映画初心者さんの映画レビュー・感想・評価 - 2ページ目

ダンボ(1941年製作の映画)

3.3

ディズニー長編4作目。白雪姫~バンビまでの5作の中でワースト。芸術性がかなり乏しく、かといってエンタメ性が高いわけでもない。全体的に露悪的で押しつけがましい。

初期ディズニー作品はアート性が強く、逆
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バンビ(1942年製作の映画)

4.2

ディズニー映画の『極み』みたいな作品です。圧倒的に「色」アニメです。

長編ディズニー5作目。めちゃくちゃアニメーションの力で引っ張る作品です。物語だけを見るなら大した面白さではありませんが、美しい色
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カモン カモン(2021年製作の映画)

4.6

極上。見ていて飽きることがなく、ずっと見ていれるような作品でした。素晴らしい。見始める前は「クレイマー、クレイマー」のような作品かと思っていましたが、全く違う作品でした。クレイマーよりこちらの方が好き>>続きを読む

パルプ・フィクション(1994年製作の映画)

4.2

タランティーノ監督の代表作。タランティーノと言えば、これかキルビルというイメージですがようやく本作を鑑賞。一言、面白かった!ただ、じわじわ面白くなるタイプで初動が遅い、そのため、序盤の待ちが長く感じた>>続きを読む

べイビーわるきゅーれ(2021年製作の映画)

3.3

「アクションが凄い!」という評判の作品。本当に役者さんのアクションは素晴らしかった! でも...それを映すカメラがアクションの迫力を阻害している感じが否めない。そんな作品でした。

ポスター見て初見は
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機動戦艦ナデシコ -The prince of darkness-(1998年製作の映画)

3.8

TV版最終話から数年後を舞台にした劇場版... ながらもTV版未鑑賞、でも面白さが、魅力がわかる! そういう意味で力強い作品だったんじゃないかと思います

セルアニメ末期の劇場アニメはやはり凄い! ウ
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雪山の絆(2023年製作の映画)

3.2

実際に起きた事故を丹念に描くと映画としての面白味が一切なくなる良い例。この尺でじっくり描いていることから体感映画の意図で作られてると思うので映画館向けですね。

世界的に有名な飛行機事故なため、どう面
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チキンラン ナゲット大作戦(2023年製作の映画)

3.5

続編あるあるの悪い所が露呈して無難な出来。

監督の変更、脚本家は継続の形で約25年ぶりに作成された続編。前作の直後から始まり、映像としてライティングがかなり強化され美しさがありました。

前作の主人
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チキンラン(2000年製作の映画)

4.5

ニックパーク監督の長編デビュー作品。面白過ぎでしょ。クレイアニメ=子供向けと思ってるほど見て欲しい傑作ですね!

脱走劇。人間に飼われた養鶏場を舞台にいかに鶏たちは脱走できるのかを描く王道なストーリー
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恋はデジャ・ブ(1993年製作の映画)

3.5

タイムループ系作品の代表作。まったりとした雰囲気なコメディ作品なため、だら~っとして見れる作品でした。2月2日が終わらない内容。たまたまその日に見れて良かったです

このジャンルの作品はアイデア力が勝
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グッド・ウィル・ハンティング/旅立ち(1997年製作の映画)

3.6

この映画の本質を描くために「数学の天才」である必要はあったのでしょうか

今日では名作と呼ばれる本作。実際に見てみるとその力強さはあまり感じず、普通に良い映画という雰囲気が漂っていました。脚本の出来、
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ヴィーガンズ・ハム(2021年製作の映画)

3.7

風刺ブラックコメディ作品。日本では「人狩り行こうぜ」と悪ノリキャッチコピーで漂うB級感。しかし、蓋を開けてみたらしっかりとした作品でした。アメリカ映画だったらもっとイケイケB級さが漂っていたと思います>>続きを読む

ワンス・アポン・ア・スタジオ 100年の思い出(2023年製作の映画)

3.5

100周年記念短編。今までのディズニー長編の作品キャラが全て登場。ただ言ってしまえばキャラがわちゃわちゃ集結してるだけの極上ファンムービーなだけであって、その作品を何回も見たいと思えるほど作品の力とし>>続きを読む

ゆめみのえ(2019年製作の映画)

3.1

質素な絵で動かす試みは面白いがアート作品としてそのベクトルと同じ「かぐや姫の物語」に完全に負けてしまっている残念さがある。短編アート作品が長編商業作品にルックで完敗は何とも。もちろん好みによるものです>>続きを読む

いわさきちひろ 〜27歳の旅立ち〜(2012年製作の映画)

3.4

いわさきちひろのドキュメンタリー。監督がNHK出身だけあって凄くNHKっぽさ全開。そのおかげか、リラックスして見ることが出来ました。

開始60分まではあまり知らないちひろの姿が浮かび上がっていく。そ
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窓ぎわのトットちゃん(2023年製作の映画)

4.6

このレビューはネタバレを含みます

八鍬監督作品。初監督作品からファンですので初日初回で見に行ってきました。とても素晴らしい、これは傑作でしょう。監督の最高傑作。すべてのセクションの方々素晴らしかった。どこをとっても素晴らしい、だからこ>>続きを読む

ギブリーズ episode2(2002年製作の映画)

3.8

ジブリによる実験アニメ。百瀬監督は短編の人だなぁと思います。

百瀬監督の最高傑作は「初恋」。色鉛筆と水彩の背景、朗らかで淡い色味のキャラクター。演出の切味、そして百瀬監督の持ち味の3DCGも活かされ
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Tomorrow's Leaves(2021年製作の映画)

