出演者がみんな良い演技しているのになぜかグダグダしていて見続けるのが辛かった。
純真な少女との出会いと恋とサスペンスと唐突なハードバイオレンスと面白い要素だらけなのに。
原作小説があるらしいので上手く>>続きを読む
最初から最後まで不条理なので意味とか理解する気にもならないスリラー風コメディ。シーンや登場人物に色んな意味があるのだろうけど、その密度が濃そうな雰囲気が分かるだけでお腹いっぱいなった。
ずっと真面目な>>続きを読む
大阪アンダーグランドの内輪ノリの露悪さを旬の実力がある役者がちゃんと再現してて、ちゃんと面白くなかった
過去と未来が並列に進行する80年代後半の新宿を舞台にした一晩の狂騒劇
ゴッドファーザー愛のテーマを弾いた事が発端となり少しずつ物語がグラグラと展開していき、その節々に音楽が奏でられ、音楽が映画を物語る>>続きを読む
デクスター・ゴードンのベテランミュージシャンの哀愁と芳醇な演奏でもう十分
まったりしたストーリーだけど全編が素晴らしい音楽と雰囲気に包まれていい気分でぼんやり観れる
ライブシーンは豪華なジャズメンが共>>続きを読む
チャーリー・パーカー(バード)役の人は顔は似てないけど体型がそっくりだった
奥さん(チャン)が制作協力しているみたいなので雰囲気とかはだいぶ近くしているのかなあ
終始クスリと酒で朦朧として大きな体をノ>>続きを読む
河合優美の手足の長さ、声、目つきとかから最適解を導いた様なカナというヒロインにオープニングのズームから目が離せなかった
カナの歩き方とか動きの細かいニュアンスやセリフ、カナに聞こえている音や音楽がカナ>>続きを読む
つかめそうでつかめない甘くてとろけそうな夢
現れる淡く美しい女達に心奪われる魔の時間
この映画の中で「小説」という店名の居酒屋が出てきて、そこでホン・サンスのアバターの様な映画監督がヒロインにこう言われる、あなたの映画はまるで短編小説ようだ、と。
磨かれた言葉で行間を豊潤に読ますのが良>>続きを読む
このレビューはネタバレを含みます
繊細な一人の青年の人生とintroductionという単語の多重な意味(導入、序奏、入門、紹介 等々)が符合する三つの場面が空白を置いて並べられ、映画では描かれないその空白が想像され淡く残る
終盤に>>続きを読む
日本映画史上に残る火照る静かな夏の風景と狂気飛び散る切ない死
緊張の線を少しづつ張り続けて最後に弾けて切れた後の虚無のような静寂に呆然とする
ドキュメンタリータッチで気だるくつかみどころのない「ジュリー」を描いたジュリーのプロモーション映画
つかみどころが無さすぎて意味が分からないシーンばかりだけど、ベッドシーンとかやたらとジュリーが裸にな>>続きを読む
内田百閒の随筆は全集を買うぐらいに好きだったけど、実写化されるとどうも気持ちが悪い。百閒先生の喜びや悲しみやシニカルさを素直に表す天真爛漫さにはうっとうしく感じつつ心が和んだけど、教え子達のじゃれ合い>>続きを読む
三島由紀夫の原作の外殻だけを残しエッセンスを無くしてしまっているけれど、現代劇として大幅にアレンジしてなんとかまとめて映画にしている。
金星人の橋本愛が「美」の象徴である金星人だと自覚してから神秘的で>>続きを読む
このレビューはネタバレを含みます
人間でもなく機械でもなく女でもなく男でも無く子供でもなく恋人でもなく他人であり家族でありダンサーであって消防士でもあり妊婦で殺人鬼
属性が融解した主人公のジャンルレスでストレスフルな物語の最後に残した>>続きを読む
きらびやかに見えるスターの生活の空虚さや退屈さを表現しようとしてるのは分かるけど、本当に退屈でながら観で早送りでも長すぎる100分弱だった
空虚を表現するのと空虚な表現は違う
冒頭の結婚式後に始まる中高年ボーイズトークがもう小津映画始まるよー!!って感じの清々しいまでの家父長っぷりで胸焼けがする
それにしても父役の左分利信が末娘に封建的の権化と言われるほどに極端に頑固だなっ>>続きを読む
ゲスい邦題とは見合わない美しい映像描写と恋愛ではない愛のメロドラマ
病に冒された彫刻家の夫を支える妻のふんわり包む様な愛も心を打つし、お金の為にヌードモデルを始めた町娘が次第に自分が関わる創作への愛>>続きを読む
同じくホン・サンス監督の「3人のアンヌ」の番外編
チョン・ユミがピュアピュアで可愛いすぎるけど冒頭の母とのやりとりが効いててふんわりとサスペンスが通底する
ベタなオチだけど、なんとなくヘンと思ってもホ>>続きを読む
なぜか演劇関係者が集うカフェで役者・作家の会話を盗み聞きして個人的なエッセイを書いている一般女性(多分演劇好き)が主人公の群像劇。
舞台で演技をしている役者達が日常でも本音を偽った会話をしているのを主>>続きを読む