のりっこさんの映画レビュー・感想・評価 - 5ページ目

ハッチング―孵化―(2022年製作の映画)

3.3

しまった。U-NEXTで配信されてるのにAmazonで100円払ってしまった。100円払った価値があるかというと…ない。サブスク見放題にふさわしい感じがする。わたしは美しい北欧の少女、お家、風景→不気>>続きを読む

バベットの晩餐会(1987年製作の映画)

4.0

食事を恋愛に変える料理人。その心は。肉体的欲求と精神的欲求も区別がつかなくなる。うまい!って思ってしまった。たしかに手間暇かけて気持ちのこもった美味しい食事は肉体的にも精神的にも満たされる。生涯、牧師>>続きを読む

アムステルダム(2022年製作の映画)

2.5

めっっちゃくちゃ豪華キャストやのに、まったくおもしろくない!まったく謎に興味がわかない!眠気が!各豪華キャストの登場シーンのみが見せ場かな。

聖地には蜘蛛が巣を張る(2022年製作の映画)

3.8

音楽で娯楽感出してて良いと思った。暗いヨガの音楽みたいな不気味な感じ。ただただ胸糞わるい話に多少の娯楽はありがたい。実際はどうやったんか知らんけど、今作では不本意ながらも犯人は罪を精算させられててスッ>>続きを読む

山の焚火(1985年製作の映画)

3.5

この先が気になるわ。

隔離された世界で年頃の姉弟を2人にしたら絶対あかんやろう。特に弟が純真無垢すぎる。どこかで実際に起こってそうな話やな…って思ってしまった。

秘密の森の、その向こう(2021年製作の映画)

4.0

この監督でどうやって過去に戻るSFになんの?!って思ったら、かなり自然な感じで成立しちゃってた。さすが。ネリーはおばあちゃんに「さようなら」が言いたかったんやな。

ただただ可愛い女の子2人の遊びに、
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ニューオーリンズ・トライアル(2003年製作の映画)

3.5

ジーン・ハックマン目当てで観る。ジョン・キューザックが陪審員予備軍に選ばれて喜んでて、なんで?って思ったらそういうことやったんか。目的が分からんままストーリーが進むから、彼らの行動にモヤりつつ…。現実>>続きを読む

サラの鍵(2010年製作の映画)

3.5

サラは鍵をかけたことで、生き残れた。でも、鍵をかけたことで、生きることができなかった。でも、サラから生まれた命もあり。

いくつかの作品を観てるけど、どの作品もほんとに辛い。戦争中だけでなく、後々まで
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カンバセーション…盗聴…(1973年製作の映画)

3.8

サスペンス…というには芸術的すぎる。ジーン・ハックマンが渋すぎてめちゃくちゃかっこいい。しょぼくれたハゲおじさんって思ってたら、なんかどんどんかっこよくて見えてくる不思議。だいたいの女は、影のある寡黙>>続きを読む

渇きと偽り(2020年製作の映画)

3.3

このレビューはネタバレを含みます

正統派サスペンス。ひとつ文句を言うと、登場人物が多いし時代を行き来するから誰が誰かっていう相関図が掴みづらい。この人誰よ…なおっさんがいっぱい出てくる。なおかつ、2つの事件まったく繋がってないっていう>>続きを読む

黙秘(1995年製作の映画)

4.0

好みドンピシャの人情派サスペンス。サスペンス好きには、核となる事件が起こってる側から種は分かってしまうレベルなんやけど、女主人とメイドの絆までは一見では分かるまい。やっぱり重厚感のあるサスペンスは俳優>>続きを読む

ずっとお城で暮らしてる(2018年製作の映画)

4.0

「ずっとお城で暮らしてる」タイトル良し。ひたすら従順な美貌の姉。クセ強陰キャラお下げの妹。やばめの車椅子の伯父。胡散臭いイケメン従兄弟登場で奇妙で穏やかな生活に亀裂が。どうなるかは薄々分かるんやけど、>>続きを読む

戦慄の絆(1988年製作の映画)

3.0

戦慄の絆。器用な兄と不器用な弟、2人で1人やったんやもん。

ブッチャー・ボーイ(1997年製作の映画)

3.8

邪悪って言葉では片付けられへん愛嬌がフランシー少年にはある。元気いっぱいの少年をみてるだけで元気出るわ。

MEN 同じ顔の男たち(2022年製作の映画)

4.5

最悪の状態で夫を亡くしたハーパーの物語。ハーパーの口から夫の死への思いが語られることはないけど、彼女のやり場のない、彼女自身も受け止めきれてない感情が全編に散りばめられてて、そのことだけがこの映画では>>続きを読む

幸せの答え合わせ(2019年製作の映画)

4.0

「華麗なる恋の舞台で」以来、アネット・ベニング氏が好きなわたし。今作も愛だの恋だの離婚だのに真正面から体当たりで向き合う大人の女性を演じていらっしゃる。個人的にはキャスティング◎。痛々しいけど、再起で>>続きを読む

アリス・スウィート・アリス(1977年製作の映画)

3.0

アリスと階下のデブ大家が惑わしてくるけど、わりとシンプル。ただただアリスとアリスの妹とアリスのお母さんのお顔が美しいのよ。

共謀家族(2019年製作の映画)

3.3

悪くないんやけどトリックを優先するあまり、事件の発端となった娘のレイプ被害が薄まってしまった感が気になった。優等生が集まるキャンプに参加して、飲み物に薬盛られてレイプされ、動画でゆすられる。挙げ句の果>>続きを読む

M3GAN/ミーガン(2023年製作の映画)