3.0

オリンピックのために作られた映像, 感想が言いづらい映像作品です。

屋根裏のラジャー(2023年製作の映画)

3.3

試写鑑賞。子供のごっこ遊びに付き合わされているようでダルいなぁと思わされました。ポノック作品始まってから失敗続きで大丈夫なのでしょうか?一視聴者ですが不安になってきます。

ポノック作品。「メアリ」「
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或る旅人の日記(2005年製作の映画)

4.0

少しフシギな放浪記。全6話+1話。どれも短く見やすいですが、中でも2話、3話、6話、7話が好きです。ほぼ全部と言ってもいいのかも。

アーティスティックな作品ですが、だいぶこちらの方を見てくれている。
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ゴジラ-1.0(2023年製作の映画)

3.8

「悪い映画ではないが、シンゴジラが凄すぎた」この一言につきる

年に1回の映画の日にゴジラを鑑賞。ゴジラのテーマがかかると盛り上がり、作戦決行でワクワク、ただいつもの山崎映画の悪さが露見して盛り下がる
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劇場版ごん GON, THE LITTLE FOX(2019年製作の映画)

3.6

名作「ごんぎつね」をストップモーションで映像化。丁寧な映像化でしたが、丁寧すぎて尖ったところが無いように思えました。何より音楽が良かったですね。

優等生タイプの作品でした。ストップモーションとして凄
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晩春(1949年製作の映画)

4.0

「なるんだよ、幸せに」

小津安二郎監督作品。お嫁に行くことへの葛藤。前半はう~んという感じでしたが、開始45分頃から本質の話へと移り変わり、演出的な良さが出始めノレました。序盤にかけてノレていれば最
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ラ・ジュテ(1962年製作の映画)

4.0

名作SF短編映画。実験的な作品ですが大成功だと思いました。基本的に静止画+ナレーションで構成。基本的に「動かない」映像作品。強い脚本の力で乗り切り、かつナレーションの挿入のタイミングが絶妙で最高。吹き>>続きを読む

綿の国星(1984年製作の映画)

3.1

猫耳の歴史において名前が残っている作品。幼女+猫耳ということでそういったキャラが好きな人は歓喜するでしょう。

猫視点で描かれる日常。猫は擬人化され、80年代らしいまったりとした雰囲気が特徴。映画とい
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キリエのうた(2023年製作の映画)

4.3

岩井俊二監督作品。上映時間3時間かぁとなりつつもファンですので公開初日初回の回を見ました。3時間が一瞬すぎる。体感90分映画と同じくらいの疲労度で全然まだまだ見れる!となりました。いやぁ、面白い映画は>>続きを読む

夏至物語(1992年製作の映画)

3.1

リメイク版を鑑賞済み。オリジナル版は個人制作さが強い印象。お話はリメイク版とだいたい同じでモノローグばかりでロケーションも少ない。面白さは乏しい。90年代岩井作品は篠田撮影のイメージありましたが、この>>続きを読む

アイズ ワイド シャット(1999年製作の映画)

3.5

キューブリック監督作品。遺作。今までのキューブリック作品は暴力的なまでの表現があったような気がしますが、本作はパーティーシーンのみ。それ以外は高等なウディ・アレン作品、そして今敏風味を添えてという印象>>続きを読む

キューブリックが語るキューブリック(2020年製作の映画)

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過去鑑賞。印象に残っていないので凡庸なドキュメンタリーだったかもしれない。

西部戦線異状なし(1930年製作の映画)

3.6

「戦争だから、仕方ないのか」
1930年の作品ですが今見ても凄いカットがあります。反戦映画らしく若者視点から戦争の悲惨さが描かれる。思いのほか淡々としており、グッとくるシーンは特に無かった。リメイク版
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海がきこえる(1993年製作の映画)

4.0

theノスタルジー。ジブリが当時若手中心に作られた本作。作画はもちろんのこと、色と音楽が良いっ! TVSPとして作られたとは思えないほど上質な作品でした。ジブリが正式に日テレの一部になったのでこれから>>続きを読む

柳川堀割物語(1987年製作の映画)

3.2

高畑勲監督による異色作。アニメ監督が作ったドキュメンタリー。ドキュメンタリータッチではなく、ガチのドキュメンタリー、ナレーション2人の声もあいまって完全にNHKドキュメンタリーのノリになっている。>>続きを読む

クラック!(1981年製作の映画)

3.9

アカデミー賞短編賞受賞作品。高畑勲監督の著書で「木を植えた男」と並びよく登場する本作。「木を植えた男」ほどではなかったものの確実に良い作品でした。動く絵本を見ている体感。

ケベックに住む一家、そして
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オーシャンズ11(2001年製作の映画)

3.5

トントン拍子で進んで退屈しないが特に面白いっとはならない ラスベガスにドビュッシーの音楽がこんなあうとは

犯罪もの。ラスベガスにあるカジノの金を盗むために集団犯罪をする。それぞれの個性があり、その個
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それでも夜は明ける(2013年製作の映画)

3.7

アカデミー賞作品賞作品。長い作品ですが全く長さを感じなかった。見事。ただ、PLAN B作品でブラピ自身がめちゃくちゃ美味しい役を演じててズルくない?という印象。

テンポの映画。ゆったりとした映画なが
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ケイコ 目を澄ませて(2022年製作の映画)

3.2

これは...冒頭数秒で好き嫌いがはっきり分かれる作品でした。セリフが少なく、静かで冗長。よく言えば空気感を大事にした作品でした、何か惹きつけるものが非常に少なかった。口悪く言うと「意識高い系」

耳が
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