミステリー
人気ベテラン俳優勢の若かりし頃も一挙大公開みたい✩
島の名の由来には、なるほど‎✩となった
ユヘジン サプ
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天命の城(2017年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

1636年冬 丙子の役 南漢山城での47日間 清との籠城戦
生きる為の道とは…
大臣ふたりのどちらも引かない論争の重苦しく冷たい空気作りと静かな勢い 台詞のぶつけ合いは偉観
パクヘイルの王と人
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殺されたミンジュ(2014年製作の映画)

4.1

このレビューはネタバレを含みます

시키는대로´言われた通りに´
復讐と併せた社会風刺
ひとりが演じる身近な悪
正義の仮装大賞✩
リーダーの秘めた優しさの様なものを感じた (元に帰したい、苦しみのはけ口の様な世界
権力や罪無い弱
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Aegwan Cinema(英題)(2021年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

1895年 愛館劇場
劇場を支えた人達、エンタメの聖地に魅了され夢追う人々への取材を主軸に映し出す劇場の歴史
劇場関係者,歌手,俳優,映画監督,小説家,現地住民etc

´観ることを愛する´
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反則王(2000年製作の映画)

3.0

このレビューはネタバレを含みます

シュッとしたソンガンホの軽やかな舞い
可笑しげなソンガンホのお祭り
何故か出来ちゃったコブラツイスト✩笑
本格的な技もあったりして目と心が忙しかった!
あれほど面白いプロレスがあったらまたみて
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コンクリート・ユートピア(2021年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

やり場のない憤りや心の解決が出来ない天災の中での、つらさをぶつけ合うようなストーリー
각자도생(各自生きる道を探す)ことや、
無政府社会を表してるようにもみえる
アパート差別と近年増加が続くアパー
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ダイ・バッド 死ぬか、もしくは悪(ワル)になるか(2000年製作の映画)

3.3

このレビューはネタバレを含みます

負のスパイラル
若者達の好奇心や勢い
仲間・家族の選択と救い出したい強い渇望

【暴力が呼ぶ暴力と、暴力が生む自滅、共滅】

リュスンボム俳優デビュー作品
リュスンワン スンボムは作中でも兄
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Project 577(英題)(2012年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

황해(哀しき獣)受賞時の公約を機に始まったプロジェクト
2011.11月 ソウル예술의전당(芸術の殿堂)から해남 땅끝(海南土地の端)577kmを20日間かけ仲間と歩く
ハジョンウのメンバー
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茲山魚譜 チャサンオボ(2019年製作の映画)

5.0

このレビューはネタバレを含みます

´民の為´の海洋生物学書『茲山魚譜』の著者 丁若銓(チョン・ヤクチョン)をベースとした伝記映画
「何故学問を?
人の道を得るためです」
「友を深く知れば己がより深くなる」
「ガンギエイのこと
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