のりっこさんの映画レビュー・感想・評価

のりっこ

のりっこ

47歳 人生のステータス(2017年製作の映画)

3.5

痛々しく見えるのは、自分にも当てはまるせいか。中年に差し掛かると、かつての友人や周囲の人の芝が青々と茂って見えるようになる。ただ、ブラッドにはとんでもなくクールな息子がいる。「僕は父さんを気にかけてる>>続きを読む

ゴールド/金塊の行方(2016年製作の映画)

3.0

禿げ散らかってて、ビールっ腹で、よれよれブリーフで、浴びるほど飲むマコノヒー。絵面が汚すぎる。終始、状況が不安定で何か良くないことが起こるに違いないという感がつきまとっててちょっと疲れた。嫁?彼女?か>>続きを読む

彼女たちの革命前夜(2019年製作の映画)

3.3

家父長制うんぬんではなく、夫の稼ぎだけでは子供を育てられないという事情から夫婦共稼ぎが当たり前となった昨今。それを見越した会社の若い男の子は、非正規社員の女の子には目もくれない。管理職のザ・おっさんは>>続きを読む

ハリエット(2019年製作の映画)

3.8

2時間、過酷な逃亡が続いたらどうしよう……って思ってたら、そうではなくてホッとしたのも束の間。なんと、自らまた戻る!!!驚いた。観てるだけでも辛いのに、なんて勇気なんや。この人すごい。奴隷の辛さを知っ>>続きを読む

ワンス・ウォリアーズ(1994年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

ものすごく荒削りな感じで、音楽の使い方とか演技とかが素人くさい。でも、興味深くて最後まで楽しく鑑賞できた。ラグビー?アメフト?の試合前にタトゥーの入った身体で部族的な祈り?踊り?をされてるのを見てかっ>>続きを読む

アネット(2021年製作の映画)

3.5

おもしろくなさそうと思いながら観始めたら、オープニングに惹かれた。「愛がたぎる」ってどーゆー意味?古舘寛治さんに似てるなぁ…と思ったら、たぶん、ご本人やった。テンション上がった。水原希子ちゃんも出てた>>続きを読む

悪なき殺人(2019年製作の映画)

3.3

なるほど。ぐるっとまわって、動物おぶってチャリ乗ってるお兄ちゃんまで戻って、更に進む。
伏線回収系は伏線追って楽しむけど、これは特殊なケースが多くて、うーん🤔奇跡?

バーナデット ママは行方不明(2019年製作の映画)

4.0

わたしの性別と年齢のせいか、とても面白かった。最初の娘の語りにある様に、パパはママのダイヤモンドな部分が見えなくなってしまっただけ。ありのままの姿で娘と親友になれる母親なんて、魅力的に決まってる。妻で>>続きを読む

ゴッドランド/GODLAND(2022年製作の映画)

3.3

アイスランドと書かれると自然が美しいんやろうな…陰鬱なんやろうな……と、ついつい気になってしまう。まさにそれやった。無邪気な犬と妹が絶妙。若さを感じさせない老け顔の青すぎる牧師。厳しい土地がとっても美>>続きを読む

アシスタント(2019年製作の映画)

3.5

おしゃれ映画かと思ったら。

ある。どこの職場でも。一切悪くないのに、何なら正しいのに,口挟んだ側が静かにめんどくさい奴扱いされるやつ。「それでどうしたいの?」って言われるやつ。モヤモヤを飲み込むこと
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人間の境界(2023年製作の映画)

-

ポーランドが、ウクライナからの避難民を友好的に迎えつつ、アフガニスタンやシリアからの避難民には水をかけて追い払うのをニュースで見た時は、え?ひどくない?って思った。でも、今作を観て、ポーランドに住む人>>続きを読む

プリシラ(2023年製作の映画)

3.7

ケイリー・スピーニーさんの知的さがなければただの若すぎたちょっと残念な女の子になってたはず。お見事。バズ・ラーマンの「エルヴィス」で、エルヴィス・プレスリーの魅力が理解できなかったわたし。今作のプリシ>>続きを読む

クレイヴン・ザ・ハンター(2024年製作の映画)

3.0

アーロン・テイラー=ジョンソンさん目当てで観る。雰囲気イケメンというか、味があるというか、色気があって好き。もっと彼を観たかったのに、その他の要素が多かったのかちょっと物足りなかった。大人の弟の容姿に>>続きを読む

アナイアレイション -全滅領域-(2017年製作の映画)

4.0

この監督、生きるのに疲れたけどギリギリ踏んばってるみたいな人が主役なことが多くて良い。数人で静かに展開されるのも良い。灯台に到着してからの展開がより一層謎やけど、嫌いじゃない。ハッピーエンドやのに、2>>続きを読む

野蛮なやつら SAVAGES ノーカット版(2012年製作の映画)

3.2

キャストが豪華。ブレイク・ライブリー、誘拐されるのまったく似合わない。あと三角関係の設定、要る?長いと思ったらノーカット版やった。

SISU/シス 不死身の男(2022年製作の映画)

4.0

おもしろかった。不死身の男に言葉は不要、行動で示すのみ!好き。

タイトルからして負ける気配がないからとっても安心して観れた。死ぬぐらいなら腹を針金で縫うのなんか平気やわなって思えてしまった。仕事でイ
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Cloud クラウド(2024年製作の映画)

3.5

黒沢清監督への信頼感があるからか、いろいろ謎はあったけど楽しめた。1人の転売ヤーを中心に人間の汚い面が描かれてたけど、さすが、邦画ならではのどん底の悲壮感がなくてとても良かった。菅田将暉くんは、服の着>>続きを読む

眠りの地(2023年製作の映画)

3.5

大好きな法廷もの。色々アメリカならではの事情が盛り込まれていて、ちょっと脱線ぎみで法廷シーンが物足りなかった。でも、アフリカ系のハングリー精神で成り上がった弁護士さんの小気味のいい陽気な感じは見てるだ>>続きを読む

フォールガイ(2024年製作の映画)

3.8

スルッとサラッと観るのによく出来ている。ライアン・ゴズリングを鑑賞するための作品。スタントマン、セクシーだね!