3.0

頭空っぽで観るのにちょうど良い。天才エンジニア・ジェマがアホすぎる。ミーガンの弱点はハードじゃなくてソフトやろ。もはや後半はロボではなくチャッキー。殺人鬼の魂宿してるって言われた方が説得力ある。ミーガ>>続きを読む

ザ・メニュー(2022年製作の映画)

3.3

世にも奇妙な物語的な?
ニコラス・ホルト氏のおかしすぎるキャラの説明がなさすぎて、彼が1番のホラーやった。ゲストの素性もシェフの素性ももうちょっと説得力のある説明してくれな、面白い!とは言えへんかなぁ
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逆転のトライアングル(2022年製作の映画)

4.0

カオスな人間模様が大好物なわたしにはとても面白かった。薄給と言われるメンズスーパーモデルたちを並べ、バレンシアガ→H&M→バレンシアガ…の底意地悪いループの幕開けにニヤッとしてしまった。
モデルの美男
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ゴーン・ベイビー・ゴーン(2007年製作の映画)

3.5

許せる許せないの基準が違うと厳しい。主人公は間違ってないけど、たぶん間違えた。

ベネデッタ(2021年製作の映画)

4.0

神の子ベネデッタが女として成熟し、性欲が芽生える。抗い続け、受け入れ、パンドラの箱が開く。権力への欲、肉欲、そして、ホンモノでありたい欲。美しい修道女姿のベネデッタに欲の皮がへばりつき、徐々にいやらし>>続きを読む

ヴィーガンズ・ハム(2021年製作の映画)

3.5

肉屋vsヴィーガン。強すぎる一方的な主張のせいで狩られるヴィーガンに同情できひんからものすごくサラッといける。嫁の割り切り方が肝やな。ガチのヴィーガンはこの映画を観てどんな気持ちになるんやろう…と思っ>>続きを読む

EO イーオー(2022年製作の映画)

3.8

わたしはNHK「72時間」を見ると市井に生きる人々の生々しさにしんどくなる。今作はロバから見た市井に生きる人間共。ズキズキするような生々しさも無感情なロバ目線で淡々と流れることでえらく人の営みが儚げで>>続きを読む

TAR/ター(2022年製作の映画)

3.8

衣装が好みドンピシャ。それだけで2.5時間まったく長くない。洗練されとる。

ター。主人公の苗字がタイトル。職業でもセクシャリティでもなくその人を見よってことなんやろう。転がり落ち方がまさに今の時代。
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レイヤー・ケーキ(2004年製作の映画)

3.0

ダニエル・クレイグ目当てで観はじめたらトム・ハーディーにベン・ウィショーがついてきた。特にベン・ウィショーが可愛い。それだけ。ガイ・リッチーに憧れてますって感じがした。抜きん出たセンスがないならお洒落>>続きを読む

バーバリアン(2022年製作の映画)

3.3

このレビューはネタバレを含みます

スカルスガルド家のメンズはわたしの目の保養。ビル・スカルスガルドを拝もうと思って見始める。先に宿にいた男性がイケメンかつ常識的で良い奴やったことで運を使い切った女性の話。怖い怖い、汚い哺乳瓶めちゃくち>>続きを読む

ブルー・リベンジ(2013年製作の映画)

3.5

ほんとにブルーな空気で地味にリベンジ。ものすごく地味な主人公が復讐って勢いのある言葉がまったく似合わへんまま復讐の旅が始まってしまった。画が良くてものすごくロードムービー感。ダイナーでの中年の姉と弟の>>続きを読む

グリーン・ナイト(2021年製作の映画)

4.0

ストーリーも画も美しい。陰影がすごい。全然理解できてないけど、ラスト15分で何のための旅かが理解できる。そんで、その音楽と映像のみで伝えてくるラスト15分がとびきり美しくて良い。デヴ・パテル氏が映えす>>続きを読む

アメリカン・ドリーマー 理想の代償(2015年製作の映画)

3.0

地味すぎて面白くない。オスカー・アイザックとジェシカ・チャスティンじゃなかったら挫折してたに違いない。好きな俳優オスカー・アイザックをただただ眺めた2時間。

ボス・オブ・イット・オール(2006年製作の映画)

3.0

ラース・フォン・トリアーに「さすが」って言われたいけど、あんまりやった。叫ぶ女の人と田舎の秋は蒸し暑いの人には笑った。やっぱラース・フォン・トリアーは性格悪いなぁ。

マンイーター(2007年製作の映画)

2.8

昼寝タイムに吹替で見るのにちょうどいい。とっても若いミワ・ワシコウスカ。

ワニって獲物狙う時グルルルルって鳴くんかな。やっぱサメやな。

悪童日記(2013年製作の映画)

3.8

意外にも面白かったし、観やすかった。何より悪婆が良い。丸々したフォルムに孫をメス犬の子どもと呼ぶ憎たらしさ。ラストの悪童たちの決断はなんか分かる。弱点があったら生きていけない時もある。

ブラッドシンプル ザ・スリラー(1999年製作の映画)

4.0

コーエン兄弟の長編デビュー作(ってU-NEXTの説明に書かれてる)観るしかない。
うまい。長編デビュー作はだいたい面白くない。かなりハードル下げて見始めたのもあるけど、さすが。うまい。今ほど味付けバッ
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名もなき野良犬の輪舞(2016年製作の映画)

3.5

ハラハラドキドキの潜入捜査モノが苦手なわたしでも落ち着いて観られたんやけど、これで良いのか?と心配になる。兄貴がちょっと軽い。潜入刑事が肝すわってて上手いことやりすぎちゃってる。女刑事がなんか腹立つ。>>続きを読む