ジェイソン・モモアになっちゃった!

エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス(2022年製作の映画)

3.0

話題になってた頃から、面白くなさそうやなぁと思って観に行かなかった。それから数年、サブスク見放題になったから観てみた。かなりハードルは下がってたはずやけど、想像どおり面白くなかった。カンフーシーンが物>>続きを読む

ANNA/アナ(2019年製作の映画)

3.0

美貌も知性も元々あったなら…KGBに入る必要ありましたか?って疑問がずっと頭の片隅でふわふわしてしまった。またアナがずっと不機嫌で、あんまり楽しくない。リュック・ベッソンは、好みの女性にコスプレさせる>>続きを読む

ゴールド・ボーイ(2023年製作の映画)

3.5

中国のドラマのリメイクかな?ドラマに合わせて色味が緑がかってた。後半からはオリジナルストーリーになってて、登場人物の年齢設定が変えられてる理由があって、その辺からは、中国版と比較せずに観られたので面白>>続きを読む

チャレンジャーズ(2023年製作の映画)

2.0

テニスの話かと思ったら恋愛仕立てやった。しかもなかなかな三角関係。わたしは恋愛ものがあまり好きではない。ゼンデイヤの行動には深い意味があったのかもしれんけど、そこまで興味もわかず、終始、魅力的やけど嫌>>続きを読む

オペレーション・フォーチュン(2023年製作の映画)

3.3

アクションもキャラもちゃんとあるのに、なんか安っぽい。ガイ・リッチーに憧れてる人が撮った映画っぽい。いつもおしゃれやのに、その辺もイマイチやった。
ジョシュ・ハートネットなかなかおいしい役やったと思う
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マダム・ウェブ(2024年製作の映画)

3.0

アダム・スコット、好きです。良い人そうで。そしてユーフォリアのエロ姉ちゃん・シドニー・スウィーニー、眼鏡かけて優等生感出してるけど隠しきれないエロ。

蜘蛛系のコスチュームと言えば全身タイツなのね。安
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ドリーム・シナリオ(2023年製作の映画)

2.0

意味不明やなー、理不尽やなー、いつ面白くなるのかなーって思いながら観てたら、そのまま終わってしまった🫠なんやったん。

悪魔と夜ふかし(2023年製作の映画)

3.8

新しいスタイルで面白かった。こっち系の映画やとは思わずに見てたもん。少女がリアルにやばい子な感じで説得力あり。

マッドマックス:フュリオサ(2024年製作の映画)

4.0

安定した世界観、砂、メカ、油、丸刈り。これが観たかったってやつがちゃんとある。テディベアぶら下げたちょっとアホっぽいマイティ・ソーもおまけに付いてきてとても面白かった。クリス・ヘムズワースさんの特殊メ>>続きを読む

キラーヒート 殺意の交差(2024年製作の映画)

3.3

本格ミステリー風やのに、探偵の過去がやたら出てくるのが邪魔。ナレーションも探偵当人で、ちょっとキザというかくさいというか、それがジョセフ・ゴードン・レビットに似合ってないというか。ギリシャじゃなくても>>続きを読む

シビル・ウォー アメリカ最後の日(2024年製作の映画)

4.5

2025年2月、家で観る。トランプ大統領が2期目就任大暴れ中。副大統領からの3期目を狙ってるのでは?という話題から、今作が出てきて、俄然、観る気がわいた。
映画館で観ることが少なくなった今、鑑賞中、ス
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Birth/Rebirth(原題)(2023年製作の映画)

3.3

女の人は強い。って、思ってしまった。目的のためなら2人ともたくましすぎる(ぜんぜん褒めてない)。生々しくて目を背けたくなるシーンてんこ盛り。

「秘密を話しても良い?もっと私を構って」。手遅れになって
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Shirley シャーリイ(2019年製作の映画)

3.5

エリザベス・モス目当てでチョイス。気難しい中年作家が似合いすぎ。シャーリーの「男の子だといいわね。この世界は女の子には残酷すぎる」ってセリフが頭に残りまくる。そのセリフがラスト20分ぐらいからのローズ>>続きを読む

名探偵ポアロ:ベネチアの亡霊(2023年製作の映画)

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キャストがどんどん無名になっていくケネス・ブレナー版名探偵ポアロ。粋さもなく、ただただ陰気くさいと分かりつつも、観ずにはいられないほどに名探偵ポアロが好き。今作もやっぱり期待外れやった。台詞が頭に入っ>>続きを読む

インフィニティ・プール(2023年製作の映画)

2.5

これは、いかんな。アレクサンダー・スカルスガルドとミア・ゴスに頼りすぎやろ。ただただエログロナンセンスにすりゃいいってもんじゃない。おしゃれですらない。

オーダー(2024年製作の映画)

3.3

実話なだけあってエンタメ要素はニコラス・ホルトの顔面ぐらい。ジュード・ロウもすっかり渋い親父になっちゃって。ドラマでじっくりやってもらっても良いぐらいの死者数。

ナイトスイム(2024年製作の映画)

3.0

一言で言うと、ただの呪いのプール。
理屈は説明してくれない😗